カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

大菩薩・苔の森

2016-09-29 | ヤマのこと

話が前後してしまいましたが、2016.9.3(土)大菩薩エリアの黒川鶏冠山へ



柳沢峠(落合)行きのバスが出来てからすぐに行こうと思ってたのに、
バスが走ったら走ったでいつでもいいや、的な感じになり・・・
天気予報もイマイチだったので、近場で行けるところ・・・とやっとチャンスが訪れました。



以前Hgさんに連れてきていただいた以来の鶏冠山
あれ~?こんなだったっけ?ともうすっかり忘れてた。




山頂からはスッキリは見えないけど、気持ちの良い風景が広がっていました。
今思えばこの後からずっと関東地方は天気が悪くてほとんど青空見てないんですよね・・・
どうなってしまったのでしょう?太陽さま~!頑張って~~!


山頂を踏んだ後は丸川峠へ向かって歩きます。




kodamaかと・・・




ここはなんて素晴らしい苔の森なのでしょうか!
体中がミドリイロに染まってしまいそうなモスフォレスト☆




丸川峠についたら、ようやく今日3人目の人に会いました。
ここまではほとんど歩く人がいないんですね、
大菩薩からは一気に人が増えました。

丸川峠からはぐんぐん下り、なんだかんだと暑い日だったので下りでも大汗をかき、
大菩薩登山口の茶屋でバスを待つ間にアイス休憩、
バスを途中下車し、いつもの”宏池荘”で汗を流して帰りました。
ここのお湯は本当に気持ちが良くて大好きです。
ステテコおやじさんがいらっしゃらなかったのが気になりましたが・・・







■行程■
塩山駅8:30→柳沢峠BS9:20 登山口9:25→黒川鶏冠山11:10~11:30→途中でランチ
→六本木峠12:50→丸川峠14:00→大菩薩登山口BS15:35/16:03→塩山温泉BS16:15
→宏池荘→塩山駅




※8月後半から人手不足により仕事が鬼のように忙しい日々が続いています。
毎日グッタリ&休みの日は家の事で忙しいのでゆっくりPCの前に座る元気も時間もなく、
なかなかリンク先の皆さんの所に伺えなくてスイマセン。

少し状況が落ち着くまでコメント欄閉じさせて頂きます、ごめんなさい(^_^;)




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三連休は東北へ・岩木山

2016-09-26 | ヤマのこと

2016.9.18(日)

前日の姫神山はこちら

弘前の夜は雨が降ったりやんだりでしたが、朝を迎えると晴れ。
天気予報も一日晴れ、登山日和。
東京は連日雨か曇天だったので、久しぶりの太陽が嬉しかった。



弘前バスターミナル7:10発の枯木平行きのバスに乗ります。
小さなバスだったので満員、立ったままの人もでて岩木山神社下車
途中、岩木山山頂までしっかり見えていたのに、スタート時には曇の中に。




神社に手を合わせてから登山道へ。百沢コースを登ります。
最初は桜林公園(こことても快適そうなキャンプ場!)を抜け、スキーのリフトを抜けて進みます。
ようやく登山口へ着くと、鬱蒼とした森になりました。




肩まで伸びている草木をかき分け進むような個所も多く、
風が抜けないのと展望がないのと蒸し暑いのとで結構苦行っぽいです(信仰の山なのでしかたない)
おまけに、弘前のビジネスホテルが狭くて暑くて(飲み過ぎ?)よく眠れなかったせいか?
体調すぐれず、尋常ではないほどの汗をかき、足があがらない私。
後から来る人にもぐんぐん抜かれ、ようやく空の見える避難小屋に着きました。゚(゚´ω`゚)゚。フー




そこからしばらくは青空ものぞきましたが




だんだん雲行きが・・











ちーーーん。
山頂から日本海を眺めたかったのに、一日晴れ予報だったのに・・・ガスった。

それにしてもなかなかキツイお山ですね、岩木山(^_^;)





その後さらにガスはひどくなり、辺り一面真っ白な世界に。
どろどろな個所が多く、滑らないように8合目まで下りて、
下りはもう疲れちゃったのでバスで嶽温泉へ
花もなくほとんど眺めがなかったので、岩木山はきつかった、という思い出の山になりました。




