カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

御岳山レンゲショウマ

2017-08-31 | ヤマのこと

2017.8.26(土)


この土曜日も天気予報はイマイチなので、近場へ行こうと奥多摩へ







ケーブルカーで行くのはあまりに怠けすぎる、と
よせばいいのに古里駅から歩く




登山口までの車道ですでに蒸し暑くて汗かいて





登り始めると木々がピクリ、とも動かないほどの無風
蒸し暑くて暑くて暑くて暑くて・・・
大塚山さえも巻いて富士峰園地へ






お目当てはレンゲショウマ
今年の長雨で開花が遅れていたようで、まだ楽しむことが出来ました




カメラマンさんのようにうまく撮れな~い
毎回毎回同じような写真しか撮れないので、カメラはやめて自分の目で楽しみましょう




訪れる人も少なくて、上から見下ろすとこんな感じでした。




レンゲショウマに混じってあっち向いたりこっち向いたりのソバナ

”その昔、杣人が山で茹でて食べたら香りが蕎麦そっくりだったからソバナという名に!”

えー?知らなかった!
御岳山ビジターセンターに書いてあった、勉強になりました~




ヤマジノホトトギス/オクモミジハグマ
秋が近づくと、紫色のお花が目につくのは気のせいかしら




お花見を終えると天気予報通り?雨がぽつぽつ




晴れてればなかなか良い眺めなんだけど・・・




ケーブル駅脇のベンチで雨を避けながらのランチ
担いできたオールフリー、今回も氷でキンキンにして頂きました
ふーー、生き返る! やっぱり私は暑さに弱すぎるらしい(ノД`)


本当は日の出山経由つるつる温泉のお決まりコースを行くはずだったけど、
登りで汗かきすぎて疲れたし雨粒も落ちて来たし、もういいや、かーえろ。




表参道を降りて行きます
ここ、何気に道は細いし指定車両は通るし傾斜が急なんですよね

以前もこの時期ここを登ってきて暑すぎて失敗したっけ
この時期はケーブルで登って、稜線歩きをした方が楽しいよね、
なぜ、毎回毎回同じ失敗をするのでしょう・・・(゚Д゚;)

参道脇の杉の木、よく見ればすべてにナンバリングがされている
さて、いったい何本の杉の木があるの?



表参道入口鳥居脇の最後は「784」(もう一本あったけどプレート割れて読めなかった)
御岳山は関東の霊山として信仰されてきた山ですからね、
一本一本が大事な御神木なのでしょう。



この後、お気に入りの河辺温泉・梅の湯
日帰り山&日帰り温泉&ビールのセットはささやかな休日のお楽しみ♪
これだけでもちょっと日常がリセットされる
ゆっくり出来て癒されたから、また一週間仕事頑張ろう。








■行程■

御岳登山口9:13→丹三郎尾根→ケーブル駅→富士峰園地11:45~12:15(ランチ)
ケーブル上13:00→ケーブル下13:42
   
  

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北アルプス縦走2017【裏銀座~ブナ立尾根】

2017-08-24 | ヤマのこと

1日目】【2日目】【3日目】【4日目


2017.8.14(月)5日目


この山旅も今日で終わると思うと、ゴール目前の喜びと同時に寂しい気分にもなる
とても居心地の良い時間を過ごさせてもらった野口五郎小屋にさようなら。
小屋の方が右に左に、歩きはじめる登山者たちに鐘を鳴らして見送ってくれた。



私たちは烏帽子方面へ
出発からしばらくは風が強く寒くて手袋をする、久しぶりに味わう稜線の空気




水晶小屋から野口五郎岳間と、
野口五郎岳から烏帽子岳への道はずいぶん違うみたい
昨日歩いた大岩ゴロゴロはほとんどなくて、ここからは本当の雲上の散歩道



立山?剱?




