まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

浜岡原発裁判弁護団の勝訴の確信

2006年08月17日 | 原発
 東海大地震の前に原発を止めよう裁判の進行協議が行われた今日の夕方、労政会館で「ここまできた これからどうなる浜岡原発裁判報告シンポ」が開催されました。会合が重なり、最後まで参加できませんでした。

 河合弘之弁護団長からの勝利の確信に満ちた経過報告、司会の若き望月賢司弁護士からは「弁護士はとかく話しが長くなる」との揶揄もあり、なごやかなスタートでした。続いて長野県中央構造線博物館学芸員の河本和郎さんから地震解説。

 裁判の中でしばしば出てくるS1地震動、S2地振動、応答スペクトル、アスペリティ、東海地震、東南海地震、南海地震など素人にわかるようにパワーポイントを使ってのお話でした。海渡雄一弁護士から証人となる神戸大学教授の石橋克彦氏、栗山知弁護士から京大防災研究所教授の入倉孝次郎氏の紹介がありました。

 更に青木秀樹弁護士が、耐震設計と中電側の安全余裕概念についての論点紹介、最後に海渡弁護士が2回に渡る2号炉、4号炉の現場検証をパワーポイントを使って、中に入らなければ見る事の出来ないいくつもの危険箇所を解説してくれました。

 集会参加はここまででしたが、大変勉強になりました。今日の弁護士の方々の活動は、ある意味、高木仁三郎さんが提唱した市民科学者こと市民弁護士とでも言うべき活動スタイルです。当然、それは市民派議員と同じ質のものです。

 市民の目線で、専門家の目線で裁判を闘って行く、つまり市民の感覚での批判的論点を裁判官にも通じる言葉で法定を作っていくことです。議員も同じような性格を持ちます。勿論、その危うさも存在します。緊張感の中での政治文化です。