チュエボーなチューボーのクラシック中ブログ

人生の半分を過去に生きることがクラシック音楽好きのサダメなんでしょうか?

日本製初のカセットテープとエアチェックで後悔した話(ボロボロのボレロ)

2014-11-28 19:52:25 | オーディオ

「レコード藝術」1967年3月号より、初の日本製コンパクト・カセットテープの広告です。指、つりそう。



TDKって、ブルーレイやDVD、それとヘッドホン・イヤホンでお世話になっていますが、カセットテープでは日本における先駆者だったんですね。

自分のうちにも昔「エアチェック」したカセットテープがたくさんあるのですが、それらをエアチェックした家族が一番「後悔」したのは1981年に来日したカラヤンとベルリン・フィルによる「ボレロ」のFM放送の録音を消してしまったこと。

家族はその放送を聴きながらテープに録音していたらしいのですが、ボレロではトロンボーンが下痢か何かと思うほど最初から最後までチョ~ヘロヘロで、「日本公演だからって手抜きするのもいい加減しにしろ、バカにすんな」って怒り狂って録音を途中でやめてしまい、さらにはカラヤンの放送だから普段より高いテープを使っていたこともあり、もったいないからってせっかく録音した部分まで他の録音で上書きしてしまったんだそうです。

ベルリン・フィルがそんなメチャクチャになるって貴重な記録なんだろうから、感情的に消すなよ~。。

ネットで調べたらやはりその演奏は結構有名らしく知恵袋でも取り上げられているんですが、YouTubeは削除されていてすごく残念!なおさら聴いてみたくなります。ちなみにそのトロンボーンは日本をバカにしていたワケではないし、ゲリでもなかったみたい。むしろかわいそう。