CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ)

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旧ハッサム邸 in 相楽園 on 2016-5-3

2016年05月06日 06時13分01秒 | 神戸情報
2016年5月3日、相楽園内の旧ハッサム邸の内部が公開されており写真を撮らせて
いただきましたので紹介します。

Wikipediaより旧ハッサム邸に関する説明を転記します(一部追加)
旧ハッサム邸は明治35年(1902)に神戸市中央区北野町2丁目の旧ドレウェル邸
(ラインの館)北側にインド系イギリス人貿易商J.K.ハッサム(J.K.Hassam)の
邸宅として建てられた。
昭和36年(1961)に当時の所有者である神戸回教寺院が神戸市に寄贈し、
昭和38年(1963)に元町の山手にある相楽園内に移築保存され、神戸における
近代洋風建築保存の先駆けとなりました。
設計はシュエケ邸や門邸など数々の異人館を手がけたA.N.ハンセル
(Alexander N. Hansell)といわれている。約400㎡の2階建ての洋館、当時の
調度品が保存されています。
1階がアーケード式(アーチを連ねた形)、2階がコロネード式(列柱式)で、
邸の外観上の特徴になっている。
明治時代の異人館の特徴を伝える名建築として評価され、1961年6月7日に
国の重要文化財に指定されている。
1995年の阪神・淡路大震災では、煉瓦積の煙突が室内配膳室に落下するなどの
被害があったが修復され、現在に至る。落下した煙突は震災の記録として前庭の
一角に展示されている。
前庭に建つ2本のガス灯は1874年頃に旧居留地の街灯として設置された、
現存する日本最古級のガス灯である。


The Hassam house inside Sorakuen Garden was built as the residence
Mr.J.K. Hassam in 1902. J.K. Hassam was an English trader of Indian origin.

The house originally stood in the north of old Drewell house(Rhine House )
in the Kitano-cho area of Kobe.

The house was moved to its present location in 1963 after donated to the
city goverment.

It is said the house designed by Alexander Nelson Hansell who works
Choueke House,Inui house and other many foreign concession.

The bulding has two floors total 400 sq.meter space,1FL is Archeid style
and 2FL is Coronade style specified.

In June 7th,1961 Hassam's House designated an important cultural property
by the Japanese goverment.





上の2枚の写真は旧ハッサム邸の外観です。


上の写真は阪神淡路大震災で落下した煙突


上の石碑は昭和38年(1963)10月1日に相楽園に移築されたことを記録する
ために神戸市によって設置された石碑。


上の写真は旧ハッサム住宅の平面図。

平成19年(2007)から1年余りかけて修理が行われました。
屋根の葺き替え、天井の漆喰塗り替え、外部塗装、窓やドアの歪みの調整など
が施工されました。

旧ハッサム邸が改修終え公開中 の2009年4月28日に写真を撮ってブログ記事を
書いていますのでリンクしておきます。
  旧ハッサム邸が改修終え公開中




上の2枚の写真は現地の説明板です。


上の写真は1階 入り口 右手の応接室


上の写真は1階裏手にある厨房、使用人室の建物














上の7枚の写真は建物内部の風景


上の写真は2007年~2009年の修理に関する資料の説明板



上の写真は旧ハッサム邸近くの旧小寺厩舎

現地の案内板より引用させていただきます。
「この建物は相楽園の所有者であった元神戸市長小寺謙吉氏が明治43年
(1910)頃厩舎としてこの地に建てたもので、園内に残る創建当初の
数少ない遺構の一つです。構造は、煉瓦造りの1階に木造の小屋組をのせた
ドイツ風の重厚な造りで正面1階は馬車庫、2階は厩務員の宿舎、東側は
吹き抜けの高い天井をもつ馬房となっています。
これだけの規模と構造をもつ厩舎は全国でも例がなく、設計者河合浩蔵
(明治・大正期官庁建築を中心に関西で活躍した建築家。
神戸地方裁判所も彼の作品)の代表作の一つに数えられるものです。
昭和55年(1980)には建物の詳しい設計図が60枚見つかり、貴重な
資料として建物とともに重要文化財に指定されました。」
円形の塔屋、急勾配の屋根や屋根窓、豊富な切妻飾りなど変化に富む意匠。」


当日(2016-5-3)は尺八・三絃・筝による邦楽ライブが行われていました。


上の写真は山野草の展示。


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