車検

昨日も最後に書いたように、車検の仕上がった愛車サニーをディラーに受取りに行った。外は真夏のカンカン照り。お日様の力はまだ衰えず、少し歩いただけで額の汗が、首筋迄垂れてくる。
手続きが終わり自宅への帰路、何時もながら最初のアクセルとブレーキは緊張する。なにしろ、完全に整備され、ブレーキの踏みしろ等が変わったからだ。鉄道車輌でも整備後には試運転をして性能確認をするように、帰路の数キロは五感を研ぎ澄ましての運転となる。
家に帰ると、お嬢様と小ぼんは大人しくしていたようだ。気温は高いが湿度は低く、彼らにとっては過ごし易かっただろう。ねこにとっては、高温よりも湿度が高い方が体に堪えるようである。僕が家に入るとココが出て来て「良い子してたよ」と足首に体を摺り寄せて来る。「ココ可愛いよ」と言いながら撫ぜれば、大喜びである。
愛車サニーは７年前の９月に購入した。我が家に来たのは、クーを家に入れた２日後の事である。新車受け取りの日僕は休暇届けを出してあり、最初の予定では、富士五湖位迄試走するつもりであった。しかし、その前々日の朝、両手サイズの仔猫を拾い上げ、頭の中は仔猫の事で一杯になり、試走ドライブは中止した。一時でも長くクーたんと遊びたく、受取った新車家迄直行したのだ。
あれから７年、クーは僕が帰っても、和室の違い棚の上で寝ていて、僕の顔を見てもチラっと目を開けただけで「私のお昼寝邪魔しないでね」とすっかりこの家に馴染んだのである。

カメラを向けると

連日の猛暑。しかしニャンズはめげず、元気にこの暑さを乗り切っている。
昨日の朝もクーとココは廊下に行き、本箱の天辺にクー、その真下の床にはココが転がると言う何時ものパターン。暑さにめげず気持ち良さそうにしているココを見付け、カメラを向けると目を開けて「お写真撮るの？可愛いぼくに写してよ」とヘソ天をしながら顔を向け、カメラ目線を送って来た。写真を撮った後は「ココ可愛いよ」とお腹をモフモフと撫ぜまくったのだ。勿論嫌がらず、僕のなすがまま。オチビの頃から撫ぜられるのが大好きで、降参する以外にも、嬉しい時はお腹を見せて撫ぜてもらうのを待っているのである。こんなポーズをされると、心底この子を引き取って良かったと思う次第である。
さて、今日は我が愛車サニー号の車検が上がる。午前中はクーとココに留守を頼み、引取りに出掛けよう。７年目になるがクーと同じで絶好調。これからも僕の大切な足になり続けるのである。

『暑い』と言っても

昨夜も僕の住む街は熱帯夜。新聞を取りに玄関を出ると、既にクーラーの室外機が周っていた。これは息子達の部屋の物。日曜日だから朝の早い息子も起きず、家族揃って朝寝を楽しんでいるようだ。我がニャンズも一寸だけ朝寝坊。ココは夜食後廊下で寝ていて、僕が起き出し大きな音を発てても起きず、クーの方が先に目覚め、台所でカリカリを食べていた。その音に釣られココも台所に行き、昨夜の残りのカリカリを食べ、クーの後追いを始めた。しつこく追いかけるとクーに怒られるのに、やんちゃ小僧は何のそのである。
連日の暑さ、『暑い』と言っても涼しくならぬが、ついつい暑い、暑いと言ってしまう。そんな毎日でもニャズは元気で、朝の体力が一杯溜まっている時にはバトルをし、午前中は暑い場所でも平気で眠る。クーなど廊下の天辺で眠ったり、庭で遊ぶ小鳥を見たりして過ごすのだ。勿論その下にはクーちゃん大好きのココも、クーと同じ格好で庭を眺めていた。２ニャンが日本語を話せたら「私達これ位の暑さに負けないから、どうぞご心配なく」と言う事だろう。

