まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

早稲田実の斎藤投手の144キロ

2006年08月21日 | その他
 どうしてあんな球を投げられるんだろうか。9回表のツーランホームランの後に144キロ。きのうは、15回に147キロ。1球ごとに全身のエネルギーを注ぎ込むその気迫が伝わってきました。疲れているんだろうな。すごいパワーです。

 勿論、野球はピッチャー一人でやれるものでなくチームプレー。わかっていても感心してしまいます。このまま肩をこわさなければ、松坂投手を抜くかもしれないし怪物君になるかもしれません。

 ふと思い出したのは、1978年のピンクレディのヒット曲「サウスポー」の歌詞。当時のプロ野球スター王選手、現ソフトバンク監督と渡り合った女性投手、その心意気が妙に今の気分に重なります。

 作詞家の阿久悠さんが述べているという「民主主義の3色旗と名付けるのが歌謡曲と野球と映画。この三つが堂々とできる時代が平和であり、民主主義が実行される時代」は、今、本当に危うい状況にあります。

 背番号1のすごい奴が相手
 フラミンゴみたいな ひょいと1本足で
 スーパースターのお出ましに
 ベンチのサインは敬遠だけど
 逃げはいやだわ
 男ならここで逃げの一手だけど
 女にはそんなことはできはしない
 ・・・・・

遅れている議会報告

2006年08月20日 | その他
 今日は瀬名地区での県政報告会でした。パワー溢れる女性のネットワーク、新しく参加してくださる方がありました。鋭い質問に「力不足」も感じます。報告会のあとはお楽しみ企画、これがなかなか工夫されていて大いに楽しみました。感謝。

 一方で、6-7月議会が終わって既に1ヶ月以上を過ぎてしまいました。今日は、とにかくニュースの完成をと最後の修正を行っている所です。ニュース編集には、多くのボランティアの皆さんが関わっていただいております。

 配布についても同様です。内容のあるものを、と読みやすいものを、の間でもがいているところです。どうしたら、伝わる言葉が生まれてくるんだろう、知識の量ではない、心打つ言葉。しかし、知識も必要。ウーン、状態です。

 来週には完成します。ボランティアで配布していただける方を募集しています。明日は、街頭演説もやります。先週のセンター前は、夏休み中か、通勤の方々は少ない印象でした。来週は、雨で無い限り毎日、街頭演説です。

『生きるんだ』(ごとう和 秋田書店)を読む

2006年08月18日 | その他
 社会派漫画家として活躍されてきたごとう和さんの最新作が秋田書店から発刊されました。作品は、2005年の「フォアミセス9月号」掲載作品の『生きるんだ』と2006年7月号の計作品『母ちゃんの折鶴』の二作が収められています。

 いずれも「広島の原爆投下」をテーマにした作品で、「原爆野原となったあの日から60年以上の月日が流れても、けっして癒すことのできない傷、忘れてはならない記憶がある」と本の帯にあります。広島平和記念資料館でも販売されています。

 ごとうさんが静岡に移り住まれたのは20年ほど前で、ソ連のチェリノブイリ事故前後だったと思いますが、全国各地で原発の安全性が議論され、甘薯珠恵子さんの『まだまにあのなら』(地湧社)が爆発的に読まれた時代です。

 以来、静岡の社会活動に漫画家としての感性を活かして積極的に参加してこられたことは、多くの方が周知の事実です。どうしてこれほどまでに、いつも前向きに生きる事が出来るんだろう、その湧きあがるエネルギーに感心してしまいます。

 しばらく、様々な活動から執筆活動に集中されていたのか、姿をみることが少なくなり、どうしたんだろうと心配していました。その彼女が、実は、昨年パーキンソン病と診断されていたとのことでした。

 しかし、そんなことも乗り越えてしまうのか、SBSのラジア番組でパーキンソン病について公表し、来年は、このテーマの新作品も企画していることも明らかにしています。どんな作品になるんでしょうか、いまから楽しみです。

浜岡原発裁判弁護団の勝訴の確信

2006年08月17日 | 原発
 東海大地震の前に原発を止めよう裁判の進行協議が行われた今日の夕方、労政会館で「ここまできた これからどうなる浜岡原発裁判報告シンポ」が開催されました。会合が重なり、最後まで参加できませんでした。

 河合弘之弁護団長からの勝利の確信に満ちた経過報告、司会の若き望月賢司弁護士からは「弁護士はとかく話しが長くなる」との揶揄もあり、なごやかなスタートでした。続いて長野県中央構造線博物館学芸員の河本和郎さんから地震解説。

