カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

野の花season2

2022-04-27 | ヤマのこと



季節の移ろいとともに、野の花たちもどんどん変わる。
けど、日当たりの良い場所とそうでない場所では、あたりまえですが同じ山の中でも結構違う。



林床ではまだこんな感じ。
というより、咲いてないまだ青い状態を見たのは初めて。
こんな風になっていたのね。



今年初のニオイタチツボさんとアケボノさんに出会った。
すごく良い香り~今年も会えてよかった♪



咲きたてのシュンランとエビネが同時に見れるという不思議。
思い通りにはいかないのが自然です(-ω-)


4月25日、いつもの山で。







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新緑の武川岳

2022-04-24 | ヤマのこと

2022.4.23(土)埼玉県の武川岳へ


春の花もそろそろ端境期
近場のアクセスの良い日帰り山はほとんど歩いちゃったから、花が目的じゃない時どこに登ろう?
と考えていたらまだ登っていなかった山発見。



4月はアカヤシオ目当てでとなりの蕨山に行っていたので、こちらの山は未踏でした。
いつもの名郷バス停から30分ほど車道を歩いて登山口へ。
杉林の中をぐいぐい登っていきます。



おぉ、ここが天狗岩ですか。
オトコは黙って”男坂”へ



両手両足使って岩を登ります。
なかなかな急角度ですが、前と後ろの団体さんに挟まれてしまったので
写真を撮る時間もなく、しっかり確認しないと不安定な岩もあったので注意して登ると・・・



10分ほどで岩場終了。
女坂ってどこから行くのか?下山側から見るとちょっとわかりませんでした。

息を整えつつしばらく穏やかになったと思いきや、またしても急坂現る。



登るしゃがむ登るしゃがむ、で立ちくらみ・汗



ようやく明るい尾根に乗った、と思ったらここが前武川岳かな?





ここから山頂まで今日初めての明るい尾根歩きになりました。
山桜が風に乗ってはらはらと舞ってきて気持ちが良い。



この時期はふもとの美人さんに会えるのも嬉しいですね。




山頂は広く、眺望はありませんが気持ちの良いところなのでランチ休憩。
今日は途中から暑くて半袖、水の減りも早い。そろそろ夏装備にしないとかしら・・・

さて、ここから名郷へ戻る妻坂峠はまだ今年も通行止め
二子山方面へは気持ちの良い尾根が続いていそうでしたが、
私の鈍足では夕方になってしまいそうなので今回はパス(ヌイコグマのため・笑)



ということで正丸駅目指して進みます。
こちらも最初は気持ちの良い尾根歩きでしたが、分岐を実線の方へ進むとまた薄暗い杉林になり、



林道に出て、名栗げんきプラザの方へ歩いていきます。



途中、トウゴクサバノオがいーーっぱい咲いているのを見つけてラッキー



やっぱりお花に出会えると元気になる♪



しばらく車道を進み、伊豆ヶ岳への登り返しルートへ
途中出会ったのはあかねさんかな?



小高山を越え、向こうに見えるのはさっきいた武川岳の尾根と二子山?



伊豆ヶ岳~正丸峠は小学校の遠足で来てるので伊豆ヶ岳はパス。
山登り初めの頃にも来たけど、正丸峠にお蕎麦屋さんがあったという事しか覚えていない。
まだ健在でした。

お蕎麦屋さんの裏からぐいぐいっと川沿いを降ります。
ここは”関東ふれあいの道”の正規ルートのはずですが、まあまあ荒れてて、
途中の橋が斜めに傾いていたので、このあたりも昨年一昨年の台風でやられたのかな・・・



フデリンドウ・フモトスミレ・ナガバノスミレサイシン


カタクリ・マルバスミレ・ニョイスミレ・コンロンソウの仲間?


ニリンソウなど。本日であったお花たち。

林道に出て、正丸駅まで歩いて今日の行程は終了。

いっぱい汗かいたので、西武秩父駅まで戻って”祭の湯”に行きましたが、
駅に着いたとたん、何があったの?と思うくらいの人でごった返し!
多分ですが”芝桜の丘”イベントか何かあったらしく、帰りのラビューも満席(ギリギリ2席確保できましたが)
温泉も大混雑、おみやげ売り場もレジに長蛇の列。
みそぽてとも長い列で電車の時間に間に合わず断念したのが心残りでしたが、
観光客であふれているのをみたのは3年ぶりなので、経済動き始めて良かったなぁ、と思いました(^^♪





【行程】飯能駅BS7:10⇒名郷BS8:10/8:30⇒武川岳登山口9:07⇒天狗岩9:50⇒前武川岳10:50⇒武川岳11:07~11:40
    ⇒登山口12:50⇒伊豆ヶ岳方面登り返し⇒小高山13:10⇒正丸峠13:35⇒登山口13:55⇒正丸駅14:25/14:46⇒西武秩父駅15:06
    西武秩父駅16:24⇒最寄り駅

