クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

大晦日

2009-12-31 06:13:12 | ネコ
いよいよ大晦日の朝を迎えた。我家のニャンズは普段と変わらず、美味しく朝のカリカリを食べ、朝臭をし、クーは寒いのに出窓から外を眺め、ココは家中を駆け回り、ソファーで爪を砥いでいる。
昨日は隣街の仙川に出掛け、正月用の一寸上等の日本酒と、地元の製麺所製の深大寺8割蕎麦を買って来た。商店街もスーパーマーケットも、普段の日曜日程度の人出であり、駐車場も順番待ちをする事無く入れた。
今年我家は新しい命を授かり、息子宅から聞こえて来る声が、昨年より1段大きくなった。2人の孫は元気に育っている。明日元旦は、息子一家とお節を囲む。息子と杯を交わすのも1年振り。家内は昨日から、伊達巻、なます、ごまめ等を作り始めた。例年ごまめを炒り始めると、クーが「美味しそうね、勿論クーちゃんにもくれるわよネ」と騒ぎ出し、ココもクーの後に続く。今年は昨夜彼らが寝た後で作ったようである。
そして今年はクーとココが並んで居る事が多くなった。繊細な神経を持つ我が侭お嬢様が、ココを弟と認めたのである。ココがカリカリを残したまま寝てしまうと、それをクーが食べる事も。また、孫が来れば、一緒に非難する姿が見られるようになった。ただし、気分によってはココが目の前を横切っただけで「シッァー」言いながら、ココの頭にパンチが飛ぶ事も。やられたココはキョトンとしてしまう。
来年は今年以上に2ニャンが並ぶ写真が撮れそうである。
みなさま、良い年越しを。

信頼の絆

2009-12-30 06:18:10 | ネコ
ネコは警戒心が強い生き物で、危害を受けそうな人には、非常に警戒して近付かないし、1度でも怖い目をさせられた者が傍に来ると威嚇する。先日も書いたように、我家では息子とクーの関係がそれに当てはまる。
人の家で生まれた仔猫は、人を信頼し余り警戒しない。丁度3年前の今日、ココを引取った際、ビートさんに抱かれたココを抱っこした時も、ココは全く警戒しなかったし、生後7ヶ月のユッキーも初対面の僕の足にじゃれ付いていた。しかし、成長するにつれ、人間への警戒心を持つようになる。特に小さい子供が苦手である。小さい子供は、大きな声で奇声を発したり、その行動が読めないからだろう。我家では孫が来ると、2ニャンは彼らが手の届かない高い場所や、家具の間に避難する。ココが1番警戒する時は、電子レンジを置いてあるワゴンの下に隠れてしまう。ただ最近は慣れて孫達が来ても、冷蔵庫の上等で見物するようになった。
クーもココも僕と家内への信頼は絶対である。写真のように僕の手に、自分の手を掛けてマッタリとしたり、僕が座っているソファーの奥で寝ていたりと。抱いても撫ぜても怒らない。信頼の絆で結ばれているからである。
このブログを書く前に、「捨て猫むっちゃんと私」を拝見したら、里親トライアルに出した、ふみちゃんが戻ったと言う。このふみちゃんとチコちゃん姉妹(?)は、野良さんの子供。生まれた直後から、人間は恐ろしくて警戒するようにと、母ネコから刷り込まれていたと考える。その仔猫の心を人は家族は信頼出来ると、心を開かせるのは大変な努力が必要であろう。有名な猫ブログ「ちゃとらとはちわれ」のご夫妻も拾い上げた仔猫に、人は信頼出来ると心を開かせるのに大変な労力を使っている。里親として可愛い仔猫に名乗りを挙げるのは簡単だが、仔猫と信頼の絆を結ぶのは、時間も努力の必要な事を、むっちゃんブログを拝見して感じた次第である。ルコママ様ガンバレ。ふみちゃんとチコちゃんには、良い里親に恵まれますよ。焦らずにゆっくりと。里親に名乗った方も。

