クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

聞き耳

2006-11-30 04:50:52 | Weblog
昨夕の事です。会社で帰宅準備を始めた時、携帯が鳴りました。画面には工務と。悪い予感が。ずばり的中!! "これから機械の緊急搬入、重量屋さんの手配を頼む"と。ところが、待ちぼうけ。先方のミスで、今日30日の早朝納入になりました。夜来てくれた職人さんには平謝り。今朝も6時過ぎには仕事の体制に入らなくては。今週末には59歳になる僕。我ながら感心するほど良く働く。今週の土曜日、つまり我が誕生日も出勤である。団塊の世代は良く働くのだ。
帰宅は深夜になった。と言っても11時。家には最愛の娘クーが起きて待っていた。食事をしながら、先日見た珈琲君の事を話していた。クーは書棚の上に正座して、僕たちを見ている。耳はアンテナのように、左右に良く動く。人の話にじいーっと聞き耳を立てている。ことに、クータンの事を話している時は、静かだが良く聞いている。
小学生の頃、僕はいじめられっ子だった。泣いて家に帰り母に話すと「あんたも悪い所があったんでしょう」と。逃げ込むのは、スピッツのポッコちゃんだ。ポッコの前でいじめられた事を話すと、ポッコは黙って聞いてくれて、最後に涙で濡れた顔を舐めてくれるのだった。クーと二人だけの時、僕は良くクーに話しかける。クーの前では嘘は言えない。その澄んだ目を見ていると、嘘が言えないのだ。
クータン、オチビちゃんがもし来ても仲良く出来るよね。

クータンの声

2006-11-29 05:48:26 | Weblog
クーを家に入れる前の夜、子猫がこんな大きい声を出せるのかと言うほどの声を出して泣いておりました。少し離れた所で寝ていた僕の耳にも、煩く聞こえたほどです。雨戸を閉めていたお隣にも聞こえたようで、僕が車庫の窓を開けた時、お隣の雨戸も空いた事を、昨日の事の様に覚えております。その声は澄んだ音色でした。無論、子猫特有のイントネーションはありましたが。
今のクーの声も澄んだ、女の子らしい声です。この声を家内は「可愛い声」と言っております。僕は"良く冷えた白ワイン"とたとえたいと思っております。
今日掲載したクーの写真は、少々熱くなったのか、モニターから降り、お母さんの椅子でリラックスしている時のものです。「クータンお写真とろうか」と言うと「ミャー」「良いよ」と透き通る声で、返事が返って来ました。その後「ミャーニャー」「お父さんこっちへ来てよ」と呼ばれ、台所へ。「ンニャー」「ご飯食べるから、お背中撫でて」と言う訳です。
ご飯を食べた後は、本箱の上に飛び上がり朝寝を始めました。背中・足・尻尾が見事な位はみ出ておりました。「クータン体がはみ出ているよ。落ちないようにしてね」と言いながら足に触ると「んマォー」と太い声で「余計な事しないでよ」と言いながら、にらまれてしまいました。

猫みしり 人見知り

2006-11-28 05:47:50 | Weblog
昨日はピンボケの写真を載せてしまい大変失礼しました。今日のはオチビの頃、カリカリで、サッカーをしていた時の1コマです。
クーが大変な人見知りだという事は、家内は我が子となって10日目には気付いたとの事です。知子が久しぶりに顔を見せた時に”シャー”をしたのです。命の恩人のお姉ちゃんも、クーは家族でない事を見抜いていたのです。ご近所の猫好きおばさんや、教会のFさんがクーを見に来た時も”シャー・フゥー”をやったようです。近所のMさんの”チビちゃん”(このブログではお兄ちゃん猫ちゃんと登場しています)が庭にやって来て「クーちゃんおはよう」とご機嫌を伺っても「ここはクーちゃん家」と言って”シャー”です。お兄ちゃん猫ちゃんには大分なれ、お互いに顔を見ているだけになりましたが。
真に一人っ子の強みでしょうか。猫一倍の猫見知り・人見知りになったようです。クータンが兄弟として受け入れるのは、生後3ヶ月位迄のチビちゃんだと家内は見ております。
今ニュースで京王線不通との情報が入って来ました。甲州街道はめちゃくちゃになるでしょう。早めに家を出ます。