    登り1049m 下り1082m 距離11.7km
    

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南高尾deニリンソウ

2022-04-18 | ヤマのこと
2022.4.17(日)南高尾へ


昨年見に行った時は終わりかけだったので、今年は満開の時にいくぞ!
と決めて、天気予報を信じ雨の残る土曜日は見送って晴れ予報の日曜日にしたのに・・・

朝みた天気予報・・・日曜日が曇のち雨に変わってたなんて聞いてないよー!(土曜日の午後は早くに晴れになった)


と言ったところでもう遅い。
朝一番の電車に乗り高尾山口から草戸山経由で二輪草を目指し、山友と4人で歩く。



春の高尾に4月も半ばになってから来るのは珍しいかも。
今年初チゴユリ



どんより空のもと、ひときわ映えるヤマツツジ



アップダウンしながら草戸山到着
城山湖の向こうには遠くビル街がみえ、まあ、降られないだけよかったかな。



四辻からのこのルートを歩くのは数年ぶり



ちらほら十二単



ひとりしずかちゃん
などを見ながら分岐を下り始めると・・・



見えてきた♪



ひゃっほ~






今日は満開でshow



こんなたくさんのお花に囲まれたらそりゃ動けなくなるってもんde・・・



離れがたいけど



また来年も会えますように。



群落を見たらそのまま下山。
マルバさんはあちこち咲いてたけど、エイザンさんは少ししか見かけなかった。



ムラサキケマン・タチツボスミレ・釣り糸垂れてるウラシマソウ



ヤマルリソウの茎がこんなに長いの初めて見た
まあるいのは蕾なのかしら?おもしろい(^^


ヨゴレネコノメ



ぱーんと開いたカテンソウ



よーくみたら溢液(いつえき)現象?



イチリンソウ・ヤマブキソウ・キランソウ など
車道歩きも楽しい高尾



あれ?稲荷神社のくまがいさんはみんな蕾。
去年の同時期は満開だったから、やっぱり今年は寒かったのかな。
人の思惑通りにはいかないよ、ってことですね。





【行程】高尾山口駅6:45⇒草戸峠⇒草戸山8:15⇒山下分岐⇒ニリンソウ群落9:25~9:45⇒稲荷神社10:45⇒タカオネ11:20
    

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牧野記念庭園

2022-04-16 | オデカケ

以前から一度行ってみたかった”牧野記念庭園”へ


”牧野富太郎”は「日本の植物学の父」と言われる植物学者。
4月24日の「植物学の日」は富太郎が生まれた日にちなんで制定された。

無知な私がその名を知ったのは10年ほど前、山歩きを始め、スミレが気になるようになってからのこと。
大好きなスミレのひとつに”マキノスミレ”というのがあり、その名が牧野富太郎を記念したもの、と知ってから。
牧野富太郎ってどんな方なんだろう・・・というのがきっかけでした。
人生をかけて日本中の野山をかけめぐり、新種や変種を見つけ命名した植物の数は1500を超えるという偉人。



一冊の本を開く。
牧野富太郎の驚くほど繊細な描写力で描かれたスケッチに魅了された。
もちろん自分は種類を覚えられるほどの頭脳を持っていないので、見て楽しむだけ。



その後特に意識もせずにいましたが、来年のNHK連続テレビ小説のモデルになるとの事で、
空いているうちに、と記念庭園へ。

庭園はそれほど広くはありませんが、いろいろな植物が係りの方の手によって大切に育てられていました。



ここだけとても静かでゆっくりと時が進んでいるような。



敷地内には執筆のために籠った書斎と書庫が再現されており、
書棚や机などの調度品は当時のたたずまいのままに保存されていました。



牧野富太郎と言えば奥様 ”すえこざさ”



で、高知県出身の方の資料館がなぜ練馬区にあるかというと、こういう理由です。


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私がスケッチに魅了されたきっかけの本”牧野富太郎植物記”
これは花が好きだった母が持っていた古い本で、わが家に野の花1.2と山の花の3冊だけ残っています。
ここに描かれたスケッチは、私が今まで野山で見てきた花たちそのもの。
写真なんて必要ないくらい。そうそう、うんうん、と頷きながら読んでいる大好きな本なのでした。

「雑草という名の植物は無い」

ほんとうに。





牧野記念庭園 都指定文化財
らんまん


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棚山ハイキング

2022-04-11 | ヤマのこと
2022.4.9(土) 山梨県の棚山へ


棚山は隣の兜山と合わせて歩くのが一般的。
実はずっと前、同じ時期に一人でとあるものを探しに兜山に向かったことがあるのですが、
春日居町駅から登山口まで1時間強歩いていかなければらなくて、
登山口に着いただけで疲れちゃって目的の物も探せず途中で下山、そのまま高尾へ戻った過去有り・笑