 裁判の中でしばしば出てくるS1地震動、S2地振動、応答スペクトル、アスペリティ、東海地震、東南海地震、南海地震など素人にわかるようにパワーポイントを使ってのお話でした。海渡雄一弁護士から証人となる神戸大学教授の石橋克彦氏、栗山知弁護士から京大防災研究所教授の入倉孝次郎氏の紹介がありました。

 更に青木秀樹弁護士が、耐震設計と中電側の安全余裕概念についての論点紹介、最後に海渡弁護士が2回に渡る2号炉、4号炉の現場検証をパワーポイントを使って、中に入らなければ見る事の出来ないいくつもの危険箇所を解説してくれました。

 集会参加はここまででしたが、大変勉強になりました。今日の弁護士の方々の活動は、ある意味、高木仁三郎さんが提唱した市民科学者こと市民弁護士とでも言うべき活動スタイルです。当然、それは市民派議員と同じ質のものです。

 市民の目線で、専門家の目線で裁判を闘って行く、つまり市民の感覚での批判的論点を裁判官にも通じる言葉で法定を作っていくことです。議員も同じような性格を持ちます。勿論、その危うさも存在します。緊張感の中での政治文化です。

NHK『アジアの中の日本』での「参拝是非」の携帯アンケート調査

2006年08月16日 | アジア諸国関連
 今日の全新聞社・社説が首相の靖国参拝問題を扱い、産経を除き濃淡はありますが、批判的なトーンで述べられています。既に前日夕刊で1面トップで扱い「劇場型」への距離感か、本日の1面トップ扱いは、朝日、中日、静岡、産経でした。

 ところで、昨日のNHK平和特集企画『アジアの中の日本』について「なかなかよかった」というご意見を何人もの方からいただきました。私自身、ほとんど観る事が出来ず、内橋克人さんの中国についての発言前後だけでした。

 それでも参加者の顔ぶれから、おそらく8月15日にふさわしい特集番組だったに違いないと思いました。ところが、私が参加する「緑のテーブル」メーリングリストで、千葉県議会議員の吉川ひろしさんが「NHKに抗議を」の投稿をしています。

 何だろうと開くと、番組の中で「首相の靖国神社参拝の是非」のアンケートが行われ、賛成63% 反対37%だったが、これは「携帯電話からに限った」ことでアクセス出来る人は限定され、結果は世論操作につながる、というものです。

 吉川氏は、今朝、NHKに抗議の電話と何故携帯電話でむずかしいアクセス操作かを質したのとの事。NHK側も「これでは民意を反映しないのでは?と思った。サーバーの容量を超える大量サクセスが予想された、と担当は言っている」との事です。

 吉川氏は、中高年齢者の意見が反映されない不平等なアンケートであり、「NHKとして、今回の生アンケートは不適切な方法であったとテレビで謝罪してほしい」と要請しているとのことです。

 同メーリングに参加する佐賀大学の畑山敏夫教授は、吉川氏のNHKへの批判は全面的に共有し、権威ある(?)NHKのアンケ-ト結果だけに一人歩きする危険性に懸念を表明しています。

 同時に、あの方式に対応できる世代の意識状況については、注目する必要があり高原基彰氏が『不安型ナショナリズムの時代-日韓中のネット時代が憎みあう本当の理由』(洋泉社新書、2006年)を紹介しています。

 皆さんは、このやり取りをどう受けとめたでしょうか。今後のNHK側の対応に注目しながらも、さっそく、この本を購入してみたいと思います吉川さん、畑山さんに感謝です。

小泉首相、遂に8月15日靖国公式参拝

2006年08月15日 | アジア諸国関連
 朝起きると、小泉首相の靖国神社公式参拝の生中継が全テレビ局で放映されていました。9月総理大臣退任を前に、最後の「劇場型政治」の仕上げでしょうか。それにしても、朝日テレビの靖国問題の総特集は見ごたえがありました。

 A級戦犯の合祀とはいかなるものであるのかの鳥越俊太郎さんの取材レポート。厚生省援護局が、毎年2回戦没者名簿を靖国神社に送り、神社側が再度の調査の上で、名簿に書き加えられる、と言う仕組みを知りました。

 援護局が戦後から旧軍人によって支配されていた事や靖国神社の宮司内の権力闘争の実体など興味深い内容でした。結局、戦後の戦争犯罪追及が徹底されていない歴史が連綿と続いてきたことを再認識させられました。

 それにしても小泉首相の参拝後の記者会見はいつものワンフレーズと違って、やたらと長いものでした。これで終わりますという幹事社発言も無視して、記者からの質問に答え続けるその姿勢に、普段と違った異様さを感じました。

