ゆっくり娘

一人っ子として育ったせいか、持って生まれた性格なのか、クーはゆっくりと行動を起す。ご飯の前家内が「ご飯にしようか」と言うと、ココはどこに居ても走って来て、家内の横に並んで台所に入り、足元にまつわり付き離れない。その時クーはまだお気に入りの場所で正座をしている。「クーちゃん、ご飯入ったわよ。どうするの。食べないの」と言われてから、床に下りゆっくりと茶碗の前に行くのである。クーが食べ始める時、ココは既に半分以上食べている。
また、本箱の上に飛び上がる時も、ソファーの背で暫らく考えている。特にココが近くに居る時は、念入りにココの動きを読んでからとなる。降りる時も同じで、本に足を掛けて、下で寝ているココの様子を見てからとなる。
家内は「クーちゃんはゆっくり娘なんだから」と。ゆっくりと言うより何事にも慎重なのだろう。

確定申告に

今年は何十年かぶりに確定申告を行わねばならない。色々調べ、申告書の記入はパソコンで出来ると分かり、先日の午後家内にも手伝わせて記入した。慣れぬゆえ、３回程やり直し。少々イラついたが、２時間程掛かったが出来た。国税庁はe-Taxを盛んに宣伝するが、１年に１回の事、申告書がパソコンで記入出来る事をもっと知らせるべきではないか。
僕が出掛ける用意を始めると、クーとココが目を覚まし、僕を見詰めたので「一寸出掛けるからお留守番頼むネ」と声を掛けながら、二人を撫ぜた。税務署は井の頭文化園(動物園)の真裏で、我家からだと非常に交通の不便な場所にある。付近にはコインパーキングも少なくて、２回も周囲を回った。税務署は駐車場を潰して、プレハブの申告書記入棟が建っていた。その中には、手書き用の記入台の他、パソコンも20台位備えられていた。係員に点検をしてもらった後、無事提出出来た。時計を見ると、12時を回っておりファミレスに寄り、ワンコイン定食で昼食を取った。コンビに弁当と変わらず、味も合格点だった。
家に帰り、部屋に入ると、２ニャンは揃って出て来て「ゴァーン」と言った。何時もより１時間以上遅いお昼を残さず食べ、ココはエンジンがかかり、運動会となったのだ。

クー子とチョコ

このブログにお運び下さったみなさんのお宅では、ニャン子さんをどう呼ばれておられますか。最初に付けた名前ではなく、愛称で呼ばれる事も多い事でしょう。僕はクーへはクー子、ココへはチョコと呼んでおります。
クーはコカ・コーラ社製ジュースのキャラクターネコのクーから付けました。このキャラクターネコは元気な男の子ですが、それにあやかり、可愛く元気に育つようにと付けました。女の子ですから普段はクー子と呼んでおります。勿論クー子と呼んでも「ミャー」と澄んだ声で返事が返って来ます。
ココの毛模様はブラック・チョコレート色。そして２歳を過ぎた今も、チョコ・チョコと動き回り、先程もパソコンの前で座っているクーの後ろに回って、お尻をちょこちょことくすぐっていました。クーは直ぐに振り向き、パンチでココの頭を叩きました。そんな事は充分分かっていても、チョコっと悪戯をします。それでチョコと呼んでおります。チョコと呼んでも、振り向いて「なぁーに」と言う顔をします。

ぼくも弾くのニャ

午後の一時、ニャンズはお昼寝をし、僕は趣味の鉄道雑誌を読み始める。家内はオルガンの練習を始めた。レシーバーを着けているので、音は外に漏れず、静かな時間が流れる。それも束の間、お腹が空いて来たクーとココが目を覚ました。寝ていた場所で、逆Ⅴの字に体を反らしての伸びをすると、床に下りて来た。オルガンに飛び上がったココは、家内の前で一声「ミャオー」と。「まだ早いでしょ」と言われると、鍵盤の上を歩いて「僕もオルガン弾くのニャ」と。鍵盤を踏んだまま家内の顔に自分の顔を付けて、また「ミャオー」。家内に抱かれココは床に下ろされるが、また鍵盤に登るのだ。ついに家内はオルガンを弾くのを諦め「ご飯にしようか」と席を立つ。クーもココも、尻尾を立てて付いて行くのだ。

アイドリング

冷たい雨が降り続いた昨日、元気なココもエンジン全開とはならず、本棚の上に登っても、朝の洗顔を終えると、静かにしていた。エンジンは回っていても、アイドリング状態であった。クーも食後ソファーの背で、軽く爪研ぎをした後は、体を反転させ、本箱の上に飛び乗ると、そのまま夢の中に。
クーの様子を見ていたココは「クーちゃん寝ちゃった。ぼくも寝ようかニャー」と、パソコン椅子に移り、午前中は二人揃って静かにしていた。
今朝も、クーはご飯を食べ終えると、自分の部屋に引上げてしまい、遊び相手の無くなったココは、パソコン椅子でネコ丸になってしまった。何か拍子抜けのようで、家内は一言「アレ！どうしちゃったの？」。