壁紙

2009-12-29 05:37:46 | ネコ
今日の写真は、07年1月2日に撮影し、翌日のブログに使用した写真である。ココを引き取って3日目、我家にやっと慣れた頃だ。写真には写っていないが傍にはクーも居て、ココのやんちゃを見ていたのであった。この写真を拡大すると、ココの右目は涙で光っている。何故なら、この時のココは、結膜炎に患っていたのである。六甲下ろしと呼ばれる、北風の吹く中、段ボール箱に入っていたとは言え、生後3週間程の仔猫には過酷な環境であった。拾われる迄の時間は、長くても2日、多分1日も経っていないだろうが、急激な環境の変化で、猫風邪を引き、結膜炎になってしまったのである。
ココを神戸のビートさんから引き取って、今日で1095日、つまり、明日で丸3年が経つ。結膜炎は完治したのは07年の秋風が吹く頃になった。人の行う事は残酷である。段ボール箱に入れておけば、誰かが拾ってくれると、安易に考えての行為だろうが、捨てられた仔猫の運命と言う事は全く無視され、後は野となれ・山となれであろう。こんな人には愛猫家とは言えない。
それはさて置き、僕はこの写真をパソコンの壁紙に使っている。家内は「目が涙目でウルウルしているから他の写真に変えて」と言うが、仔猫らしい仕草で可愛いし、気に入っている写真なので、首を縦には振れないのである。

大掃除

2009-12-28 05:54:30 | ネコ
昨日の午前中、嫁の声が普段より大きく聞こえるので庭を見ると、息子一家の台所の出窓を全開し、嫁はそこに登って出窓のタイルの拭き掃除をしていた。チビッ子2人が居れば息子が休日の日でしか出来ぬ。しかし、孫のコーが邪魔をしているのか、時折大きな声を出していた。居間からその出窓を見ると、嫁は半袖のTシャツ1枚と薄着であった。若さとは素晴らしい。
クーとココも、パソコンテーブルの上からその様子を眺めていたが、暫らくすると2ニャンが騒ぎ出した。何だろうかと、レースのカーテンを開けて見ると、出窓には息子一家の愛猫のマイクが座って、こちらを見ていたのであった。ココは「お兄ちゃんおはよう」と言う様に静かに見ていたが、縄張り意識が強いクーは「あのネコだれよ。ここは私のお家よ」と鼻息も荒く騒ぎ出した。そして写真のように、小引き出しに上がると、首を長く伸ばして、マイクの様子を探っていたのである。そのマイクは我関せずと落ち着き払い、庭を眺めたり、窓辺に来たココの様子を見ていたのであった。

ココの布団

2009-12-27 06:08:13 | ネコ
昨夜の事。夜食を食べ終わり、クーと蜘蛛を追い掛けて遊び、クーが諦めて自分の部屋に戻ると、ココはソファーに置かれた、僕のパーカーの下に潜って寝てしまった。そのココを抱いて寝室に入った。普段ならそのまま僕の掛け布団の上で寝てしまうのだが、昨夜は違った。部屋中を走り回り、ネコトイレの砂を掻き出し、僕の背中に乗ったり、障子を叩き開けろ、襖も蹴飛ばして「ぼく、広いお部屋に行くの」と大騒ぎ。襖を開けると駆け出して行った。ココが掛け布団に乗られると、寝返りが打てず苦しいが、昨夜はそれが無く熟睡出来た。手洗いに目が覚めた時居間に入ると、ココはソファーのパーカーに潜って寝ていた。
今朝も僕と家内が起きても、パーカーから出て来ず眠ったままである。このパーカーには裏地が付いているので、風を通さず温かいのだろう。ブログを書き始めると、肩がスースーと寒く、パーカーが欲しいのだが、今朝は我慢である。クーが「ゴァーン」と起きて来る迄、寝ているのだろうか。今晩もココはパーカーを自分の布団として寝るに違いない。ネコは心地良い物を見つけるのが早く、感心してしまう。

