カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

8月最終週は箱根

2022-08-27 | ヤマのこと

※途中敗退・途中まで書いてUPするの忘れてました・笑

8月最後の週末は、行きたい山があったのですが下界での用事優先。

でももう1ヶ月も山歩きしていないので、次の山行の為に歩かないと!
(と思ってこんな暑い日に低山へ行こうとするのがそもそもの間違い)


しかも8月中に小田原に行かなければならない用事があったので、
ではそれを兼ねて、といつもの明神ヶ岳を目指そうと大雄山最乗寺へ

連日の雨のせいか湿気がすごい。
こっちのルートは風が通らないので蒸し暑さがすごくて、いつも大汗なのに更に大量の汗をかき、
息苦しい中1時間、小屋跡まで来たら過呼吸のせいなのか何なのか・・・貧血状態で座り込み



熱中症はこういう湿度の高い状態でもなるのよね、山頂までは無理かも・・・
と思いながらも休んだら少し楽になったのでまた歩き始めた。

ようやくいつものススキの原に着いた~
でもここから山頂まではまだ2時間近く登るんだけど行けそうかな?どうかな?
と歩き始めたら左足に「バチッ」と痛みが走った。

短パン&タイツの上に2センチ以上もある大きな虫が食いついてる( ゚Д゚)
これ何??と叫んだらアブだと!
しかも3匹同時に足に食いついて、他にも私の周りをぐるぐるまわっているヤツもいる・・・

白馬鑓のブヨ痕がようやく収まってきたと思ったのに!
ぎゃー!痛い痛いやめてーー!
と泣きそうになってたところ、ダンナ様からのひと言
「おれは行く」

はい、私だけ下山(-_-;) もういいっす。来た道を戻りまっす。
既に刺された後だけど念のためカッパの長ズボン履いたもんだから、蒸し暑さは更にUPして
下りなのに暑さでもうろう・・・



スタート地点に戻り、アイスを食べ、バスと電車を乗り継いでいつもの八里温泉を目指す。
幸い営業中の札、ここでお風呂に入れなかったらどうなっていたのか?と思うほど汗かきすぎた。

山頂でひとり優雅にお昼を食べ、宮城野の温泉で汗を流したダンナ様と風祭で合流して、
最終目的地へ。(1時間差くらいで合流できたのはなぜ・笑)





気分の悪いのは温泉に入って治ったけど、この日は一日中目の前がもやもやしてて、全部食べれなかった。
(このほかに鰺メンチとかカワハギ肝とか食べてますけど)
年齢とともにたくさん食べれなくなってきたのもあるけどねぇ。

夏の終わりの低山、そういえば毎年のようにやらかしていたような気が・・・
暑いのが大の苦手なくせになぜこう、毎年同じこと繰り返す( 一一)


雨ばかりだった8月もそろそろ終わり。
9月こそは山を目指す誰もが気持ちの良い青空の下、山歩き出来ますように。





【行程】新宿⇒小田原⇒大雄山⇒最乗寺BS⇒大雄山⇒小田原⇒風祭⇒早川⇒小田原⇒新宿

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ヒナノちゃんに会いたくて

2022-08-21 | ヤマのこと

2022.8.20(土)お花を探しに富士山方面へ


日曜日に行く予定にしていたので5:00、いつものように寝ぼけ眼で朝散歩に出かけ
歩きながらスマホで天気予報を見たら、日曜日の午後からの雨予報が終日に変わっていた!
う~ん、雨の中の花探しは厳しいかも?今日行こう、そうしよう!とジョギングコースからUターン
当初のプランはまたにして、大急ぎで支度をして電車に乗った。

電車を乗り継ぎタクシーも使い、3時間半かけて登山口に着いたのは11時
今日は山登りじゃないからいいけど、戻りのバスの時間もあるし、ちょっと焦り気味。



曇り空の下、キンミズヒキ・フシグロセンノウ・ツリガネニンジン・ヌスビトハギ



タチフウロ・アキノタムラソウ・カワラナデシコ



コオニユリ・ヒキヨモギ・キキョウ



ゲンノショウコ・オミナエシ・オカトラノオ

などを見ながら、登ったり下ったり。



今日一番の探し物はかなり小さいという
高さ4センチくらい?
写真でしか見たことないし、どんな環境下で咲いているのかも分からないから自分にとっては難易度高し。
メインルートでは見つけられなかった。

が。

藪のように生い茂るカヤトの道を進むと、今日の目的2種類のうちのひとつが突然足元にニョッキリ!