なので今回は最終目的地を優先して時間配分、地図を見ていたらショートカットできそうなルート発見したので、
山梨市駅から市営バスに乗って”矢坪”から棚山だけを登ることにしました。

が!
山梨市営バスを待っていたところに入ってきたバスは、行き先表示が違う。
う~ん、このバスじゃないみたいだから待ってましょ、とバスを見送って待っていたけど次に来たバスは10分後。
何だか怪しい気がして運転手さんに聞いてみると、”矢坪”に行くのはさっき見送ったバスだったとの事!
いつもならOBAちゃん根性丸出しで運転手さんに聞くのに、今回は山梨県なのでおとなしくしていたのがいけなかったか・・・。

せっかく調べた一日に一本のバスに乗れず、ちょっと考えた結果やはりワンウエイが基本の我が家ですから・・・
タクシーになりました(;'∀')ナニソレ



登山口(実際には表示はない)のある”永昌院”で降りると、素晴らしい景色が。
りっぱなお寺からは正面に富士山、枝垂れ桜や桃の花
予想していなかった景色に、バスに乗り損ねた残念な気持ちはすぐにどこかへ飛んでいきました(単)



寺の脇の作業道?から登ります。
沢ルートとのことでしたが、尾根は広く明るいので割と気持ちよく歩けます。
置き去りにされた車や重機、鍵のかかった小屋。ここは昔なんだったのでしょ?



途中から伐採作業中のようなところに出ました。
雑木林を登るのかと思いきや、日差しが強くて暑い暑い!
小指の先ほどの小さなスミレ、オカちゃんと源氏ちゃんかしら?



結局、登山道らしきものはわからないまま、上へ上へと歩き、正規ルートに乗っかりました。
前方に見えているのが山頂かな?



そこから緩やかに進むと、今年初のカタクリさんに会えた。



ぽつんぽつんだけど、踏まないように歩かないとね。




登山道のほとんどが明るい陽のさす尾根。
アケボノちゃんとマキノちゃんが一輪ずつと、ハシリドコロがのびのび咲く道を”山の神”ルートで登っていきます。
途中からロープの道になり、



一息付けるところが”山の神”
大菩薩の稜線がよく見えます。



山の神から上にもまだまだ続くロープ道。
久しぶりにふくらはぎの突っ張る道を登りきると、尾根に乗り、



でた!



うわ~~
甲斐駒から北岳間ノ岳農鳥岳塩見岳・・・ずらずらっときれいに見えていました。



棚山山頂には三角点(1171m)
それほど広くなく、山頂へ来る途中からのほうが景色は良かったです。

一息ついて、下りは”重ね石”ルートへ



なるほど重ね石
”山の神”ルートよりこちらの方が緩やかなので、下りにして正解でした。



下りはあっという間。
さっきのカタクリ道を戻り、



今年初キブシ
春が来ましたね~



登っている時見上げていた尾根に着きました。
植樹されたばかりのような小ぶりの桜を眺めながら、



まっかな”どこでもドア”を開けるとそこには



ふーじさーーん




ということで、本日の目的地”ほったらかし温泉”到着。
有名な温泉ですが、公共交通機関がないのでなかなかチャンスがなく、今回初体験。





キャンプ場も併設しているのでとても賑やか。
「あっちの湯」のほうが広いそうですが、混まなそうな「こっちの湯」に入りました。
富士山を正面に見ながらの温泉、うわさ通りの解放感でした。



予定ではここからタクシーで駅まで、でしたが、予想より早く着いてしまったので、
行ったことのない”フルーツ公園”まで歩いてからタクシーに乗りますか(節約)
と、下り坂をてくてくと降りていく途中、



この時期、桃色に染まる甲府盆地を眺めることか出来ました。



フルーツ公園では今まさに桜が満開!ソメイヨシノや枝垂れ桜
都内ではもう散ってしまった桜、ここで見れるとは。
歩いてきてよかった。



(FUJIYA HOTEL正面にあった桃&富士山のポスト)
どなたかの参考になるかも?と沢ルートの簡易ログを載せておきます。

計画は失敗だったとしても、晴れてすがすがしい一日を過ごせたならそれで何もかもヨシ!
ですよね(^^♪





【行程】新宿5:32⇒八王子6:15/6:35⇒山梨市駅7:58 市営バス8:12(に乗るはずでした)
    永昌院8:45⇒正規ルート合流9:50⇒棚山11:10~11:25⇒重ね石(昼食)11:50~12:15⇒キャンプ場13:20⇒
    ほったらかし温泉13:30 (ぬくぬくーぽん印刷で手ぬぐいタオルプレゼント有)
    山梨市駅16:13⇒高尾17:42⇒新宿18:34 ※青春18きっぷ利用
    
    タクシー:山梨市駅⇒永昌院 フルーツ公園⇒山梨市駅 どちらも片道¥1,600程度

    歩行距離8.3km 累積標高差登り853m 下り665m
    

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