家族の絆

2009-12-26 05:56:00 | ネコ
昨日の続きである。僕達夫婦はネコに付いては全くの無知であった。食べ物、排泄、日常生活等々全て。そんな時力を貸してくれたのが、居間は息子の嫁になっているトモ姉妹であった。姉妹はネコとの暮らしが長く、トモの姉は動物病院に勤めていて、クーを家に入れた夜我家に子猫用の食事のサンプルを届け、家内は色々と教わった。また、トモが我家に来た時も仔猫を通して僕とも話をするようになった。息子がトモと結婚すると言った時、僕はすんなりと了解したのも、クーのおかげである。
クーはネコの素晴らしさ、可愛らしさを次々に示してくれた。クーが来て3年目、僕はバナーからココを見付け、どうしても我家に迎え入れたいと思い、家内にもテケトさんのブログに載っていた仔猫を見せながら、その事を話したのである。こうしてバナーを見た翌日には両手を挙げ、名乗りでたのである。ココを迎い入れる事が正式に決まると、僕ばかりでなく、家内も心がハイになり、ぺピーのカタログを見ては生活に必要な物を注文して行った。その中には仔猫用の背の低いタワーもあった。このタワーは居間でもココが遊んでいる。また、ココを迎えに神戸に行く時、正月の準備を中断し、旅行があまり好きでない家内が「私も行く」と言ったのである。
このように僕達家族は、偶然拾い、偶然里親募集で見付けた、クーとココによって家族の絆を深められたのである。これも神様の働きと信じ、クリスマスの日感謝の祈りを捧げているのである。

大切な命

2009-12-25 06:08:19 | ネコ
御子の御降誕を心よりお祝い申し上げます。
今日はクリスマス。我々キリスト教徒にとっては、元旦よりも大きな祝日。昨晩は全世界のキリスト教会でお祝いの礼拝が行われたであろう。家内も勤め先の修道院で午後11時半から催された、ミッドナイトマス=降誕日第1聖餐式に列席したようである。クリスマスは、命の誕生を祝う祭りである。神様から命を授かった事を感謝し祝おう。主はどんなに貧しく、住む家のない幼子をも見捨てず大切に育まれた。その象徴が、馬小屋で生まれたイエス・キリストのお姿である。
以前にも書いたが、僕は幼いクーを最初に抱き上げた瞬間、心底可愛いと思った。その瞬間の心変わりを、「キリスト教では聖霊の働き」と呼ぶ。しかし、直ぐに我に返った僕は大切な事に気付いた。仔猫の面倒を主に見るのは家内であり、家内が喜びを持って引受けてくれなければ、たとえ家に入れても仔猫は不幸になる。クーを一旦車の下に戻し、家に入って家内に仔猫を家に入れたいと家内に相談した。と言うよりも宣言した。家に入れると言う事は、終生このネコの命を守り抜くとの、重大な決意が必要であった。祈りをし、僕は決意したのである。目の前の幼い命を見捨てる訳には行かなかった。シブシブであったであろうが、家内は僕が出勤した後でクーを抱いて家に入れ、写真のソファーの座布団に置いたと言う。一晩中「お家に入れてよ」「お腹が空いたよ、ご飯頂戴」と泣き続けたクーは、体力の限界を過ぎており、直ぐに深い眠りについたと言う。その安らかな寝顔を見た家内も、神の御力で心を変えられ、家族として育てる決心をしたと言い、元気なネコに育つようにと、ジュースのキャラクターネコと同じ、クーと名付けた。
あれから6年。昨夜もクーはココと元気にバトルをし、追い付かれるとココに先制パンチを出して怯ませていたのである。

