4月19日 掛川新茶で走りながら寝た(笑)
25km近くで救急車が来まして、ストレッチャーが降ろされて、救急隊員が走って行きました。どうやら病人か怪我人らしいです。空気が緊迫しておりました。
これだけ暑いとやはりバタバタ倒れるんだなあ。
しばらくすると工場の横を走る本格的な坂道が。必死で走りましたが、阪神タイガースのオジサンが駆け抜けて行きました。だー負けたー!
ここからは本格的な坂道が出始めました。
坂道が始まると、汗を吸いまくった重たい柔道着の私は、とんでもなく疲れ始めた。
写真は26km地点での自撮りです。顔が疲れて来ております。残り16kmは大丈夫か?
足が上がらん。大正村クロカンで坂道を走った走力はどこ行ったんやあ!体が重くて前に行きません。
柔道着の重さがどんどん負担になってきます。ちょっとふらふらしてきた。
柔道着脱ぎたいよう。捨てて歩いて帰りたいよう。
27km地点の吹奏楽です(笑)。高校生に手を振ったら笑われました。演奏の邪魔してごめん!
いきなり28km地点の坂である。もう嫌(笑)。
歩いたり走ったりを繰り返しながら進んで行くが、平地の所を走っていると、いつの間にか意識が飛んでしまい、半分うつろうつろの状態で走っていた。時折はっと気がつく。運転中に短時間意識が飛んでしまうのと同じ状態。いかん、熱中症の初期の段階だ。意識が少しずつ跳びはじめている。カッコつけて「意識が跳んだ」と書いてはいるが、要は寝てた(笑)。
いざという時にウエストポーチに持っておいたスポーツドリンクを、一気に全部あけた。これで少しは回復。
またもや坂道(笑)。
平地を走ってる時にとうとう足が攣った。予想通りの左足である。
やってしまった~!
30km地点のエイドの救護室の前で、一旦へたり込んだ。救護室を使わせてもらおう。
入ろうとすると、がお年寄りの方が何人かおられたので、やっぱり止めにした。どうやら私よりも重症みたいです。俺が使うのは悪いなあ。やっぱり救護を使うの止めよう。
熱もなさそうなので、ちょっと休んでから、給水の水をお願いして、頭からぶっかけて貰った。これが効いた!
「冷たえええ!」
頭がしゃっきりした。眠気が冷めた。
「もう一杯!」
頭から大型の柄杓で被せてもらった水は、首から下まで流れ降りて、全身を冷やしてくれた。結局4杯被りました。
「気持ちいい!最高!」
あーすげえ効いた。これが一番の治療方法だ(笑)。
よっしゃあ!何とか行けそうだ。これで熱中症も吹き飛んだ!
皆さん私のバカさ加減を笑ってください。確かに荒療治で頭と体の熱は取れました。半分うつらうつらしてる眠気も完全に吹っ飛びました。普通なら、「良かった良かった万々歳!」で治まるのですが・・・。
大型の柄杓(1リットルぐらい入るやつ)を4杯被ったんですよ。
で流れ落ちる水のかなりの部分が、柔道着に吸い取られる・・・柔道着べたべた。
俺はアホだあ!
うわああ、柔道着は洗濯した後の脱水前の状態に近くて、一気に1~2kg重くなってもうた!もうビタビタ。
これじゃあ重くてまともに走れん(でも自業自得だよ)。
上半身の上着は鉛のように重くなってしまった。袖周りが完全に上がらん。
問題は下穿き(ズボン)。びちゃびちゃの下穿きが太腿に完全密着。じぇんじぇん動きましぇん!
