カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

ひとり高尾で締めくくり

2011-12-25 | ヤマのこと

2011.12.24(土)クリスマスイヴ。
私は23日が仕事、ダンナは3連休中2日間仕事なので、ひとりで高尾へ行ってきました。

ですが・・・しょっぱなから失敗の連続。


失敗寝坊して予定のコースは時間的に無理と判断。

失敗新たなコースを考えているうちに家を出るのが遅くなる。

失敗とりあえず行って見よう!と高尾駅に着いたものの、時短で考えていたコースのバスは行ったばかりの次は一時間後・・・

う~ん、こういう日は嫌なパターンになる可能性が高いんだよね・・・

と思ったけど、地図を見て考えながらとりあえず出発!



いつもの小下沢方面へ歩き出します。ほーんと寒い朝でした。
もう9時30分を過ぎていたのに車道が凍っていました。



でもあと3ヶ月もすれば、この梅たちも花を咲かせるんだ・・・
そう思うとなんと月日の経つのが早いこと!


同じバス停で降りたほかの二組が先を歩いていたはずなのに、姿が見えない。
写真を撮ってる間にそんなに差がついちゃったかな?
と考えながら、取り付きはまだかな?そろそろかな?とずんずん歩いていたら、
なんと小下沢の跡地についてしまった。


・・・・しまった、取り付き見逃した 2組はそっちへ行ったんだ!


実はこの日、まだ歩いたことのない北高尾山陵を歩くはずだったのに寝坊。
一部分でも歩こうと考えてきた取り付きをも見逃し、戻る元気もなく、仕方なくザリクボへ。
(登り始めるまでも色々合って1時間ほど遊んじゃったんですけど、それはまたいつか)


11時を過ぎてようやく登り始めます。

 

だーれも歩いていない静かな登山道、寂しいので歌いながら登ります。
あーあ、あっちに見える尾根を歩いているはずだったのになぁ。



一汗かいた登りを終え、伐採された平坦な登山道を進んでいくと?おや?


 
なんと 初めて見るシモバシラの華。
華としては小さいものですが、なにしろ初めて見れたので嬉しくて
これだけでも来た甲斐があった、と自分を納得させることが出来ました


そんな気分も上向きで12:30、景信山頂へ到着すると・・・



こちら側は晴れているのに・・・



富士山はカケラも見えない・・・不安がよぎります。



さあ、お腹が空いた、ランチにしようと登っていくと、
青木さんのお父さんがサンタになってた

会いたかったげんちゃんには会えたのですが、心配していた通り大分弱っている様子で・・・
まいご犬だったので年齢は解らないのですが、かなりなお年のようでやっと歩いていました。
次に来た時は・・・会えるんだろうか


 
なんとなく出来るだけ一緒にいたくて、げんちゃんの傍でランチする事にします。
やっぱり山菜天ぷらはいつ頂いてもサクサクで美味しい!
一人なのでビールはやめて担いできたオールフリー。

ここで時間稼ぎ。陽なたはまだいいのですが、風が吹いてくると寒くて寒くて・・・
結局たいした時間稼ぎも出来ず、城山方面へ。



14:00、城山へ着いたら、黒い雲が上空に。
富士山も全く姿を現してくれません・・・なんとなく・・・ダメっぽい。



反対側は良い天気。大きな手彫りの天狗様が新しく出来ていました。



ここでもさほど時間稼ぎできず、高尾山方面へ。どろんどろんの登山道で靴が重たくなりました。
天気のせいなのか?クリスマスだからか?いつものような賑わいはありませんでした。



一丁平に着いたけど・・・どんより厚い雲は取れない。
今日の最終目的は「ダイヤモンド富士」なのに、肝心な富士山が見えてなくてテンション下がります



15:00、目的地到着。
すでにカメラマンがスタンバイしていましたが、思ったほどの人ではありませんでした。
が、もう既にベロンベロンに出来上がってる人たちがいて、いるだけであたりが酒臭い
こちらは一人だし、なんとなく居心地が・・・。



歩くのをやめると寒くて、おまけに雪までちらついてきました。
完全に冷える前にホカロンだそう、と思ったら「あれ?あれ?」
失敗ザックに入れてきたはずのホカロンが見当たらない。バーナーも持ってきてない・・・


どうしようかなぁ・・・あと1時間以上もここで待てるのかな?


