事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

うまい?店ピンポイント 2021年夏休みラーメン祭り ……え?

2021-07-31 | 食・レシピ

馬場篇はこちら

「えっとぉ、わたしは久しぶりにダメダメなラーメンに出会ってしまいました」

「伍長、それはどこ」

「名は秘す。家系ってなんだろう」

「言ってるのといっしょじゃないですか」

……ほんと申し訳ない。わたしはこの店はダメだったんだよなあ。

開店当時は大行列だったのに、今はスカスカ。そのあたりで気づくべきだったかも。

いやそれは単に酒田の人間に合わないということなのかもしれない。

「あそこはちょっとなあ」

「あたしの子がバイトしてるんだけど」

「ごめん」

「おれは癖になってるんだけど」

「ごめん」

そうなんだ。どうもすみません。お好きな方もたくさんいます!

華煌(げっこう)篇につづく

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今月の名言2021年7月号PART2 子どもたちの距離

2021-07-31 | ニュース

Fleetwood Mac - Little Lies (Official Music Video)

PART1「お上の言い分」はこちら

「コロナ禍に育つ子供が気になって。公園で遊んでいてもマスクを着けて、幼いながらにソーシャルディスタンスを意識しているんです」

映画監督の石井裕也が父親の目線で。

他者の存在が、まずは危険なものとして意識して現代の子どもは成長していくことになる。はたして十年後に彼らがどんな人間になっていくのか、確かに心配ではあるし、興味深くもある。

にしても現在の東京はコロナが完全にまん延している。都会は匿名性が高いから他人ごとですませているのかもしれないが、もうちょっとなんとかしようよ。

本日の1曲はフリートウッド・マックの「リトル・ライズ」。わたしはほんとにどんだけクリスティン・マクヴィーが好きなんだか。

PART3「松坂大輔」につづく

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今月の名言2021年7月号PART1 お上の言い分

2021-07-30 | ニュース

John Coltrane & Wynton Kelly - On Green Dolphin Street

2021年6月号「永遠の一休さん」はこちら

「まずは政府・自治体が(飲食店に)協力金を出してきちっと守ってもらうのが筋だ。お酒を出さないよう融資で締め付けているように見えれば、暴力を背景に仕事をしているヤクザと一緒だ」

ご存じ、西村康稔経済再生担当相が酒類の提供を続ける飲食店に金融機関が“働きかけ”をしろとの発言をうけて金融関係者が吐き捨てる。

この方策がどれだけ内閣で話し合われた上でのことかはわからないが、少なくとも西村氏はいいアイデアだと思ったのだろう。あるいは、にっちもさっちもいかないことにいらついていたか。

しかし銀行以上に飲食店側が怒った。わたしの知り合いも「ったく何考えてんすかね!」と日ごろ温厚な人なのに激高。そりゃ、

そうなる。そしてそのことに思いが至らないあたりがこの内閣の体質を象徴している。

PART2「子どもたちの距離」につづく

本日の1曲はウィントン・ケリーとコルトレーンの名曲。実は違う曲をアップしようとしたけどありませんでした。

 

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うまい店ピンポイント 2021年夏休みラーメン祭り開始ぃ! 馬場

2021-07-30 | 食・レシピ

海鮮どんやとびしま・伍長は大人になりました篇はこちら

「夏休みラーメン祭り開始ぃ!アスリートとしてがんばる覚悟です」

「怒られますよ伍長、ほんもののアスリートに」

「1杯目は馬場で煮干し中華」

夏休みなんて学校事務職員に関係ない。すんげー忙しくて2時近くに銀行をようやく出る(東北大会とかの参加料をとにかく振り込まなきゃ)。

なぜか頭には馬場しかなくなって国道7号線を南下。あー昼の部が終わる2時になっちゃったあ。

でも普通に入れてもらえました。普通に煮干し中華をいただけました。ラーメン祭り初日はうれしい結果に。とにかくここはうまいもん。

でも二日目は……あまり期待しないで待て

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うまい店ピンポイント 検診の朝2021 海鮮どんやとびしま

2021-07-28 | 食・レシピ

蔵のそば処「きよ」篇はこちら

「伍長、一応言っていいですか」

「なんじゃ」

「検診を受けたらいつも海鮮どんやとびしまに向かうんでしたよね」

「うん」

「でも9時で朝の部は終了じゃなかったですか。もう終わってたのに」

「いいすかって言ったら食べさせてくれたんだからいいじゃん」

「オトナになったんですね伍長」

……確かに。そういう交渉ができる人間じゃなかったもんなあ。

もう9時過ぎてるので朝の部はおしまい。客も二人しか残っていない。一応訊いてみる。

「もう、おしまいですか」

「刺身の盛り合わせとライスセットしかできませんが」

「お願いします」

交渉じゃないな、単なるお願い(笑)

