CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ)

神戸・岩国の最新情報を中心に紹介していきます。歴史や時事について調べた結果を紹介。

錦帯橋の笠木、通貫、土台

2005年07月31日 05時16分11秒 | 岩国情報
錦帯橋の構成部材
橋の両サイドに設置されている手摺である高欄を
構成する横方向の部材で最上段が笠木(かさぎ)
中段が通貫(とおしぬき)、下段が土台(どだい)
いずれもヒノキが使用されている。
笠木は断面が5角形になっている、
通貫は縦約12cm横約3cmの柾目が使用される。
土台は縦約16cm横17cmである。
今回の架け替えで完全に丸みをもたせた。
昔はこの土台が橋板と直接接していた。
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錦帯橋の振止(ふれどめ)

2005年07月30日 05時29分13秒 | 岩国情報
錦帯橋を河原から見た時、橋板の下に交叉して
設けられた水平の筋交を振止(ふれどめ)と言う。
写真(2003-9-28撮影)でも×印になっている部分。
松材で1橋あたり176本使用されている。
横方向からの力に対して橋のゆがみを抑える目的
で取りつけられたと考えられる。
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錦帯橋の橋板

2005年07月29日 05時57分25秒 | 岩国情報
橋の上でみんなが歩く部分である。階段の部分(段板)と
アーチ頂上付近の敷板に分けられる。
段板はヒノキで下の方は厚さ約10.5cmで1枚110万円
一番上の方の段板は7.5cmで平均1枚50万円程度である。
段板は1橋あたり約60枚敷板は約50枚使用されている。
架けかえられて間もない頃はヒノキの香気で心地良いもの
であった。
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錦帯橋の蔀(しとみ)板

2005年07月28日 05時18分24秒 | 岩国情報
アーチ側面の化粧板を蔀板(しとみいた)という。
横雨から橋を守る役目の他に美観上の意味もある。
板の端は1.5cmづつ重ねた「下見板張り」に
なっている。
筋の無いヒノキ材が使用され1枚平均2.5万円
したそうだ。
平成の架け替え工事の総工費は26億円。
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錦帯橋の梁鼻隠(はりはなかくし)

2005年07月27日 04時44分18秒 | 岩国情報
蔀(しとみ)板からはみ出た梁の両端の木口面を
雨から守る目的で梁鼻隠は設置されている。
蔀板は桁部の側面の美観の為の化粧板のこと。
角材の木口面は水を吸い込み易いため、錦帯橋の
梁はまず銅板で包み梁巻金を巻いたあと梁鼻隠が
取り付けられる側面を梁鼻板、上面を雨覆板と呼ぶ
2、3、4橋には両側で74箇所。
1、5橋には10箇所この梁鼻隠がある。
木材はひのきが使用されている。
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錦帯橋敷石の剥がれによる崩壊

2005年07月26日 04時47分53秒 | 岩国情報
宝永元年(1673)の創建された錦帯橋であるが翌年の
5月28日の洪水で中央の橋台2つが崩壊し3つのアーチ
が流出した。
原因は橋台の周辺に敷いてある敷石が端から剥がれ
橋台の根元が掘られ石垣が底の方から破壊された。
宝永2年(1674)には敷石の敷き詰める範囲を拡大し
且つ橋も同年に復旧再建された。
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猿橋(山梨大月市)

2005年07月25日 06時00分49秒 | 岩国情報
日本の三大奇橋と言えば岩国市錦帯橋の他に日光の
神橋ときょう紹介する猿橋(大月市猿橋町)である。
橋の幅3.3m、長さ30.9m、水際からの高さ30m
現在の橋は昭和59年8月完成。総工費約3.8億円。
いつごろこの橋ができたのかはっきりしませんが
文明19年(1486)聖護院の門跡道輿がこの地を
過ぎ詩文を残していることからこれより以前に
建てられていたと推定される。
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錦帯橋新旧の橋脚

2005年07月24日 05時30分05秒 | 岩国情報
錦帯橋新旧の橋脚図

写真は新旧の橋脚図を並べたものである。
まず新しい橋脚であるが昭和25年(1950)の錦帯橋の
架け替えで建設されたものは下部の基礎に幅4.5m
長さ9.5m深さ10mコンクリートがうたれ上部は鉄筋
コンクリートつくりとなっている。
コンクリートは小野田セメント製で500年の耐久性が
あると同社建築センターでは推定している。
古い橋脚であるが延宝2年(1674)に建設されたもので
川床から2mの深さに生の松丸太で下部の基礎ができている。
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錦帯橋に使用された金物

2005年07月23日 05時33分11秒 | 岩国情報
昨日は松山市の白鷹さんの釘と鎹の話を書きました。
本日は朝日鉄工(鈴木社長)が製作した金物について
記します。朝日鉄工が製作した金物は8種類で12.6tに
なります。岩国板金(協)が使用した銅板3.5tと
白鷹さんの釘、鎹をあわせると約20tもの金物がこの
錦帯橋には使用されています。
朝日鉄工に優れた職人で岩本和夫氏がおられ桁を巻く
桁巻き金物(2、3、4橋)1410本他が彼の手で製作された。
写真(2004-11-28撮影)は親柱についている巻き金物
である。
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錦帯橋に使用された釘と鎹(かすがい)

2005年07月22日 05時26分39秒 | 岩国情報
テレビなどでもよく報道されたのでご存知の方が多いと
おもいますが、釘と鎹(かすがい)は奈良薬師寺の再建
で27、000本の釘を提供した松山市在住の白鷹幸伯氏の
製作したもので1000年もつ1000年釘とも呼ばれる。
今回の錦帯橋架け替えに使用された釘は6710本で幸伯氏の
長男とともに1日180本づつ製作された。
釘は高純度(硫黄、燐などが不含)の鉄の丸棒を
注)この丸棒は日本鋼管の研究所で開発されたもの
900-1000度で加熱ハンマーで荒述べさらに真っ赤な鉄を
中央に穴の開いた型に入れ釘の頭部をつくり穂先を尖らせ
たたき締めする。さらに水でぬらしたハンマーでたたき
さらに不純物を飛ばす。低温で再度叩いて形を整える。
また鎹も白鷹幸伯氏の手で14652本製作された。
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