ココの手

毎夜の熱帯夜何時迄続くのであろうか。今朝も朝刊を取りに外に出ると、生暖かい風が頬を撫ぜ、今日も暑くなる事を予感させる。
昨日の午後、クーは仏壇横の箱の上で、手足を投げ出してのお昼寝。ココは、クーにバトルを仕掛ける事も出来ず、つまらなそうな顔で板の間に転がっていた。ならばと手元に置いてあった孫の手で、ココのお腹をコチョコチョすると直ぐに乗って来た。孫の手を自分の手で押さえて噛み付く。ココの押さえる力は強く、上に持ち上げようとしても中々上がらない。それが面白いようで、自分から孫の手を取りに来る。そして「遊んでよ」と。
ご承知のように、猫の手はかなりの角度で曲がり、力も強い。これは獲物を押さえ付けて手に入れる武器の一つであるからだろう。今、ココと腕相撲をしたら、かなりの苦戦を強いられそうだ。たった５㎏のねことは言っても侮れない。結婚直後に一緒に暮らした雌犬のコロは、散歩の最中ブロック塀の間に顔を入れた直後「キャーン」と一声泣くと、顔を引っ込めた。コロの鼻には直線の傷が出来ていた。おそらく不用意に顔を入れたため、ねこに襲撃されたのであろう。ねこの手の力は侮れないのだ。

ぼくの冷蔵庫

今朝も熱帯夜の夜が開け、クーラーは朝からフル稼働。朝の珈琲にも冷凍庫から氷を取り出し、ドボンドボンと４個も入れた。その氷も瞬く間に小さくなってしまう。この暑さどうにかして欲しいと神様に祈るのは僕だけであろうか。
そんな暑い朝でも、息子宅からは孫の元気な声が聞こえ、我が家ではクーとココのバトルが始まった。彼らには熱中症は寄り付かぬようで、羨ましい程元気である。食欲も全く落ちず、ココなどクーを追いかけながら、カリカリを食べている。美味しく食べれば、力も湧き出すと言う仕掛けである。
さて、我が家で更新した小型の冷蔵庫の上には何も置いていない。クーとココどちらが専用するかと見たいたら、２ニャンの話し合いで、ココの専用になったようである。ココに言わせれば「クーちゃんは大きい冷蔵庫の上を独り占め。ぼくが登ると怒るでしょ。だから小さい冷蔵庫は僕が使う事にしたの」と言う訳だ。この冷蔵庫に登ると、クーたんの窓から外も良く見え、昨日はクーが窓の桟から、ココは冷蔵庫の上から揃って外を眺めていたのであった。ココ、クーちゃんに取られなくて良かったね。

逃げるが勝ちニャ

昨深夜、夜食を食べ、窓から我が家の周囲を見回したクーは、何時もと違いココとのお遊びモードに。２ニャンは居間・茶の間・台所を駆け回り、盛大なバトルを始めた。ココなど僕の股の下を全力で走り抜ける。クーも「ウッウー」と威嚇し、時々手を上げる。ココも一旦は怯むが「クーちゃ～ん」と追い掛ける。ついにクーは取って置きの場所、居間の本箱の上に避難し「逃げるが勝ちにゃ。ここなら１ニャン専用」と「やれやれ、あの子は体力あるわね」と顔を天井に向けて一休み。クーが休む真下では、ココが箱座りをして「クーちゃん、下りて来てよ。もう一回遊ぼうよ」と見上げているであった。その後クーは、ソファーに飛び降り、ココに威嚇をしながら自分の部屋に戻り、ココも僕に抱かれて布団の上で転がって、夢の中に入って行ったのである。
ところで、昨夜も熱帯夜。しかし僕の食欲は、クーやココと一緒で落ちる気配がない。今朝もお腹が空き、ブログの文章を考える反対側の脳では、朝食に何を食べようかと、思い巡らしている。今朝は冷ご飯にお茶漬けの素をふりかけ、梅干を入れ、冷えた水を注いで、冷茶漬けにしよう。