左:ハナハタザオ 右:オオナンバンキセル

一度見てみたかったオオナンバンキセル(大南蛮煙管 ハマウツボ科 ナンバンギセル属)
もうほとんど終わりでしたが、どんな植物なのかが解って嬉しい
これは予想より背も高くて大きかった(20センチくらい)



目的の一つは達成できた
でも、一番の目的の花は見つけられない・・・
とコスモスの咲く開けた場所で、一旦練り直そうとランチタイム

そこへ、ご夫婦が降りてきて「私たちもここで一休みしましょう」と。
今日この山で初めて会う人だったし、とても感じの良い方だったので勇気を出して聞いてみた。

するとやはりこの時期ココに来る方は同じ目的だったようで、とても親切に場所を教えて下さった!
雨が降り出したので「あなたたち、合羽は持ってるの?」とまで心配してくださり、本当にありがたい。

すぐに教えて頂いた場所へ向かい、傘を差しながらの花探しとなった。
うーん、この辺りだと思うのだけど・・・あ!あった!

え? いや、これ、想像以上に小さいんですけど・・・
ルーペがなかったら、花の様子なんて肉眼ではまったくわからないんですけど・・・




会えて良かった~ ヒナノキンチャク(雛の巾着 ヒメハギ科 ヒメハギ属 絶滅危惧ⅠB類(EN))



こんなに小さいとは。花の大きさ3ミリくらい?
ピントが合ってるかどうかもわからないけど、とにかく撮る!
小雨の中、はいつくばって必死にシャッター切りました(;'∀')



トリミングしてようやく解るくらい小さく、そしてホントに可愛いお花さん
一番最初にこの花のひとつひとつのかわいらしさを発見した人は凄いなぁ

雨が強くなったので満足して即、下山
他に見た花で、貴重なお花もあったようなのですが写真に撮ってなくてまた反省。(キセワタとか)
来年はもっと時間に余裕をもって見に来ないとね~


【行程】登山口11:00⇒バス停14:05


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▽おまけ▽

18時には新宿に戻れたので、この時間なら・・・と夕飯を食べながら19:30まで待って、
3年ぶりに開催した神宮外苑花火をちょこっと歩きながら見て帰りました。
やっぱり花火はこの音と臨場感、ですよね♪










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富士山お中道トレッキング

2022-08-16 | ヤマのこと

2022.8.8(月) 富士山五合目へ


連日猛烈な暑さの東京
家でじっとしていても体に悪いので、暑い時期に一度行ってみたかった富士山五合目へ
バスタ新宿から直行で五合目まで行けるバスがあるので、それを利用してみたかったのも理由の一つ



富士山に入るとどんどんガスに包まれ、五合目に着いた時は真っ白~
ここに来るのは12年ぶり、お店は変わっていなかった
富士登山から降りてきた人、これから登る人達の憩いの場所
あの頃、また登ろうかな?と思ったのが何かの間違いのように、今は全く登る気が起きない・笑



私たちはお中道へ
歩き初めは寒いくらい



森の中ではシャクジョウソウ 初めて見たかも?



ハクサンシャクナゲ



コケモモは結実してしまっていました



お中道はほぼ平坦で石畳
のんびりと進んでいくと、



さっきまでガスガスだったところに青空
ダケカンバの中を歩き、溶岩流跡を渡り、



木々を抜けると、おおーーっ



すごい速さで雲が流れ、富士山が姿をあらわした
やっぱりデッカイ!(アタリマエ)



