事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

ぼくのわたしの2014 小ネタ特集

2015-01-31 | 読者レス特集

Dusty Springfield No Easy Way Down

城マニア篇はこちら

最近の出来事ですが、学校の忘年会のロシアンルーレットでカラシ入りシュークリームが見事に当たり悶絶。いろんな意味で当たり年の1年でした。笑

……こういう小っちゃいネタを待ってました!にしても、やはり若手事務職員はまだまだですな。わたしのように自衛隊みやげのロシアンルーレットクッキーで、11個のうち2個に辛子がしこんであるのに、最初に食べたわたしが2個とも当たりを引いてしまうようでないと……やはり人間、経験をつんでいるとネタまで向こうからやってきてくれます。

さて、それでは2014年、当のわたしにはなにが他に起こったろう。連日わたしの生活は報告済みなので、メルマガでお伝えできなかったあたりを少々。

・本は127冊、映画館で45本、DVDで139の作品を鑑賞。にしてもイオンシネマの割引制度が変わったのは痛いっす。一本1700円って……でもね、来月55才になるんだけど、ハッピー55という割引が用意してあって、いつでも1100円で見れるんですって。ああうれしや。年を取るのも悪いことばかりじゃない。逆に言うと、55才以上の人間はそんなに映画を見ないと思われているのかな。

・アルゼンチンからのお客さまの特集やるの忘れてた。というかどんなやり取りをしたかまですっかり(泣)。母国に帰ったあの親子の幸福を願っておりますが。

・生け花熱はますます上昇中。年を取ってからの道楽は身を持ち崩すもと。さーてこれからどうなるものだか。生け花教室にでも通っちゃおうかな。

・猫もふくめて家族は健康(ちょっと後半鬱が入ったけれども全快しました)。葬儀に参列した回数も近年ではもっとも少なかったと思う。平穏な一年だったのでしょう。そんな年もあったっけなと、いつか思い出すこともあるかも。

次回はミステリ篇。本日の一曲はキャロル・キングとジェリー・ゴフィンの傑作、ダスティ・スプリングフィールドの「No Easy Way Down」



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ぼくのわたしの2014 城マニア篇

2015-01-30 | 読者レス特集

Inner Universe (full song)

不健康篇はこちら

今回はお城マニア篇。といっても、これまで竹田城とかの画像を送ってくれたのとは別の読者たちから。どんだけ城好きは増えてるんだっ!

今年もよろしくお願いします…と言いたいところですが、あと1ヶ月後に産休入ります…

要領は分かったので、今度こそエンジョイしてやります!!わたしの2014は↑の件もあったので『命短し…』とばかり弾けてみました☆

100名城めぐりを開始☆……退職したら一気に東北攻めてやる

甲冑が一人で着れるようになりました☆……全国の時代祭に参加!(真田系制覇)

おかげでイベントの時は勝手に案内が届くように……長野出発、大阪会場の案内を鳥取に送ってくるなよ。だいたい毎月、松江城にいます☆甲冑で☆
会いに来てください☆ あと釣も始めました。

あまり遠くまで投げれないので、岩場でメバル・カサゴ狙い……

……産休の要領がわかったって(笑)。にしても、去年でこうだと、来年の大河は「真田丸」だから城ブームは確実にやってくるぞ。

私の2014です。
1月:滋賀県の全国教研・・・佐和山城・小谷城・関ヶ原
2月:さいたま・・・越後湯沢の温泉、息子の引っ越し、大雪渋滞
3月:さいたま・・・越後湯沢の温泉・名胡桃城・息子の引っ越し
7月:富山・黒部・・・夫婦で二人旅
9月:上越・長野・・・春日山城・川中島古戦場・松代城・上田原古戦場、上田の真田の郷・砥石城・葛尾城・坂戸城など
12月:沖縄(少年の翼)
いや~、行ってましたね~! 旅・城めぐり
2013は3月京都で12月に富士山、2012はハワイでしたから50歳を境にして、気持ちは旅に向かっています。今現在、50代はこんな感じで、週末に旅(城・歴史探訪が中心)をし、60代は寅さんのように各地で生活費を稼ぎつつの終活の旅をするのが願いです。

……うわ、こっちも真田がからんでる。みんな好きねえ。次回は小ネタ特集

わたしがショックだったのは「攻殻機動隊」のテーマソングを歌っていたオリガが若くして亡くなったことだった。この、菅野よう子の傑作をクルマのなかで爆音で聴きつづけ、iTunesでチェックしたら最高の再生回数を誇っていたのだった。合掌。