こりゃあまともに走れんわ(泣)。
これ以降は熱中症対策とびちゃびちゃズボン対策で、坂道の登りは全部歩き(笑)、下りと平地は走る事にしました。平地も続けざまに走ってるとピクピクして攣りそうになるので、1km感覚で走りと歩きを交互に繰り返しました。
先程の水を被ったためビショビショになった柔道着は、体をどんどん冷やしてくれました。特にズボンはヒヤッとして気持ちが良いくらい。怪我の功名です。これ以降は意識が跳ぶ事も無くなった(笑)。
名付けて冷却柔道着!わははは!でも重い。
31.5kmの関門です。残り10kmちょいを1時間50分で行けばよい。何とかギリギリ完走できそうです。周りのランナーさんも半分以上歩いてます。坂道になると殆んどの方が歩いておりました(笑)。
ちょっと行くと、戦国汁ステーションが見えました。去年は遅すぎたので結局食べれませんでしたが、今年も諦めてます。笑うしかない。
が、結果的に戦国汁より嬉しかったのだ。というのは、汁が無くなった後は、スポーツジェルを配っておったのです。
熱中症とスポーツドリンクの強制補充で、かなり胃がやられてたので、もし戦国汁が残ってたとしても、多分食べれなかったと思います。
私よりずっと速い嫁さんは、
「暑さで胃がやられて、戦国汁はきつかったわー!」
と後で言っておりました。
冷えたジェルは凄くおいしかったです。
一番感動したのが、ジェル配っていた十数人が、全員若い綺麗なお姉さんだった事!(←そこかよ)
手渡しで貰いましたが、こんな所に美女軍団がいるとは思いませんでした。ジェルの会社のキャンペーンガールだったのかな?
皆さんが、
「頑張って下さいね❤」
「すごいですねー!暑くないですか?」
もうオヤジでれでれ(笑)。元気出たー!(←単純)
33km地点の自分撮りです。水を被って熱中症は無くなったものの、ここで再び足を攣りました。攣った直後のもだえ苦しんでる自分です(←マゾです)。
屈伸してしばらく行くと、こんな看板が・・・。
その後ろにももう一つ看板が・・・。反応する余裕がありません(笑)。普段ですと感心したり喜んだりするんですが、心がやさぐれておりまして(笑)、
「けっ!走らん奴はいい気なもんだな。好き勝手言ってよー」
と思ってしまった。荒れてます。
足を攣らないよう騙し騙し歩いたり走ったりを繰り返しております。
35.5km地点の関門です。関門まで残り9分です。
この時に、隣のランナーさんに話しかけられました。お互い早足で歩いたり走ったりを交互に繰り返しておりますので、ほぼ似通ったペースです。
「それは柔道着ですよね。重くないですか?暑くないですか?」
「いやもう汗を吸って、ズボンが足にべっとりで、まともに走れんのですわあ」
「私も昔やっておったんですが、何でまたそんな恰好で?」
3年前に子供と一緒に柔道を始めて・・・かくかくしかじか・・・黒帯を取った記念にフルマラソンを走ろうと思いまして・・・で飲み会で宣言してしまって後に引けず、いま物凄く後悔しております・・・。
「いやーあなた、人のやらない事を挑戦するって素晴らしい事ですよ」
やらない理由がわかります。こんな馬鹿げた事を普通の人はしない(笑)。
その40歳代の方は、学生時代ずっと柔道をしていたとの事です。私の柔道着にプリントした、「精力善用・自他共栄」という言葉を見て、大笑いされておりました。
「まさしくその言葉通りですよ。エネルギーを善い事に使ってられるし、自分も観客の皆さんも楽しませておられる。自他共栄です(笑)」
褒められてるのかどうかよく分らんが、嫁や子供にはバカにされてる仮装ランが、「自他共栄」で役にたってるかもしれない(笑)。
37.5kmのコンビニとエイドを過ぎて、集落の中の通り道を行く。39km地点で、何と私設エイドがありました!
お姉さんがランナー達に、冷たいこんにゃく畑などを配っております。天使です。
「すいません、氷をいただけますか?」
こんにゃく畑を冷やしてた氷をいっぱい頂きました。その氷を柔道着の背中に入れた。
「ひょえええ~!冷たい!」
再び目が覚めた(笑)。
残り3km。天使のようなお姉さん、ありがとう!もう25歳ほど若かったら、その場で結婚を申し込んでたと思う。
私は若い頃は、病院なんかで看護婦さんに親切にされただけで、結婚を申し込もうと、思いつめてしまう惚れっぽい男です(笑)。
何とかゴール目指して行くべえ。ラストです。
残り3kmで、残り時間も30分しかありません。果たしてゴールできたのか?
