事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

意外なふたり 夫婦篇その3~この夫婦に応援を。

2008-05-02 | うんちく・小ネタ

円谷な夫婦」はこちら。

♯38 すずきじゅんいち(映画監督) & 榊原るみ

Hitorine ……よほどの映画ファンでもないと知らないかな、すずきって映画監督。フィルモグラフィをちょっと紹介。東大を卒業後、ロマンポルノを何本か撮り、安田成美が主演した犬映画「マリリンに逢いたい」(’88)、今は何をやっているのか大地康雄の「砂の上のロビンソン」(’89)などを監督。いちばんインパクトが強かったのは松田聖子が主演した「サロゲートマザー」の原作を書いたことだろうか。よく考えてみたらわたしはこの人の映画を一本も観ていない。

でもその名を見るとどうしても気になるのは、「妻の友人のダンナ」がこの人の映画に、脚本や製作の形でよく関わっているからだ。

妻と結婚した当時、その友人は三省堂書店に勤めていて、ダンナはフリーライターのようなことをしているとのことだった。その後すずきの「ふたりだけのアイランド」(’91)という映画に関係したのだが、ここからが小難しい話になる。中川安奈(千田是也の孫です)が主演したこの映画は、同じ頃に「ハネムーンは無人島」(伊藤かずえ主演)という似たようなコンセプトの映画が作られることから大もめにもめ、完成までに塗炭の苦しみを味わうことになったのだ。わたしは雑誌などでその顛末を読みながら、ああ映画製作とはなんて苦しい作業なのかなあと思っていた。今もなおすずきとそのダンナは映画作りを続けているが、金欠はいかんともしがたく、ダンナは宅配便のバイトなどで糊口をしのいでいる。

しかしそのことをわたしは、何というか、少しうらやましくも思っている。ショービジネスの世界で、苦しくはあろうとも充実した生活(奥さんも仕方ない、と笑っているとのこと)、わたしには選択出来なかった生活を送る彼らに、陰ながらエールを送っておこうと思う。そうです。応援してほしいのは小杉哲大というダンナの方なの。

次回は「セレブ婚

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