アオサのお味噌汁がおいしくておいしくて。これで929円。あざっす。

連絡船には高校生たちが乗りこんでいる。なにしに行くのかなあ。おれも飛島行きたいなあ……

夏休みラーメン祭り第一弾「馬場」につづく

 

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「ネヴァー・ゲーム」ジェフリー・ディーヴァー著 文藝春秋

2021-07-27 | ミステリ

新シリーズの1作目なのだとか。リンカーン・ライムがほとんど身体を動かせないヒーローなので、今度は逆に懸賞金ハンターとして動きまくる主人公、コルター・ショウを用意したのかも。もっとも、常に確率でものを考えるなど、かなり冷静な人物ではある。

ディーヴァーのことだからひねりまくって読者を喜ばせてくれるのはいいのだけれど、どうにも物語の根っこのところで今回はミスった感じ。弾まないの。期待しすぎたのかなあ。あるいはライムやキャスリーン・ダンスにわたしが淫しすぎたのか。次作で判断。

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「アンナチュラル」(2018 TBS)

2021-07-26 | テレビ番組

米津玄師 MV「Lemon」

「掟上今日子の備忘録」はこちら

帰省していた娘が

「アンナチュラル見てるの?」

「なんでわかったんだ」

「部屋から米津玄師のLemonが聞こえてたから」

あの有名な曲はこのドラマのテーマソングだということすら知りませんでした。

日本における遺体の解剖率の低さのために設立された不自然死究明研究所、通称UDIラボに勤務する法医学者たち。これがもう壮絶な過去をかかえていて、そのことが彼らのモチベーションにもなっている。

大きなお話はその過去との関わりの部分だけれど、通常の、小さなエピソードがかなり見せる。

火災の現場で不出来な息子が何をやっていたかなんて、泣かせたなあ。ミステリとしてもかなり高度なドラマ。石原さとみ井浦新窪田正孝市川実日子松重豊のアンサンブルもいい。いやー見逃さなくてよかった。

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梅干し

2021-07-26 | 日記・エッセイ・コラム

「暑いって!」

「伍長、わたしに言われても」

「たったひとついいことがあるとすれば」

「あるんですか」

「梅干しをつくってる妻の機嫌がいいことかの」

「ちっちぇー」

……だからね、現役で働いていることのメリットは、あふれるほどの梅を職場で配ることができたこと。迷惑だったんじゃ(笑)

でも、いかにも酒飲みみたいな職員が

「全部もらっていい?」

「もちろん。で、どうすんの」

「熟してるのはジャム、青いのはシロップ。毎年やってるんだ。買ってたんだぜ」

へー。意外。よかったよかった。収穫のモチベーション上がる。

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うまい店ピンポイント 2021年夏はこれからでした。 蔵のそば処 きよ

2021-07-25 | 食・レシピ

笑楽篇はこちら

「伍長の右往左往の巻」

「八幡のとみ将に行ったら女将がケガのため臨時休業、砂越まで突っ走って蔵のそば処『きよ』で天盛り」

「おいしかったですねー」

「おう、疲れたけど」

テレビでまで紹介されたとみ将が(だから混んでるだろうとしばらく行かなかった)、まさか調理中の事故で休業とは。大丈夫かなあ。

で、店の前に駐車していた客たちが運転席の窓を開けて情報交換しているあたりがいい。

はやくよくなってください。

「きよ」は素晴らしいです。なんだこのエビ天は。

妻も娘も絶讃。そば湯を飲んでわたしも満足。んで、きのうのスナックラジオに影響されたわけじゃないけど、天抜きでもこれからいいかな。うまいもん、そばとたれが。自らに禁じていた大盛りで。

検診の朝恒例の「海鮮どんやとびしま」篇につづく

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「じんかん」 今村翔吾著 講談社

2021-07-25 | 本と雑誌

歴史上の大悪役、松永久秀の物語。下克上の代表人物のように描かれる松永弾正。彼に何度も裏切られながら、しかし最も彼を理解していたのは織田信長だった……

ちょっと無理のある設定に思えますけど、「戦国の教科書」などでおなじみの今村はそこをねじふせますよ。「麒麟がくる」で吉田鋼太郎に染谷将太が理解を示すって展開でしょ?ありだ。

出世作の羽州ぼろ鳶組シリーズは新庄が舞台だし、読んでみっか。んで今村はTBSのNスタでコメンテーターもやってるんだけど、これがなかなかいいんですよ。ホラン千秋に手を出すんじゃないよと心配になるくらい(笑)

にしてもねえ、講談社は本当にうまい企画を思いついたものだ。これだけの新人をすくいあげたのだから。そして直木賞受賞作家の澤田瞳子もここにいるんですよ。

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