小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



毎年7月下旬に富士吉田市で開催する富士登山競走に挑戦して今年で9回目になる。昨年の大会で初めて山頂コースの完走を果たすことが出来て今年の出場をどうしようかと迷ったが、個人的に夏の恒例行事となりつつあるので日々トレーニングを続け大会当日を迎えた。 7月27日金曜日の早朝4時に小田原を出発して2時間弱で富士吉田市へ。富士登山競走のスタート地点の富士吉田市役所に午前6時過ぎに到着してウォーミングアップを行う。昨年までは、「今年こそは」や「何としてでも」といった気持があってスタート前は緊張したが、今年はそんな気概もなく今ひとつ気分的な盛り上がりに欠ける。当日は雲が多くてスタート地点からは富士山は見えなかった。午前7時に号砲とともに第71回富士登山競走の山頂コースがスタート。山頂ゴールまで21kmで標高差は3000m。これから4時間以上きつい状況が続くのかと考えると腰が引けるが気持ちをなんとか奮い立たせて足を先に運ぶ。午前8時6分過ぎに舗装区間の最終地点である馬返しを通過。スタートから10.6km地点で標高は1440m。今年は舗装区間が意外と楽に感じたが、タイムは昨年よりも1分半ほど遅い。昨年の後半のきつさを思い出してペースを抑え気味に走ったのが響いた。馬返しから5合目までは土の登山道が続く。登山道が狭いので追い抜きが困難で前後の集団に合わせて登ってゆく。今年は少し高山病のような感じがして、五合目の手前から手先や足先が少し痺れてきた。午前9時10分過ぎに5合目の関門を通過。スタートから15km地点で標高は2230m。とりあえず関門タイムの2時間15分と再来年までの山頂コースの出場権を獲得して一安心。しかし山頂コースの完走ボーダラインの2時間10分を30秒近く超過していて大ピンチ。かなり焦りを感じつつ、次なる関門のある8合目の富士山ホテルを目指した。【後編に続く】

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