小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



地方公共団体が設置する都市公園の中にはいくつかの種別があって、その中に街区公園がある。街区公園とは国土交通省のホームページによると『もっぱら街区に居住する者の利用に供することを目的とする公園で誘致距離250mの範囲内で1箇所当たり面積0.25haを標準として配置する。』公園のことで、小田原市内には126ヶ所の街区公園が点在している。街区公園の標準面積は0.25hだが、市内の街区公園はそれを超える広さの公園もあれば、標準以下の公園もあって大きさも様々。街区公園の一覧を眺めていたら一番面積の小さな街区公園とはどのくらいの広さなのだろうかと興味がわいたので、先日散策の途中に立ち寄ることにした。小田原市内にある126ヶ所の街区公園の中で最も面積の小さな街区公園は150平方メートル。扇町と国府津にそれぞれ同面積で2ヶ所にある。まず初めに扇町5丁目に所在する扇町第ニ公園へと出かけた。大まかな場所は、飯泉橋上流右岸側の住宅街の中。飯泉橋から自転車で2分ほど。住宅街の一画に扇町第ニ公園を発見。周辺の住宅一軒分と同じくらいの面積で、思っていた以上に狭さを感じる。小田原で一番小さな街区公園である扇町第ニ公園内にある遊具はただ一つ。錆びたニ連鉄棒のみ。それも幼児向けのかなり低い鉄棒。この他はベンチが2脚設置されている。鉄棒の反対側には砂場らしき場所。コンクリートの型枠がほとんど地面と同化していた。公園両側が住宅なのでこれだけ狭いとボール遊びは難しそうだ。扇町第ニ公園と同面積の下辻川公園は国府津地内に所在している。大まかな場所としては県道72号の御殿場線のガード近くの住宅街の中。県道72号から脇道へ曲がり住宅街の中にある下辻川公園へ。公園の敷地は一般的に四角形が多いが、この下辻川公園はL字形になっている。L字形の下辻川公園の片側には水飲み場とベンチが二脚。ベンチは向かい合わせに置かれているのでご近所同志の井戸端会議にちょうど良さそうだ。下辻川公園のもう片側には汽車の形のすべり台が設置されていた。この遊具が大きいのか、それとも敷地が狭いのかずいぶんと圧迫感を感じる。敷地の形状と遊具の大きさもあってこの下辻川公園は扇町第ニ公園よりだいぶ狭く感じる。下辻川公園からの帰り道に同じく国府津地内にある山近病院裏手の森戸公園へ。森戸公園は下辻川公園や扇町第ニ公園とは反対で、小田原市内にある街区公園の中では一番敷地面積が大きな公園。敷地面積は7912平方メートルで下辻川公園や扇町第ニ公園の50倍以上。ただし公園内に松林があったりするのでそれほど広くは感じない。今回は一番敷地面積が小さな2つの街区公園に出かけたが、150平方メートル台にはあと5ヶ所ほどの街区公園があるので、残りも散策の途中などに立ち寄ってみたい。

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