静かに

2006-11-27 03:37:01 | Weblog
居間の扉が音も無く動いた。気のせいかと思っていると、台所でクーが丸くなっていた。僕も足音を立てずに台所へ行き、無言のままクーを抱き上げ、頬ずりをする。クーは嫌がらない。暫らく抱いていた。言葉は無い。しかし気持ちは通じている。静かに床に下ろし、クーの茶碗にご飯を入れる。クーは伸び上がって、その様子を見ている。声は無い。クーの言う事は分かる。「お父さんありがとう」と心の中で言っているのだ。強い雨音だけが聞こえる。ご飯を食べたクーは、何時ものように本箱の上に飛び上がった。この時だけは、首輪の鈴が小さく「チリン」となった。クーは本箱の上に正座して、僕が書いている画面を見ている。この子字が読めるのかなと思うぐらいだ。
昨日は一日中クーが側に居た。朝家中を駆け回った以外、ずうーと僕の側居て、居眠りをしたり、パソコンの椅子で真丸になって寝ていた。僕たち夫婦もソファーでお昼寝だ。静かな時間が流れた休日であった。
今は本箱の上に伏せて、目を閉じている。撫でても怒らない。他の猫なら、逃げて行くだろう。クーはお父さんとお母さんを信頼している。本当の家族であり、可愛い子供なのだ。
今日も良い子だよクータン。

クータンになりました

2006-11-26 10:41:32 | Weblog
03年9月23日、僕は一日中仕事になりませんでした。朝抱き上げた可愛い子猫の事が気になったからです。家内がこの子を家に入れてくれたか気になって仕方がありませんでした。しかし、亭主の沽券に掛けても、電話で様子を聞く事は出来ませんでした。じっと我慢です。帰り道ハンドルを握っていても、「可愛いチビちゃんが家に居ますように」と祈り続けました。車庫に車を入れる前、車庫の中を確認しました。猫が居ない事を確認するためです。
玄関を入ると出て来た家内に開口一番「チビちゃん居る?」と聞きました。「居るわよ。クーと名前を付けたの。クーちゃんよ」僕はほっとして、体の力が抜けたのでした。クーは知子に抱かれて居間に来ました。可愛い子でした。思いっ切り抱きしめました。「元気な子供になるんだょクータン」
僕には子猫の命を救った等と言う気持ちはありません。神様から戴いたという気持ちです。クーは我が家を明るく照らしてくれる光になりました。この日以来知子とも話をするようになり、今は大切なお嫁さんです。
先程TVで捨て犬の事を放送していました。泉ピン子さんが「捨てるくらいなら飼うな」と言いましたが、その通りです。犬にも猫にも生きる権利があります。今の世、自殺も含めて、命を大切にしていません。小さな命を大切にする事は、自分の命を大切にする事に繋がります。
神様から戴いたクーは、今日も元気に家の中を走っております。真に感謝です。アーメン。

クーの魅力

2006-11-25 07:09:56 | Weblog
昨日の続きです。僕は子猫を家に入れたいと家内に伝えた。僕が出勤して間もなく、子猫は家内に抱かれて我が家に入ったのだ。そしてクーと名前を付った。僕たち家族にとって全く初めての猫との生活が始まった。レクチャーしてくれるのは、教会のFさんと、知子である。すでに書きましたように、知子は多くの猫と一緒に暮らしていた。
僕たち家族は、猫の素晴らしい魅力に毎日驚きの連続だった。一緒に居て飽きないのが猫である。時には一緒に遊び、一緒に寝て何時も側に居る、子供となった。
今日のクーは、本箱の上で朝寝をしております。耳だけが時折動き、頭を撫ぜても「お父さん煩いよ」と冷たい視線が帰ってきています。クーの大好きな家内が起きて来ても全く変わりません。自分の世界に入っています。
「クー、お遊びモードに入らないから、写真が撮れないじゃないか。どうしてくれるんだょ」「クーちゃんにそんな事言うのおかしいじゃない」とまた冷たい目で見られた。
こんな冷めた、我が家の娘も時として家中を走り始める。
今日の写真は、僕のパソコンの初期画面である。この写真の原画を探しているが見付からない。何処かに飛んで消えたようだ。

幸せに

2006-11-24 05:46:04 | Weblog
モニターの上に乗り、マッタリとしているクーを見るに付け、あの時家に入れてよかったと思うのである。
捨てられて、帰る家の無くなった子猫、そんな小さな命も神様は大切にされたのだった。クーが我が子となった頃書いたものを読み返すと、あの頃の事が思い出される。僕たちには、失敗があった。10数年前の事だ。夕方玄関の前に、柴犬の子犬がいた。年老いた母が入退院を繰り返し、家内も子犬の面倒を見れるような心身の状態ではなかった。僕達は迷い、悩んだ末その子を家には入れなかった。幸いご近所の家族になり、遠くからその子を見守った。人懐っこい犬に成長した。僕はほっとしたものだ。だから、クーが側に来た時、猫の事等分からないまま家に入れる事を決心したのだ。
クーも僕たち一家も幸せになった。神様の言う事に、心の耳を傾けて良かったと思う。猪突猛進の性格を剥き出しにし、家内に「あのチビちゃんを家に入れよう」と宣言したのだ。我が家の環境も整っていた。天使について来たクーは宝物になった。大人になったクーだが、可愛い宝物に変わりは無い。クーも幸せになったのだ。
今日の写真は、我が家に来て2週間目の遊んでいるクーを家内が撮影した写真である。