後で麓の方から伺いましたが、岩木山の天気予報はあてにならない、
風向きで雲(ガス)のかかり具合が変わるから、だそうです。

つかの間の晴れだったね・・・



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下山後はそのまま”嶽温泉”に泊まります。
もし雨になっても、温泉旅行に切り替えられるし、と思い、
幸い直前でも日曜なら空きがあったので予約しました。



ここの温泉は素晴らしかった!
酸性なのにあまり肌に刺すような感じはなく、むしろつるつるすべすべ。
2つの湯船はそれぞれ温度も白濁の度合いも違う2種類の源泉だそうです。
ジャバジャバと流れ出る山の恵みに、仕事が忙しくて凝り固まった疲れも癒されました~

嶽温泉では”小島旅館”に泊まりましたが、食事の量がすごすぎて(一番上のコース)
さすがの私たちも食べきれないほど。
でも地のものを使ったお料理は、豪華さはないけどとても美味しくて頑張って食べた。

中でも何より美味しかったのが”嶽きみ”(食べきれず翌日のランチへお持ち帰り)
こんなの食べたことない!一口食べると口の中にとうもろこしの旨味がじゅわっとはじけるのです。
岩木山の麓、標高400~500メートルにある「嶽(だけ)高原」で栽培、
収穫されたとうもろこしだけを「嶽きみ(だけきみ)」と呼ぶブランド品だそうです。
今まで全然知らなかったので、嶽きみの存在を知れただけでも収穫のある旅でした。



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最終日は弘前城あたりを観光しながら帰ります



桜の名所で有名な弘前城ですが、どこにあるのか?解らず、
近くによっても少ししか見えないんですねぇ(石垣修復のために仮台に移された?)
時間もないので天守閣は入らず、ぐるっと歩いただけ(笑)
古代ハスが葉がたくさん、お花が咲いてたらきれいでしょうね~



弘前には歴史ある建物が多く残っています。
palletさんのところで見た旧弘前市立図書館と旧青森銀行を見学して、新青森駅まで在来線に揺られます。






在来線からは朝 雲の中だった岩木山がくっきり。
またおいで、と言ってくれているんでしょうね。



東北ってやっぱりいいな。いつかまた(・∀・)







■行程■
弘前バスターミナル7:10→岩木山神社前8:05→焼止避難小屋10:45→岩木山山頂12:45~8合目駐車場14:40(昼食時間含む)15:45→スカイラインバスにて嶽温泉→16:15

嶽温泉BS8:30→弘前市内9:20 観光
弘前駅11:35→新青森12:20/12:32→新幹線→大宮→新宿16:14 



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三連休は東北へ・姫神山

2016-09-25 | ヤマのこと

2016.9.17~19 岩手県と青森県の山へ

三連休は富山県側の北アルプスの予定でしたが、台風の影響でダメダメな天気予報。
天気が悪い時に行っても結局再訪する羽目になる我が家なので、直前でバスキャンセル。

あ~あ、せっかく出かけられるチャンスの三連休なのに・・さてどうしようかと天気予報を見れば、
東北だけが晴れマークになっていた。
じゃ、東北に行けばいいじゃない!まだ行ったことのない山は・・・岩木山

出発3日前に進路を東北に決め、宿の手配、新幹線の手配と仕事の合間を縫って大忙し
残念ながら連休直前では夜行バスは取れなかったため、初日は移動だけになるのか?
でもせっかく行くのだから朝一の新幹線でも登れそうな山はないかな・・・

と地図を眺めていたら”姫神山”という文字にロックオン♪




通いなれた盛岡駅でお昼ご飯を買い、いわて銀河鉄道に乗る
途中、岩手山へ行くのに滝沢駅で降りる登山者を羨ましく見つつ、”好摩駅”下車。
予約しておいたタクシーに乗り、駅から一番近い”一本杉登山口”へ


誰もいないだろうと思ったら大間違い。
地元の方に人気のお山のようで、駐車場には車がいっぱい。
このエリアのキャンプ場もトレランのトレーニングの為?でテントがいっぱいだそう。
麓から見えるすっきりとしたシルエットのお山が目指す”姫神山”




