クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

安心と信頼

2011-03-31 06:20:17 | Weblog
震度5弱に見舞われた我が家。その時人ばかりでなく、ニャンズも物凄い死の恐怖感に襲われた事であろう。あれから20日、毎日・毎時余震は続き、本棚のガラス戸は音を発し続けている。新潟の中越地震後でもなかった。それだけ今回の震災規模の大きさを感じられる。
我が家のクーとココはその後落着き、少々の揺れでは動じなくなり、揺れが起こるとね僕や家内の顔を見る。人が慌てなければ、大丈夫と言う信頼の証し。そして、自分達は何時も守られていると言う安心感が芽生えたのだろう。
同じ事は政府と国民にも言える。政府や自治体がどっしりと構え、何事にも動じない姿勢を見せれば、国民の精神状態は安定する。政府や役人、東京電力の発表会見を聞いていて、一番分かりやすく、明快なのが枝野氏の発表。
一つだけ心配なのが、原子力発電所で復旧作業を行っている方々の健康だ。簡易ベッドや食料と交代要員を送り込む事を考えて欲しいものである。

安全地帯

2011-03-30 06:08:49 | ネコ
やっと春の朝となって来たが、温風器は今朝も運転している我が家。朝夕は足元が冷え少しだけ暖房が欲しい。震災以来無駄な電気は消し、日中本を読む時も、昨日のように日の光が差し込む時には、廊下に出てカーテンを開ける。昨日僕がそれで雑誌を読んでいると、預っている孫も真似をして、隣に寝そべり絵本を眺め始め、ココは「何してんの?」と言う顔をして、少し離れた所で日光浴。
チャイムが鳴り、孫が居間に入って来ると、ニャンズは避難場所を求めて一寸だけ慌てる。クーは高く孫に悪戯されない場所にサッと上がり、ココは手の届かない棚の奥へと身を潜める。孫に悪戯されないと分かると、ココは興味を示し、逃げられる距離は保ちつつ姿を見せる。昨日などクーは普段と変わらず、廊下の箪笥の上の篭の中でグッスリとお昼寝をしていた。
クーは高い場所は身を守る、安全地帯と思っているようで、今朝もカリカリを少し食べると、本箱の上に飛び上がってしまぃ、居間は居眠りをしている。震度2や3の余震があっても、下に降りようとはしない。猫らしく居眠りをしていても、耳レーダーは絶えず情報をキャッチしているようである。

春を見ているの

2011-03-29 06:12:01 | ネコ
今朝吹いている風は、軽やかな春の風。しかし朝刊を取って部屋に入ると、お腹が痛くなるようなくしゃみが3発続けて出た。朝から花粉が猛烈な勢いで流れている。
今日から3日間、幼稚園が春休みの孫を日中の数時間預る。クーとココには地震の揺れより恐怖かもしれない。ただ、彼も成長し、去年よりも聞き分けは良くなっている。
昨日、クーがプリンターテーブルに座って庭を見ていた。思わず「クーたん何を見ているのと」と声を掛けると「あたし春を見ているの」「小鳥さんも遊びに来ているでしょ。お花の蕾も膨らんで来たでしょ」と言う様に「ミャー」と返事が返って来たのである。
都心では桜も咲いたと言うし、バス通りの桜の古木も蕾を膨らませていた。あと2、3日で咲き出す事だろう。飛田給のスタジアムに避難している方々にも、春の息吹をお届けして、明日への復興の力として欲しいのだが、京王バスや三鷹・調布の市が協力して、お花見バスを出し、蕎麦組合が美味しいお蕎麦を振舞うと言う企画が出来ないものであろうか。深大寺温泉の社長さん、音頭を取って欲しいのだが。

可愛いヘソ天

2011-03-28 06:16:32 | ネコ
今朝は晴れているが、気温は去年に比べて低く、寒い朝である。しかし、孫の誕生記念に植えた花桃は、去年以上に沢山の蕾を付け、あと数日で花を咲かせる枝も幾つかある。寒くても春は直前迄来ているようだ。
寒くても嬉しくなると、何処でも構わずヘソ天になり「ぼく可愛いでしょう」とアピールするのがココ。毎日暗いニュースや停電でやり切れない心を癒してくれる。このお腹をモフモフすると、ココは両手で僕の腕を押さえ「ねー止めないでよ」と言う仕草をする。
クーもヘソ天にはならないが、出窓で日向ぼっこをしている時に、背中を撫ぜ撫ぜすれば、嬉しくなって喉をゴロゴロと鳴らし、ホフク前進で「もっとやってよ」と。こんな可愛い彼らと過ごせる幸せに感謝しているのである。

