カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

ウール素材のBASELAYER

2013-05-26 | モノのこと


山では夏冬問わず大量の汗をかく私。
一日の行動を終えじっとしていると汗冷え?を感じ、小屋泊ではストーブがあるからいいけれど、
テント泊では着乾しだからいつまでも湿ってて、寒さを感じることが何度もあった。
特にザックがあたる背中と腰周り。でもそこが身体の中心だからそこが濡れてると寒いんですよね。

今までは着替えを持っていくこと、ロングスリーブTシャツをウール素材にする位しか対策していなかった。

でも、やっぱり汗冷えが起きるのは、肌に一番近いアンダーウエアが原因だな、と思い、
思い切って(笑)2月からアンダーもウールに変え始めました。

今のところはicebreakerSMARTWOOLのアンダーを使用中。
やっぱり化繊より乾きも早く、さらっとしてて汗冷えしない気がする・・・
高価なのと種類がないのが難点です。需要がないのかなぁ、化繊ならいくらでも売っているのにね。


しばらく色々試してみようと思います♪

-----------------------------------------

<追記>


最近はもうモン×○の服は買わない私ですが、なんと大好きな畦地梅太郎さんのイラスト、
「白い山男」Tシャツを発見して即買い。
シリーズ化してくれたらもっと買うんだけどな~~






新緑の塔ノ岳ランチ

2013-05-20 | ヤマのこと

2013.5.18(土)
この日は山頂で山めしやるよ~というげんさんのお声掛けで塔ノ岳へ。

どこから登ろうか?考えた結果、やっぱり最短で行けるのは大倉かな?
渋沢駅から朝2のバスに乗り大倉へ。最近の混雑ぶりを聞いてはいたものの人の多さにビックリ。
こんな大勢がどんぐり前にいる丹沢は初体験なのでした。(この混雑は下山時まで続きました)

 
大倉バス停に着くと二日酔い気味のたけさん発見。
矢車草さんも同じ時間帯のバスだったようで合流し、一緒に歩き始めました。



大倉尾根を登りにとるのは初めて塔ノ岳を目指した2008年以来です!
いつも下りだけでも辛いのに登りですから・・・久々につーらーいーー



スタートから皆さんに遅れをとるワタクシは勝手に写真休憩・・・


 
平坦になると追いつくのですが、登りになるとすぐにまた遅れをとり・・・



写真撮る振りして休憩・・・私は休憩している場合じゃないのですがついていけましぇん・・・




花立手前の階段ではひーひー度MAX


 
見上げると揺らぐ「氷」の旗が私を呼んでいる・・・。カキゴオリぃ~~~と叫びながら到着。
ひと風呂浴びたぐらいの汗かいたから(笑)我慢できすカキ氷頂いちゃいますよ!美味しくて生き返りました。


 
花立からは山頂すぐそこだよ、の言葉に励まされ・・・



12時前にようやく到着~~あ”ー大倉尾根ってこんなきつかったっけ。
私の鈍足を待って付き合ってくれたお二人さん、ありがとうでした。


山頂に着いたらもう既に”げんさんBAR”はフル稼働でありました


 
 
 
げんさんのまんま伊○丹食品フロアが詰まったような巨大ザックから出てくる厳選食材。
ついつい助手したくなるような軽やかな手さばきで次々生みだされる逸品の数々。。。
それを食べさせていただけるのですから、登って来た甲斐もあったってもので。
(食べかけになっちゃった画像もありでスイマセン)



こんな美味しい山めし食べれたらもう、うっまーーーー何本でも飲めてしまいます。


 
我が家も頂くだけでは申し訳ないので、卵焼き2種と塩唐揚げ(持参)で参加。
右は矢車草さんのベトナム風バケットサンド。さすが料理上手の美味しさです。

 
 
我が家のもう1品は”イカ焼そば”
カットしたキャベツを家に忘れてげんさんに分けて頂いちゃいました、スイマセン・・・



 
そうそう、ワタクシせっせと冷やしたオールフリーを担いで来たのですが、
この日、塔ノ岳山頂ではオールフリーを無料配布しておりまして、500本するすると全部配られてしまったそうです。
うっかりしてましたが、今年の「山で飲むならオールフリー」キャンペーンがもう始まっているとのことで、
山ランチ投稿1件につき、100円がヤマケイオンラインを通じて、南アルプスの山岳環境保全に使われるそうです。




