クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

日向で

2010-01-31 06:07:15 | ネコ
昨日の2ニャンは普段より早く、10時半頃に揃って目覚め、早春の陽射しも居間の半分位迄届いた。部屋の温度も23度を超えたので、温風器を止め、茶の間の障子を開けると、クーとココは早速廊下に出た。廊下のレースのカーテンを開けると、廊下一杯にお日様の光が差し込んだ。ガラス戸から庭を見れば、遅咲きの梅の古木も蕾を沢山付け、幾つかは大きく膨らみ始めていた。
そこでカメラを手に庭に出る。梅の木は南側に家が建っていて、日当たりが少し悪く、蕾の大部分はまだ固い。お隣の梅も同じようだ。しかし、今週の末頃には咲き出すであろう。蕾は沢山あり、6月頃には実が収穫出来そうである。
家の方に体を向けると、クーが全身に光を浴び、嬉しそうに床の上をゴロゴロと転がり、直ぐ隣ではココも香箱に手を組んで、背中で日を受けながら「クーちゃん、お日様って良いね」と話し掛けていた。家に入りクーの背中を撫ぜると、短い時間で温かくなっていた。2ニャンはお昼を食べた後も、廊下で夕方迄グッスリとお昼寝を楽しんだのであった。

午前中

2010-01-30 05:52:42 | ネコ
家内が修道院に出掛けた後の午前中、朝の遊びを終えたココは、僕からお気に入りの部屋着を取り上げ、その上でマッタリとし、入念な毛繕いを始める。クーはその前から本箱の上で朝化粧を終わり、手にあごを乗せて眠っている。彼らが静かになると、僕の読書時間だ。新聞を隅から隅迄読み、興味があるニュースを見付けると、インターネット・ニュースでも確認する。それが終わると、再度ネットを開き、自分が今朝投稿した「クーたんとココ君のお家」に言い間違えが無いかと読み直し、続いてお茶を入れ(今の季節は温かなレモンティー)、時折それを口にしながら、みなさんのおニャン子ブログを読み始める。ブログの中には感動があり、喜びがあり、笑いも沢山ある。その間も2ニャンは静かである。
2ニャンが起き出すのは、昼前のテレビニュースが天気予報になる頃である。クーかココが僕の足元に来て昼ご飯の催促をする。お昼を食べ終わると、クーは廊下で日向ぼっこ。ココは居間で玩具を探し出し一人遊びを始めるのである。

溺愛

2010-01-29 05:58:13 | ネコ
今の僕は、演劇に例えるならば、人生の最終場に差し掛かっている。子育ても終わり、仕事もリタイヤし、一見悠々自適である。10年程前息子が経済的、精神的に自立した時、何とも言えぬ寂しさを感じた。多くの父親が感じている事と諦めたが、会社から自宅へ帰る足は重かった。最愛の息子となかなか話が出来ないし、会わない。夫婦の会話も少なくなる。「可愛い仔犬でも居てくれたら」と夫婦は話をし願った。そんな夫婦の前に現れたのが、仔猫であった。最初は「エッエー」と言う事であったが、その可愛い仕草に僕はすっかり魅せられてしまった。
チビの頃のクーは、一寸お転婆娘であったが、何とも可愛らしさ一杯であった。今も可愛い仕草を見せ、心を和ませてくれる。クーと一緒に暮らすようになり、ネコへの目が変わり、ココも引取った。ココはクー以上のやんちゃ坊主。だがそれが可愛い。今、老人介護施設でワン・ニャンを飼う所が増えているという。アニマルセラピーと言うのだが、ワン・ニャンは人の心を解きほぐす。塩尻に住む、義父母の元にもチビと名付けた小型犬がおり、老夫婦に慰めを与えている。
僕は溺愛と言われる程、クーもココも可愛い。先日昔の仲間と食事をした折にも「ネコが側に居なかったら、寂しい生活になる」と力を込めて話したのであった。

