クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

東京新聞の歩みは我が家の歴史

2012-06-08 06:14:21 | Weblog
昨日で東京新聞が、2万5千号となったと言う。戦時下に都新聞と国民新聞が合併させられて出来た。父は都新聞の記者であり、終戦直後は整理部検閲課長で、進駐軍との折衝役であったようだ。
真に東京新聞が歩んだ道が、我が家の歴史である。父は中日新聞社との合併時に職を辞し、僕が20歳になった時、天に召された。仕事を愛し、家族を愛し、新聞記者を誇りに思っていた。葬儀の時に同僚だった方が「辞める直前までコラムニストとして、「筆洗」を書いていた、終生真の記者だった」と話されたのが今も心に残っている。
我が家は今でも、父が創刊し、育てて来た東京新聞を読み続けている。3.11以降東京新聞は、原発の停止を訴えている。地震国日本には原発は不要と言う論調。その論調を読むだけでも、購読料の価値はある。
あと2ヶ月で父の命日が来る。早産でか弱かった僕がここまで生きて来られ、孫の顔が見られたのも、東京新聞のおかげ。
これからも、読みやすく、庶民と共に歩む新聞であって欲しいと願うものである。
明日からはねこブログに戻ろう。