負傷



9月12日の稲刈りの際の「ちょっとしたトラブル」が,これ

稲刈りに使うノコギリ鎌を初めて持ったのは,確か小学校高学年の頃,それから幾年月,初めてザックリとやってしまった。

稲刈りは基本的にコンバインで行うが,圃場の四隅を予め少し刈っておく必要がある。
コンバインはキャタピラを履いているので,ほぼ直角に曲がることができるが,その回転スペースを確保するためだ。

で,いつもの通りザクザク稲を手刈りしていたのだが,

あれ?? 何で小指がノコギリ鎌の刈り取り線上にあるんだ?? あ・・・ 鎌を振り切っちゃった・・・
あ・・・ 真っ赤な血が滴ってきた・・・

この間0.2秒

我に返り,慌てて傷口を抑えたが,結構深くやったようで出血は増すばかり。
作業服のまま,奥さんに病院まで送ってもらう。


病院に着くと,5分も待たずに処置室に通される。

「あー 結構深く切っちゃってますね。ちょっと押さえてて下さい」と,洗浄と消毒をしてくれた看護師さん。

すぐに年配の先生が来て,「じゃ,こっちに来てこの上に寝て」と,手術室のベッドに寝かされる。
しかし,こっちは作業服のまま。いいのか,こんな汚れた格好で?? と思いつつ,ベッドに寝て,「指の手術台」に腕を乗せる。

「麻酔するね。痛いよ」と,麻酔の注射を小指にされる。ホントに痛かった。
ほどなくして痛みがなくなる。

「じゃあ傷を綺麗にして縫うね」と,何やらゴリゴリ,グリグリされる。流石に手術を眺める勇気はない。

「はい,終わり。包帯は圧迫して巻くので,少し痛いかもしれないよ」と,先生。手術は15分くらいで終わる。

「毎年,この時期には鎌やら機械やらで切っちゃう人が2,3人来るんだよね。それも年配の人ばっかり。若いのはこないな」とは,先生の談。
確かに,鎌は慣れるまでは慎重に扱う。慣れて,怪我など想像もしなくなってからが危ないのかもしれない。

という訳で,3針縫う。イタタ・・・


しかし,小指と言えど色々と不都合がある。
傷は濡らしてはダメとのことなので,風呂や洗面が面倒。
タイピングもつい小指を使ってしまい,ミスを連発。

一番は,車の運転中だ。小指は当然ハンドルに添えることはできず,立ったまま。
そのため,ハンドルを切るとワイパーレバーに接触してしまう。今のフロントガラス,スジスジだらけ・・・
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