他の多くの技能と同じように、読む力は読むことによって育まれるはずである。そこに指導者が手を加える余地があるとすれば、素材の内容、レベル、与えるタイミング、与え方などをなるべく適切なものに揃え致命的な失敗を未然に防ぐことだろうか。ここがうまくいかなければ発達の効率性は失われ、最悪の場合には学習者が読むことをを嫌うようになりうる。このメカニズムも他技能の場合と同様で、スキーや自転車など挑戦したことはあるものの苦手だという人は、習得を目指す過程で問題を起こした何か決定的な原因があったのではないかと想像する。
長州フォーラムでの徳山高専の高橋愛先生と、以前に聞いた香住丘の永末先生のお話から刺激を受け、リーディング指導の新しい企画を試験的に試みている。授業の導入として250語前後の文章を起立して読ませ、クラスの2/3程度が読み終わり着席した段階で、再読できないように課題文をしまわせる。その後、文章の肝になる情報を日本語で問う。生徒はその問いの答えを日本語で小さな紙片に記述する。
香住丘のように、わざと与える文章の難易度をジグザグに揺らすことにより多様な生徒に対応できるように工夫する。今のところ生徒には好評。後は結果が伴うことを祈るのみです。さて、どうなることやら。
長州フォーラムでの徳山高専の高橋愛先生と、以前に聞いた香住丘の永末先生のお話から刺激を受け、リーディング指導の新しい企画を試験的に試みている。授業の導入として250語前後の文章を起立して読ませ、クラスの2/3程度が読み終わり着席した段階で、再読できないように課題文をしまわせる。その後、文章の肝になる情報を日本語で問う。生徒はその問いの答えを日本語で小さな紙片に記述する。
香住丘のように、わざと与える文章の難易度をジグザグに揺らすことにより多様な生徒に対応できるように工夫する。今のところ生徒には好評。後は結果が伴うことを祈るのみです。さて、どうなることやら。