しばらく進み、振り返ると槍ヶ岳が!
今回初槍ヶ岳♪




高曇りだったけど、これだけ見れたら贅沢は言えません。
赤牛岳の山肌の赤がこちら側からだとさらに赤く見える気がする



歩いてきた道を振り返ると、自分にもまだできるんだ、と勇気が湧いてくる





三ツ岳の手前で二手に分かれます
私はもちろんお花畑コースへ

と言ってもハクサンイチゲとチングルマぐらいであんまり咲いてなかった(*^_^*)




三ッ岳ピークからは周囲の山々が見渡せ





ピークの周辺はコマクサがまだ咲き残っていてかわいかった




楽しみながら進んで行くと・・・ん?




良く見ると鹿島槍ヶ岳の向こうに白馬岳の特徴的なシルエット




後立山の峰々を遠くに思いながら手前に目をやると、不思議な岩がニョッキリ
あれが烏帽子岳?






水晶岳方面はここで見納め
右手にぐぐっと曲がり下って行く




池とテント場がみえてきたら、その先が烏帽子小屋でした。




ここもよさそうな小屋ですね、でも野口五郎小屋より混むので、
昨日断られた、という人が野口五郎小屋に来ていました。
小屋の前のイワギキョウのお花畑がキレイでした



小屋の中に入ってみると、大好きなCCレモンがあったので購入
(自分の持ってる500ml炭酸は下山のエナジーとしてまだとってある)
一息入れてから烏帽子岳へと向かいます



花崗岩の白がどことなく、燕岳への道を思い出させてくれる



ニセ烏帽子まで来ると、目の前にどーん、と烏帽子岳が
オベリスクそっくり( ̄▽ ̄) いや、オベリスクが似てるのか



もう少し進めば烏帽子岳のふもとまで行けたのですが、ガスにまかれて見えていたのはほんの一瞬
十分楽しませてもらったのでここまでで小屋に戻りました。
(本当は下山が気になっていたという・・・笑)




小屋にデポしたザックを背負い、ブナ立尾根を下山します。
長いから気合入れて下りないと。



こっちを下山するのは登ってくる人には申し訳ない気もするのですが、
烏帽子小屋を一泊目にすると野口五郎小屋には泊まれないし、
二泊目水晶小屋は超混むだろうし、三俣まで行くのは遠いし薬師岳にも行きたいし・・・
そんなこんなで高天原~薬師岳の距離バランスがうまく組めなかったので
今回折立in~ブナ立outとなりました。

うわさ通り、日本三大急登らしくはありますが整備がされてて歩きやすい登山道でした。

登山道にはナンバーが1~12までふってあるので目安になります
途中で昼食を取り、10位まで降りてくると気温も上がって暑い

「あつーい、あつーい」
とひとりぶつぶつ言いながらの下山途中、ふと人の気配に振返ると・・・

「あれ?昨日野口五郎小屋で一緒だったよね?タクシー予約してるの?
してないなら乗っけてくよ、ほらあと2つだから頑張って歩いて!」




と昨日に引き続きまた励ましていただき、
「汗流さないと帰れない」と言えば温泉まで連れてってくださり、
温泉から信濃大町の駅まで送って頂くという、至れり尽くせりの締めくくり。
地元の山の大先輩に感謝感謝で、楽しかった5日間の縦走がさらに思い出深いものとなりました。


私は出来るだけまだ行ったことのない世界を見てみたいと思う
歩いたことのない道、行ったことのない場所
まだ経験したことのない旅は不安もあるけど、感動はもっとあるから
今回もたくさんの気づきをもらいました。


一年のうちのたったの5日間だけど、130%楽しませてくれた山、ありがとう!