さらにゆるゆる歩き、眼下に見える奥庭を今日の目的地とします。
その向こうは青木ヶ原樹海



いったん車道に出て、



茶屋の脇で大好きなヤナギランが咲いていてラッキー
この辺りでは珍しい鳥さんにお目にかかれるのか?
鳥撮りの方々がスタンバイしていました。



展望台まで行きましたが、ガスで何も見えず。
お中道まで戻ります
お花は少なくて、ホタルブクロとアキノキリンソウ、ソバナくらい



戻りは登り返し
ちょっとだけ富士山を登っている気分が味わえます





富士山と言えばイタドリ、オンタデ



黒い山肌に映えますね



お中道に戻ると、このあたりはもう雲の上に出てしまっているので、
空が広くて別次元にいるみたいな気分を味わえた
富士山の雰囲気を体感するには良いハイキングコース



気温は15℃くらい
日差しは強くても涼しくて気持ち良いーーーー♪(登ってないからね)



森に入ればキノコとイチヤクソウ



もふもふ苔たちを見ながら戻ってきました



バスの時間までだいぶあったので、懐かしい登山口の方まで10分くらい歩いてみようかと思ったら、
お馬さんから先は
「登山の方は協力金1000円です。強制ではありません。登らなくても五合目に来ただけで払っていかれる方もいます。」
と言われ、ん?それって?
・・・諦めました。

帰りのバスまで神社のベンチでまったりしてたら、長袖着ないといられないほど冷えた( ;∀;)

予約していたバスに乗車、バスが走り出したらなんと土砂降りの雨!
今日も雨にあたらず、ラッキー継続中
でも平日なのに帰りの中央道の渋滞にはまり、一時間オーバーで新宿到着。

下界の暑さから逃げて涼むには良い場所ですね。
空気もソフトクリームも美味しかった気楽な日帰りトレッキングでした。





【行程】バスタ新宿6:45⇒富士山五合目9:20(片道¥2,650) 五合目9:40~お中道~奥庭~五合目13:30
 富士山五合目BS15:00⇒バスタ新宿18:30(定刻は17:30)



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3年ぶりの帰省

2022-08-15 | イワテケン

今年のお盆休みは3年ぶりにダンナ様の実家、岩手へ行くことが出来ました。


(イボンヌラッピング列車・三陸鉄道)




台風が本州から離れたからか、14日の午前中には晴れて久しぶりの青空が広がりました。





三陸鉄道にもそれなりに乗客がいて嬉しいな~



(ピンクの花は夏水仙)
出発前から雨ばかり降っていた東北、山形秋田岩手
盛岡あたりはなかなかの雨量で、北上川(雫石川)は濁った水がざぶざぶ流れていました。

ダンナ様の実家も今年は雨ばかりだそう、8/13は警報が出て、怖いほどの雷&凄い雨でした。
実家は山の中、相変わらずdocomo携帯の電波はギリギリ2本(北アルプスより状況悪い)なので、
ネットで現在情報仕入れるのも大変です・笑
まあ、目的は義父母のお墓参りなので、気温25度の涼しい山の中で何もしない日も良いけど、
ここで土砂崩れに合ったら数日間誰にも気づかれないな、という心配もないとは言えない( ;∀;)

3年も行かないでいたら、やはりあちこち変わっていました。

台地が(雨で?)削れて痩せたり、水含み過ぎ?でふかふかだったり、畑にイノシシが来るようになったとか、
木々が生い茂り過ぎて普通の道なのに暗くて、そこに熊が座ってても不思議じゃないよねとか、
宮古駅前の唯一のショッピングセンターが12月に閉館したとか、マイナスな部分ももちろんありますが、
プラスな部分もありました。



このヤギのキャラクターをあちこちで見ると思ったら、どうやら2019年に宮古にできたスイーツ屋さんのもので、
グッズまで販売していて、北三陸エリアではかなり推している風
(クリームパンは確かに美味しかったです)
寂れていく宮古駅周辺(ゴメン)にこの店だけ違う空気と思ったら・・・知らなくてすみません(;'∀')



ほかにも、地元の駅が道の駅になってすこ~しだけ賑わいを見せていたり、
久慈駅前に”YOMUNOSU”という図書館&交流センターの立派なビルが出来ていたり。
いまだに”あまちゃん”?と言われそうですが、有名になったものを使うのは良いんじゃないですかね。
そのころからぐっと、この北三陸あたりのエリアのやる気が感じられるようになったと思うので。
おしゃれなカフェも出来たり、地元の若い人には嬉しいのではないでしょうか。