9:20、登山届ノートに記入し森の中を緩く登って行きますが、階段が続くので汗を絞られます




この時点ではまだ岩手山がしっかり見えていました





五合目で休憩
キノコに食べられそうな道標




六合目からは大きな岩が出てきます




場所によってはよっこいしょ、となるくらいの段差があります




でも階段よりは楽しい~




大きな岩を手を使って登るようになったら、ひょっと視界が開けました
そこから更にひと登りで・・・




広々とした姫神山1124m 山頂




すーーーっと裾野まで開けて気持ちの良い山頂です



目の前に岩手山
岩手山を眺める山として人気があるそうなので、それを目的に来たのですが・・・
雨の中の登山を考えれば、この位の天気は十分ありがたい。




岩手山眺めながら海鮮わっぱめしの駅弁ランチ☆
う~ん、美味しい!三陸と言えばうにいくらめかぶ。
廻りの地元の方々の岩手弁が耳にやさしく響いて・・・気持ちも穏やかに。
第二の故郷はなぜか落ち着くから不思議です。




さて、この”姫神山”という神秘的な名前の由来が気になります・・・


姫神山は岩手山と早池峰山と共に北奥羽の三霊山として、山岳宗教の中心であったそうです。
名前のヒメは「小さい」「かわいい」という意味で女性を表す。
また、ヒム(秘)の連用形で「深い入り込み」
ヒネの動詞ヒネル(捻)で「ねじ曲がった所」
カミ(神)は神聖な山や上(かみ)のことで、高い山を指すetc・・・諸説あるそうです。


▽姫神山伝説▽

岩手山は南部富士と言われるほど男ぶりのよい神様で姫神山と夫婦になったが、
姫神山はさほど美しくなかったので、岩手山は早池峰山を妾にした。

このことを知った姫神山は激しく嫉妬するようになり、
それに耐えかねた岩手山は姫神山と夫婦の縁を切ることにした。
姫神山を追い出す役目を送仙山(オクリセン)という家来に申し渡したが、姫神山は遠くへ行こうとしなかった。

オクリセンは板ばさみになって困ったが、姫神山に同情して北上川をへだて対岸の所に座らせた。

これを見た岩手山は非常に怒り、顔を真赤にし口から火を噴き、あたり一面に焼石を吹き飛ばした。
山は大ゆれし、谷は鳴り、地獄みたいになった。
岩手山はそれだけでは気がすまず、命令にそむいたオクリセンを呼びつけて首を切り落とした。
オクリセンの山のてっぺんが平たいのはそのためで、
切られた頭は岩手山に食いつくようにとんでって鞍掛山になった。

だから岩手山と早池峰山は現在でも中が悪く、夏にこの三山が同時に晴れる事はない。
早池峰山と姫神山が晴れていれば岩手山が曇り、
岩手山と姫神山が晴れていれば、早池峰山は雲って見えない。
こうした事から、姫神山と岩手山は同じ年には登ってはならないと言われていて、
もしもその禁を破ると、その者には必ず災厄があるとされている。(いこいの村岩手より引用)



・・・おーーーこわっ!





と言うことで下りはコワ坂へ




こちらは岩も階段もなく緩やか
でも静かすぎて熊が怖い・・・(実際はこの辺りいないらしいです)




しばらく降りて行くと開けた場所に出て、




一面菊のお花畑
ここからも岩手山が目の前に見えました。



登山口まで戻って、またタクシーで駅まで。
あっと言う間に登れてしまいますが、いいお山でした。
時間的にも十分間に合って、ほっ。


さて、この日のうちに弘前まで移動します。
夕方から夜にかけて雨が降ったりやんだり、明日の天気はどうかな・・・







■行程■
東京駅6:00→盛岡駅8:13/8:40→好摩駅9:03 タクシー(¥2300)一本杉登山口9:20
→姫神山頂11:10~11:50→コワ坂登山口12:45→駐車場13:10 タクシー(¥2300)
好摩駅14:03→盛岡駅14:27 弘南バス盛岡駅西口14:50→弘前バスターミナル17:05→弘前のビジネスホテル




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