小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



これといった趣味も無く、楽しみといえば晩酌くらいなもので週末になると晩酌用の日本酒を買いに出かけている。日本酒を飲むのはもちろん、酒屋で色々な銘柄を眺めてはどれを飲もうかと思案している時間が何より楽しい。昨日の午後、南鴨宮の酒屋さんで日本酒の試飲会が行われたので散歩がてら酒を買いに出かけた。 26日の午後、鴨宮かのや酒店で日本酒の試飲イベントが行われるので散歩しながら南鴨宮まで向かう。午後になって少し風が出てきたが暖かくて散歩日和だった。中町から芦子橋を渡り寿町へ。途中、10年ぶりくらいにコトブキホームセンターに寄り道。以前は3階まで売り場があったが今は2階までが店舗となっていた。寿町の路地を抜けて酒匂川の河川敷へ。せっかくの散歩なので小田原大橋は渡らずに河床ブロックの上をジャンプしながら左岸へと渡る。小学生の頃はこの川床ブロックの上で良く遊んだのでなんとも懐かしい感覚が甦る。酒匂川左岸へ渡り、鴨宮自動車学校の前を通り県道718号方面へ。私が免許を取った頃は日曜ともなると教習所に人が溢れていたが、今はそんなことも無いようで思いのほか静かだった。途中、色々と寄り道をしながら1時間ほどかけて南鴨宮にある鴨宮かのや酒店へ。この日午後2時から5時までお味魅会という有料の試飲イベントが行われている。特に事前の申し込みも必要なく、時間内であればいつでも参加できるという手軽さ。早速店内へ。参加費1000円を払いお味魅会スタート。今回は川西屋酒造の丹沢山最新しぼりたて新酒&純米燗酒の試飲イベントで丹沢山や隆など15銘柄ほどが用意されていた。店内には川西屋酒造の工場長さんが案内役でいて、酒について色々と話を聞くことが出来るようになっている。今回初めてお味魅会に参加したが、目の前に栓の開いた日本酒が15本あって、それら全部を飲むことが出来るという酒飲みにとって楽園のような催し。お味魅会が始まって1時間ほど経過しているが既に店内はほぼ満員状態。日本酒の試飲イベントなので利き酒用の猪口が用意されているのかと思ったらワイングラスだった。個人的に口の小さな酒器は好きではないのでワイングラスで良かった。酒の香りが良く分かる。とりあえず冷で15銘柄全種類飲んだ後に、気になった銘柄を飲みなおしたり燗にしたりと存分に味わう。今回は新酒や生酒が多かったので香りの良い酒が多くどれも甲乙つけがたく美味い。今回用意された銘柄の中で一番高いのが黒いラベルの隆黒 山田錦40純米大吟醸。1升瓶で9000円と普段では絶対手の出ないグレードの酒で、飲んでみると旨みと鼻に抜ける香りがとても素晴らしく物凄く美味しい。出来ることなら毎週こんな酒で酔いたいものだ。結局、お味魅会終了間際まで吟味に吟味を重ね、来週末の晩酌用の酒を1本チョイス。丹沢山五百万石純米吟醸無濾過生原酒で4合瓶で1750円。今回のお味魅会でどれほど飲んだのかは定かではないが、体感的に4合は飲んだ感じがするので参加費1000円はとても安く思える。かのやさんではほぼ毎月お味魅会が開催されるようなので、また気になる酒が並ぶお味魅会の時には是非とも参加したい。

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