山頂で2時間も山めししててお腹も一杯。
富士山は見えたり隠れたり。暑くも寒くもない絶好の山めし日和で最高に気持ちよかった


 
帰りはまゆちゃん・まゆ太さんひっきーさんも一緒に賑やかに下っていきます。
初対面のbebeさんご夫婦とは金冷シでお別れです。



集まったみんなに少しでも色んな種類の山めしを味わってもらいたいと、
食材がびっしり詰まった重たいザックを背負ってきてくれたげんさん、本当にありがとうございました。
ご馳走様でした。スゴ技も魅せて頂きました!



新緑の塔ノ岳で心もお腹も満たされ、みんなでワイワイと戻る大倉尾根。楽しい1日でした。


おしまい。



・・・・・

・・・・・・・・・・

今回、オチは我が家ではなく山でもなく、別のところについたんですけどね・・・それはまた追々・・・

・・・(^^;;






白い花の季節

2013-05-14 | ヤマのこと

2013.5.11(土)早くもあの”白いお花”が咲き始めたとのことで、
様子を見に出かけてきました。

天気予報はあいにくの雨ですが、ケーブルカーという強い味方があるのが助かります。


10時にケーブル山頂駅で待ち合わせ、目指すはあのとんがりのお山。
あそこはまだ未踏だった、と思っていたのですが・・・



歩き始めると段々思い出してきました。山歩き初期の頃に行ったっけ。記憶って曖昧・・・



この日は稚児百合ロードがあちこちに出来ていました。



”奥の院”までくると目の前にあの麗しき五葉躑躅の美しいシルエットが!ワクワク



と思ったら・・・お花が少ししか咲いてなくて・・・しょぼーん



ふちが痛んでいるということはこれしかないのにもう終板?シロヤシオ、今年も不作っぽいのかな。



それでもこの赤く縁取られた五葉が半開きでまるで花びらの様に見えます!
本当にキレイで愛らしくて、花がなくてもこれだけで十分満足してしまいました



進んでいくにつれ幻想的な風景に包まれて・・・



霧に煙る山はみずみずしくて、これはこれでとっても素敵なのでした。


 
さてさて、そろそろお腹も空いてきたので上高岩山の東屋でランチタイム。
いつもご馳走になるばかりの私ですが、コシアブラとタラの芽が手に入ったので、
今日は頑張って天ぷらにしてきました!
べしょっとしてしまうのはどうかと思いつつ、わたしもちゃんと普段主婦やってますPR作戦

        


 
食事中に段々雨が大粒になりましたが、足場の悪い(といっても鎖が付いている)ルートを下り、ロックガーデンへ。


先週は同じ奥多摩でもまだ芽吹き前の山を歩いたのに、今日は新緑がみずみずしく輝く山。


体中が緑色に染まりそうなロックガーデンは雨でも楽しいですね。色んな植物たちも生き生きしてる。
水辺が美しい季節がすぐそこまでやってきていたのですね。季節の移ろいは早い!



今日はシロヤシオのほかにも如意菫(ニョイスミレ)や・・・



初見の小深山菫(コミヤマスミレ)



岩団扇(イワウチワ)に・・・



飛び入り参加の朴葉仮面



丸葉菫(マルバスミレ)の花びらが桜型!初めて見ました。



斑入り麓菫(フイリフモトスミレ)



チュチュソウ・・・・?



鍬形草(クワガタソウ)に・・・



羅生門葛(ラショウモンカズラ)や、



宝鐸草(ホウチャクソウ)



初見の桜菫(サクラスミレ)



初めて出会った真っ白で小さい白雪菫(シロバナニョイスミレ) みつけたのはYさん。




自分だけでは知ることが出来ない色んなお花や植物の勉強ができ、雨でも楽しい1日となりました。


Hgさん、YさんJさん、今日もありがとうございました。



【行程】御岳ケーブル山頂駅→長尾平→奥の院~鍋割山巻道~芥場峠
    上高岩山→ロックガーデン→長尾平~大塚山巻道~丹三郎→古里駅




繋げよう奥秩父・雲取山~飛竜山 その3

2013-05-10 | ヤマのこと

1日目】【2日目

【3日目】今日は時間的にタイトなスケジュールなので3時起床。
昨日早く終えてテントでゆっくりしていたので、会社に行く平日より元気になっていた(*^_^*)