おしまい。






■行程■

8/14 野口五郎小屋(2898m)6:00→三ツ岳水晶池(2844m)7:50~8:10→烏帽子小屋(2551m)9:08~10:00
   →ブナ立尾根(1339m)10:00→登山口13:05→高瀬ダム堰堤
   
   歩行距離約9.5km 29,277歩 
   
   葛温泉・高瀬館にて入浴→信濃大町駅→松本→あずさ→新宿19:30頃
   
  

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北アルプス縦走2017【高天原温泉~野口五郎岳】

2017-08-22 | ヤマのこと

1日目】 【2日目】【3日目

2017.8.13(日)
縦走4日目にして初めてのすがすがしい朝


谷間から見上げる水晶岳、なんだか今日は期待が持てそう



小屋のそばにある池塘では朝霧がみられた
しーんと静まり返ったこの楽園ともお別れ



名残惜しく、展望台に上がってみる



高天原山荘の赤い屋根、小屋の向こうは薬師岳の稜線かな?


昨日、大東新道からテント装備ですいすい登ってきたソロ女子と話していた時に
「すでに筋肉痛で明日が不安なんですよ」
と言ったら
「私もですよ~でも明日は雲ノ平まで登り返すんです、山にいる間に筋肉痛治っちゃいそうですね」

そうなんだ、こんな健脚さんでも縦走途中に痛くなるんだ、となんだか嬉しくなった。
そして昨日、温泉で足を揉みほぐしたり、川で冷却したせいなのか?
驚くことに昨日痛かった大腿四頭筋あたりの痛みがなくなっていた!

高天原温泉効能?(・∀・)?




さて、今日は長い一日。
分岐から岩苔乗越への分岐を緩く登っていくと1時間ほどで”水晶池”
日照りが続くとすぐに枯れてしまうらしいが、今は水を湛え水晶岳リフレクション



水晶池から樹林帯を緩く登って45分、ようやく稜線が見えてきました。
あれは鷲羽岳の稜線かな?






樹林帯を出ると強い日差しが身体を刺す
でも黒部源流へと注ぐ岩苔小谷の谷筋を登っていくので、水しぶきが気持ち良かった
このあたりはお花畑、クルマユリやハクサンフウロがいっぱい咲いていた



3日目にしてようやく夏山気分を味わい



乗越手前の地味に苦しい登りを頑張れば



岩苔乗越到着
ふーーーっ 暑かった!
思い出した、前回はここにザックをデポして水晶岳へ
その後黒部源流の見事な紅葉に魅了されたっけ




一息ついていると、ヘリが雲ノ平上空を旋回
荷揚げかと思っていたけど、結構長い時間だったし、その後みたら何かピックアップされてた・・・





ワリモ分岐にくると一気に人が増えた
休むところもなかったのでスルーしたけど、水晶岳ピストンの人がゾロゾロ
このあたりお花がたくさんさいていたけど、しゃがむ余裕もなし





水晶岳への稜線歩きはとっても気持ちが良いのだけど



高天原からずっと登りだったのでお腹ペコペコ
早くザックを下ろしたかったのが本音



営業している水晶小屋は初めてなので嬉しくてちょっとお買い物♪

小屋側から見る水晶岳
ダンナ様は行きたがっていたけど、時間がタイトなのと体力温存で却下、
ゴメーン


さて、ここからは未知のルート
前回水晶岳に来た時に、歩いてみたいと眺めていた向こう側へ



ですが、一歩足を踏み入れたら私が苦手とするザレザレ細い尾根の急斜面でした(ノД`)



幸い?ガスってくれたので暑さもなく、ギザギザも見えなくて良かったのですが。

水晶小屋でランチしてた時、こちらから登ってくる人たちの顔が険しかった意味が解りました、
登ってくるのも苦しいでしょうね・・・
下りが苦手な私はCT30分のところ、1時間もかけて降りてきました・・・



さきほどまでの賑わいが嘘のように、こちら側は静か
東沢乗越までくると一息つけたけど






その後は大きな岩ゴロを延々とアップダウン




優雅な稜線散歩をイメージしていた私には厳しい現実でした
見ると歩くとでは大違いですね(笑)

