まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

よくぞ石川知事、毎日新聞「知事と語る 未来の県土特集」

2006年07月28日 | 静岡空港
 企画の趣旨はよくわかりませんが、毎日新聞一面特集静岡版「三宅久之のざっくばらん」に石川知事が登場します。広告 企画・製作/毎日新聞社広告局とありますので、本社での企画なのかもしれません。

 大見出しは「多極分担型の地域を目指す」ですが、静岡空港問題に結構のスペースを割いています。「「早く開港して欲しい」と風向きが変わってきました。・・新幹線の真上にターミナルビルがあるので・・再度、お願い(新幹線駅)して」。

 よくぞ、言ってくれるという感じです。知事主張のおかしさは、理念系と現実のギャップを何ら矛盾を感ぜず展開する所です。一極集中の都市の在り方に対して、ポリセントリシティなる概念を展開しています。

 「例えば、オランダの首都のアムステルダム。近くにロッテルダム、ハーグ、ユトレヒトの各都市があり、高速道路と鉄道で1時間圏内で結ばれている。域内の人口は500万人ほど。この地域では、日常生活に必要なものはそれぞれの都市で充足する。一方、国際レベルの音楽やスポーツなどが楽しめる施設などは都市間で相互に分担する。こうなると、各都市に全ての施設を作る必要はない」。

 ところで、この文脈で都市施設を空港に置き換えたら、高速交通施設をいかに効率よく各都市で分担するか、の議論になります。名古屋、浜松、静岡、横浜、羽田の各都市間の新幹線、第1、第2東名、静岡空港をどうバランスするか。

 知事は静岡空港問題になると突然に静岡中心主義者となり、子どものおもちゃ欲しさ同様に裕福な県に空港の一つや二つあってもどこが悪いんだ、いいじゃないか論に豹変します。知事のこの矛盾、どう理解すればいいんでしょうか。

 今日は、朝日新聞が1面で、読売新聞が社会面で水谷建設問題を、そして、日本経済新聞が静岡版で収用委員会企画記事を取り上げています。こうした中、13:30より収用委員会から7月18日付け意見書に対する回答説明が行われました。

 ポイントは、8月1日の収用委員会、10:10から15:00までは権利者の責任で自由に展開して下さい、という進行プランの提示です。権利者が提出したのは84人の15分づつの意見陳述です。とても了承できるものではありません。夜に協議です。