この3年間でいろんなことが変わったけど、
ダンナ様の実家エリアは世代交代してきているみたいで良かったな、と、30年ほど通ってきた部外者の感想でした('ω')ノ








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白馬三山2022 ④

2022-08-07 | ヤマのこと

1日目はこちら 2日目前半はこちら 2日目後半はこちら


3日目の朝
3時に起きると昨夜の雨は止んで星が出ていた。
うん、天気予報通り今日も午前中は晴れそう
支度をし、4:30に宿舎を出発



頂上宿舎からだと山頂まで15分ほど余計にかかるんですよね・・・
日の出の時間にこれじゃ間に合わない!となぜもっと早く気づかない・笑



といことで、いつも通りダンナに先行ってーーー!





でも山頂まで行かなくても日の出が拝めました、ヨカッタ(^^)



劔岳の右奥には白山、左奥には槍ヶ岳 槍の上にはレンズ雲のようなものが乗ってます
昨日の雨が良かったのか?今朝は遠望が利き素晴らしい眺めが得られた
富士山、八ヶ岳、煙が上がっていた浅間山など(chiakiさんありがとう)



あれ?ここから富山湾が見えてる?あっちは能登半島?
晴れてよかった!ガスじゃこの楽しみはなかったもんね!



山頂にいたガイドさんのような方が「この一週間で朝こんなに晴れたの初めてですよ」
と話している声が聞こえましたが・・サービストークだとしてもやっぱり嬉しい



山の上で迎える朝は何度体験しても本当にすがすがしい。
この瞬間に生かされていることに感謝でいっぱいになる
ご来光を拝み、自然に手を合わせてしまうのはこんな気持ちからきているのかも。

名残惜しいけど進みます。



ここの下りはちと高度感があって私にはちょっとコワい場所
以前から高度恐怖症だけど、年齢とともにさらに怖くなってきたから困りもの( ;∀;)



で、こういう足場の悪いところにきれいな花が咲いているんですよね



ミヤマクワガタ・ミヤマダイモンジソウ・アヅマギク・ウサギギク・チシマギキョウなど




朝露に光るミヤマコゴメグサ



三国境
向こうへ進む人を羨ましく眺める
もう朝日岳まで行ける気力体力ないかもなぁ・・・もう一度行きたかったんだけどなぁ
夏じゃなければ行けそうだけど、それじゃ花が見れないから意味ないし・・とかぐずぐず・笑




忘れることのないあの日を思いながら、小蓮華山へ登り返す



雪倉岳 朝日岳 海の向こうに佐渡島 眼下に姫川・糸魚川
あの日、暑くて暑くて日陰を求めた避難小屋が見えてる~






今日もお花いっぱい 
コバイケイソウとアキノキリンソウ



船越ノ頭からしばらくは下りなのでらくらく雲上散歩



正面に頚城三山、右手には歩いてきた白馬三山の尾根
鹿島槍ヶ岳がくっきりと・・・・



と、よく目を凝らしてみたら白馬鑓温泉小屋が見えているではないですか。
三日前なのにもう懐かしい



ここで今回初のタカネナデシコ

奥には!



こんなに晴れていてもライチョウさん登場
子供3羽がちょろちょろしてて可愛くて、しばらく見入ってしまいました



白馬大池が見えてきました





池の周りにはハクサンコザクラとミヤマリンドウ



はい、ここでお弁当タイム
頂上宿舎の朝食は5:30からとの事だったので、お弁当にしてもらいました。
予想を上回るゴージャス弁当!魚の甘露煮類が苦手な私には嬉しいおかずがいっぱい♪
持たされた時ずっしりしてたけど、こんな美味しい山小屋弁当、初めて食べました



前回、白馬大池で気が緩んで辛かったのを覚えていたので、
今日は「ここからが長い!」と気合を入れて下山開始



下山と言っても大岩の登りからのスタートですが。



まずは白馬乗鞍岳まで登り、



短い雪渓下り

そこからが記憶よりさらに長かった
大岩、間違えて乗っかるとやり直さないとルートが途切れるし
こんなやっかいな道だったっけ?と木道が見えたところで気が緩み岩から滑って右足グネリ(-_-;)