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ぼくのわたしの2014 不健康篇

2015-01-29 | 読者レス特集

「スネークマンショー」-「咲坂と桃内のごきげんいかが1・2・3」

サッカー篇はこちら

さあ今回は不健康篇。やはり類は友を呼ぶというか、わたしの不健康さが読者に伝播しているような気が……

何と年末に左ふくらはぎの肉離れで、全治1ケ月。松葉杖生活を送っております。怪我した理由は添付のとおりですぅ。反省……。寺の忙しいときに。 年老いた母が無理しています。そして気が利かない姉が、洗濯機の動かし方をようやく覚えました。年齢と体重を自覚してこれからは生きていきます。年末ジャンボは3,000円当たりました。今年もそこそこな感じにいけたらと願っています。

……これ、理由はちょっとお伝えできません(笑)つづいては海外の読者から。

ペナンでは超有名な病院に入院してました。12月30日の朝、しゃがんだ時に腰がちょっと変。と思っていたのは本人だけ。別のリハビリで、病院に行ったついでにちょっと診てもらって、湿布でも貼ってもらおうとしたのが間違いでした。
オペの合間にDrが来て、明日MRIを撮るから即入院です。朝よりは痛くなっていましたが、入院など必要ないのでは?Drは、手術に行ってしまいました。
あてがわれた部屋は、最上階。12月31日のホテルの宿泊やカウントダウンパーティーもキャンセル。31日にMRIを撮りましたが、他にも日本人のお年をめされた方(ただの年寄り)が3~4組が入院してました。ビックリ
1月1日、休日なのにDrが来て、診察。MRIを見て、「薬とリハビリで大丈夫だよ。年相応だから。無理してしゃがんだりしないこと。」そして、午後に退院しました。痛み止めの点滴が効いて、すっかりよくなってはいます。湿布も効きます。
入院費がまだわからないので、心配です。海外の医療費は高いと言うから落ち着きません。
そんなこんなの笑い話にもならない、年越し、年明けでした。

……みなさん気をつけましょうね。わたしだけには言われたくないですか。そうですか。次回は城マニア篇

本日の一曲は、だったらスネークマンショーをアップすればいいじゃんと「咲坂と桃内のごきげんいかが123」デスラー総統やウルフマン・ジャックなどの元ネタを知らなくても、この完成度は……

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ぼくのわたしの2014 サッカー篇

2015-01-28 | 読者レス特集

Blondie - Rapture

2013年バージョンはこちら

さあやってまいりました恒例の一年の総括企画。いつもは中年男のウダウダした語りばかりだけれど、そのウダウダを読んでいる人たちの2014年とははいったいどんなものだったのか。

さてさて、私の今年一番はもちろんモンテのJ1復帰&天皇杯決勝ですが、高校サッカーで全国に行った東海大山形のキャプテンが、前に勤めていた小学校の時の子で、なんだか感動しました。学校に勤めている醍醐味?を感じたりしています。

もちろん、モンテのJ1昇格と天皇杯準優勝です!と言いたいところですが、それ以上に大好きな選手の引退が一番印象深い出来事です。
その人の美しいプレーが大好きでした。サッカーを好きになったのも、その奥深さを知ったのも、みんなその選手のおかげです。これからあんなに好きになれる選手は現れないと思います。ほかにもいろいろありましたが、もったいなくて言えません!

……上の「その人」というのは柳沢敦のことね。アントラーズのイメージが強かったけれど、去年は仙台にいたのでした。知らなかったー……というように、実はわたしはサッカーに関していまほとんど燃えていない。だから地道な補強と戦術が整備されたモンテディオの破竹の進撃にも、「いったいどうしたんだべ」と呆然とするばかり。これでも県職員。前は「サッカーくじの裏側に」とか、いろいろと考えていたんだけどなあ。

にしても、経営も苦しく、人材的にもさほど突出していない(気を使った表現)このチームの強さはいったいなんだろう。気がつけばあのヴェルディよりも上にいるってこと?内紛ばかりやっているあそこの反対側にモンテはいる。県民に愛されているのがなによりかしら。少なくとも、山形に愛されたいとアピールしてます彼らは。あ、そんなことをオレにいわれても、ですか。すみません。

次回は不健康篇。本日の一曲はブロンディーの「Rapture」。そこのあなた!スネークマンショーのパクリじゃないかとか怒っちゃいけませんよ(笑)。小林克也も伊武雅刀も出て来ませんよ。それにしてもこの時点ですでに完成形のラップだもんなー。すばらしいバンドだ。