今日は5月5日、そうだ、こどもの日だったね。山荘には子供達も何人か泊まっていたようだった。


 
素晴らしい日の出を迎えられ、4:50、気持ちよくスタートです!
レリーフも朝日に染まってる中、息を切らしながら山頂へ向かう。


 
山頂では登山者たちがそれぞれの朝を迎えていた。快晴だからみんなニコニコです♪


 
2年ぶり?の山頂かな?やっぱり何度来ても感動しますね。
しばし景色を楽しんだ後、今日はいつもの石尾根ではなく奥秩父縦走路へ。


 
三条ダルミまではまだ日が当らなく、北風が冷たくて手袋が欠かせません。
分岐から先は初めて歩くルート。


 
朝日を浴びながら、緩やかに進むと広~い「狼平」にでました。



この日の朝も寒くて、5月といえども霜が降りるほど。



今日も富士山に見守られながら歩けることに感謝。は~気持ちいいね。




カラマツを眼下に、見上げれば笹の斜面~
鬱蒼とした原生林も好きだけけど、この明るい風景も奥秩父が大好きな理由のひとつ。


 
と、途中まではお散歩気分でしたが「三ッ山」あたりを巻いて進む辺はなかなか辛かった(もう忘れてるけど)
約2時間のアップダウンも終わり、開けたところに出るとそこが「北天ノタル」
ここから「三条の湯」にも降りれますが、今回の最後の目的地「飛竜山」に行かなければ


 
おととし同様、日影には雪が残り凍った箇所もあり慎重に進みます。軽アイゼンは必要ない程度。
北天ノタルからピストンする人も多い中、私たちはテント装備のまま進みます。そ、縦走ですからね


 
山頂直下の分岐に到着。ここは迷わず「直登」です!短いけどきっつ~
そして・・・ようやく・・・2年前、目の前にして時間切れで踏めなかった「飛竜山頂2068m」クリアしました~。


 
樹林の中の静かなピーク。
奥秩父では何度もこのようなピークに出会ってきた(小川山和名倉山等)けど、
山のピークは展望だけじゃないよ、私の縦走の原点、奥秩父に来るとそう教えられる気がする。

ここもしゃくなげがトンネルを作っていた。今年こそはどこかの森でしゃくなげに囲まれてみたいなぁ。


 
やっと繋がった達成感を胸に「禿岩」へ向かい降りていきます。hagehage~~~GO~~(ダンナ様ゴメン)



ここからの眺めがすごく良かったので、また必ず来たいと思っていた場所。禿岩!(ダンナ度々ゴメーン)



右の一番遠くが「白石山」手前の白っぽいところが「カバアノ頭」
手前が唐松尾山~笠取山方面。



甲武信ヶ岳~北奥千丈岳・・・数年に分けてはいるものの、全部自分の足で歩いてきたと思うと、
本当に千里の道も一歩から、ってホントだな、って今更だけどそう思う。


 
この岩に腰掛けて山の連なりを眺めていたら、何時間でもすごせそうな気持ち良さ。

・・・・・・とそうも言っていられない現実が。
ここからミサカ尾根の下山がハードなんですよね・・・その分体力温存しておいたので・・・行きましょう。


 
頑張って下山開始!気の抜けない岩とザレと段差の連続で寒いのに汗ビッショリ



緩やかになってもまだまだ長い下山道、咲き残りで咲き初めのみずみずしい岩団扇が慰めてくれました。


 
飽き飽きするほどの長い道のりもようやく「サオウラ峠」まで降りてきました。
ここから右に折れると前回降りた「奥秋集落」への足場が崩れる蟻地獄のような嫌~~な急坂。
とても苦手であそこは出来れば使いたくないとの思いで、今回は初めての天平尾根へ。



 
私の地図は破線なのでGPS頼りに進んだところ、30分ほどで丹波天平、りっぱな道標が。
(後日確認したら2013年地図では実線になってました)
下り始めは緩やかでこれはイイゾ!と思ったら、やっぱり途中からズルズル蟻地獄の急斜面・・・
でも、あっちの下りの嫌さが100としたら、こっちは50くらいだったかな?ズルズル区間が少ない?
あくまで主観ですけどね