幸い大したことはなかったので、その後2,3日で治りましたけど
それより初日にブヨに左右の腕6か所刺され、腫れあがって肘曲げにくいのと定期的に襲ってくる痒みが辛かった・笑

懐かしの天狗原、ベンチで一休み



あとはドロドロで歩きにくい道を栂池まで降りてゴール
ソフトクリーム食べたかったけど、ロープウエイの時間が迫っていたので諦めて下界に降りました



下界に降りたらやっぱり暑い
暑すぎて八方へ戻るバスまで50分ほど待つのが嫌でタクシーで移動します
おかげで空いていた八方の湯で汗を流し、さっきまでいた白馬の稜線を見上げながらお疲れ生ビール♪
今回いったい何杯ビール飲んだ?

天気や山小屋自粛など不安材料は多々あったけど、
行ってみれば天気もまあまあ、最終日は素晴らしい天気に恵まれて
終わり良ければすべて良し やっぱり白馬は何度行っても飽きない素晴らしいお山でした(^^)



☆定番コースなのに写真・文多めで長々失礼しました('◇')ゞ






【行程】白馬頂上宿舎4:30⇒小蓮華山6:55⇒8:25~8:50⇒白馬乗鞍岳⇒天狗原10:20~10:30⇒栂池山荘11:25

栂池ロープウエイ11:40⇒栂池高原12:00 タクシーにて八方の湯12:40(約¥2900)八方BS14:45⇒長野駅16:10(平日の為渋滞ナシ)
長野駅17:04⇒新幹線⇒東京駅18:28
    

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白馬三山2022 ③

2022-08-06 | ヤマのこと

1日目はこちら 2日目前半はこちら


尾根に乗りました、行く手には白馬槍ヶ岳
前回はここで寒くなったけど、今日は風がなくて穏やか



(画像は全て無修正・上は一眼、下はiphone撮影ですが空の色が一緒でしたね(^^))
ここからは楽しい稜線歩き
後ろは唐松岳方面、今のところ後立山連峰は雲の中

この白馬鑓ヶ岳の斜面は”崖錐(がいすい)斜面”といい、白い砂礫と石が混じり合い35度の傾斜を作っている
この35度は「安息角」と言い、落石が崩れ落ちない最大角度とのこと。おもしろいなぁ~
日本アルプス登山ルートガイドより引用)



息を整えつつ登っていたらガスってきた!山頂も真っ白!
曇り予報は知ってたけどまだ9時過ぎなのに早くない?笑
遠望は残念だけど、暑さは遮られるからま、いっか。

それに・・・



ガスのおかげで雷鳥さんにも会えたし!ウレシイ♪
ちっちゃな子供たちと、クゥクゥという鳴き声がとても可愛かった



稜線にはコマクサやテガタチドリ、ムカゴトラノオ、カンチコウゾリナかな など



杓子沢のコルあたりで早いランチタイム
だいたい、朝食後4時間立つとお腹がすいちゃう私。
山行中は汗をかきすぎておにぎりやパンなど固形物がとりにくい上にカップ麺が苦手なので、
山では最近汗をかいても食べれる日清のカレーメシシリーズonly
外装はゴミになるので中身だけZiplocに入れ替えサイズを抑え&ごみ削減
300mlの小さなタッパにお湯を入れてから4分程度で食べ始められるのも使いやすいのです。
(山SHOPで買うアルファ米シリーズより安い&出来上がりが早い)



右下に大雪渓を見ながら縦走は続きます



次は杓子岳 こちらも真っ白な世界でした( 一一)
以前歩いているので見えなくてもいいでしょう

そう、ガスっていても足元に楽しみがあるのが白馬の楽しいところ



イワオウギ タカネイブキボウフウかな



ミヤマムラサキ ミヤマオダマキ



トラノオ と シックなブローチみたいなミヤマアケボノソウ



前方に白馬岳が見えてきました



稜線歩きもいよいよ楽しみなゾーンへ



地味だけどいっぱい タカネシュロソウ



オオカサモチ タカネイブキボウフウ



チシマギキョウ



仲良しチシマギキョウとタカネツメクサ


宿舎手前の登りに、たしか高密度な高山植物ゾーンがあったはず・・・



わー(゚∀゚) ここココ



やっぱり



ミヤマシオガマ・ミヤマダイコンソウ・アカモノ



ハクサンフウロやシラタマノキ、タンポポは何タンポポか見分けがつきません



ヨツバシオガマ・ミヤマアカバナ



ミヤマクワガタ

この登りの区間の密集度がすごい
高山植物の種類の多さも。
(花の名前が違っていたらご教示下さいませ)


