カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

山は山でも・・・

2012-06-25 | ヤマのこと

2012.6.24(日)

土曜日が出勤&飲み会のお仕事だった為、翌日曜日は山の予定を入れられなかった週末。
日曜日、遅く起きたけど予想よりお酒が残っていなかったので、昼食を済ませてからひとり高尾駅へ向かった。


 
13:40、高尾山口駅。多くの人が戻ってくる時間帯に、登ろうとするワタシ。
(高尾山だからなせる業です)


 
夕方に待ち合わせがあるので、それまでに戻ってこなければ。
さて、どこから行こうか?大好きな6号路にしよう、と途中まで進んでふと目に留まった「琵琶滝」


そういえば琵琶滝の脇から登った事なかったかも・・・と6号路の途中から来た道を戻り、琵琶滝へ。



 
女性5人くらいで滝行を行っていた様子を眺めながら、初めての道を汗かきかき登ると前方に・・・

「ええ?さ・・・sanpoさん??」


なんと言う偶然。
思わず二人で笑ってしまいました、だって先週もご一緒させていただいたばかりなのに・・・

sanpoさんにポーズをとってもらった位置のまま、なぜか距離間キープで話し出す二人(笑)
ホントに縁があるんですねぇ~6号路を行ってたら会わなかったのに。
妙な距離感に気づいた後は合流し、ホントは別の山に行くはずだった事、レポの事など話しながら、
私に付き合ってまた一緒にケーブルの1号路まで登り返して下さいました。




(photo by sanpoさん)
お会いできて嬉しかったです、短い時間でしたがありがとうございました



 
さて一人になり、待ち合わせまでの短時間にやりたいことは色々あったけど、取り合えず山頂方面へ。


 
新しくとてもりっぱになった山頂下のトイレ見学。
一応ピークいっときますか、と高尾山頂へ。15:00過ぎていましたけど日が長い時期はまだまだ人も多いです。
来月からはビアマウントもありますしね。


  
山頂から3号路へ。
まだ見たことのないムヨウランを見てみたくて行ってみたのですが、探せなかったのか?終わってしまったのか?
残念ながら蘭には会うことは出来ず、会えたのはなにやら解らない花と、ギンリョウソウだけ。
又来年ですね


約束の時間までに間に合うように大急ぎ、ダンナと友人達とケーブル乗り場で合流。
高尾山口駅へ戻り、シャトルバスに乗りこみます


高尾でもう一つの山といえば・・・



 
THE 「うかい鳥山」



 
6月5日から夏の時期、「ほたる狩り」「ほたる鑑賞の夕べ」などのイベントがあります。
今日はそのイベントもあわせて楽しんでしまおう、というクラブcyu2リズムプランでした。




ここは飛騨か京都か・・・こんな近くで旅にでも来たようなしっとり気分を味わえます。



  
とにかくこの時期の休前日は予約が一杯で、何とか取れたこの日曜日。
個室ではありませんが、ゆったりと間隔をあけ、どの席からも庭園が眺められるテーブル配置。
凝った器で次々運ばれてくる美味しいお料理を楽しんでいると・・・?


  
友人が仲居さんに頼み、協力頂いたサプライズ、JEAN NASSAUSのお洋服やケーキまで運ばれてきました。
そうなのです、今日はワタクシcyu2のお誕生会なのでありました
祝ってくれる友人がいるのは本当に幸せなことです、A君Jちゃんありがとうーーー



(右端白いポチ=蛍)
20:00からの予定が、ほたるちゃんが捕まらず?(笑)時間が延びて20:20頃いきなり全館真っ暗に。
そして雅な曲が流れる中、中庭に飛ぶほたるを眺めるという非日常体験。
真っ暗になる、と言われていたのに準備もせずに飲み続けていたので予想通り写真など撮れず
でも、夢のようなステキな時間は目に焼き付けたのでよしとしましょう。





目も舌も心も大満足。
高尾っていろいろステキなところですよね




おしまい。




みんなで歩こOZE。

2012-06-20 | ヤマのこと

2012.6.16(土)~6.17(日)
「サントリー×ヤマケイ オールフリー 尾瀬沼ハイキングツアー」へ参加してきました。

今回のイベントは、
”昨年の震災以来、登山者減少に悩む尾瀬や登山口である福島県の桧枝岐村を応援すべく、
山歩きの記事を書いている私たちが記事を通じてもう一度、
尾瀬の素晴らしさを多くの登山愛好家の方々に知っていただければ・・・”
という主旨で企画されたものでした。

