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「千島物」八戸港で“最後の販売” 「赤物の灯消さないで・・・」復活望む声も

2014-12-21 16:52:43 | 政治

デーリー東北新聞社 より転載

「千島物」八戸港で“最後の販売” 「赤物の灯消さないで・・・」復活望む声も

デーリー東北新聞社 12月21日(日)11時10分配信

「千島物」八戸港で“最後の販売” 「赤物の灯消さないで・・・」復活望む声


 八戸港所属の中型底引き網船1隻が20日、ロシア千島海域から帰港し、キンキンやメヌケなどの鮮魚約2・5トンを水揚げした。同港所属船は今年限りで、同海域での操業から撤退。来年以降の見通しは立っていない。当面途絶えることになった、お盆や正月向けに取引された赤物を含む「千島物」。“最後の販売”が行われた八戸市第2魚市場では、水産関係者から長年親しんできた魚を惜しみ、復活を望む声が上がった。
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競り高値

午前7時。当面機会がなくなる販売を見ようと、多くの買い受け人や市場関係者らが集合。競り人も「悔いのないように」と呼び掛けた。仲買業者の一人は「いくらで買えるのか、予想は難しい」としながらも、「何でも買うつもりで参加する」と臨んだ。

 水揚げしたのは第81久栄丸(160トン)。12日に出港したが、悪天候の影響で思うように操業できず、予定より早く帰港を余儀なくされた。

 所有する久栄漁業(同市)の関係者は、無事帰港した乗組員をねぎらいつつ、「満足に稼げなかったのは残念。しけがなければもっと続けられたが…」と悔しさをにじませた。

 競りの結果、キンキン(5キロ)は高値が20匹入り4万4千円、コウジンメヌケ(10キロ)は3匹入り3万5千円。キンキンは2011年12月下旬の販売時を4割ほど上回るなど、上場数量が少ない要因も重なり、相場は高値傾向となった。
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東北になじみ深く

 同港所属船による同海域での操業は旧ソ連時代に始まり、お盆や正月などに合わせて赤物やカレイ類を水揚げ。質が良く、高級魚として重宝された。特にキンキンは、正月に食べる旬の魚として東北地方でなじみが深く、市場や鮮魚店を彩ってきた。

 市水産事務所によると、中型船が昨年水揚げした赤物(キンキン、アカウオ、メヌケ類)約300トンのうち、千島物はおよそ6割。供給量の半数以上を占めていた。

 「年の暮れやお盆前に、赤物が店頭に並ぶと華やいだ。色が薄くなるだけに、買えなくなるのは残念としか言いようがない」。市内の鮮魚店関係者は影響を懸念する。

「商売ができない」

 千島の赤物を扱ってきた販売側は今後、近海物のほか、北海道産、ロシアや北米からの輸入品で代用することになりそうだ。しかし、近海物は量が少なく、輸入品は輸送コストが掛かる上、品定めをせずに仕入れることへの不安も生じる。

 水産関係者は「年々高根の花にはなっていたが、どこから持ってくるにしても、今より高くなるだろう。楽しみにしている人が、気軽に手を出しにくくなりそうだ」と指摘する。

 鮮魚店主は「店も売り上げを作れなくなる」とし、「何とか復活して、八戸で千島の赤物の灯を消さないでほしい」と願った。

 赤物だけでなく、カレイ類など“黒物”が入らなくなることへの失意も大きい。ある仲買業者は「千島の魚で食っている市内の業者は、八戸のハマからしか買えない。商売ができなくなる」と深刻な影響に険しい表情を浮かべた。
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デーリー東北新聞社

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