この子はもしかして・・・リンネちゃんでしょうか?
しゃがむのが辛くなって撮らなかったのを後悔(*_*;
ここに来るまで他にも撮ったつもりで撮ってなかったり、そんなの一杯ある~



そして今夜の宿”白馬頂上宿舎”到着



テント場の斜面にはハクサンイチゲがまだまだ元気でした


・・・7月中旬から山小屋スタッフに感染者が出て小屋自粛、の情報が毎日のように入るようになってきたので、
私の行く日は大丈夫なんだろうか・・・と天気予報以上に心配していたら、
現実のものとなり、予約していた白馬山荘は7/27の時点で自粛となった。
慌てて頂上宿舎の空き情報を調べ予定を入れ直してこの山旅が成立しました、焦った~
(7/30、7/31は営業したけど8/1からまた自粛)



今日は生ビール♪
まだ早いから少し散策しようかと思ってみたけど、ビール飲んだらもうやる気がなくなりまたお昼寝zzz
携帯の電波もほとんど入らないので、何もしないぼーっとした時間もたまにはいいものです←



頂上宿舎に泊まるのは初めて。
以前からここの食事が良い、と聞いていたので楽しみにしていましたが、
本当に驚くほどの種類と美味しさでびっくり!
白馬山荘を選ぶのはスカイプラザで生ビールが飲みたい、という理由だけなので、次回もここにする・笑

村営施設なので商売っ気のないあっさり小屋でしたが、施設は清潔ですごくよかった。
日曜日だったせいか?宿泊客は40人程度で、16人部屋に私たち二人だけの個室状態
換気などの心配もなく安心して過ごすことが出来ました、スタッフの方のご配慮に感謝。

3日目へ




【行程】鑓温泉分岐(稜線)8:45⇒白馬頂上宿舎12:30 16時過ぎ頃から雨

    

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白馬三山2022 ②

2022-08-04 | ヤマのこと

1日目はこちら
2022.7.31(日)


2日目、予報通り朝は気持ちの良い晴れ 小屋の朝食を頂いて6時、出発です。
下山の方たちは朝風呂入ってた、いいな~



小屋の裏手から稜線まで約3時間、登ります
この小屋の上部は滑落の多い場所(特に下り)登り途中で左手に見える大きな雪渓の亀裂
確かにあそこにはまったら・・・と思うと怖いので見ないようにして慎重に足を運びます。

鎖場の連続、濡れていて滑りやすい岩場をぐんぐん登る(写真は無し)
このところの体力減(プラス体重増)が地味~に響きました( ;∀;) やっぱりトレーニングしないと落ちるばかりよね



でもでも大汗かいていったん登り切ったらこれだもの!
これぞ夏山、これぞ北アルプス、がババーンと目の前に広がる”大出原”
この道、一度通ったら忘れられなくなったのでまたここに来たかった、来れた。



大出原からは高山植物を見ながら登れる楽しい道



更に登っていくとチングルマとのハクサンコザクラのお花畑



ここまで来なければ出会うことのできない、この一瞬にただただ感謝



まるでチングルマの庭園

この先の雪田を登りますが、傾斜は緩いのでここもアイゼン必要なしです
昨日も今日も無風で案外暑くて汗が滴り落ちてたけど、
この雪のおかげで身体が冷やされ、この先の登りが楽になりました シゼンヨアリガトウ♪



登るにつれ、青い空は更に青く



花たちは「ようこそ」と言わんばかりに



足元を埋め尽くす勢いで咲き誇っていた



咲き初めのコバイケイソウ



色褪せたウルップソウ



女王様たちのダンスパーティ





雲上の楽園は6年前と変わらず、今も健在でした


☆長くなってしまったので後半へ続きます。






【行程】白馬鑓温泉小屋6:00⇒鑓温泉分岐(稜線)8:45

    

