クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

オチビだけど

2007-09-30 06:15:19 | Weblog
外は冷たい秋雨が降っています。クーは冷蔵庫の上から、食卓の椅子に居るココを見ております。クーがお姉ちゃん猫ちゃんになって、今日で10ヶ月が経ちました。ココに追いかけられなければ、優しい目でココを見ていられます。自分のご飯を少し食べられても、その後で食べるほどです。ただ、元気一杯のココは、クーを追いかけてしまいます。クーにとってはそれが煩わしいのでしょう。シャーっと威嚇しますが、楽天的なココはたじろぎません。
体重の差は800g程クーが大きく、手と足の太さ、大きさも全く違います。ココは直線的に走り、障害物があっても、乗り越えたり、飛び越えます。クーはきちんと迂回します。クーが高い所に上がると、ココはそれを下から見上げるだけで、登る事は決してしません。それがクーとココの暗黙のルールなのでしょう。
ココは、生まれて11ヶ月目に入りました。リングちゃんに助けられた時、やっと歩けるようになったばかりだったのでしょう。昨日もやましたさんとテケトさんが撮られた写真を見ていると、その姿は愛くるしいものばかりでした。この写真はぼく達夫婦にとっても、ココにとっても貴重なものです。また、テケトさんが作られた里親募集のブログも大切に保存してあります。
チビですが、楽しく遊ぶココを見ていると、ココが来てくれて、本当に良かったと思います。ココがむやみに、クーを追いかける事がなくなる日が一日も早く来る事を願っている夫婦です。

開けられるよ

2007-09-28 05:11:51 | Weblog
おはようココだよ。元気だよ。ぼくね、お台所のガラスの扉開けられるようになったよ。ぼくのお家は建ててから、45年も経つんだって。お父さんが中学生の頃だよ。だから、がっしりしているんだ。お廊下の扉はサッシュに変えたんだけど、お台所に入るガラスの扉は、建てた時のままの木で出来ている扉だよ。ものすごく重たいんだ。でもね、ぼく開ける事が出来るようになったんだ。すごいでしょう。ぼくのお手てが入る位に、一寸だけ開いてると、先ず手を入れて少し押すの。それからお顔を、ギュギュって入れながら押すと、また少し開くよね。それからは、僕の体をネジみたいに、ひねりながら入っちゃうの。時間掛からないよ。お父さんがカメラで写そうとしても、中々撮れないんだから。ぼく力持ちでしょう。
中に入ってクーちゃんに「入っちゃった」って言うの。クーちゃんは何時も見てるけど「ココ君力持ちね」だって。大きなお目めを真丸にしているよ。シャーも出ないんだから。中に入ったら、クータンのお窓で少しだけ外を見るんだ。「お外異常なし」ってネ。ぼくがお外見ている間にクーちゃんは、冷蔵庫の上に登るんだ。ぼくはテーブルの下でお休みしながら、次は何で遊ぼうか考えるの。やっぱり駆けっこする事にしたよ。ぼくは、ニャンコの駆けっこ競争があったら、出られるように何時も練習しとくんだ。今日も障害物競走の練習したよ。お父さんのお膝の上を書けたら「ココ痛いよ。静かにしろ」って言われたんだニャー。バイバイ。

ニャンニャ大好き

2007-09-27 04:54:36 | Weblog
昨夜帰宅すると、門が開いていた。ひょっとして晃が来ているかと思いながら、家に入ると、やっぱりママに連れられた晃が来ていた。チョコチョコと居間や台所を歩き回る。台所にはクーが箱座りをして、晃の様子を眺めていた。晃が1m程に近付くと、クーは食卓の上に飛び乗った。階段から落ちて怪我をした瞼も腫れは引き、2㍉位の傷が残るだけだ。晃は食卓のクーに向かって「ニャンニャ、ニャンニャ」と言いながら近付く。今度はクーは正座して晃の様子を見ているが、少し慣れたのか、後ずさりしないで、正座を崩さない。シャーもフウーも出ない。優しい目で晃を見ている。「クーちゃん神経質で難しいんだよね」と家内は嫁に話していたが、クーは優しさもあるニャンコさんだから、悪戯されないのが分かれば、小さい子供でも側に居られるだろう。
晃は生まれてまもなくから、ニャンコさんに囲まれて成長した。嫁の実家には、多くのニャンズが住んでいたし、我が家に帰れば、大きな・大きなお兄ちゃん猫ちゃんのマイクがたえず側に居て、遊び相手をしてくれる。小さな子供ながら、ニャンコさんに接するのは慣れている。話し相手もマイクである。これからもニャンコさんと一緒に遊び、心の優しさを自然と身に付けるだろう。