 繰り返される中国、韓国からの批判に、憲法19条の良心の自由を引用しての反論は、外からの敵に抵抗する小泉首相象を作り上げようとするその手法に終始していました。何故にまであのようなナショナリズムを扇動しているのでしょうか。

 首相の「心の問題」は、既に富田メモの昭和天皇の「私の心だ」で決着がついてしまっていると思うのですが、つまり、靖国問題はあくまでも「国内問題」として国民に説明しなければならないはずです。

 11:00からの韓国民団の光復節61周年式典に参加しました。在日の立場からの多文化共生社会・靖国批判を聞きました。夕方からは靖国問題連協議会主催の恒例の集会です。これから出かけてきます。

柏崎平野に流れる農業用水

2006年08月14日 | その他
 新潟県の富士山と呼ばれる米山山が遠くに見える柏崎平野、そして水田風景。そこには並々とした農業用水が流れ込んでいます。息子が農水省募集の農業用水事業インターンに参加するとの話しを聞いて父が、それなら現場を案内しよう、と。

 鯖石川の中流にある藤井堰にいきました。管理棟がそばにあって、4月から8月まで土地改良組合で監視するとのことで、村の方が常駐していました。そして、堰の壁を上げ下げする遠隔コントロール装置の説明をして頂きました。

 管理棟の側には桜並木があり、立派な石碑が立っています。そこに刻まれている江戸時代から続いた「水の争い」に、百姓にとって、いかに「水」が大切であり命綱であったか、が読み取れます。

 父の若き時代、政治家・田中角栄氏に「力」を借りて作り上げた藤井堰の歴史が、次から次に息子に語られます。どこまで理解して聞いているのか、よくわかりませんでしたが、父は満足そうでした。

 お盆のお墓まいり、1年に1度の顔合わせ、長くここに生まれ育っているはずが、それでも私が知らなかった松谷家の先祖の成り立ちに、びっくりすることがあります。この家族の語らいにあらわれる記憶という一人一人の失われた生活風景。

 この記憶が森羅万象のごとく都市住民に一人一人の心の中に横たわっているはずですが、核家族と言う都市の希薄な共同体、故郷を持つ多くの都市住民たちがこの記憶をたどりながら、隣近所の人々と語れるようになるのはいつの事でしょうか。

故郷の父・母

2006年08月13日 | その他
 今日は家族と共に実家の柏崎に戻ります。大動脈乖離から3ヶ月半、奇跡的な回復・退院から早2ヶ月。とても、元気に過ごしているようです。父が、母の足の衰えを気にして、散歩に連れ立っているとの事、嬉しい限りです。

 静岡県日中友好協会の機関紙に前浜松市議会議長・田中満州男さんが「戦後の60年のエピソード 苦しみよ、悲しみよ、ありがとう 心に残る思い出の歌・・・」という寄稿されています。

 そこで、紹介されている「旅愁」の詩に思わず、ジーンとしてしまいました。父・母の元気な姿を見に行ってきたいと思います。

『宇宙はこうして誕生した』を読む

2006年08月12日 | その他
 『宇宙はこうして誕生した』(佐藤勝彦編 ウエッジ選書)は、かなり前に購入していましたが、まさに「積ん読」の世界でした。夜空に見えるいくつも星、銀河系、この宇宙はどうしてできたんだろう、は小さな頃からの疑問でした。

 発刊が2004年の9月なので、日進月歩の宇宙論の世界で、この本に書かれている事に更なる新しい新説が加わっているかもしれません。それでも、基本的な宇宙論は知っておきたいと思って、あらためて読み始めました。

 それにしても、私達が高校や大学で学んでいた頃の物理学の世界とは大きく発展していることに、これは物理のやりなおしだ、と思わざるを得ません。重力、電気磁気学、強い力、弱い力の4つの統一理論が課題となっている、と。

 宇宙は、「無」からはじまった、その「無」とは物質だけでなく、空間すら「非存在」と「存在」の間を揺れ動く、それが、トンネル効果という何千億回に1回ボボールが壁を突き抜ける、ここからビッグバン、宇宙の創成がはじまった・・・。

 宇宙が始まって最初の10のマイナス44乗秒後に最初の相転移が起こり、一つの力から重力が枝分かれし、そして10のマイナス36乗秒後の第2の相転移で強い力が枝分かれし、・・・・実に面白く読めます。

 世の中、お盆で「夏休み」。この本を抱えて、夜空を眺める少し、ゆったり出来る時間と空間を確保したいものです。それにしても、ニュトリノ発見のスーパーカミオカンデは、浜松ホトニクスの技術で支えられている、この現実、スゴイ。