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25km近くで救急車が来まして、ストレッチャーが降ろされて、救急隊員が走って行きました。どうやら病人か怪我人らしいです。空気が緊迫しておりました。
これだけ暑いとやはりバタバタ倒れるんだなあ。
しばらくすると工場の横を走る本格的な坂道が。必死で走りましたが、阪神タイガースのオジサンが駆け抜けて行きました。だー負けたー!
ここからは本格的な坂道が出始めました。
坂道が始まると、汗を吸いまくった重たい柔道着の私は、とんでもなく疲れ始めた。
写真は26km地点での自撮りです。顔が疲れて来ております。残り16kmは大丈夫か?
足が上がらん。大正村クロカンで坂道を走った走力はどこ行ったんやあ!体が重くて前に行きません。
柔道着の重さがどんどん負担になってきます。ちょっとふらふらしてきた。
柔道着脱ぎたいよう。捨てて歩いて帰りたいよう。
27km地点の吹奏楽です(笑)。高校生に手を振ったら笑われました。演奏の邪魔してごめん!
いきなり28km地点の坂である。もう嫌(笑)。
歩いたり走ったりを繰り返しながら進んで行くが、平地の所を走っていると、いつの間にか意識が飛んでしまい、半分うつろうつろの状態で走っていた。時折はっと気がつく。運転中に短時間意識が飛んでしまうのと同じ状態。いかん、熱中症の初期の段階だ。意識が少しずつ跳びはじめている。カッコつけて「意識が跳んだ」と書いてはいるが、要は寝てた(笑)。
いざという時にウエストポーチに持っておいたスポーツドリンクを、一気に全部あけた。これで少しは回復。
またもや坂道(笑)。
平地を走ってる時にとうとう足が攣った。予想通りの左足である。
やってしまった~!
30km地点のエイドの救護室の前で、一旦へたり込んだ。救護室を使わせてもらおう。
入ろうとすると、がお年寄りの方が何人かおられたので、やっぱり止めにした。どうやら私よりも重症みたいです。俺が使うのは悪いなあ。やっぱり救護を使うの止めよう。
熱もなさそうなので、ちょっと休んでから、給水の水をお願いして、頭からぶっかけて貰った。これが効いた!
「冷たえええ!」
頭がしゃっきりした。眠気が冷めた。
「もう一杯!」
頭から大型の柄杓で被せてもらった水は、首から下まで流れ降りて、全身を冷やしてくれた。結局4杯被りました。
「気持ちいい!最高!」
あーすげえ効いた。これが一番の治療方法だ(笑)。
よっしゃあ!何とか行けそうだ。これで熱中症も吹き飛んだ!
皆さん私のバカさ加減を笑ってください。確かに荒療治で頭と体の熱は取れました。半分うつらうつらしてる眠気も完全に吹っ飛びました。普通なら、「良かった良かった万々歳!」で治まるのですが・・・。
大型の柄杓(1リットルぐらい入るやつ)を4杯被ったんですよ。
で流れ落ちる水のかなりの部分が、柔道着に吸い取られる・・・柔道着べたべた。
俺はアホだあ!
うわああ、柔道着は洗濯した後の脱水前の状態に近くて、一気に1~2kg重くなってもうた!もうビタビタ。
これじゃあ重くてまともに走れん(でも自業自得だよ)。
上半身の上着は鉛のように重くなってしまった。袖周りが完全に上がらん。
問題は下穿き(ズボン)。びちゃびちゃの下穿きが太腿に完全密着。じぇんじぇん動きましぇん!