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「新仁義なき戦い 組長最後の日」(1976 東映)

2015-01-27 | 邦画

深作欣二による「仁義なき戦い」最終作。わたしはあのハチャメチャな「組長の首」から観始めたものだから、この怪作ですら端正なつくりに見えました(笑)。

今回も九州のお話。山口組がモデルの坂本組と、中国地方と九州やくざの連合体、七人会の激突。発端はひとりの売春婦が殺されたこと。背景に麻薬の利権がからんで雪だるま式に騒動が大きくなっていく。いつものように代理戦争だ。

主人公は堅気のシノギで実力を感じさせる菅原文太。組長が、坂本組が雇用した女殺し屋(実はオカマという設定)によって殺されたので、跡目を継ぐ意味からも復讐が開始される。

文太の妹が松原智恵子、その夫に和田浩治、ヒットマンに宍戸錠の弟の郷治(しかも役名がジョーなのね)とくればまるで日活無国籍アクションだ。おそらくは意識した起用なのだろう。ただしストーリーは陰惨そのもので、しかも文太と智恵子の兄妹はおそらく近親相姦の過去があるように描かれている。およそ日活の能天気な空気とは対極に。

それでもこの映画がそれなりに見せてしまうのは、深作演出の開き直りと、意外なキャストが盛り上げてくれたから。

・「柔道一直線」「刑事くん」で70年代のアイドルだった桜木健一が、へらずグチをたたきまくるチンピラを好演。

・鼻が悪いので常に蓄膿の薬をさしている藤岡琢也が愛敬ある組長役。後年に橋田壽賀子ドラマに起用されるとは想像もできないワルっぷり。同じ頃にこの人は「太陽にほえろ!」でジョーズ刑事として輝いてました(市川森一脚本)。

……あまり東映やくざ映画では主流ではなかった彼らの味が、かろうじて看板シリーズの名誉を守る結果となった。そして深作はこのあと、本来は「仁義なき戦い」シリーズの一本となるはずだった「北陸代理戦争」を最後にやくざものから離れていく。

結果としてこの作品は、仁義なき戦いの最終作となったと同時に、深作=文太の黄金コンビ最後の作品と……あ、蔵原惟繕との共同監督だけど「青春の門」があったか。はたして文太のパートはどちらが演出したのだろう。

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「コンタクト」 Contact (1997 WB)

2015-01-26 | 洋画

とにかく周到につくられた脚本。ヒロイン(ジョディ・フォスター)がこどものころから無神論者であることを

「パパ(デビッド・モース)の薬が一階に置いてあったらパパは死ななかった」

と牧師に主張することで描写。恋人が牧師であるために相克があるが、その彼女が

「神様!」

とつぶやくのがどんな場面だったかがこの作品のキモ。むかし観たときは、いくらなんでも北海道東部にあんなものをつくったらバレバレじゃろ、と北海道東部に住んでいた女性と結婚したわたしは笑ったけれど、話はそう簡単ではなかった。日本がプロジェクトに“下請け”として参加していたことが意味を持ってくる。なるほどねえ。

原作のカール・セーガンは映画の完成を見ずに亡くなったらしい。見たらきっと喜んでくれたことと思う。ジョディ・フォスターはひたすら素敵。恋人役はマシュー・マコノヒー。この映画以降低迷したけれどついに復活。その意味でも、いま見るに値する作品だ。このころのゼメキスは無敵だった。

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「捨てる女」 内澤旬子著 本の雑誌社

2015-01-25 | 本と雑誌

本の雑誌」で連載されているエッセイ「黒豚革の手帖」は、とにかく他と歴然と違っている。初めはよくある“捨てられない”女性の“意識的な”“めんどくさい系”的読み物なのかと思っていたら、なぜか千葉で豚を飼い始め、そしてその目的は彼らを食べること、というあたりから気が遠くなった。毎号、この連載が楽しみで楽しみで。

そしてついに単行本化。あやー、まとまるともっとすごい。元旦那との生活がいかに破綻したかまで赤裸々に。やっぱり、物書きの女性と結婚してはいけない好例(笑)。さて、画像検索して、と……うわわわわ、こんなに美人だったんですかぁ!(わたしはアンジェラ・アキ系に弱い)

