まつや清の日記 マツキヨ通信

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静岡空港の借金の利子はいくらか

2006年07月19日 | 静岡空港
 1900億円の総事業費のうち借金が930億円。財政室で確認できている数値として既に800億円を借りていますが、利子分は374億円ということです。930億円全体となると利子分はおよそ400億円となります。

 借金返済分で930億円に400億円で計1330億円です。30年間で返済するとすると1年間平均返済分は約44億3000万円。この数字にはちょっと驚かされます。1年間の管理費は5億2000万、グランシップより少ない、だけでは済まされないわけです。

 これに搭乗率補償費が加わります。石川県能登空港と同じスタイルとしますと、札幌便、福岡便、鹿児島便、沖縄便に70%の搭乗率を基準にすると、1席減るごとに片道分の運賃を支払う形式でいきますと5%減で10億円を越えます。

 更に1泊3000円の団体利用者への助成金をだすとすると、佐賀空港の利用者と助成金受給者の比を参考にすれば、7億円を越えます。着陸料を3分の1に減免すると2億5000万くらいが更に収入として減ることになります。

 そうしますと、最悪のケースで20億円の持ち出し+借金返済分44億円が毎年支出される事になります。こうした想定が十分に成り立つこの静岡空港、このまま進めていいのか、改めて検討してもおかしくない公共事業といえます。