どうやらあそこが竹村新道との分岐らしい、やっと・・・




私の古い地図のCT、水晶小屋から2時間30分のところ、3時間30分もかけて歩いてきた
もう歩くのくたびれたよぉ、と思ったところにようやく道しるべが




もうちょっと、あともうちょっとと思いながら来たら、向こうからパトロールの3人が

「小屋分岐まで来てザックを下ろしてから山頂行ったらいいよ、もうすぐだから頑張って」

励ましの言葉をもらい、元気になって山頂へ
この出会いが後に続くとは、この時は思いもしなかったけど



見えたよーー!



わーい、やっと着いた”野口五郎岳”
ガスで何も見えなかったけど、このピークは嬉しかった!
計画段階でちょっと距離が長く、歩き通せるか不安だったからなおさら。
心に残るピークって、きっとこんなちょっとしたことなんだよね。




小屋でビールが待ってますよ、と声をかけてもらった野口五郎小屋へは目と鼻の先



野口五郎小屋
今回一番泊まりたかった山小屋



評判通りの良い小屋で、昔ながら(昔知らないけど)の山小屋らしい、
シンプルだけどアットホームな雰囲気

なぜか前から通っていたような?
帰ってきたよ、と言いたくなるような温かみのある小屋
そして気さくで親切なスタッフの皆さん

夕飯までの間、外のベンチや食堂で皆思い思いの時間を過ごす
居心地が良くてお酒が進む

そして夕飯はこんな山の上で天ぷら!!!
小鉢も付いてすごーーく美味しくて感動しました。



夕食後、外へ出てみると表銀座は雲の中



逆光の中にかすかに見える水晶岳から読売新道
今日はあの稜線の向こうの谷から、あの尾根を通ってここに来たんだね

長かった一日を振り返りながら、今回初めて過ごす稜線での夕景
雲が多かったけどやっぱりいいな、山の朝夕。


今夜はゆったり一人一枚の布団で快適に夢の中へzzz


最終日へ





■行程■

8/13 高天原山荘(2120m)6:05→水晶池(2293m)7:13→岩苔乗越(2777m)9:23→水晶小屋(2893m)10:40~11:10
   →東沢乗越(2743m)12:18→真砂分岐13:53→野口五郎岳(2913m)14:42~15:00→野口五郎小屋(2898m)15:07

   歩行距離約9.5km 26,838歩 
   
   混雑度・・・布団ひとり一枚
   
   ☆私が参考にしている好きな黒部源流のサイト


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北アルプス縦走2017【雲ノ平~高天原温泉】

2017-08-20 | ヤマのこと

1日目】 【2日目

2017.8.12(土)

今日は雲ノ平経由高天原温泉まで

昨日、雲ノ平まで行かなかったのは今日の目的地が高天原温泉だったから。
(でも多分、昨日雲ノ平に居たらよい景色に恵まれてたと思う・・・笑)


いつか行きたい、と思いながらもいつも黒部エリアに入るのは10月だったので、
9月いっぱいしか営業していない高天原には行けなかったのです。

この夏山計画は高天原温泉に行く為のもの、
一番の目標に向かってまずは直登、行きましょう!




前回怖かった橋も、二度目となるとなんてことはなかった。
今日は登りきるまでカメラはザックにしまいます。

ここの登りはキライじゃないのですが、運動不足の大腿四頭筋がすでに痛くなっていたので、
利き足にあまり体重をかけないように黙々と登りました。



2時間20分で雲ノ平の入り口に到着~




ここで二日間大事に重しにしていた私のエナジードリンクタイム♪
カルピス&氷&SUNTORYスパークリングウォーター
くーーぅ!汗かいた身体に沁みわたる!飲みたかったんだ、雲ノ平でカルピスソーダ(・∀・)



