TUJがクラッシェンの特別講義の様子をYou Tube 上で視聴できるようにしている。クラッシェンも奨励する多読法はSSR(Sustained Silent Reading)と呼ばれるもの。好きなものを読む、面白くなければ止めるなど、日本でもお馴染みの多読法と大きな違いはない。
読むことを中心に外国語を習得した人物の例として講義の中で、Lomb Katoという通訳者が紹介されている。有名な人物らしいが私は知らなかった。Wikipediaにも出ているのでご存じの方も多いのでしょうね。
クラッシェンによれば、彼女は20代から学び始めた17カ国語を操るマルチリンガルで、言語習得の過程において目標言語の読書を通じてつけた力が大きかったらしい。そう言えば以前のエントリーでも触れたが、ピーター・フランクルも読書で外国語を学んだとNHKの番組で言っていた。日本語での読書は語と語の切れ目にスペースがないので苦労したという話が印象に残っている。
クラッシェンは54歳の時に彼女に会いまだ若いからもっともっと言葉を学べるわねと言われたそうだ。Wikipediaの英語版にもそのことが記述されている。その後、外国語を学び続けているというクラッシェンもやはり偉大であり一言語教師として見習うべき存在だと思う。
「自発的に」というところが多読指導の一つの肝であることは間違いないが、読む楽しみさえ共有できれば与える側が用意した素材でも、さほど効果に差は出ないのではないだろうか。良い文章を集めて授業で読みを共有する楽しさを当面は追求し続けたいと思っている。
読むことを中心に外国語を習得した人物の例として講義の中で、Lomb Katoという通訳者が紹介されている。有名な人物らしいが私は知らなかった。Wikipediaにも出ているのでご存じの方も多いのでしょうね。
クラッシェンによれば、彼女は20代から学び始めた17カ国語を操るマルチリンガルで、言語習得の過程において目標言語の読書を通じてつけた力が大きかったらしい。そう言えば以前のエントリーでも触れたが、ピーター・フランクルも読書で外国語を学んだとNHKの番組で言っていた。日本語での読書は語と語の切れ目にスペースがないので苦労したという話が印象に残っている。
クラッシェンは54歳の時に彼女に会いまだ若いからもっともっと言葉を学べるわねと言われたそうだ。Wikipediaの英語版にもそのことが記述されている。その後、外国語を学び続けているというクラッシェンもやはり偉大であり一言語教師として見習うべき存在だと思う。
「自発的に」というところが多読指導の一つの肝であることは間違いないが、読む楽しみさえ共有できれば与える側が用意した素材でも、さほど効果に差は出ないのではないだろうか。良い文章を集めて授業で読みを共有する楽しさを当面は追求し続けたいと思っている。