桜はまだかいな

2011-03-27 06:14:12 | ネコ
今朝も真冬のような寒さとなった我が街。被災地ではどれ程だろうか。心よりお見舞い申し上げる。
さて、去年なら咲き始めていた東京の桜、観測点の靖国神社の桜が咲いたとの報は、新聞からもテレビからも伝えられて来ない。寒さが続き、開花が遅れているようだ。我が街の深大寺へ向う道筋に植えられた桜は、靖国の桜が咲いてから数日遅れで咲き出す。特に植物園横の並木は見事な桜のトンネルを見せてくれる。今年は高校時代の同級生を誘って、お花見と深大寺の蕎麦を賞味しようと思っていたが、この震災で鉄道が不安定で、中止をした。満開の頃カメラを持って出掛け、帰りには近くの日帰り温泉で一風呂浴びてこよう。
深大寺の隠れた名品が、すすきで作られたみみずく。これは巣鴨の鬼子母神でも売られているが、深大寺にも。最初に見たのは小学2年生の頃。担任の先生が持って来られ、見せて下さった。昨晩ココが、プリンターテーブルの上で正座している姿がこのみみずくにそっくり。形もそうだが、色合いも。しかし、このような手作りの民芸品は作り手がいなくなり、消えていってしまうのだろうか。桜の花弁のようにはらはらと。残念な事である。

節約して

2011-03-26 06:08:36 | Weblog
昨日の夕刊に、我が隣町の味の素スタジアムに、小型犬と共に避難して来た女の子が、ペット共に暮らす部屋が満杯で、暖房も無い車の中で寝ていると写真入で報道されていた。痛ましい。三鷹市は市役所の隣の元青果市場跡に防災公園建設用地を持つ。新年度から設計を始めるようで、完成は数年後。この用地を有効活用し、80~100棟の仮設住宅を建設して、災害難民となった方々に利用もらえないだろうか。市長と市役所幹部の腹一つ。仮設住宅は小型犬や猫と一緒に住める区画も用意し、大型犬は専用の犬小屋に。歩いて数分の場所には大型スーパーマーケットと家電量販店、市役所、郵便局の本局と至って便利な場所。車で5~6分でドックランもある。住まいの提供は1年半~2年で良いだろう。実行すれば、市長の株は大きく上がり、来月の市長選挙当選間違えないと思うのだが。(これは冗談)費用は節約して支出を抑えれば出来る事。是非御一考を。
節約と言えば、結婚記念日のご馳走も、茶巾すしと穴子寿司に押さえて残りの幾らかを義捐金に寄付しようと思う。また、カードで溜まったポイントもそっくり寄付をしよう。既に始まっていると思うが、ヨドバシカメラや諸々のポイントの善意の寄付を受付、家電量販店はそれを元に、全てを失った方々に電気製品を寄贈して欲しいし、他のお店では義捐金として活用して欲しい物だ。
クーの可愛い1枚でお許しを。

夫婦の記念日

2011-03-25 06:15:48 | Weblog
今朝も我が街は大変寒い。被災地、特に津波の被害が大きかった沿岸部のみなさんは、足元から寒さが駆け上がり、満足に暖房も無いところでお過ごしだろう。心からお見舞い申し上げる次第。
宮内庁も那須ご用地の風呂を、周辺部に避難されておられる方々に開放し、ここで作られた野菜や乳製品、ハム等の畜産品を提供すると言う。それも鶴の一声で決まったと報じられているが、我々国民の奉仕者のお役人諸侯からこの発想が出なかったのは、彼らの代々受継がれて来たDNAの所詮か。
さて今日3月25日は、僕達夫婦の33回目の記念日。おかっぱで年よりもずっと若く見えた家内も、33年の歳月の業で、強くたくましい女房殿へと。祭壇の前でぬかづき永久の愛を誓った言葉は今も覚えている。今日は昼ご飯を近くの中華レストランで2人だけでと思っていたが、昨晩から胃の調子が絶不調。今日は温かな月見うどんにし、2、3日後に出掛けるとしよう。
別棟から孫の声が聞こえ、クーとココがたえず傍にいてくれる、この小さな幸せを感謝し、何時までも続くようにとの祈りを捧げる次第である。