携帯で富士山のライブカメラを何度も見ながら歩いてきたけど、山頂にかかった雲は数時間前から全然取れない。
もう今日はダメなんじゃないかな・・・とだんだん帰りたいモードになってきてしまいました。



じっとしているのも辛いので、高尾山山頂へ移動。
やはりもみじ台より多くの人たちがいましたが、富士山は相変わらず見えない。
日没後、混雑の中ケーブルカーに乗れずヘッデン歩きで帰ると、帰りも遅くなるし寒いしなぁ・・・
第一、もし見れたとしてもホントに嬉しいの?ひとりで。

「もう今日はやーめた

とせっかく見に行ったのに15:40、下山することに決定(実はこの時、ダイヤの時間は16:10頃だと勘違いしてた)
あと少し待てば見れるかもしれないところを帰るなんて××は私ぐらいだろうな



このあと万が一晴れて、見れたら相当悔しいに違いないけど




早くお家に帰りたくて、すいていた天狗焼きをお土産に買って、ケーブルカーで下山しました。


帰り途中、京王線の山田駅付近16:50頃、日没後の富士山のシルエットがクッキリハッキリ見えていて
あーまたやっちゃったかな?と焦りました。
結末のわからないまま帰って来ましたが、結末を思いがけず知る機会が!!こういうことだったようです。
まさかHgさんがいらしてたなんて!知ってたら一緒に待てたのに~~~ 残念



失敗色々原因はあるけれど、クリスマス寒波の中、一人で行ったら寒さと孤独に耐えられなかった。
それに山歩きしてから、とあまりに早く出発しすぎて、肝心な時間に疲れちゃったのが原因と思われます。
やっぱり昼から出かけてそれだけを目指すぐらいでいいんだなー欲張るからだよーと反省。


ダイヤモンド富士って、簡単そうだけど本当にその瞬間に立ち会えるのは難しいなーと思いました。
(12/23もダメだったそうです)


       


さて年末はダンナの実家に帰省するので、2011年の山歩きもこれにて終了。
2011年締めの山歩きは締まらないマヌケな終わり方でしたが、私らしいですね

いつも読んでくださっている皆様、今年も一年お付き合い頂き、本当にありがとうございました。
今年も残すところあと1週間ですね、来年は穏やかな一年であって欲しいと願います。



皆様どうぞ良いお年をお迎えくださいませ~ 





陽だまりの尾根歩き 高川山~むすび山

2011-12-13 | ヤマのこと

2011.12.11(日)

師走は何かと忙しい。日曜日にさらっと半日で行けそうな山に出かけました。



高川山は2度目。前回下りに使った「初狩駅」のコースを登りにとる事にします。
線路の向こうは滝子山でしょうか?いつも行きそびれてる山・・・次回こそ^_^;



家を出るときはそんなに寒くないと思ったけど、車窓から見える大菩薩方面はすっかり白くて焦りました。
軽アイゼンもストックも持ってこなかったーーー。
初狩駅に着いて歩き出すも、あちこち凍ってて、油断しちゃいけない、と今更



登山口に着いて・・・さてどのコースを行きましょうか?
前回男坂を通ったので、今回は「玉子岩」コースで行くことにしました。
沢沿いのコースなので日も当たらず、もうすっかり冬の風情でした。
金曜日に降った雪でしょうか?うっすらと林道を覆っていました。


 
ゆるゆると登っていくと・・・
ありゃ???あっという間に女坂コースとの合流地点に?玉子岩見逃したーー



でも戻るほどの岩があったとも思えないので、そのまま進みます。
木々の隙間から富士山や三ツ峠が見えるようになりました。
いつもは混雑するはずのこの山も、今日はまだ2組しか会いません。



以前来た時この辺りは緑がとてもきれいだったところ。
冬枯れもなかなか良い感じです。



初狩駅から1時間20分、あっという間に「高川山頂 975m」到着



キーン、と冷たい空気が富士山をより一層美しく見せてくれる気がします。



あの白っぽくなっている所が多分小金沢連嶺方面「白谷丸」
こうしてみるとアチラは標高1500m~1900m やっぱり高いなー。



遠くに南アルプス。真っ白な(多分)間ノ岳と甲斐駒さん。



ここは低山なのに本当に眺めが良くて気持ちのいい山ですね。
ビッキーもこの眺めが好きだったのかな。


 
ビッキー亡き後、今はこのBOXにワンコ用ドライフードと、思い出の写真集がありました。
当時はその存在すら知らなくて、一度しか会えなかったけど・・・
ビッキーがいなくなっても、みんなこの山が好きなようで続々と人が上がってきます。