手遊び

2007-09-26 04:48:14 | Weblog
ニャン子さんは良く手を使う。一見役立たないように見えるが、ワンちゃんよりも手を巧みに使っている。ニャンコさんが遊ぶのを見ていると、感心する位手を使って遊んでいる。
今朝もココの顔のアップの写真を撮り始めると、電池切れとなってしまった。カメラの電池を入れ替え始めると、お母さんの椅子でマッタリと休んでいたココの目が、俄然輝き出しテーブルにピョン。電池を包んであるフィルムをくわえて床に飛び降り、畳の上に持っていった。畳の上で左右の手を曲げて、フィルムを挟んで遊び始めた。僕がそれを取りに行くと、サッとくわえて「ココ君これで遊ぶの」と言う仕草で、洋間に持って行き、また手遊びを始めた。暫らく遊ぶと、クーの前にくわえて行き「クーちゃんこれ面白いよ」と遊んでいた。クーも「ココ君楽しそう」と言う優しい顔で見ていたのだ。
ニャン子さんは人にじゃれて遊ぶ時も、良く手を使う。ココもクーもじゃれる時は、自分の手で僕の腕を挟んで、動かないようにしている。その時手首は曲がっており、物を逃がさないようにするのだ。先程もブログを書きながら、ココのお腹に手を伸ばすと、早速僕の手を自分の手で動かないように押さえて、なめていたが、突然カブリと来た。「もっと真剣に遊べ」と言う事なのだろう。
一見ワンちゃんよりも、人と遊ばないと思われがちなニャン子さんだが、じゃれたり、おもちゃを持って来ては「遊ぼうよ」とおねだりをする、可愛い子供である。

ぼく1歳に

2007-09-25 04:42:03 | Weblog
一昨日日曜日の昼少し前、雑誌を読んでいると、ドドドスングァーと転がり落ちる音と鳴き声が聞こえて来た。間違えなく孫が階段から落ちた。僕は急いで息子の家に行く。孫はママに抱かれて泣きじゃくっていた。「大丈夫か」「大した事ないみたい」我が家に引き返し家内を呼ぶ。孫の顔を良く見ると、瞼が2~3㍉切れて腫れていた。病院に連れて行くほどでもなさそうだ。ほっとした。猫のマイクもで出来て「晃君大丈夫ですよ」と言う顔をして、太く長い尻尾を振っていた。肝が潰れた。
12時過ぎに息子一家がやって来た。今日25日で1歳の誕生日を迎える、孫の晃生の家内の祝いのお膳を囲むためだ。晃はすでに泣き止んでいたが、瞼は腫れ上がっていた。本人はけろりとしている。ババが作ったオムライスを食べ、大人はすしを摘んだ。晃はじっとしていない。食事中も部屋の中を歩き回る。一人で歩く事が出来るようになった。早いものである。先程は階段を、後ろ向きに下りていて、こけたようだ。
ジジとババからのプレゼントは、木で出来た積み木にもなる汽車である。晃は箱からパパに出してもらい、楽しそうに遊び始めた。ココを部屋の中に入れる。少々ビビリ気味だ。晃は何時もマイクが居るので、ニャンコさん大好きだ。「ニャ、ニャ」と言いながらココに近付く。ココは後ずさりをするが、遊びたい気持ちもある。暫らくすると、晃の側に近付く。クーはおそらく逃げてしまうだろう。
息子は楽しげに遊ぶ晃の相手をしている、子煩悩な良きパパに成長した。
嫁の実家にもまもなく、赤ちゃんが誕生する。晃とは1歳違いの従兄弟である。来年の今頃は楽しく遊ぶ幼子二人の様子が見られるだろう。

