まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

松本清張生誕100年・映画『ゼロの焦点』を観る

2009年11月22日 | ニュース・関心事
松本清張さんの推理小説は恥ずかしながらひとつも読んだことがありません。読むことがステータスでもあったような作品、何故、関心が向かなかったのかと自問。やはり、10年上の世代の読み物ということかと。

映画を観て思うことは、社会性が極めて強い、そして戦前戦後の貫かれるテーマの重さ。私自身、戦後の「虚構の民主主義」批判を繰り広げた世代には、違和感も正直感じます。でも面白い、それは実感。

そして、3人の女性、特に米軍相手の売春世界に身をおいた二人の女性、インテリで社長夫人にも上りつめた「マリー」が文字も書けない友人を殺害するシーンは「人間とは何か」を鋭く問い、時代を越えます。

翻って、「蟹工船」に共感する今の若い世代、逆に私自身そのことにも違和感を感じます。というのも私自身は「虚構の戦後民主主義」批判の対極に第三世界の貧困と生きるパワー、豊かさとは、を据えたからです。


この映画を観ながら「世代をつなぐ」「時代を越える」と何であるのか、考えさせられました。自己存在への懐疑と究明。『パパラギ』に感動する若い世代とはどこでつながることができるのか。

新型インフルエンザによる死亡者とワクチンによる死亡者に大差なし?!

2009年11月22日 | ニュース・関心事
遂に新型インフルエンザワクチンによる死亡者は21人に、ワクチン接種者は約450万人といわれています。国立感染症研究所によれば7月27日より11月15日までの推定新型インフルエンザ感染者は898万人、死亡者は65名。

ワクチンで21万人に1人、感染者で14万人に1人がなくなったことになります。ワクチンのメリット、デメリットでいくとそう大差がありません。問題は、ワクチンでなくなった21人については、死亡原因は基礎疾患によるもとしている点です。

一方で、亡くなった65人の原因については新型インフルエンザとしています。私達が知りたいことは、両者の死亡がどのような経過と原因によって引き起こされているかについての疫学的分析の情報公開です。

昨日の勉強会には30名近い方々が参加していただきましたが、小さなお子さん抱えるお母さんから声を聞きました。「私はワクチンについて疑問をもって接種しないでいるが、かかりつけ医からどうしますかと何度も尋ねられます。

自分の子どもが感染して重症化した時、タミフル投与など今の処方について断ることが出来るだろうか。自信がありません。死亡原因について本当のことをしりたいのです」。思い悩む若い親御さん世代の切実な苦悩です。