ごめんネクーたん

2009-12-24 06:07:52 | ネコ
クーは我家に来て3ヶ月程経つと発情した。あのモァモァとした声を出し、お尻を家具等に擦り付け、雄を求める動作を繰り返した。何ともやり切れなく、避妊手術を受けさせる事を決意したのである。手術当日の朝僕はクーに心底謝った。「ごめんネクーたん。子供を産めなくなる事を許してね」と。その声は涙声になっていた。本当はクーの赤ちゃんを見たかった。しかし、そのあとの事を考えると無理がある。6年前当時のインターネットには、ブログは一般的でなく、僕もその存在を知らなかった。繊細な心を持つクーならどんな子育てをしたのであろうか。今でも無念の思いに駆られる。
今日はクリスマスイブ。クリスマスは、救い主イエス・キリストの御降誕を祝うお祭り。どんなに貧しくとも、新たな命の誕生は、家族にとって大いなる喜びである。今年我家は二人目の孫が生まれ、11ヶ月になると、伝え歩きをし、壁越しに聞こえて来る声も、大きくなって来ている。
ところが、ワン・ニャンの中には、生まれた事を喜ばれず、人の身勝手で捨てられたり、命を絶たれたりする子供が少なくない。これは罪である。刑法云々と言う前に、心が痛む罪である。是非クリスマスの夕食時の感謝の手を合わせる時に、このようなワン・ニャンが少なくなるようにと祈って戴ければ、その心はクリスマスの心であり、祈りなのである。

お詫び
昨日私のメールアドレスを間違えて打ち込みました。大変失礼致しました。
正しくは qootan@md.point.ne.jpです。jpをpjとなっておりました。

座っちゃダメ

2009-12-23 06:01:50 | ネコ
いよいよ年賀状シーズン到来。「年賀状は3ヶ日中に届けば良いんだ」と啖呵を切っていた僕であるが、年金生活、毎日が日曜日の生活では、家内にせっつかれても、言い訳の言葉は出て来ない。と言う事で、昨日から印刷を始める事とした。ところが、パソコンの上にはクーが座り、プリンターの上にはココが。ココのお尻の下には、プリンターのスイッチがあり入れられぬ。彼らは僕をじっと見詰めている。時は午前11時はん。その目力は「お昼ご飯まだー」と。と言う事で印刷は、昼食後に延期となった。
午後はお日様一杯の廊下にココを閉め出し、宛名印刷を始めた。プリンターの回転音で、ココはお昼寝をしない。障子を叩いて「ぼく、お部屋に行くの。開けてよ」と騒ぐ。何回も何回も。ついに根負けし部屋に入れると、賀状本文に書いたざれ句が現実となり、プリンターの上に座っては、時々チョチョイと手を出し、はがきを押さえようとする。全く目が離せない。ココの尻の下には、午前中と同様にスイッチがあり「座っちゃだめ」と言うが、退く気配は全く無い。ガブリされるのを覚悟の上で、パソコンの上に強制撤去。
本文の印刷を始める頃には飽きたのか、パソコンの上で寝てしまったが、時々プリンターが唸ると目を開け「何だ何だ」と言う顔で見回していた。今日も本文の印刷が続くが、大人しくしていてくれれば良いが。無理かニャー。ココ君。

PC年賀状をお送りします。年賀状本文はエクセルファイルで作ってあり、Eメールの添付ファイルでお送りします。ご希望の方は、下記のアドレスに、年賀状希望とお書きの上お送り下さい。
qootan@md.point.ne.pj 迄。

お日様大好き

2009-12-22 06:19:04 | ネコ
西高東低の気圧配置が続き、東京は晴れてお日様が毎日顔を出す。こんな日はニャンズにとっては、暖房要らずである。我家ではクーがお日様大好きで、日が出れば日光浴を楽しむ。昨日も午前中は居間のレースのカーテンの奥で、殿様座りで胸の白い毛を繕いながらの日光浴。お昼を食べた後は、西側の出窓でゴロゴロとしていた。夕方日が陰っても居間には戻らず、家内に抱いて連れて来られた。
一方ココは、午後になってもソファーに寝ていて、家内に「お廊下でお日様に当たって、ビタミンDを作っていらっしゃい」と連れ出された。廊下に出れば、ゴロンゴロンをしたり、ヘソ天になってお日様を楽しむのであるが。
今日から数日間は年賀状の印刷を行う。「賀状刷るやっぱり出て来た邪魔な手が」と言う事で、ココにはたっぷりと日光浴を楽しんでもらうとしよう。