廻りを見渡せば・・・黒部五郎岳がぼんやりと、小屋の赤い屋根



歩き出せば、どんどんやってくる・・・ガス





二度目の雲ノ平もガス!
ということで、寄り道せずに”雲ノ平山荘”へ



懐かしいなぁ~
ここでジュースを買って行動食タイム。
すると小屋の方が大きな看板を持ってきて、玄関先に掲示
今日は200%の予約が入っているので、これ以上になると多分人間らしい時間は過ごせないという・・・
(翌日聞いた話だと、テント場も大混雑だったらしい)
お盆の時期も混んでるんですね(お盆休みに縦走したことないので知らなかった)




しばらく待ったけど晴れそうもないし、休憩をたっぷりしたので温泉めがけて行きますか。
どこが取り付きか?と思ったらまずは登りでした・・・
登り切った辺りで雨が降り出したので、合羽を着こみ、カメラもしまいます。
大岩ひと山越えていくとは思わなかったので油断してましたね、滑らないように慎重に進み




急坂の入り口からは写真はありません(笑)
ここは本当に北アルプスか?と思うようなヌタヌタずるずるどろんどろんの悪路(?)を
ぐんぐん下って行く。
長い梯子を3つも降りヘトヘト、あーお腹すいたよぉ、と思いつつも休む場所もなく



ようやく高天原峠に着いた時はほっとしました。




そこからは緩やかに沢を渡り、木道をしばらく進んだら・・・




わーーー!



ココハドコ?ナニカノサッカク?
悪路から~の天国☆




わ~い!憧れの高天原温泉に着きました!




おなかペコペコだったので、食堂でうどんを食べようと思ったら終了しましたって(汗)
では仕方ない、ビールで我慢

ここも美味しい水がじゃばじゃばと出ているので本当にありがたい。
ドロドロに汚れた合羽を洗って干して、小屋のテラスでお腹を満たし




落ち着いたところで一番の楽しみだった温泉へ




行きは下り、20分ほど歩いたでしょうか?




沢の音が聴こえたら・・・出ました!高天原温泉からまつの湯


女性は囲いの中なのでいまいち開放感に欠けます、男性は良いな~みんな丸裸ではしゃいでるし
広々とした写真も撮りましたが、掲載不可なものが写っているので載せられません(笑)

あの悪路を降りてきたからこその気持ち良さ!
青い空、温めのお湯、冷たい沢
岩に寝ころんで火照った足を沢につけ
黒部のど真ん中から見上げる青空
この気持ち良さは何にも代えられませんね

長い時間歩いてきたからこそ得られる至福の時間でした。




温泉から戻った後はまたビール
テラスから”高天原展望台”を眺めながら山の話に花が咲く
混雑しているとはいってもさすがに最深部、静かなものです。




明日は今回初めての晴れ予報が出ていますが・・・


4日目へ







■行程■

8/12 薬師沢小屋(1919m)5:35→アラスカ庭園→8:10→雲ノ平山荘(2576m)9:15~9:50
   →高天原峠(2109m)12:00→高天原山荘13:00(2120m)

   歩行距離約7.2km 20,507歩 
   
   ※小屋で買えるもの:ビール・氷結・ジュース・日本酒・カップラーメン等
    水は無料 テント場はありません 
   ※今回の山小屋は出発前にすべて予約済みです
    混雑度・・・布団一枚に二人


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北アルプス縦走2017【薬師岳~薬師沢】

2017-08-19 | ヤマのこと

【1日目はこちら

2017.8.11(土) 2日目



ご来光を期待したけど、さすがにそれは無理っぽい天気。
ま、行ってみなくちゃ解らないから・・



ゴロゴロ岩の斜面をゆっくり登って行くと、避難小屋跡
更に進んで



なんとなく、朝日の気配を感じながら山頂に到着しました



山頂は日本海側からの風が強いので、祠の陰で風をよけながらガスが切れるのを待ってみたけど
うーーん、これ以上は無理っぽい。
薬師岳は天気の良い日に来たかったんだけど・・・仕方ない、降りましょう



