まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

NHKスペシャル「恐竜VSほ乳類」を観る

2006年07月17日 | その他
 2回連続のNHKスペシャル「恐竜VSほ乳類」を観ました。地球上での恐竜時代にかろうじて生き残った人間の祖先・哺乳類の動物達。1億5000万年は続いたといわれる恐竜時代、観ごたえがありました。

 直径10キロの小天体の地球への衝突により滅びたとされる恐竜、一方で小動物であったがゆえにその隕石郡から被害を受けながらも生存を続けた哺乳類、その理由が示されます。なるほど、と好奇心をゆすぶられます。

 長い間、地球を支配していた恐竜・爬虫類とは違った胎盤という形の母のお腹で育てられる命の仕組みを作り出した哺乳類。血液を母乳に変換させた哺乳類の進化。1億年という生存の年月に普遍的時間を感じさせられます。

 もしも、小天体の衝突がなかったら、恐竜が生き延びていたら、いったい私たちの祖先・哺乳類はどうなっていたのか。6550万年前の地球に想いが馳せます。家族による狩猟形態を生み出していたティラノサウルス。

 哺乳類をはるかに越える進化を遂げていたことも創造されます。地球の歴史を振り返ることがあらためて、人間・命の仕組みを考えさせるこの番組の構想力とは何なんだろうか、誰がこのシナリオを作っているのか。

 秋田県の殺人事件報道と北朝鮮のミサイル非難決議のニュースが繰り返し報道される昨今、不思議にこの番組の意図に妙に感心させられてしまいました。
地球の歴史の中の一つの場面ですが、学問のもつ力、さすがです。

 46億年の地球の歴史、140億年の宇宙の歴史、それを解き明かす相対性理論と量子力学、宇宙に地球と同じような惑星が存在しているのか、との科学的哲学的問いに通じる地球上の生命存在の仕組み、考えさせられました。