今日も晴天

今朝も朝日が眩しく、息子達の東側の窓を照らしている。天気予報によれば今日も快晴で、我が街は今日も最高気温は３３度になると出ている。
今朝はココが猛烈元気で、一人で狩り遊びをし、先程は調理台から足を踏み外し、あわわと転落寸前に。息子の部屋からは孫の元気な声も聞こえて来る。
連日の猛暑、連夜の熱帯夜、いささかうんざりとして来た。暑さに強いねこ達も午後になると涼しい居間に来て涼を取り、ココなど写真のように台所との柱に寄り掛かり「暑すぎだよ」とうんざりとした顔に。クーも冷蔵庫の天辺に登って「ここは冷たくて気持ちが良いの」と降りる気配が全くない。
ぼちぼち涼しくならないと、１日中部屋で過ごす僕も顎が上がってきそうである。

目に見えぬ歩みも

梅雨明けから１ヶ月少々。日々の生活は連日の暑さに目が向き、変わらぬようだが、秋の訪れを虫の音やつくつく法師の声が聞こえるようになり、季節は確実に進んでいる。
今日は父の４２回目の命日。「あれから４２年も経ったのか」と言うのが僕の実感である。詰襟の学生服を着て喪主を務めた。父の死後最初に病院に駆け付けて下さり、父の胸元に十字架を置いて下さったＫ司祭が、また母教会で働いておられる。
僕達一家の日々の歩みは目には見えぬが、こうして４２年を振り返ると、全ての部分で大きく変わった。両親が天に召され、息子が独立し、孫が産まれ、ねこと生活するようになった。物も４２年前には考えられない程豊かになった。１家に１台のパソコンとインターネット、一人一台の携帯電話等々。日々の歩みは目に見えぬが、確実に進んでいるのである。
今日の写真、同じねこだが、３年半の時間がその顔迄変えるのである。

流石のクーでも

ここ数日の暑さは湿気が多く、少々体にこたえる。これは人ばかりではないようで、祖先を中東の砂漠に持つニャンズも同じようである。我が家で１番暑さに強いクーも同じようだ。
昨日の午前、西側の出窓で外を眺めていたクーが、居間を通り、廊下に行き、何時ものように本箱に上がり、写真のようにダラリとしていた。この時廊下の温度計は、気温３３度湿度７５％と蒸し暑かった。クーが廊下に行けば、当然のようにココも付いて行く。その後僕はニャン子ブログを見ていたが、ココが僕の足首を舐めるのに気付き振り返ると、茶の間にクーの姿があった。その間、２０分程だった。流石のクーもこの蒸し暑さには耐え切れず、乾燥した冷風の流れる場所に移動したようである。
今朝も昨日と同じく蒸し暑い朝だ。僕の腰は重りを下げられたように、鈍痛が絶え間なくしている。クーも廊下に出せとは言わず、居間のテーブルの上で香箱を組「快適、快適」と言う顔をして休んでいるのである。

ねこと暮らせば

残暑厳しい今年の夏。今朝の居間は、気温２８度湿度７０％強と座っていても、額に汗が滲む。我が家のニャンズは元気一杯で、カリカリをお代わりして、洗い桶の冷たい水を飲み、満足げな表情で「今日もゆっくり寝られるわ」と。
ところで、クーとココは爪を立てたりして、家具類を傷付ける事が無いねこである。しかし、例外もある。それがソファーのカバーである。みなさんのブログを拝見していると、ボロボロになったソファーを見掛けるが我が家も同じである。このカバーはココが我が家に来てから付けた物で、家内のお気に入りの柄である。だが、織りが綾織風になっていて、ねこの爪研ぎには最適である。これを見付けたのはココ。生後数ヶ月のチビニャンの頃であり、居間に入ると一直線でソファーの角に行き、掴まり立ちをして爪を研いでいた。勿論今もやっている。その次には、ソファーの背に跨って爪を研いだ。これを見ていたのがクーである。それ迄は居間のカーペットに爪を立てて研いでいたが「ココ君良い所で爪研ぎしてるわ。私も真似をしようっと」と言ったかどうか分からぬが、２ニャン揃って、ソファーカバーで爪研ぎをするようになり、写真のようにボロボロになってしまった。その横では「ぼく悪くないもん」とイカ耳になって抗議するココの姿が見えるのである。
ねこと暮らせばこの程度の事は仕方が無いと諦め、来客にも「ねこがおりますので」と言い訳をしているのである。みなさんのお宅でも同じですよネ。