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「その女アレックス」 ピエール・ルメートル著 文春文庫

2015-01-22 | ミステリ

このミステリーがすごい!」「週刊文春ミステリーベスト10」「ミステリが読みたい!」えーとあとなんだっけ、とにかくミステリランキングのトップを総取り。全部で6冠を獲得した、噂のフランス製ミステリ。

「この作品を読み終えた人々は、プロットについて語る際に他の作品以上に慎重になる。それはネタバレを恐れてというよりも、自分が何かこれまでとは違う読書体験をしたと感じ、その体験の機会を他の読者から奪ってはならないと思うからのようだ」(「訳者あとがき」より)。

……なるほど、そうなります。ネタバレがあるとわかった瞬間にネタバレになっちゃいますもんね。美しい女性が、突然何者かによって拉致され、『少女』という拷問具に閉じ込められる。こんなオープニングなのだから、犯人を追いつめる警察とのタイムレースとか、自力で脱出する活劇を誰だって予想する。ところがところが……え、この時点でこの人が消えちゃうの!?

フランスのミステリといえば、ポプラ社だったかから出ていたルパンもの(南洋一郎さんの訳ね)をのぞけば、「オペラ座の怪人」で有名なガストン・ルルーの「黄色い部屋の秘密」を最初に読んだかも。高名な密室トリックはすっかり忘れているんだけれど、登場人物たちの因縁が延々と語られるラストはよくおぼえている。「その女アレックス」も……ああこんなことがすでにネタバレになっちゃうか。

ちび(145㎝)、でぶ、ケチ、大金持ちと個性ありまくりの刑事たちの造型もわかりやすく、Alexというそっけない原題に「その女」をくっつけた邦題も作品のテーマにそっている……あああこういうこともやっぱりネタバレかしら!

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「ベイマックス」 Big Hero 6 (2014 ディズニー)

2015-01-21 | アニメ・コミック・ゲーム

原題はBig Hero 6。すんげーヒーロー6人組、ぐらいの意味だろうか。マーベルの地味なコミックが原作らしい。このタイトルには、実は主人公の名前がうっすらしこんである。その少年の名はヒロ(Hiro)。住んでいるのはサンフランソウキョウという、サンフランシスコと東京のキメラみたいな都市。

ヒロは天才少年で、そのあふれる才能の行先を見つけられないでいる。そんなヒロを兄のタダシは大学に連れて行き、ロボットオタクたちの研究の奇天烈さを見せつける。ヒロは発奮し、大学に入るためにマイクロボットという変幻自在の機械を発明するが、そのプレゼンテーションの会場で謎の爆発が起こり、タダシは命を失う。残されたのはタダシが研究していたベイマックスという医療ロボットだった……

この、ベイマックスの造形がすばらしい。極端にシンプルな顔、ぽよぽよの質感、そして使用者への圧倒的な善意。もちろん日本には猫型ロボットという先輩がいるけれど、ベイマックスのフィギュアもきっと売れるな。

6人組の壮絶なアクション、CGのためにあるようなマイクロボットの変容など、レベルの高い映画であることは確かで、ベイマックスにこめた兄の想いなど、二十歳で亡くなったわたしの兄もタダシだったこともあってひたすら泣ける。

ただしね(シャレじゃないです)、どうにも心躍らないんだなあ。華麗なアクションが目の前で展開していても、完璧なジャパネスクな風景に驚かされても(づぼらや的なフグ提灯には笑いました)、物語に入りこんでいけない。いったいどうしてなんだろう。

全世界でバカヒット。「アナ雪」「マレフィセント」「ベイマックス」とディズニー絶好調。ピクサーでなくても十分にやっていける地点についに来た……でもね、やっぱりピクサーほどの“ハート”はまだないんだと思う。まあ、製作がジョン・ラセターなんだからいっしょじゃんという理屈もあるでしょうけどね。

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「怪しい店」 有栖川有栖著 角川書店

2015-01-20 | ミステリ

火村准教授と作家有栖シリーズの新作。息子が買って正月に持ってきてくれた。

タイトルどおり店がテーマになっている短編集。店主、客たちが、意外なほどの悪意を隠し持っているあたりが渋い。ばあさんが営む下宿屋に居座っている探偵と、そこをたまに訪れる作家……よく考えたらここはベーカー街ですか(笑)。

特急列車に向かってハンカチをふる若い女性が意図するものとはなにか、こんなネタがうれしい「潮騒理髪店」が19世紀っぽくてよかった。

火村シリーズってもっともっとあるはずなのに、酒田の書店にはないんだよなあ。版元が分散しているのがよくないんでしょうか。

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