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白馬三山2022 ①

2022-08-03 | ヤマのこと
2022.7.30(土)~8.1(月)6年ぶりに白馬へ


昨年お盆休みに予約を入れていたが、例の台風ですべて流れてしまったので今年こそ!
しかも3年ぶりに鑓温泉が営業するとの事だったので、早々に予約を入れてこの日を待っていた。

さて、山に行くとなったらまず気になるのが天気予報
1週間前は傘マークが多かったが、だんだん変わって昼間は曇り、雨は夕方からの予報
ならば行けるね♪ と夜行バスに乗りました。



八方からの乗り換えバスは2台、猿倉に着いた時は快晴
ゆるゆると朝ご飯を食べて登山届を出し、7:00、一番最後に出発です



9割の人は大雪渓方面へ
私は大雪渓があまり好きではないのと、鑓温泉からの道が好きなのでこちらを登りにします
朝露に濡れたタマガワホトトギス・シナノオトギリ・イワイチョウ・シモツケソウ



ミソガワソウ



灌木帯を抜けました、斜面ではシモツケソウが花盛り



キンコウカ



オオバミゾホウズキ



ミヤマキンポウゲ・タカネウツボグサ・ニッコウキスゲ・サンカヨウは今年初で嬉しかった

と、単調な登りを進んでいく
こっちを登りにとる人はやはり少ないのかな、同じ方向へ行く人はまだ一人しか会ってない



黒いのは熊ではありません、私のせいで荷物が多くなったダンナ様です・笑
そしてガスってきたので何も見えません・・・



10:30 ようやく杓子沢 まだガッツリ雪渓
ぐぐーっと下って、雪渓渡り

次は落石沢、以前あった道標らしきものはなかった



ふー、と一息入れるとキヌガサソウ♪♪ 日本の固有種
滅多に会う機会がないので、会えると嬉しい高山植物の一つ




鑓沢の次の雪渓は登ってから渡り、最後は橋
アイゼンはいりませんでした



そして小雨が降ってきたのでザックカバーと合羽の上だけ着て進むことに。
なかなか荒れた感じの道を進むと、ガスの中からやっと見えた、白馬鑓温泉小屋




見えてもすぐには着かない法則 
う~ん、以前小屋の手前にお花畑があった気がしたんだけど?
雪渓後のルートが変更されたような気もする・・・



12時 登山口から予定通り5時間、到着!暑かった~眠かった~

お腹ペコペコなので、お風呂の前にまず昼食&お疲れ🍺
ここのビールがキンキンに冷えてて泣けるほど美味しかった!
この一杯の美味しさは、山歩きでしか味わえないので高くてもOK!(350ml ¥700)




うまいこと言うなぁ・・・ホントそうよね。

昼食の後、一回目の入浴
ジャバジャバ源泉かけ流し、文句なしの極上の一湯♨



そしてお風呂上りにまた🍺飲んでいた14:30頃 突然の雷&土砂降り雨!
これ、杓子沢から先で降られたらかなりなダメージだったな
天気予報、当たり。



ゴゴゴーという雷の音を聞きながら、夜行バスの疲れでお昼寝タイム
16:30 目が覚めたら雨も止んで、頸城三山まで見えるようになっていた。

昔は平地でも夏と言えば夕立、でしたよね、懐かしいな。


1日目終了 2日目へ


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前回泊った時の夕食がハヤシライスのみで辛かったので、今回夕食は自炊
食堂を外から見ていたら、ハヤシライスのほかにちゃんと千切りキャベツがついたコロッケらしき一皿とお味噌汁が付いてる
前回は食材不足だったのかしら・・・これなら自炊じゃなくても良かったなぁ(笑)
(画像は朝食)
人数制限しているせいなのか?2段部屋の2階4名スペースに私たち2人だけ。
今回は寒いどころか暑くて布団はいで寝てました。


【販売品】食べ物はカップ麺・お菓子程度 ビール・氷結・小さいワイン・紙カップ大雪渓・ミニッツメイド・炭酸水など
     山バッチ・手ぬぐい・オリジナルタオルなど







【行程】バスタ新宿23:05⇒八方BT5:44/6:00⇒猿倉登山口6:25
    猿倉登山口7:00⇒白馬鑓温泉小屋12:00

    登り956m 


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