毎度お馴染みの景色
どこの山頂に居ても同じ景色
どこの山に登っているのか自分の位置がわからない景色(笑)




バイバイ、薬師岳。きっとまた来ることになりそう。

小屋に戻って朝食を頂き、来た道を戻ります。






昨日のお花畑の中をゆっくり降り、数が少なくなったテント場を通って太郎平小屋の赤い屋根へ





さて、今日の予定が少し変更になった。
晴れていれば北薬師岳まで行って、S字カールを眺めるつもりだったけど、
ガスで諦めてしまったので時間はたっぷりある。

太郎平小屋のベンチでまったりとコーヒー飲みながら作戦会議

・・・今日は予定通り、ゆっくりの一日でいいよね。
太郎平小屋に報告をして再出発




ここからは私が大好きなエリアだもの、急ぐこともない
右手に北ノ俣岳を見ながらゆっくり進みましょう




振り返る太郎平小屋
山小屋の屋根が赤いと嬉しいのはなぜだろう



密度の濃い森の中・黒部川に向かって吸い込まれていくような、この道が好き
いちばん最初にここに来た時のワクワク感は特別なものだったみたいで、
今でもあの日の感動が蘇ってくるから不思議






この辺りも木道脇にお花がいろいろでシアワセ




グングン降りてくると・・・あれれ?
ワタスゲの向こうに青空が?




わーー!カエルが見えた!




振り返ればなななんと!薬師岳が!
このタイミングって(笑)

さすがに戻る元気はないので、まあ、見えてよかったね、ということで・・・



いくつかの橋を渡り



大好きな”カベッケヶ原”を抜けて



透明度の凄い沢が見えたら”薬師沢出合”
今日はここまで。





時間的に余裕があったので、雲ノ平まで行こうか迷いましたが、
今回は”泊まったことのない小屋に泊まる”というのもひとつのテーマ
予約も入れてあったのでゆっくりすることにしました。



薬師沢の岩の上に腰掛け、深い谷から青空眺め、
火照った足を沢に着け 清らかな水の流れと
15時を過ぎても次々雲ノ平を目指して登って行く若い登山者たちを
ただただぼーっと眺め、時々ウトウト・・・

うん、最高じゃないですか!
まるで子供の頃の夏休みみたい(*´∀`*)
違うのは夕飯の時間まで延々とビールを飲んでいたことぐらいで・・・




若いスタッフが作るご飯はすべてが手作りでとても美味しかった。
小屋はこの日大混雑で寝苦しかったけど。


3日目へ






■行程■

8/11 薬師岳山荘(2684m)4:30→薬師岳2926m5:25~5:45→薬師岳山荘6:25~7:30
   →太郎平小屋9:25~10:15→薬師沢小屋12:45

   歩行距離約9.5km 24,139歩 
   
   ※薬師沢小屋に宿泊の際は、出発前に太郎平小屋に申告することになっているそうです
    混雑度・・・布団一枚に二人



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北アルプス縦走2017【折立~薬師岳】

2017-08-16 | ヤマのこと

2017.8.10(木)富山駅 天気:晴れ


この夏は数年ぶりに山に入れる日を5日間確保できたので、
後回しにしていたところ、歩きたかったところを繋げてみることにしました。

地図を開いてINOUTを組んでみると、富山県側からならなんとか5日間で済みそう
仕事を終え、バスタ新宿から夜行バスに乗りました。


長く居座った長寿台風が関東を過ぎ去ったのが8月9日、私たちの出発日。
台風の後は嫌な想い出しかないけど、今回はあまり被害がなかったみたい・・・
なんて思っていたら、8月9日の折立行のバスは運休だったそうで!
ゲートも開かなかったのでみんな足止めだったそうです、一日違ってたら!ふーー、あぶなっ!