余震は続くよ何時迄も

2011-03-24 06:29:12 | ネコ
今朝も震度2程度の余震が。一瞬身構える。これは人間だけでなくニャンズも同じ。昨日7時頃の連続地震では、本箱の上でマッタリと腕枕で休んで居たクーもスクッと正座をし、何時でも床に下りられるように身構えていた。無頓着ニャンのココもソファーに座り直し「アッ地震だ」と言う顔。
今日は天気も回復し「お日様ニコニコおはようさん」と、春の日差しが差し込むの事である。我が家の2ニャンは写真のように、廊下でこの日差しを最大限活用して、体内充電をする事だろう。人間もカーテンを全て開け、家中の電灯を消して暖房も止め、節電に協力する。
昨日東京都が水道水に放射性物が入っていたと、テレビは大騒ぎしているが、我が市の発表では、ミックスされた水の極一部に入っただけで幼児に飲ませても問題ないし、テレビが「これ見た事か」と騒ぎ立てるようでもない。今朝もこの事をニュースショーで騒ぐだろうが、困った事である。国民に「冷静な対応を」と呼びかけているテレビ局が一番国民を煽っているのは許せない問題である。

分かんない 分かんない御三家

2011-03-23 06:54:46 | Weblog
今朝も我が家の書棚感震計は、遠くの余震を拾って小刻みにガラス戸を揺する。
昨日の夕食前、クーとココは揃ってパソコンラックの天辺に座り「今夜のお食事ニャニかなー」と眺めていた。その時ぐらりと少し強めの揺れが。2ニャンは動じる事無く、ラックから下りずに、顔を揃えて「右良し、左良し、上も下も良し」と確認していたのであった。クーが右を見ればココも一緒にと。思わず笑ってしまった僕である。
ココは夕食時、家内が台所に立つと、僕達には全く理解しがたい甘え方をし「ココお母さん分かんないの。何をして欲しいの」と言われる。それと同じように、震災以降言っているご本人も理解して話をしているのかと?を付ける記者会見に登場するのが、原子力安全保安院の眼鏡の広報官と、東京電力の広報担当者、ただただその場しのぎをすれば良いとの姿勢が見え見えの、みずほ銀行の重役。
特に本人が全く分からずに居るのが原子力保安院の眼鏡のおじさん。会見を聞いていて途中で「お前ら温かな部屋に座ってお茶ばかり飲んでいるな。災害現場に出て自分の眼で確かめて来いよ」と怒鳴りつけたくなる。何かと言えば「東京電力がこう話していました」の繰り返し。「お前ら監督官庁だろう」とチャチャを入れたくなる。
東京電力の会見も全く酷い。若いお兄ちゃんが喋るのだが事の理解をしていないので、記者に一寸突っ込まれるとあたふたとしてしまう。何も分からない若者を前面に押し出す東京電力の経営姿勢を疑ってしまうし、正面に立たされた若い担当者がかわいそうである。
こんな震災で国中が大騒ぎとなっている最中、システムトラブルを起こした、みずほ銀行は論外。こんな事になるのは承知の上で改善しなかった経営者の姿勢を疑る。おかげで僕も今日は隣町迄電車とバスを使って引き出しに行かねばならない。
あと一人理解に苦しむのはプロ野球Gのオーナー。今回の出来事を全く理解しておらず傲慢。こんなじじい早く隠居しろと言いたい。


愚痴を溢したくないが

2011-03-22 06:17:42 | Weblog
冷たい雨の降る朝になった我が街。気持ちは沈みがちになる。それを救ってくれるのがクーとココである。
我が家の付近は、今日も昼1番から停電をすると言う。家内と共に温かな蕎麦でも食べて我慢するしか無いようだ。それにしてもこの計画停電不公平の極み。千代田区の霞ヶ関や国会周辺を除外するのは理解出来るが、同じ住宅街でも、数百㍍離れた地区が除外地域になっていたりとしている。東京電力は何の説明もせずに、権力者のごとく振る舞い、一方的に押し付ける。また、電力を沢山使う大工場も停電の範囲外。地区ごとに一定時間の停電をすべきである。例えば僕が勤めていた親会社、全国に幾つもの工場があり、関東地区の工場の生産能力が落ちても、関西や九州の工場の生産力をアップすれば補えるし、3時間程度なら出荷保留品の手選別作業に当てれば良いだろう。
愚痴は溢したくないが、東京電力はお上ではないのだから、市民が納得する説明をすべきである。また、その方法も知恵を出して市民の心身の負担を最小限に止めるべきであろう。それをしないなら国民から見放されるであろう。この傲慢な経営姿勢は改めるべきである。
経営者は原子力発電所近くの人々の避難施設を回り、陳謝と保障を約束すべきである。社長が見守っていても何の解決にはならない。陣頭指揮は、技術部門の重役に任せ、社長は足を動かす事だと思う。