 
こちらのルートも足の皮が剥けるほど下って下って・・・ようやく役場前に下山。


 
「もう一歩も動きたくない・・・」ほどくたびれてのめこい温泉へジャブン
ビールで最後の元気を注入し、18時台の最終バスに乗り奥多摩駅へと戻り、帰りました。


GWでも長沢背稜はやっぱり静かでよかった~。あとはあの区間を歩けば瑞牆から繋がる。
奥秩父は好きなエリアなので焦らず楽しみは後に取っておき、またいつか歩きに行きたいな、と思ったのでした。


おしまい。




【行程】雲取山荘テント場4:50→雲取山頂5:25→三条ダルミ6:15→狼平7:00→北天のタル8:30→飛竜山頂9:15
    禿岩9:55~10:30→前飛竜11:05→サオウラ峠13:00→丹波天平13:30→登山口(役場前)14:45
    (行動時間 約9時間 休憩含む)














繋げよう奥秩父・長沢背稜~雲取山 その2

2013-05-09 | ヤマのこと

【2日目】


昨日のアラレが嘘のように良い天気の朝!富士山もしっかり見えていました。


 
ここには一度泊まってみたかったのですが残念。最近はブームでどこも混んでいるからもう無理かなぁ。
皆さんが出発した後に小屋内見学。窓から富士山が見える。だからここに作ったのかな・笑


 
今日はゆるゆる計画なのでのんびり楽しみながら行きましょう~。
小屋の脇から尾根に上がり、朝日を受けながらすぐに「酉谷山頂1718m」到着。
小川谷林道が通行不能になってしまってから、電車バス利用の私たちには泊まりじゃないとこれなかった。
やっとこれましたよ!ずっと来たいと思っていた酉谷山



山頂から見る富士山。しっかり見守ってくれていました♪



さて、ここからは気持ちの良い尾根歩きだったり・・・。



ぐる~っと廻りこむように尾根を巻いて行ったり・・・


 
途中に鮮やかピンクの叡山菫やハシリドコロのブーケがたくさんあったりと、
咲いている花たちも変化していきました。



朝の清々しい空気の中、GWだと言うのに誰にも会わない。
鳥の声と木々の擦れる音しかしない静かな山歩き♪空気が美味しい~



 
おや?ここはもしかして・・・タワ尾根とぶつかるところに到着。
なんと驚くことに来週タワ尾根でトレランの大会がある??
以前ウトウの頭から先は危険箇所があるらしいと聞いてビビリな私は計画にも入れてなかったのですが、
(後日新しい地図を立ち読みしたら破線で上まで繋がっていた)
ということはもうまもなく一般道になるのでしょうか?嬉しいような・・・微妙?



更に進むと目の前に巨大なヘリポート現る。滝谷ノ峰へリポートと言う緊急時利用の場所らしいです。



ちょうど県境を通るこの尾根から、右手に秩父の町が良く見えます。あのギザギザは「両神山」かな?
もっと奥に雪をかぶった山が見えていたけど・・・?ドコダッタンダロ?


  
更に進み水松山がどこだったのか?解らぬまま天祖山との分岐に到着。少し上がった尾根で休憩。
ここから雲取山方面へは木に括り付けられていた道標の通り、うっかりしていると間違いやすいのですが、
尾根づたいには行かず、斜め下へ巻くように降りていきます。

(私たちはここを直進してしまったソロ男性が見えなくなってからこの道標に気づいたのですが、
どこかで合流するルートなのかと思いきや?次にこの男性と会ったのはテント場で我々より1時間も後!
この分岐まで戻ったのかしら?道迷い要注意かも!)