心が変えられた日

2007-09-23 05:34:44 | Weblog
4年前の朝の事を僕は昨日起こった事のように鮮明に思い出す事が出来る。この日僕の心は大きく変えられた。息子が仕事先に向かう為家を出た時、車庫で寝ていた子猫が後を追った。瞬間的に僕は抱き上げた。可愛かった。猫を可愛いと思った事は一度もなかったのに、抱き上げた瞬間愛おしさが込み上げた。今までの偏見は霧のように消えた。家内に「あのオチビちゃんを家に入れよう」と宣言した。これは神様の働き。神は同じ偏見を持っていた、家内の心も変えられた。家に入れた子猫は、安心しきった顔をして眠った。その表情を見ていた彼女にも可愛さが伝わった。子猫は名をクーと付けられた。ジュースのキャラクターの“クー”のように元気に育つ事を願ったのだ。この日僕も息子も子猫の事で頭が一杯になった。家内は買い物やらトイレ、ベッドの準備に追われた。
僕達夫婦は子育ての復習となった。人の子供を育てるのも、子猫を育てるのも同じである。クーは病気もせずに順調に発育した。可愛さは日に日に増していった。次の日曜日僕達は教会で“子猫の感謝"の感謝献金をした。前代未聞の事だろう。クーは神様からの賜物である。子育ての終った僕達夫婦に賜った。その思いは4年経った今も変わらない。
クーが元気に育ったから、ココを遠く神戸から引取る事にもなったのである。クーはニャンコさんの全てを僕達に身を持って教えてくれた。僕達はクーを育てる中で、ニャンコさんの習性や行動、心を理解する事が出来るようになった。感謝である。クーにはゴロニャンの首輪をプレゼントする事にする。白と黒の美女には赤やピンクの首輪が良く似合う。
今朝もココとバトルをしていたが、ご飯の残りを食べられても怒らない。ココが来て以来この9ヶ月クーも大きく成長した。お姉ちゃん猫ちゃんになったのである。

静かな

2007-09-22 10:18:39 | Weblog
今日は静かである。窓の外から、秋の虫達の声が聞こえ、時折小鳥のさえずりが聞こえてくるだけで、大声を出すカラスも街へ食事に出かけたようだ。我が家でも、クーは自分の部屋でお昼寝をしている。家内が出かけた後、ココが居間に入って来たが、一しきり遊んだ後は、ソファーの上で静かにしている。本来なら、ココも自分の部屋でお昼寝をするのだろうが、僕が居るので、甘えん坊さんは、側に居たいのだ。
ペットとの同居を許すマンションや公営住宅も増えているが、それも小型の犬のみと言うのが多いと聞く。なせなのだろうか。ニャンコさんの方がワンちゃんよりも声も小さくて静かだし、トイレの事も犬よりははるかに楽である。爪研ぎはするが、柱を傷つけたりする事はめったに無い。やはりニャンコさんへの偏見を持っている人が多いと言う事だろうか。
一戸建て住宅の我が家は何の問題もない。外から帰っても家の中に入るまでは、クーの声も、ココの声も聞こえない。ニャンコさんの声は、ワンちゃんよりも静かで、近所迷惑にはならない。
僕達夫婦も4年前迄は、ニャンコさんにいわれぬ偏見を持っていた。とにかく庭には野良ちゃんや自由ニャンコさんの糞が転がり、恋の季節ともなると、一晩中鳴き声が聞こえて来た。4年前クーを家に入れて、ニャンコさんへの見方は大きく変わったのだ。
ニャンコさんは静かなペットである事を、アッピールしなければならないだろう。

