まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

収用委員会、どうして、全員の意見陳述できないんでしょうか

2006年08月01日 | 静岡空港
 今日は、前2回とは違って意見陳述を主体にした展開となりました。69人で73人枠の意見陳述、任意交渉について、調書作成過程について、公益性の有無、得られる利益、失われる利益、住民参加手続、事業認定過程での瑕疵、総論など。

 15:00までは権利者グループの提案による陳述計画を収用委員会として容認していた事もあり、スムースに進行し、任意交渉については、発言者一人一人の想いと問題点が如実となり、委員の方々にも結構伝わったのではないか、と思いました。

 そのこともあってか、15:00のあとにすぐに予定されていた起業者の求釈明補足説明が先にのばされ、調書作成過程の問題について16:25まで意見陳述出きる事になりました。増田会長の指揮権もなかなか、と感心していました。

 ところが16:55に再開された収用委員会は、意見陳述の続きと残った部分の第4回への繰越し、という第4回へのつながりへの期待をするも、起業者説明を求める会長の進行発言に、権利者グループは、一斉に立ちあがります。すぐさま休憩。

 17:30再開後は、次回9月6日第4回開催日、公益性議論の打ちきりと次回テーマは損失補償関係という告知で終わりました。権利者グループの意見が反映される進行に転換するのではと言う期待があっただけに失望しました。

 昨日から徹夜状態で「需要予測における重大かつ明白な瑕疵」論を練り上げていただけに、あの苦労は何だったの。本来地権者が全員発言できなかったのは残念ですが、全体としては、いい雰囲気であったと思います。

 次回をどうするか、制限表面区域の収用委員会の始まり準備、9月6日からの石川知事訪韓、水谷建設問題など、課題が残されていますが、今回の陳述全体を纏め上げた事務局の皆さんの実力アップに期待がもてそうです。