足元にバイカオウレンがたくさん咲いていました。
春だ、春が来たんだ。ああ、また奥秩父に来れたんだな~って思えて嬉しかった。


 
尾根に戻って少し登ると「長沢山1738m」



だいぶ近づいてきたような気がするんだけど・・・まだまだだぁ。



細くなった尾根道の脇にはシャクナゲ。



苔の岩と張り巡らされた木の根っこ。う~ん、奥秩父らしい濃密な森に深呼吸したくなる


 
おやおや?今日も天気が怪しくなってきましたよ?朝はあんなに良い天気だったのに?
昨日と同じ10時を過ぎると怪しい雲が・・・また降ってくると困るのでここでコーヒータイムとしました。



鹿さんが食べたそうに覗きに来てたっけ。



長沢山からいくつかの「頭」を越えて行くのですが、「桂谷の頭」しか確認できず進み、
登りにさしかかると木々がたくさん倒れていて、ちょっと寂しいような印象のエリアに突入しました。




その後も誰にも会わず、やっと三峰口からのルートと合流しました。


 
もうすぐ雲取山だ~と喜んだのもつかの間、「芋ノ木ドッケ」までが転がりそうな急坂!
慎重に一歩一歩降りていきました。

そこを越えたら急に車道のように歩きやすい道になり、先ほどまでほとんど誰にも会わなかったのに、
若者たちで一杯。原宿に来たような賑やかさ(笑)で大ダワに着きました。


 
私の古い地図には「男坂」の方に水場マークがあったので「男坂」を登りました。(水場見つからず)
廃墟となった”雲取ヒュッテ”の脇を通って・・・雲取山荘のテント場到着。

カラフルテントが見えた~と思ったら、まだ13時過ぎだというのに既に満杯状態でビックリ
そしてまたしても昨日と同じ時刻に雨・・・まさかのみぞれ交じりの・・・雨


 
ということは雲取避難小屋も混んでいるだろう、と予測して今日はここまでかな・・・。
明日の行程上、奥多摩小屋のテント場まで下りてしまうと1時間のロスになる。
モタモタしててここのテント場が一杯になったらシャレにならないと慌てて設営、その後雨(みぞれ)
がザーザー降ってきたので停滞して正解だったかな。

実は雲取山は4回目?なのですが、雲取山荘まできたのは初めて。
おっかないと想像していた小屋の方はみなものすごく愛想が良くて親切丁寧。
ビール(¥500)ハイボールやワインや日本酒や・・・なんでもあるし、トイレは水洗だし!
水場は小屋の前に無料でザブザブ出てるし、テント場代は一人¥300だし。
なんかド田舎から都会に出てきたような錯覚・・・快適すぎる環境の中でのんびりの二日目が終わりました。


つづく


【行程】酉谷避難小屋6:30→酉谷山頂6:55→タワ尾根分岐8:05→ヘリポート8:30
    天祖山分岐9:10→長沢山9:55→三峰口分岐12:00→大ダワ13:00→雲取山荘13:20
    (行動時間約7時間・休憩含む)















繋げよう奥秩父・酉谷山~長沢背稜 その1

2013-05-08 | ヤマのこと

今年のGWは・・・2月から仕事が忙しくて計画もする気も時間もないまま来てしまいました。
そんな時には天気や体調次第での自由が利く、ありがたいいつもの奥秩父エリアでしょう!
長年の懸案だったまだ繋がっていない奥秩父縦走路の抜けたところを繋げましょう、と5/3(金)出発しました。


【1日目】
 
もしかしてみんな遠出したかな?という予想ははずれ、
さすが後半4連休の初日と合って、大混雑の奥多摩駅。東日原行き8時台のバスも3台満杯で出発。
ほとんどの人は川乗で下車、終点のベンチでいつものようにゆっくり支度をし9:30出発。
ジグザグの急登は前回歩いていたので知ってはいるけど、疲れの取れていないカラダに堪えますね・・・


でも登るにつれ、いろんな植物たちが励ましてくれます。


    
雛菫・曙菫・茜菫(タブン)・白い叡山菫(もしかするとヒゴ?)・・・



徐々に傾斜も緩み、気持ちの良い山歩き。



巻き道では岩にしっかり根を下ろした麓菫に今年初ご対面できました。


 
そろそろかな・・・とお腹が空いたところで「一杯水避難小屋」到着。
朝はあんなに天気が良かったのに、雲行きが怪しくなりました。


 
三つドッケは前回行ったのでパスし、簡単に昼食を済ませここからいよいよ「長沢背陵」に入ります。
雲行きが怪しくなったと思ったら、なんと白いものが・・・アラレがパラパラ降ってる・・・寒いわけだ。



眺めが良いという「ハナド岩」天気が悪いのでイマイチですがこんな感じに見えます。


 
腐りかけ?の橋を渡るのにはちょっと緊張した。比較的アップダウンの少ない長沢背稜を進むと・・・


 
遠くにキラリ☆と光るものが見えた!今日のゴール「酉谷避難小屋」です!