2週連続でスッキリ富士山に会えて嬉しい
こんなに見えてるのに名残惜しいですが、混雑してきたのでそろそろ行きましょうか。




今日は「むすび山」経由で大月駅まで行きま~す

 
以前こちらから登ったのでなんとなく覚えていました。
ちょっと歩きにくいイワイワを下り・・・


 
10:40、むすび山との分岐につきました。
それなりに長いコースらしいのですが、ランチ目指して頑張りますよ~~



と意気込んでちょっと登り返すとすぐ「あれ?ここ一般道だよね?」
木の間を無理矢理進むような道になり、そして急坂を降りていきますが・・・
ここで前を行くダンナ様、すってんころりん



そして一難さってまた一難
日が当たる登山道なので凍ってないのはヨカッタのですが、霜が解けてネタネタ土と落ち葉の急坂。
ここで滑ったらドロンコ確定!なのでソロソロとトラロープに捕まり、後ろ向き降り・・・
ですが、先を行くダンナがまた転んでますよ??
本人は靴のせいだと思っていますがw・・・
最近飲んでばかりで山は久しぶりなダンナ、飲みすぎで何かが緩んだに違いない、と私は思うんですけどね・・



と難所?を越えたらしばらく気持ちの良い尾根歩き。



ところどころ黄葉がまだ残っていました。



天神峠(多分?)を越えると・・・

 
二つの祠がありました。



このルート、高川山からずっと下りかと思っていると大間違いで、
小さなアップダウンがいくつもあるのです。
数えておけば良かったんだけど・・・10回くらい?でしょうか?
えーー?またぁーーー?と、結構疲れます



もうアップダウンやだ~、と言いながら「嶺山 P7」と書かれたピークに到着。
ちょっと疲れたのでチョコ休憩。陽だまりでポカポカ暖かい。
後ろに見えているのがさっき滑りながら降りてきたピーク。




先へ進むと・・・あーーーーおはぎ岩だ(sanpoさん命名)
お腹空いたなぁ・・・



前へ前へと進みます。キラキラと太陽が眩しくて気持ちよい尾根歩き。



このルートは中央道や田野倉あたりの町を見下ろしながら、平行して歩いていくような尾根。
すぐそこに町があるのに、この尾根はなんだかあまり人の手が入っていないような自然な雰囲気。
人もほとんど歩いていないし、静かな陽だまり尾根歩きができて意外な感じでした。


一旦見えなくなっていた富士山をまた、眺めることが出来る場所もありました。



あの向こうに見えるとんがりがむすび山かな・・・まだまだだな



と思っていたら?あれ?人工的なものがいきなり現れて・・・



「むすび山」でした。あのとんがりは向こうの山でした、ホッ。
ここは昭和17年以降に設置された「陸軍防空監視所」だったそうです。
ピーク、というより「丘」という雰囲気でした。



むすび山からは10分ほどで民家の裏へと下山、本日の山歩き終了です。
さあ、お腹がすいたよ~今日のもう一つの目的へ、正面に岩殿山見ながらGO

東京まで95kmかぁ・・・やっぱり結構遠いのね。



30分ほど歩いて目的の店に到着。
今日のランチは山の上ではなく、下界で「吉田うどん」が目的でした。


 
店舗が最近移転したようで、新築のキレイなお店でした。

本当は丹沢に鍋焼きを食べに行きたかったのですが、時間がないので代替案で吉田うどんプランとなったのでした。
いやいや、吉田うどんも大好きなので代替なんて言えませんね。
シャキシャキきんぴらがまいう~で大満足



店のおかみさんも山歩きされるそうで、高川山の話で盛り上がり、
「大月シール」と美味しい吉田うどんを頂き、楽しい半日山歩きを終えました。



【行程】初狩駅8:10→高川山頂9:30~9:55→田野倉分岐10:40→嶺山P711:17→むすび山12:05
    →吉田屋12:35→大月駅


おしまい。







オトナの忘年山行in大野山

2011-12-05 | ヤマのこと

2011.12.4(日)大野山へ

かねてから計画していた”忘年山行”
当初は土曜日の予定でしたが、あいにくの雨。
心配していましたが日曜日は晴れ予報、で無事開催となりました。


 
行きの小田急線の中からもしっかりと表尾根が見えていたので天気は大丈夫そう。
なのに大丈夫じゃなかったのが私(^^;; 前日のJOGで右足を痛め、内腿から後ろ足の攣りでソロソロ歩き。
朝起きたときは歩くのも痛くて「どうしよう、こんな大事な日に」と凹んでいましたが、
とりあえず待ち合わせ場所には行って、ダメなら皆さんに挨拶して帰ろう、と出てきました。

歩き始めたらなんとか行けそう。
皆さんの優しいお心遣いでゆっくり歩いていただき、ホント!スイマセンでした!