どこまで力になれるか解りませんが、私に何か出来る事があるなら、と参加させて頂きました。
昨年ご一緒させて頂いた”鈴木みき”さんを囲み、にぎにぎと新宿駅を出発


尾瀬には2007年2008年2009年と3回訪れたことのある私ですが、尾瀬沼は初めて。
以前燧ケ岳の頂上から見て、いつか行きたいと思っていた尾瀬沼。
どんなところか興味シンシンです。



この土日の天気予報は生憎の空模様。電車を乗り継ぎ降り立った「鬼怒川公園駅」
小雨がしとしと降る中、バスに乗り換えて「御池」を目指します。



桧枝岐村の風情ある景色を車窓から眺め、緑のトンネルを抜けるようにバスは走り「御池」到着。
ここから二日間お世話になる地元ガイドさんと合流し(ここでのビックリはみきさんのブログで)
シャトルバスに乗り換え「沼山峠」へ。



峠までの道、眼下に広がる原生林エリア。
原生林好きな私はバスの窓から鬱蒼と茂る森を眺めてひとりワクワク。



「山の駅 沼山峠」到着。準備運動をしていよいよスタートです。
二日間、よろしくお願い致しま~す。



登山口にはいるとすぐ、大きな石敷きの道。
これはハイヒール返しと言って、尾瀬を甘く見ないように!
靴底に付着した他地域の種を持ち込まないように・・・等の意味があるそうです。
ガイドの皆さんから色んな説明を受け、進みます。



倒木更新によって育つ木、木の種類、枝の傾きによって知る雪深さなどお勉強。



雨に煙る森もいいけど、正直晴れのほうが良かったな・・・なんて思いながら歩いていたけれど。



「人間にとっては雨は鬱陶しいかもしれないけど、花や森にとっては嬉しいんですよ」

ガイドさんの一言で、ああ、そうだ、森は生きているんだもの。雨が嫌だなんて人間の勝手だよね。
ここでは私が主役ではないのだから。ちょっと気持ちを変えたら急に森が生き生きと見えてくる。



花や木や虫・・・さまざまな生き物が、水の恵みを受け伸び伸び育っています。



沼山峠展望台を過ぎ、緩やかに下っていくと前方に湿原が見えてきました。



ぱぁーっと目の前に広がる湿原、すーっと身体をすり抜けていくような風。
木道脇にはしっとりと濡れたワタスゲ、まだ咲き残っていた水芭蕉。
都会では味わうことの出来ない澄んだ空気、カラダの中が全部入れ替わるような気持ちよさ。



しっとりミストの大江湿原、幻想的で素敵な眺めです。




木道の脇、水を含んだ植物たちの喜ぶ声が聞こえてきそう。


 
足元に咲く花たちのひとつひとつを眺めていると、かわいくてなかなか前に進めません。



この花はなんだろう、こっちの木は何の木だろう。
ワイワイとおしゃべりしながら木道を進んだり戻ったり。



向こうに見えてきたのが「尾瀬沼」かな。
煙っていて水平線がどこだか解らない・・・尾瀬沼ってどのくらい大きいのかな・・・?


 
ゆっくり散策しながら「尾瀬沼東岸」に到着。気がつけばもう15:30過ぎ。
今日お世話になる「尾瀬沼ヒュッテ」さんに着いたら気持ちもすっかりリラックスして・・



集まる人・・・転がる人・・・




オールフリーをプシュッとする人・・・集う人・・・




お土産買う人・・・売ってるドリンクをチェックする人・・・



シラネアオイ、こば板葺きの屋根にうっとりする人・・・


 
トガクシショウマとツバメオモト。初めて会えて嬉しかったなー。


それぞれの尾瀬沼1日目、終了です。


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さて17:00から夕食の時間です。
食堂に集まり、今日はもう行動しないので安心してプレモルで乾杯~
岩魚の干物の美味しかったこと!