見えてからが遠い法則の通り、二人とも眠いし疲れてるし、でも小屋は混んでいるよねぇ・・・?
気がきではなく頑張って急ぎ足で15:40、到着。テントは見えないからもしかして?と思ったら甘かった(^^;;


 
中には既に男性が5名「あと一人なら何とかなるけど・・・」「こちら2人なので^_^;」
覚悟の上なので大丈夫、小屋の前にテントを張らせて頂きました。

私たちが到着した後にも続々4組到着。そして小屋前はなぜかエアライズ3兄弟が出来た
水場は細いですが十分なほどの水が出ていて、トイレもキレイだしこんな山奥で快適な環境に感謝。


  
今日も家から担いできたビール1リットル、もしもの為の水4リットル、焼酎他・・・やっと荷をおろせる^▽^;
いつもなら山めしはダンナが担当ですが、今回は毎晩帰りが遅かったので支度ができず私担当ドキドキ。
げんさんの山めしおつまみ”をヒントに”砂肝キャベツ炒め”を作ってみました、美味しかった!(自画自賛)
後は定番パリパリアボカドサラダと、〆は家から担いできたおにぎりでスープご飯。
この一杯が今日の疲れを全部”楽しかった”に変える魔法の水なのさ。乾杯~



夕方には天気も回復し、空には
遠くの夜景を眺めながら、静かな静かな山の中でゆっくり眠ることが出来ました。



【行程】東日原BS 9:30→一杯水避難小屋12:40→七跳尾根分岐14:40→酉谷避難小屋15:40
    (行動時間約6時間・昼食休憩含む)



つづく











おら、あまちゃんのロケ地さ行きてぇ

2013-05-02 | イワテケン

2013.4.27、GW前半初日の土曜日は半日仕事でしたので、
終わってから新幹線でびゅーんとダンナの実家へ帰省してきました。

岩手県久慈市といえば今がまさに旬の朝ドラ”あまちゃん”の舞台。
こんな機会はめったにないでしょうから(ダンナは久慈市民ではありませんが)力を入れて紹介します



東京駅から新幹線~バスを乗り継ぎいつもの”久慈駅”へ到着。
駅正面の”駅前デパート”そう、このビルが”K3NSP”の会議室・観光協会があるビルです。
私はこのビル見慣れていますが、一番最初に見たときは時が止まったような建物に驚きました(スイマセン)
JRバスとのツーショットは春子が嫌々帰ってきたシーンに出てきましたね。


 
三陸鉄道・久慈駅はドラマの「北三陸駅」
待合室はドラマで使われているのはセットですが、実際はこんな感じ。良く似せています。



三鉄・久慈駅前ロータリーの噴水。
ここのベンチでアキちゃんとユイちゃんがお話していましたね~。



今回は2日しか滞在できず時間がなくて三鉄に乗れませんでしたので外から撮影。
春子と大吉さんが車に乗って話をしたシーンはこのあたりで撮られたものでしょう。


 
さて、久慈駅からバスに乗って「小袖海岸」へと向かいます。
北限の海女の里「小袖海岸」への道路は道幅が狭く、地域住民の生活路線でもある為、
H25.4.20~10月末までマイカー規制となっています。
その為、ダンナの実家から車で30分ほどのところにある小袖海岸に行くのには、
市の臨時駐車場や駅からシャトルバス(片道380円)に乗り換えなければなりません。

駅周辺の商店には”あまちゃん”ポスターだらけ いいですね~
ダンナがまだこちらに住んでいた数十年前は、この1階しか使われていない廃墟に近い「駅前デパート」にも、
全部お店が入ってて賑やかだったとのことです。