9時過ぎに谷峨駅を予定通りスタートです。

 
幹事をしてくださったsanpoさんは、この日のために一度下見で歩いてくださったそう。
お蔭様で車道歩きは近道を行くことができました。
橋の手前の杖は、鈴がついている珍しいもの。かわいい~

 
大野山への手作り道標に沿って車道を進んでいくと、すぐに富士山が。
先週はまだら模様の雪しかなかったのに、昨日の雨ですっかり雪化粧をしたようです。
朝の早い時間にキレイな富士山を拝めるようにと、こちらのルートを登りにとりました。さすがsanpoさんです


 
車道を終えると思いがけないものが迎えてくれました。
今年は暖かかったせいか、紅葉がまだ残ってくれていたのです。


わーキレイ!わーすごいねー!・・・と、なかなか前に進めません。

  
樹林帯から見上げるからこそ余計に引き立つ紅葉もあれば・・・


 
真っ青な青空に引き立てられる紅葉もあったりで・・・



予想外の場所で今年初めてのキレイな「赤」のもみじに出会えました!!
こんな素敵なルートを選んで下さった幹事さんに感謝です


 
樹林帯を抜けると今度は箱根の山々が迎えてくれました。
右は「金時山」左は先日歩いた「明神ヶ岳」


まるで空へと進んでいくような気持ちの良い尾根


あおいそらと・・・


あたたかな日差し。

 
向こうには海、そして富士山と来たら、足が止まるのも仕方ありません。



スカイツリーと同じ高さ634mから富士を見守るウサギさん。



なんだかこんなに眺めが良くて、気持ちのよい山に簡単にこれちゃって良いのでしょうか~(笑)


雲ひとつない澄んだ空と富士山 これ以上望むものはありません

 
なんて思いながらもお腹は容赦なく要求 ちょうどお昼に山頂到着。
既に宴会開催中のグループもちらほらいました。

さて、私たちもランチタイムとしましょう

 
はなねこさんの手作りお惣菜や、アイさんの手作りデザート。
途中で買ったミカンなど、色んなものが並びました

 
アイさんのふわふわチーズケーキ、ゆきさんの手作り梅ジャムのプレゼント!!


そして最後はsanpoさんのお手製おしるこ!!
さすが、ベテラン主婦の皆さんです、どれもこれも本当に美味しくて。
何も作ってこない私は頂きっぱなしで大満足しちゃってスイマセンご馳走様でした


 
ゆっくりランチタイムを終えて山座同定タイム。


こちらからは蛭ヶ岳~檜洞丸~大室山などの稜線がくっきりと見えました。
この「大野山」は気軽にこれるのにこんなに素晴らしい景色を拝める、とってもお徳?な山。

私がまだハイキング程度しか歩けなかった2005年、土砂降りの雨なのに無理にここに来て、
帰りに道迷いして綿のTシャツで着替えも持ってなく、寒くて泣きそうになった苦い思い出の山(笑)
天気の良い日に来て見れば、こんなに素晴らしい山だったんですねー。
大野山のイメージが明るいイメージに変った日となりました。


 
帰りは山北駅方面へ降りていきます。
するとはなねこさんが「ピーが合ったぁーー!」
何のことやら??と前方を見るとパーキングマークのP



今日本当はご一緒するはずだったpalletさん、所用により来れなくなってしまったので、
と頭文字の「P」で全員揃っての記念撮影をしたかったと。優しいはなねこさんです

何度かやり直ししながらのセルフタイマーでパチリ******



遠くに大島を見ながらポカポカな日差しを背に受け、下山します。


 
こんな素敵なルートを選んだり、色々準備してくださった幹事・sanpoさん、
たくさんの美味しいお料理を作ってくださった皆さん、本当にありがとうございました。
足の痛みもひどくならずにすみ、最高の天気の中、お蔭様で楽しい1日を過ごすことができました。
山の大先輩方はいろんな面でも余裕があって、やっぱりさすがだな~と思いました。



(photo by はなねこさん)
美味しくて楽しい忘年会でした また機会があったらご一緒させてください。
優しいおねえさま方にどこまでも着いていきま~す



【メンバー】sanpoさん、はなねこさん、ゆきさん、アイさん
【行程】新松田駅→谷峨駅→大野山→山北駅→新松田駅



おしまい。