ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

巨石と磨崖仏を参拝…滋賀信楽朝宮の古刹「岩谷山仙禅寺」と彫刻が見事な「三所神社」

2024-05-09 | 滋賀県
滋賀県甲賀市信楽のお茶の産地、朝宮を訪れているミモロ。「ここすごく大きな岩がゴロゴロしてる~」と、里の古刹「岩谷山 仙禅寺」にやってきました。


巨石の苔むした岩肌に、ここの長い歳月を感じます。
 
「岩谷山 仙禅寺」は、養老7年(723)に創建されたと伝えられます。
巨石の山につくられたお堂は、懸崖造り。

岩に寄り添うように建てられています。このお堂の中には、秘仏のご本尊の十一面観音像が祀られているそう。

長い歴史の波に晒され、南北朝時代には、2回兵火で焼失。
「ということは、ここは、戦いに巻き込まれるほど、重要な場所だったってことだよね~」と想像するミモロです。

そもそもここは、京都府の和束町にある役行者を開祖とする鷲峰山金胎寺の別院。
南北朝の動乱の折、後醍醐天皇が都から逃げ延びる際に「金胎寺」に立ち寄り、そのため焼き討ちされたそう。
その別院のこの寺も、その戦火を浴びたと思われます。

「奥に行ってみよう~」と好奇心旺盛なミモロは、お友達が心配するのも構わずに、巨石の間へ

岩の間を抜けると、その先に役行者さまの像が祀られていました。

「修験者の方々もここにやって来たんだね~」

また、お堂の下には、鎌倉時代に刻まれたと伝えられる摩崖仏が…中央には、薬師如来像のお姿が拝めます。


境内には、「朝宮茶発祥の地」の碑も…


「京都や滋賀って、すごい山奥でも、日本の歴史に深く関わっている場所が多いんだよね~」と、改めて思うミモロです。


「朝宮の氏神様にも参拝しましょう」とお友達の車で、次は、すぐ近くにある「三所神社」へ向かいます。

「わ~広い神社だね~」

素戔嗚尊をご祭神に祀る朝宮の氏神で、その詳しい歴史はわかっていないとか。


祭の時期は、ここに氏子が大勢集い、境内を取り囲む茅葺屋根の建物で、さまざまな取り決めを行う宮座行事が今も続けられる民族学上、貴重なものだそう。

中央の本殿は、江戸の宝永5年(1708)に建てられたもので、甲賀郡野村の大工、雲九郎右衛門宗静の手によるものという記録が…。
まずは、本殿に参拝…


建物を見上げると、そこには、さまざまな意匠の細工が施され、その技の素晴らしさに驚きます。


現在、滋賀県の指定有形文化財に…


ミモロが訪れた場所は、国道307号線のそば。朝宮の里を見守る場所にありました。
この地区の歴史を物語る古刹です。

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