モンプチ

今朝のクーとココのご飯は、モンプチのレトルトの試供品と言うご馳走だ。パックの封を切るとマグロの良い匂いがした。僕は思わず摘んで食べてみたくなった。この匂いに釣られて、クーとココは茶碗の前に座り、目で「早く頂戴よ」と催促する。二人共食べた後、何回も何回も茶碗を舐め、美味しい余韻を楽しんでいた。その後クーは、パソコンに乗り静かに食休み。ココは台所や居間をウロウロしおもちゃを探す。そんなココの姿をクーは「あの子本当に元気だニャー」と優しい目で見ていたのだ。
今朝２ニャンにモンプチをあげたのは、昨日がニャンニャンの日だったからだ。

冬の顔

今朝もかなり冷え込んでいますが、温風器の側に居るのは、僕と家内だけ。温風器を点ける前の室温は、14.5度ですから、クーとココはそんなに寒くなかったのでしょう。二人は「お母さんそんなに寒い？」と言う顔で僕達を見ております。
さて、昨日はココの顔をアップしましたが、今日はクーの顔のアップです。首の周りは冬毛で覆われ、徳利のセーターを着たお嬢様になっています。鼻からあごに掛けての黒い毛模様は、愛嬌が有りますよね。愛嬌等と言う言葉を使うと、クーパンチが飛んで来そうなので、チャーミングと言う事にしましょう。一番最初に抱き上げた時「ヘーこんなユニークな顔のネコもいるんだ」と思いましたが、次の瞬間猛烈「可愛い」となりました。
クーは繊細な神経を持っています。ネコは何事にも敏感です。それが我が身を守る事になるからでしょうか。クーはその中でも繊細なネコです。先程僕が椅子から立ち上がる時に、少し大きな音を発てただけで体が「ピック」と反応し「お父さんどうしたのよ」とにらんでおりました。
可愛いよクーたん。

可愛～い

ココの顔の特色は耳である。幅が広く、先端部が丸くなっている。ココの顔を一番最初見たのは、やましたさんが撮影され、テケトさんが発信された、里親募集の画像だった。顔の割りに耳が幅広で大きく、「ウサギみたいで可愛～い」顔であった。この顔に惚れてしまった。２年３ヶ月たった今も変わらない。そして、今朝も本棚に登り、居眠りをしているのを見た時「ココ可愛～い」となり、思わずシャッターボタンを押した。
一方クーは、大きく丸く、金色の目だろう。それが鼻からあごの黒い毛と合わさって、愛嬌ある顔になっていて、見る角度では、笑っているようにも見える。クーは目で感情表現をするネコさんである。怒ると細く釣り上がり、狐目になる。クーを最初に抱き上げ、その顔を見た時、真丸な目で、手を僕の左腕に掛けられた。その愛らしい姿が、僕をメロメロにしたのである。

梅

今日の写真は我家の梅である。昨日も書いたようにこの梅は61歳になる。何故歳が分かるかと言えば、母が僕を身篭り悪阻の時に食べた梅の種を庭に吐き出し、その実から生えたからだ。生まれた家は世田谷の代田と言う町だったが、今の家を新築した時に、移植したのである。６月になれば実を付け、その実は梅酒になる。結婚して間もなくの頃は、母が家内に手伝わして、土用干し迄して、梅干を作った事もあったが。去年は収穫せずに、全て小鳥に食べられたのだ。今年は是非収穫しようと思っている。
梅と言えば鶯だが、あと１ヶ月程するとお隣やお向かいに鶯がやって来る。朝の静かな時に声を聞くと、春を実感出来るのだが、今年も来てくれるのかなー。
今日はネコの話ではなく、失礼しました。

春近し

外の気温はまだ10度前後の今日この頃だが、陽射しは強さを増して来ている。我家の61歳になる、梅の古木も白く可憐な花が満開である。日が入る廊下では、クーもココもご機嫌でくつろいでいる。春近しを実感出来る。
昨日の午前中も、僕が廊下で梅の花を見ていると、クーとココが付いて来て、クーは廊下の真ん中で、横になってくつろぎ、ココは陽射しが入る布団の上で、ゴロンゴロンとしていた。そしてクーが足で毛を掻くと、毛玉が舞い上がるようになった。ニャンコさんの体も春への模様替えを始めたようである。