高い所で

2006-11-23 06:07:18 | Weblog
クーは何時ものように、静々と台所にやって来た。猫体操をして背筋を思いっ切り伸ばした後は「ゴアーン」。美味しいご飯を食べ終わると、何時もなら居間に入り、パソコンの上か、書棚の上か、本箱の上でくつろぐ。しかし今日は違った。台所の食卓に上がり、ブログを読んでいる僕に、優しい声で「ミャーアー」「お父さん来てよ」と呼ぶ。何事かとクーの側に行くと、太く低い声で「マオー、マオー」。そして、天井を見上げている。天井では小さなコオロギが歩いていた。クーはそれを捕まえたいのだった。僕の肩に飛び乗り、立ち上がろうとするようだ。(僕からはクーの様子が全く見えない)耳元で、「ミャオー」「虫の所に近付いてよ」とクーに操縦される。クーが肩の上に立ち上がっても、虫とは数10センチ離れており、捕まえるのは無理である。たがクーは、執念深く追い掛け、この後3回も僕は呼ばれ、肩に乗られた。虫が照明カバーの中に逃げ込んで、ジエンド。
虫を諦めたクーは、ふてくされて、本箱の上に上がり寝てしまった。頭を撫でても、チラッと目を開けるだけでのふて寝だ。
クーは高い所が大好きだ。高い所だと襲われる事が無いので、安心していられるのか。本箱の上でふて寝をしているクーも可愛い。


可愛いニャ~

2006-11-22 05:15:23 | Weblog
昨夕晃生がママと一緒に我が家にやって来ました。パパの年末調整の申告書の書き方を教えてと言う訳です。晃をソファーに寝かせると、クーは欄間の上に上がり、恐る恐る晃の様子を見ていました。クーにとっては、久しぶりの対面です。
申告書をママが書く間、晃は盛んにババに話し掛けています。ババも晃生に話し掛けるのです。乳児湿疹も塗り薬のおかげで綺麗になって来ました。目もしっかりと見えるようで、欄間からモニターの上に降りたクーを見ています。時折クーにも話し掛けるのです。クーも「晃君可愛いよ」と言う様に見守っておりました。晃のオムツを替える時も、クーは珍しそうに見ているのです。近付いて手を出そうという気持ちは全く無いようです。しかし、鼻は盛んに開閉し、晃の匂いを記憶させようとしておりました。
二人が帰った後クーは、晃生が寝ていたソファーで匂いを嗅ぎ、うっとりとしていました。「これが晃君の匂いなんだ。ミルクの匂いですニャ~」と。確かに僕にもミルクの匂いが感じられました。今度の土曜日で、晃生が生まれて2ヶ月になります。体重も5400グラムと順調に発育しております。泣き声も小さく、大人しい声のようです。ママは午前3時頃晃の「おっぱい」と言う声で起きるとの事ですが、パパはその隣でいびきをかいて寝ているとの事。僕は哲の夜泣きで度々起されました。晃生は孝行息子です。
昨日撮った写真は、ブログを投稿した後に、エクセルファイルに落として保存します。20年後この写真を見た晃はどんな事を言うか楽しみです。

今日は晴れ

2006-11-21 10:30:19 | Weblog
今日は良く晴れた。8日ぶりのお休み。何時ものように3時過ぎに目が覚めた。クーも起きて来た。クーはご飯を食べた後、書棚に上がり、クータンのはたきをくわえて「遊ぼうよ」と。はたきでクーと暫らく遊ぶ。立ち上がってくわえたり、手に持って振り回したりと。
ニャン子ちゃんのブログを見ているうちに眠くなり、ソファーにごとり。家内の声と、クーの走り回る音で目が覚めた。時計は9時半を回っていた。空は晴れ。クーは元気良く家の中を走り回る。見えなくなったので「クータン」と呼ぶと可愛い声で「ミャー」と返事が返って来た。廊下のレースのカーテンの中で、外を見ていた。「良いお天気だょ」と言っている。
今日は病院に行き、腰の治療の後は、府中の運転免許試験場で、免許証の更新だ。後2回更新したら返納するつもり。その時73歳になる。
帰ってきたらクーと遊ぶ事にしよう。