とりあえず行くしかないとバスに乗ったけど、
富山駅に朝ついて、バスが運休してたらどうするかなぁ・・・
なんて思いを吹き飛ばす青空が迎えてくれた5:30、富山駅到着。
直行バスは順調に進み、折立へ。
こちらから登るのは三回目、お馴染みアラレちゃんもまだ健在でした。



天気が良いのは嬉しいけれど、なんといっても暑さに弱い私。
樹林帯を抜けるとジリジリ刺す日差しに汗が噴き出す。



毎回同じ失敗をしているような気がするけど・・・
あとちょっと、あとちょっと行ったらお昼にしよう、
と五光岩ベンチまで来てしまうと私にはもう遅くて、
お腹が空いていても暑さと寝不足バテでご飯が喉を通りません。
このパターンは日帰りハイクでも一緒だから、汗をかきすぎてしまう前に何か食べないとダメですね
(→次回こそ)



この時点では薬師岳が見えています




五光岩ベンチから太郎平まではもうすぐ。
幸いガスってくれたので進めましたが、もう眠しい食べれないしヘロヘロ。
太郎平の美味しい水を一気に500mlほど飲み

「今日はここに泊まって明日薬師岳ピストンに変更しようよ!」

という私の意見はいつも通り聞いてもらえず、予定通り薬師岳山荘方面へよろよろ進む。
初めて歩く道、テント場を過ぎたら沢を登る感じなんですね。




途中、キヌガサソウの名残に励まされますが



ゴロゴロ岩は容赦なく続きます、地味にしんどい。
やっぱり軽い荷物で来た方が絶対楽だった (´ε` )



とブツブツ言いながら一瞬だけ夢のように平らな”薬師平”を通過。
その先もアオノツガザクラ・イワイチョウ・チングルマ・シナノキンバイが自由に咲き乱れる花園
けど、しゃがんで写真を撮る元気はありません




ガスっていて先が見えないのは良いのか悪いのか・・・?
まだかなまだかな・・・この辺りが一番つらい登りだったっけ




ビール、ビール、と呟きながら進んでは止まり、また歩きを繰り返していたら
ガスの中からぼわっと薬師岳山荘が現れました。

この日はまだ空いていて満室ではなかったので楽でした。
外のベンチで待ちに待ったビールを飲みようやく元気を取り戻し、
夕飯を頂いたら即夢の中へ・・・


一日目、終了。

二日目へ






■行程■

8/09 バスタ新宿22:30→富山駅5:30
8/10 折立行バス6:20→折立8:20
   折立(1350m)8:35→五光岩ベンチ(2196m)12:00~12:25→太郎平(2300m)13:15~13:40→
   薬師岳山荘(2684m)15:42

   歩行距離約9km 25,938歩 ザックは大体13kg位

   ☆薬師岳山荘・・・ビール500ml¥800 氷結350ml¥600 水は天水なので太郎平から持参
  混雑度・・・100%未満 布団一人一枚



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夏山縦走2017

2017-08-15 | ヤマのこと

2017.8.10(木)~14(月)の5日間
北アルプスを縦走し昨日帰ってきました。


今年は梅雨明け前の方が天気が良くて、8月はなんだかすっきりしないですね。
でもいつもながら1か月前にはすべて予約を入れているので、
多少の雨でも行くつもりで夜行バスに乗りました。

事前天気予報では5日間のうち、2日間は傘マークがついていたのですが、
山に入ってみれば雨に降られたのは3時間ほどだけで、
雲が多めながらも毎日晴れもあり(もちろんガスも)穏やかな山日和で、
計画通りにすべて歩ききることが出来、感謝の山旅となりました。



(裏銀座縦走路より 烏帽子岳越しの立山~剱岳 後立山連峰)


今回あまり写真を撮っていないのですが、初めて歩くコースだったので、
記録をぼちぼち書き残していこうと思います。
ときどき覗いてみてください(*^_^*)



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