食後は別室で懇親会。
この時間もとても楽しみにしていた私たち。なぜなら・・・


   
山登りもさることながら、手料理にも定評のある皆さんがザックに潜ませてきた料理の数々!
もう、どれもこれも本当に美味しくて・・・

 
尾瀬沼ヒュッテの館長さんから、桧枝岐村の熊の話、小屋を管理していく上での苦労話・・・
などなど伺いながら、山にまつわる話は弾み、お酒も進みます。

山積みの本は5月25日に発売になったばかりの鈴木みきさんの最新刊「山テントでわっしょい!」
宴会での皆さんとの会話の中から瞬時にヒントを見つけ、
一人ひとり違うメッセージとイラストを描いてプレゼントしてくださるみきさん


  
どの人のも周りが「うんうん」と納得する、さすがのセンスで次々と生み出された「世界にたったひとつの本」
みんな嬉しくてニコニコ顔だったけど、心の中はすごく感動していたに違いない。
みきさん、本当にありがとう。


楽しい宴は消灯時間まで続きました。


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尾瀬沼二日目。

 
夜中に強い雨の音がしていたので心配だったけど、やはり朝になっても止まず。
予定通り4:00起床で準備したものの、雨が止まず5:00スタートが6:30に変更となった。
当初の予定は尾瀬沼周遊でしたが、三平下方面はこの天気だと足元が危うい箇所があるため、
安全第一で北側、沼尻平までのピストンとなった。ガイドの皆さんの気苦労は大変なものです。



大江湿原の三本カラマツ、しっとりと穏やかな佇まいは風景画のよう。



沼の淵から立ち上がる木々の緑の濃淡、なんて美しいのでしょう!
山はカラッと晴れたほうが気持ちがいいけれど、本当に湿原には「水」が似合うと思う。
水分を含みより一層みずみずしい輝きを放つ森の緑たち。



桧枝岐村で大切にされてきた「黒檜」ミネ桜に良く似ているけど枝が白い「チシマ桜」のこと。


 
「赤渋」のこと、マイナス30度にもなる尾瀬の森の中では木自体が凍って割れ、倒れてしまうこと・・・



私の大好きな針葉樹の香りが「オオシラビソ」の香りであること。
色んな森を今日までいくつも歩いてきたのに、知らなかった事の多さに気づかされます。


  
時折強く降っていた雨も、北岸道までくると少し止み、かすかに燧ケ岳の裾が見えた。


 
ゆっくり歩きすぎてようやく沼尻の休憩所に到着。


 
長年大切に使われてきたであろう、木の香りのする休憩所に差し込む光。
天気のせいもあるのだろうけど、沼に反射した光がとても柔らかくて優しくてどこかノスタルジック。
たぶん、ここでゆっくり1日過ごしてもちっとも退屈じゃないだろうな、と思えるとても素敵な場所でした。


 
帰りはちょっとだけ急ぎ足。約束の9:00までに戻らないと。


 
枝の部分、1ピッチが1年。それを数えていけばこの木が何年かけてここまで大きくなったかが解る。
尾瀬に来るとどうしても花の方に目が行ってしまうけど、木が1年にこれだけ成長する、
その1年の間に雪が積もり、春が来て、色んな花が咲いて、秋になって木や草が紅葉して、又長い冬がやってきて・・・
花だけでなく、1年を通した森の変化をイメージしながら歩くと、また見えるものが違ってきますよ。
そんな風に話して下さいました。
森を愛し、森と共に生きてこられた桧枝岐村の方々だから言える言葉・・・しみじみと心に染みました。

矢印の白いものは「オオサンショウウオ」の卵。めずらしいものを見ることが出来ました。



三本カラマツのところまで戻り、ふと後ろを振り返ると・・・



わー!見て見て!燧ケ岳の姿が見えてきたよー!



だんだん頂上が見えてきた、さっきまでの大雨がウソみたい~~~

みんな笑顔で尾瀬沼ヒュッテまで戻ってきました。



 
9:00に戻る約束とは、こちらの放射線量定時測定を見せていただく為でした。
尾瀬では皆さんが安心して訪れられるようにと、空気中の放射線測定値を日々公表しています。
この日の放射線量は0.047μsv 東京と変りませんでした。





さて、全てのミッションを終えた我ら。
二日間降ったり止んだりの雨も上がり、オマケに燧ケ岳まで姿を見せてくれると言う、
ドラマのようなエンディングにもう嬉しくてニコニコです