3,2,1発射

2007-09-21 05:03:57 | Weblog
おはようココだよ。元気だよ。ぼくね毎朝広いお部屋に来る時ね、お父さんが来てくれたと分かると、扉の前で足踏みしながら、3,2,1って待ってるの。扉が開いたら“発射”だよ。クーちゃんの居るお台所に飛んで行くの。今朝はクーちゃん、煮干を美味しそうに食べてたよ。走りながら「クーちゃんおはよう」ってネ。お玄関の扉の前で、急ブレーキを掛けるんだけど、時々滑って、扉にドスンする事もあるんだニャー。広いお部屋に居る時も、ソファーの下で、今日は何で遊ぼうか、お目めをまーるくして探すんだ。有ったよ。小さなタンスの上に、白い紐があったんだ。またロケットココ君になるんだ。足踏みして、小さな声で「ニャン」って言って、1,2,3タンスに飛び乗ったよ。大成功。ひもをくわえて、クーちゃんのところに持ってたの。「これで遊ばニャイ」。今朝は断られちゃった。「ココ君一人で遊べば」だって。冷たいクーちゃんなんだから。「運動しないと太るぞ」って小さな声で言ったんだけど聞こえちゃったみたい。クーちゃんも小さい声で「余計なお世話ョ」言うの。仕方がないから、お母さんのお椅子に上がって、綾取りみたいにして遊んだよ。
やっぱりつまんないから、お部屋中を駆け回ったんだ。始めは足踏みしながら、3,2,1って言ってから発車したんだ。何回も回ったよ。これすると朝ご飯が美味しく食べられるんだニャー。

この袋早く開けてよ

2007-09-20 05:15:25 | Weblog
彼岸に入ったと言うのに、残暑が厳しいですね。
今朝、買い物袋から密封された袋を出すと、クーが駆け足で僕の足元に来た。僕の脚に摑まり立ちをし、甘えた猫なで声で「ねえ、ねえこの袋早く開けてよ」と催促した。クーには袋の中身が直ぐに分かったようだ。クーは台所におり、僕の居る場所とは4~5m離れていた。袋の中身はワン・ニャン用の煮干である。「全く何故分かったのかニャー」である。そう言えば、夕食で冷奴に乗せる削り節を、家内が調味料棚から出すと、遠くに居ても駆けて来て、家内の足元に行き「ミャオン」とねだる。一つまみ食べた後はテーブルの上に登り「お父さん、鰹節って美味しいよネ」と舌なめづりをしながら、余韻を楽しむ。
今朝は調理台に上がり、煮干をビンに移す僕の手元をじっと見ていた。それは「早く頂戴よ」と言うもので、こぼれた煮干を、クーの茶碗に入れると、調理台から「ウッウー」と気合を入れて飛び降り、美味しそうに食べていた。
食後は少しココとバトルをし、お気に入りの冷蔵庫の上で、マッタリすう目を開けながら休んでいた。
次の日曜日は、クーが我が家に来た、4回目の“クータン記念日”だ。この日には、クーが煮干よりも好きな鰹のステックをご馳走しようと思っている。もちろんココもお相伴をする。
お魚の大好きな可愛いクータンである。

何にでも興味を持つ

2007-09-19 05:22:32 | Weblog
今朝ココは、RINGちゃんに頂いた羽・羽をくわえて、居間に入って来た。暫らく一人で静かに遊んでいたが、クーの側まで持って行き「クーちゃんこれで一緒に遊ぼうよ」と。扉の間から竿をクーの方に差込み、羽を引っ張っていた。クーも食事を中断し目を真丸にして、何が起こるのかと見ていた。竿はガラス戸に引っ掛かり、ココが羽を引っ張ると、ゴムは伸び、離すと勢い良く飛んだ。クーもココも面白そうにしていたのだ。
次にココが興味を持ったのが、電話機の横に置いてある、ペン立てだった。ペンを取ろうとしたが取れない。やんちゃ坊主が考えたのが、床に落とせばペンは転がると言う事ようだ。即実行。ものすごい音がして、ペン立ては床に落ちた。僕は眠っている家内が目を覚まし、怒鳴られるかと、ヒヤヒヤした。
クーは行動を起す前に良く考える慎重なニャンコさん。ココは思考と行動が直結している。思った事、考え付いた事は即実行し、失敗を恐れない。そして何にでも興味を示す。先程もプリンターのインクを変えようと、プリンターを開けると、飛んで来て僕の膝に上がった。そして箱を開けると、自分も手を出してのぞく。この時はお邪魔虫ゆえ、廊下に出したが、印刷を始めるとまた飛んで来て、紙の流れを興味しんしんでのぞいていた。
しかし考えてみれば、ココは人間の年に直すと中学生だ。何にでも興味を示して当たり前の年頃である。