こりゃあまともに走れんわ(泣)。
これ以降は熱中症対策とびちゃびちゃズボン対策で、坂道の登りは全部歩き(笑)、下りと平地は走る事にしました。平地も続けざまに走ってるとピクピクして攣りそうになるので、1km感覚で走りと歩きを交互に繰り返しました。
先程の水を被ったためビショビショになった柔道着は、体をどんどん冷やしてくれました。特にズボンはヒヤッとして気持ちが良いくらい。怪我の功名です。これ以降は意識が跳ぶ事も無くなった(笑)。
名付けて冷却柔道着!わははは!でも重い。
31.5kmの関門です。残り10kmちょいを1時間50分で行けばよい。何とかギリギリ完走できそうです。周りのランナーさんも半分以上歩いてます。坂道になると殆んどの方が歩いておりました(笑)。
ちょっと行くと、戦国汁ステーションが見えました。去年は遅すぎたので結局食べれませんでしたが、今年も諦めてます。笑うしかない。
が、結果的に戦国汁より嬉しかったのだ。というのは、汁が無くなった後は、スポーツジェルを配っておったのです。
熱中症とスポーツドリンクの強制補充で、かなり胃がやられてたので、もし戦国汁が残ってたとしても、多分食べれなかったと思います。
私よりずっと速い嫁さんは、
「暑さで胃がやられて、戦国汁はきつかったわー!」
と後で言っておりました。
冷えたジェルは凄くおいしかったです。
一番感動したのが、ジェル配っていた十数人が、全員若い綺麗なお姉さんだった事!(←そこかよ)
手渡しで貰いましたが、こんな所に美女軍団がいるとは思いませんでした。ジェルの会社のキャンペーンガールだったのかな?
皆さんが、
「頑張って下さいね❤」
「すごいですねー!暑くないですか?」
もうオヤジでれでれ(笑)。元気出たー!(←単純)
33km地点の自分撮りです。水を被って熱中症は無くなったものの、ここで再び足を攣りました。攣った直後のもだえ苦しんでる自分です(←マゾです)。
屈伸してしばらく行くと、こんな看板が・・・。
その後ろにももう一つ看板が・・・。反応する余裕がありません(笑)。普段ですと感心したり喜んだりするんですが、心がやさぐれておりまして(笑)、
「けっ!走らん奴はいい気なもんだな。好き勝手言ってよー」
と思ってしまった。荒れてます。
足を攣らないよう騙し騙し歩いたり走ったりを繰り返しております。
35.5km地点の関門です。関門まで残り9分です。
この時に、隣のランナーさんに話しかけられました。お互い早足で歩いたり走ったりを交互に繰り返しておりますので、ほぼ似通ったペースです。
「それは柔道着ですよね。重くないですか?暑くないですか?」
「いやもう汗を吸って、ズボンが足にべっとりで、まともに走れんのですわあ」
「私も昔やっておったんですが、何でまたそんな恰好で?」
3年前に子供と一緒に柔道を始めて・・・かくかくしかじか・・・黒帯を取った記念にフルマラソンを走ろうと思いまして・・・で飲み会で宣言してしまって後に引けず、いま物凄く後悔しております・・・。
「いやーあなた、人のやらない事を挑戦するって素晴らしい事ですよ」
やらない理由がわかります。こんな馬鹿げた事を普通の人はしない(笑)。
その40歳代の方は、学生時代ずっと柔道をしていたとの事です。私の柔道着にプリントした、「精力善用・自他共栄」という言葉を見て、大笑いされておりました。
「まさしくその言葉通りですよ。エネルギーを善い事に使ってられるし、自分も観客の皆さんも楽しませておられる。自他共栄です(笑)」
褒められてるのかどうかよく分らんが、嫁や子供にはバカにされてる仮装ランが、「自他共栄」で役にたってるかもしれない(笑)。
37.5kmのコンビニとエイドを過ぎて、集落の中の通り道を行く。39km地点で、何と私設エイドがありました!
お姉さんがランナー達に、冷たいこんにゃく畑などを配っております。天使です。
「すいません、氷をいただけますか?」
こんにゃく畑を冷やしてた氷をいっぱい頂きました。その氷を柔道着の背中に入れた。
「ひょえええ~!冷たい!」
再び目が覚めた(笑)。
残り3km。天使のようなお姉さん、ありがとう!もう25歳ほど若かったら、その場で結婚を申し込んでたと思う。
私は若い頃は、病院なんかで看護婦さんに親切にされただけで、結婚を申し込もうと、思いつめてしまう惚れっぽい男です(笑)。
何とかゴール目指して行くべえ。ラストです。
残り3kmで、残り時間も30分しかありません。果たしてゴールできたのか?
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