 
喉が渇いたね~~お疲れ様でした~~のプシュッ
燧ケ岳を眺めながら至福の一本。今からまだ歩くけどノンアルコールだから安心して飲めます。



みんなで飲む1本もまた格別。うまーーーーっ 
初対面でも皆さんすっかり打ち解け、みんなで楽しく歩いた尾瀬沼。
山が好き、自然が好き。
だから、もしかしたら自分にも何か出来るかもしれない、そんな気持ちで繋がった仲間達です。



 
明るくて楽しい館長さん。又来て下さい、私はいつもここにいますのご挨拶に、
私たちも又ここに来ます、と約束をしてさようならです。二日間、本当にありがとうございました。



尾瀬沼、とっても素敵なところだったね。



名残惜しくて振り返れば、昨日は見えなかった尾瀬沼に青空が。



最後に姿を見せてくれた、大きな大きな燧ケ岳。こちら側からは初めての眺め。


 
陽の光を受けて、咲いてくれました、タテヤマリンドウ。 間に合って良かった♪


  
なんだか楽しすぎて、あっという間の二日間でした。




ついついお花に夢中になってシャトルバスの時間ギリギリに。
急げー、と大慌てで登った「沼尻展望台」で一休み。
昨日は見えていなかった尾瀬沼がお見送りをしてくれたようです。


 
晴れるとまた雰囲気が変わる森を抜け、沼尻登山口に着く頃には青空が!

二日間お世話になった、桧枝岐村観光課のガイドさん、桧枝岐村在住のタカさん、タカPさん、
寂しいけどここでさようなら。楽しい時間をありがとうございました




 
オールフリーツアー隊はバスの中で、青空で締めくくれたこの旅に、感謝のかんぱ~い


 
時間の関係で残念ながら桧枝岐の温泉には寄れなかったけど、途中アルザ尾瀬の里、道の駅たじまで、
南会津の新鮮野菜を買ったり、ソフトクリームを食べたり・・・
バスは「鬼怒川温泉駅」に到着し、無事にツアーは終了しました。
アルパインツアーさん、ヤマケイさん、suntoryさん、ご一緒頂いたスタッフの方々、ありがとうございました。


 
電車を待つ間に、駅前の足湯でプシュ
電車に乗ってもプシュ
二日間で何本飲んだかな?



復興支援、手段は色々あるけれど、こうして私たちが訪れたり、買い物をしたり、
その地の今、を伝えることも大切な応援の一つでもあると思います。
気仙沼の方も仰っていましたし)

今回訪れた尾瀬沼は全天候型で老若男女、誰でも楽しめる素敵な場所でした。
雨でも晴れでも、大勢でもひとりでもカップルでも、登山でもハイキングでも。
温泉も美味しいものもある福島県桧枝岐村、人それぞれの楽しみ方が出来るかけがえのない自然の宝庫、尾瀬。



この夏はアナタも尾瀬でプシュっとしませんか~~




・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・



(photo by たけさん)
強風にはためく幟を押さえた黒子のつもりが、黒子になりきれなかった私ってやっぱり・・・ザンネン


長いレポ読んで頂きありがとうございました。。。





【ご一緒したブロガーの皆さん】

sanpoさん
はなねこさん
矢車草さん
くっきーさん
まゆちゃんさん
たけさん
工場長さん
げんさん
     咲いていた他のお花のコトは他の方のところでご覧下さいこちら。




-------------お知らせ-----------------

「山で飲むならオールフリー」ブログ体験記事コンテスト、今年もやってます。
皆さんも記事を書いたら参加しましょう、私も参加しています。

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「山で飲むならオールフリー」記事コンテスト参加中。投票をお願いします!












戸倉二山~醍醐丸

2012-06-12 | ヤマのこと

2012.6.10(日)
今月唯一の土日山に行ける週末だったのに・・・
日曜日の天気予報も14:00から
ならばさくっと歩けるところでまだ歩いたことのない尾根、と「戸倉三山」のうち二山を歩いてきました。