(バス車内より撮影)
三陸はご存知リアス式海岸。このように素晴らしい海岸線の景色を眺めながら進みます。



”つりがね洞”等、いくつかの見どころを経て30分ほどで「小袖海岸」到着。


バスを降りると、駅周辺はそうでもなかったのに・・・


じぇ(‘ j ’)/・・・

じぇじぇじぇーーーーーーっ(‘ jjj ’)/


 
小袖海岸に凄い人の数!私がこちらに来るようになって数十年、こんなに大勢の人を久慈市で見たのは初めてです!
30分おき、2台のバスで約100人程度の人が来るんですから、これは本当にこちらでは凄いことですよ!
ドラマ同様、思わぬ経済効果が生まれましたか?(平日でも300人はくるらしい)




こちらがおなじみの灯台です。



灯台を左手に見ながら漁港を進んでいくと・・・



こちらが「小袖海女センター」




夏には素潜りの実演が見れる場所です。ドラマでも何度も登場しましたね。



もちろん海の透明度は素晴らしいのです。エメラルドグリーンです



通路の先端まで行くと、荒々しい波が打ち寄せているのが見えます。
この湾からアキちゃんが出てしまい、昆布に足を取られた場所ですね(多分そう思うけど、違ったらごめんなさい)



アキちゃんが500円玉を握り締めて海から上がってきたのはここです。
北三陸の海は夏でも水が冷たいから、ロケとはいえ皆さん本当に大変だったと思いますよ。




 
テントでイカやホタテを焼いていたり(雲丹はありません)磯ラーメン(こちらの名物料理です)を販売していましたが、
やはりここはまず「まめぶ」でしょう

実はダンナも食べたことがなかったそうですが、お味は・・・・美味しい!
こちらはくるみ餅を良く使うので(私も毎年お盆と正月に頂いています)まめぶの味には慣れてましたが、
まめぶ汁は今まで食べてこなかったのがもったいなかったほど美味しかったです



北三陸の観光スポットでお馴染みの「どこから来たのシール看板」がこちらにもありました。
こうしてみると近隣・・・いや、東京も案外多くてビックリ。


 
センターの前では地元の学生さんが海女のスタイルで一緒に写真を撮ってくれました。
急に忙しくなって大変でしょう、と言ったら「いいえ!たくさんの人が来てくれて嬉しいです!」
と言ってました
良かったねぇ・・・地元の方々の笑顔が私もすごく嬉しかった。
今回、ドラマのロケ地に選んでくれたことで、久慈の町に確実に人が増え活気があるのを感じた。
もちろん賑わいは今だけだったとしても、今後、誰かの、何かのきっかけになったらいいなぁ。



さて、名残惜しいけどそろそろ東京に戻らなければいけない時間です。
そうそう、あの山のてっぺんに立つ小屋がヒロシがいた「漁場監視小屋」かな?
実在するとは思ってなくて驚いた。近くまで行けるようですが時間切れ。ここは又夏に再訪したいなぁ。



 
小袖漁港は地元の方の生活の場でもあり、全く観光地化されていないので何もないし、
賑やかさをイメージして行かれると期待はずれになると思うのですが、
こんな「めったにない」チャンスに乗っかろう、売り出そう、というそぶりは今まで通りやはり全く見えず(笑)
シャイで頑固な北三陸人気質(注:我が家の旦那様のことです)そのままの変わらない姿でした。
せっかくだからちょっと頑張っちゃえば?と思う私のような考えはここには必要ないみたい
(右画像:ドラマ北三陸秋祭りの山車は、久慈市内の「やませ土風館」のなかにあります)

※・小袖海岸ロケ地見学時、灯台や監視所等廻るなら最低1時間30分ぐらいは必要かと?
バスが2台ずつしか出ず、乗り切れない場合は30分後まで待たなければなりませんので、
時間に余裕を持ってお出かけください。(2013.4.29現在)
・コンビニ、食堂等はありません。ジュースの自販機、トイレはあります。





(オープニング映像のひとつ・久慈渓流、車窓より)
ドラマを見るたびクドカンは本当に良く観察しているなぁ、と感心しきり。
地元民じゃなくて久慈を知っている私には「あ、そうそう、こっちってそうなんだよね!」と、
笑ったり涙ぐんだりしてしまうことばかり。面白いし元気の出る良いドラマですね。
本当にこれをきっかけにもっと多くの人に北三陸の良さを知ってほしいと思います




以上、まだ家の脇にカタクリが咲き残る北三陸の「今」をお伝えしました。



おしまい。