 
武蔵五日市駅から「払沢の滝」方面のバスに乗り「元郷」下車。
バス停のすぐ横、民家の脇が登山口でした。


バス停で降りたのも私たちだけだったので、多分あまり歩かれていないんだろうな・・・
と思いつつ、伸びきった草を掻き分けてスタート。


植林の中、グングン高度を上げていきます。
コアジサイの青白い花に励まされるも、10分で既に汗ビッショリ

 
ひとつめの電波搭?到着。ここは「檜原村ハイキングコース」と書いてありました。


よく見ると、どこかで見たことのあるイラスト・・・カワイイ



ここから先、新緑が目に優しいハイキング道かと思ったら・・・


 
痩せ尾根や、小さくても急なアップダウン登っては下り登っては下り・・・
本当にたまにヤマツツジが咲いているだけで景色も何もないので、我慢大会のようです


 
いい加減イヤになった頃「臼杵神社」の祠に到着。
険しい表情の狛さんに守られておりました。

 
神社の先、東側が開けてきたかな、と思った頃、ようやく「臼杵山842m」山頂到着。


曇っていますが、よーく目を凝らしてみると・・・



あら、スカイツリー



もしかして筑波山?

結構良い眺めでした

ここまでエアリアの地図ではCT 1時間30分だったのですが、
そんなにゆっくり歩いたつもりもないのだけれど、2時間近くかかっていました


 
さて、次の「市道山」までのCTは80分。ん~~~怪しい香りがする・・・
と思ったらやはり急下り&急登が交互にやってくる、巻き道はなし。
山頂手前の急登、目の前にはだかる植林の急坂に萎えるワタシ


 
更に汗ビッショリになって「市道山795m」到着。「臼杵山」と同じような眺めでした。



さあ いよいよここから先は楽しい尾根歩きのはず
”吊尾根”というカッチョイイ名前の尾根ですがどんな尾根でしょう?


 
自然林の美しい緩やかな尾根でした

そうそう、先ほどの分岐に書いて合った通り、
”吊尾根”はハセツネ30Kのコースなんですね、だからCTもトレ向きなのかしら。なんちて。



こんな風に足音もほとんどなく背後に急に人が迫っていて、驚いたりします
風の様に走り抜けていくみなさん。



今日最後の登り、醍醐丸への道はきれいな森でしたが・・・



暑さバテ?シャリバテ?重たい足を引きずりながらようやく「醍醐丸867m」到着。
やっとランチタイムだけど、朝、オールフリーをザックに入れ忘れたことを激しく後悔。
シュワシュワが飲みたーーーーい!!

ベンチで昼食を取り始めたら雨が。木の下だったので濡れずに済みました、ほっ


 
元気だったら陣馬山まで行こうと思っていたけど、頭の中「冷たいシュワシュワ」で一杯になってしまい、即却下。
軟弱なワタシは自販機求め醍醐峠へ向かって最短距離で下山。
割と荒れ放題?な谷筋を下り・・・



 
途中大きな木を眺めながら和田の集落へ。



以前通りかかった時に手作りコンニャクご馳走になった「村の家」
今日は誰もいませんでした。
和田バス停からバスにて藤野駅へ。目的のいつものポン酢を仕入れて帰りました。




低山ながらなかなかのアップダウンコースは、やはりトレーニング向き?
ハイカーは2、3人。ランナーは10数名すれ違いました。

暑いの苦手な私は、そろそろコースを選ばないといけない季節が来たことを痛感しました


おしまい。


【行程】武蔵五日市駅7:10=臼杵登山口7:35→第一電波塔8:30→臼杵山頂9:20~9:30→市道山10:45~10:55
    →醍醐丸12:15~12:45→和田体験センター13:50→和田バス停14:00 14:32=藤野駅14:50






復興サポーター

2012-06-11 | イワテケン

震災から1年3ヶ月。


(photo by 北山崎)
東京にいると忘れがちですが、被災地では色んなことが少しずつ進んでいるようです。



環境省は、青森県の種差海岸から宮城県の松島までの沿岸部の自然公園を、
「三陸復興国立公園」(仮称)として再編する構想があるようです。

構想によると、被害を記録・継承するための学びの場や、
災害時の緊急避難場所や避難路となる「鎮魂の森」
「三陸海岸トレイル(長距離歩道)」を整備し、被災した農業者、漁業者らに協力してもらい、
エコツーリズムを推進することで、地元の雇用確保も図るとしています。

東北海岸トレイル構想」としてモニターツアーも行われました。



2011年、夏に訪れた「北山崎」
海の碧さもリアス式海岸の美しい眺めもそのままでしたが・・・


 
震災の影響であちこち崩れた自然歩道。

素晴らしいこのトレイルがまた安全に歩けるようになること、
この国定公園に以前のように観光客がたくさん訪れてくれるようになること。
時間はかかってもそういう小さなことがちゃんと整っていくことが、
生きる勇気、笑顔に繋がっていくと思うので、この構想は必ず実現してもらいたいと思います。

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ちょっと視点を変えれば、自分にも出来ることがまだまだあります。




「復興サポーター」「復興オーナー」「復興市場」
単なる募金ではなく、自分たちの力で立ち上がろうとする人々を応援する「サポーター」
に自分がなること。


自分の買いたい物ひとつ我慢したら、もしかして誰かの役に立てるかもしれない。
心の充実度は自分の買い物よりずっと、満たされる気がしています。







白と緑の檜洞丸

2012-06-05 | ヤマのこと

2012.6.2(土)

先週は私、今週はダンナが仕事、と休日出勤のタイミングが合わない我が家。
一人でも山に行きたい、でも私が一人で行けるところは限られている・・・そうだ

この日山行の予定があってご迷惑でなければご一緒させて頂けませんか?
と、大先輩のsanpoさんに打診したところOK、とのこと。
どこへ行きましょうか?天気次第で色々候補を挙げてくれた中から、
今年は不作らしいけど昨年見損なったシロヤシオに会いたい、と西丹沢をリクエストした私。
こうして単独で歩く自信がなかった檜洞丸へ、4年ぶりに行けることになりました。


 
(左photo by sanpoさん)
コースを考えてくださっていたsanpoさん、私が「石棚山稜」を歩いていないから、
とこちらのルートを案内して頂きました。

箒沢キャンプ場でバスを下車、橋を渡って8:15、スタートです。
健脚のsanpoさんに果たして最後までついていけるのでしょうか?いや、何が何でも着いていかなければ・・・
自分でお願いしたくせに、内心とても不安な私でありました



   
鉄階段、いつ崩れる?状態の木の梯子、ザラザラな急登、イワイワな急登・・・
1時間は我慢の登りだからね~とsanpoさんに諭され、いつものように私は汗ビッショリで登ります。



 
板小屋沢ノ頭で一休み、次のヤブ沢ノ頭を越えるとようやく急登は終わり。
(頭、と名のつくところは”また登るの?!”ポイントだと今更覚えましたw)



前方が明るくなってきましたよー


 
ようやく「石棚山稜」の尾根に乗り、丹沢らしい木の階段が出てきました。


 
この日の天気予報は”曇りのちもしかして雨”で覚悟してたけど、当日好転したようで明るい曇り空に。
暑くも寒くもなく気持ちよく進んでいくと、トウゴクミツバツツジがぽつぽつ出てきました。



11:15「石棚山1351m」到着。
三角点は尾根から外れたところにあるようですが、私がお腹がすいてしまったので寄らずに休憩。
美味しい泡盛入のケーキをご馳走になりました♪



元気投入完了 ここからがお楽しみのブナの森ゾーン。



鮮やかに色付くトウゴクミツバツツジのピンクに・・・


 
進むにつれ身体中がミドリイロに染まってしまいそうな緑のトンネル。
なんて気持ちが良いのでしょう



しっとりと憂いを含む森はほんとうに静かで、すれ違う人もまばら、鳥の声しかしない。
ここがあの賑やかな丹沢?と思うほどの気持ちよさ、身体中の悪いもの全てが入れ変わってしまうくらい・・・



(右photo by sanpoさん)
何度も大きく深呼吸。
sanpoさんが「ここは急いで通り過ぎたらもったいない」と仰る気持ちがよーく理解できました。
ミドリイロのドレスを纏った妖精が降りてきそうな、素晴らしいブナの森でした。


 
あと50センチ進んだら大変と思うような崩壊地を過ぎると、白いものが足元にチラホラと。



やった!二年ぶりのご対面、シロヤシオ。そしてピンクと白のコラボ。



薄絹のような霧に包まれたシロヤシオの、なんて可憐なこと。
花つきが悪いと言われている今年でしたが、何本かは真っ白に花をつけた美しい木もあり。


 
足元の白いじゅうたんも、頭上のピンクも。
全てを自然のままそっと見守っていたくなるような、静かな静かな石棚山稜でした。


 
最後の”テシロの頭”を過ぎると一旦下りになり、先日sanpoさんが歩かれたばかりの”同角の頭”分岐に到着。
あたり一面マルバタケブキの里になっていました。



階段では段々と足が上がらなくなってきましたが、花に励まされ進み・・・


 
崩壊地の先少し開けた所で息を整えると、ここまでの静寂から一転、賑やかな声が聞こえてきました。



ツツジ新道と合流。ここまできてやっと4年前に来た記憶が蘇ってきました。


 
あれ?もっとわんさか人がいるかと思ったのに、予想に反して人が少ない。
天気予報のせい?ツツジ不作情報のせい?どちらにしても人の少ないのは大歓迎。
自分のペースで歩いたり、ゆっくりと数少ないシロヤシオを愛でたりできるんですから


 
12:57、予定より遅く「檜洞丸1601m」到着。
私の歩みがのろくてスイマセン、ご迷惑をおかけしました 
山頂、そこそこ人はいましたが、前回から比べたら相当少ないのでは?と思いました。



sanpoさん御用達のベンチに案内していただき、ようやくランチタイム。
今日は特に打ち合わせしてなかったのですが、二人ともザックに「オールフリー」が。
頑張ったご褒美の乾杯~


 
(左photo by sanpoさん)
ぐびぐび。は~~~、美味しいっ
メニューはお互い毎日が忙しい働く主婦、作ってくる時間もなく簡単なものですが、
頑張って登った山頂、大好きな人と食べるランチはどんなものでも格別なのです!


 
食後は犬越路方面の途中まで花の観察に。
ここのミツバツツジの木はまだ全部が蕾、いつ咲き始めるのでしょうか?
大室山方面はガスがゆらゆら。天気が良ければ富士山も見えるそうですが残念。


  
青ヶ岳山荘まで行ったりで約一時間山頂で過ごし、下山しようと思ったら・・・あら素敵。
sanpoさんが見上げている大きなかえでの木、
生まれたてのふわふわな葉がかわいくて、ついついじっと見つめてしまいます



檜洞丸のボラちゃん(sanpoさん命名)にさようならして、つつじ新道を下山します。



この木を私の”定点観測の木”にしよう、と真似してみたり。



途中にとても花つきの良い木があって、傍までは近寄れないんだけれども離れがたく・・・



崩れた登山道脇に必死にしがみつき、斜めになりながらも健気に咲いていた。



そんなに花に執着する私ではないけれど、シロヤシオだけはなぜかまた会いたくなる木。
生まれ月に咲く花だからなのか・・・何なのか・・・
赤く縁取られた五葉を眺めているだけで、不思議と幸せな気持ちになるのでした。



雹にあたったりしたのか?傷ついた葉っぱが多くてかわいそう・・・(バイケイソウも同様でした)
シロヤシオのトンネルはなかったけど、少しだけでも会えたから十分満足。
名残惜しくてなかなか前に進めない二人でした。



 
(右photo by sanpoさん)
時間帯が遅い為か、下りもほとんど人に会わず。


 
ゴーラ沢出合まで来た時は雲の切れ間に青空も見えて、雨に降られず良かったね、
と楽しかった1日を振り返りながらコーヒータイム
橋のかかっていない沢を渡渉して・・・


 
木漏れ日のキレイな森、まだまだおしゃべりは途切れることなく・・・



16:50、西丹沢自然教室へ到着。だーれもいない
6月の第一週とは思えないほどガラガラなバスに揺られて帰りました。
(途中の中川温泉より満員になりました、RUNイベントがあったせいでしょうか)


山の大先輩と一緒に歩く1日、森のこと、花のこと、装備のこと、歩き方etc・・・
たくさんの事を学ばせて頂きました

sanpoさんのようなしなやかで軽やかな動きが出来るようになりた~い(なれないけど)、
今日から毎晩ストレッチしよ!と思ったらおもいっきり筋肉痛のワタクシ・・・トホホ

お気に入りの森を案内して頂き、花も見れ、とても楽しい1日となりました。
sanpoさん、ありがとうございました!

山の散歩道・sanpoさんのレポはこちら


【行程】箒沢バス停8:15→石棚山11:15→新道合流地点12:27→檜洞山頂12:57~13:55
    ゴーラ沢出合15:55→西丹沢バス停16:50 (休憩・撮影・おしゃべり含む)