孤独を好む

2010-01-28 05:58:45 | ネコ
猫は群れを作らず、孤独を好む。それは家ネコとて同じ。
今朝起きて居間に入ると、クーがパソコンの椅子の上で、香箱に手を組み静かにしていた。まるで座禅をする、尼僧のようである。僕が頭を撫ぜても知らん顔。ココが入って来ても目を瞑ったままであった。全く動じない。
昨日も昼寝から目覚めると、さっさとカーテンの中に潜り、庭の様子を見たり、丁寧に毛繕いをしながら日光浴を楽しんでいた。ココが近寄っても威嚇して側に来させぬ。正午前、ご飯が欲しくなると、僕の足元で催促し、食後は出窓に行き、誰にも煩わされずに、もう一度昼寝を楽しんでいた。
そんなクーと正反対なのがココである。常に家族の中に居るのが好きで、少々叱られても平気である。それ故家内に「ココ君、あんたはネコなの?」と言われるのだ。

コラッ!やめろ

2010-01-27 06:23:39 | ネコ
今朝は2度寝して目覚めたのが6時少し前。勤め人ではないので、実害は0。僕と一緒に起きたココは、早速クーの後を付回す。クーに逃げられると、ソファーの背から書棚の狭い猫道に飛び移った。煙草が置いてある手前で座り、右手を挙げた。ココが次にする事は、煙草をチョチョイして床に落とす事。見ていた僕は「コラッ!やめろ」と2回続けて言う。ココは諦めて、棚の端に歩いて行き、真下の電話機の前で休んでいたクーの頭を撫ぜる。クーに「シッアー」と怒られたのであった。全く懲りない男である。

「パ」が聞こえると

2010-01-26 05:57:35 | ネコ
夕食後居間のお気に入りの場所で、クーとココは寛いでいた。すると、台所から缶詰を開ける音が。蓋を一寸開けただけの「パ」が聞こえただけで、クーもココも本箱や小引き出しの上から飛び降り、揃って一目散に台所へ。何と言う凄い反応であろうか。2ニャンは家内の足元で「缶詰開けたでしょう。美味しいのくれるんでしょう?」と叫ぶ。「これは貴方達のじゃないの。お料理に使うのよ」と家内が言っても、2ニャンは納得せず「美味しいの早く頂戴よ」と言い、ココは調理台に飛び上がろうとして、家内に体を抑えられた。それにしても凄い反応、僕も家内も唖然となった。クーとココは「缶詰は美味しい物が入っている」と思い込んでいる。蓋のタブに指を掛ける音だけで、笑顔になってしまうようだ。
さて、暖かかった昨日の午後、ココは年に1度の健康診断・ワクチン接種に動物病院に連れて行かれた。体重は4.9㎏、非常に健康体との事であった。ココが帰って来ると、クーはココが側を通るだけで「シッァー」をしていた。どうやら病院の消毒薬の臭いが嫌なようである。その臭いが消えた、夕ご飯の後には鼻を付け合う挨拶をし、普段に戻ったのだが。
昨夜もクーは夜食後、パソコンの椅子に朝まで寝ていた。僕はココを連れて部屋に戻る時、扉を開けておいたがクーは戻らず、今も朝ご飯を食べずに猫丸で寝ている。よほどこの椅子の寝心地が良いようである。

ネコ談議

2010-01-25 05:16:44 | ネコ
昨日の続きである。
御殿場駅に戻り、松田駅迄は御殿場線。入って来たのはJR東海標準車の313型。今回は3両編成の車掌も乗務する電車で、スポーツ帰りの中・高生も数グループ乗り、立ち客も出る程だ。駿河小山からは箱根連山をトレッキングした帰りの中年グループと、出張帰りのサラリーマンが乗り、この方々が僕の隣に着席した。聞こえて来た話の内容から、長野からこの地に進出した、飲料パックメーカーのⅯ社を見学した方と分かった。Ⅿ社の工場新築の際には、勤めていた会社も製造ライン設置をし、僕も新品設備の出荷監督をしたのである。列車が松田駅に到着すると大勢が下車し、大半が小田急連絡口に。東京迄は小田急の方が断然早い。ここからはスイカやパスモが使える。10両編成の急行に僕も乗車。2つ目の秦野からは座れない方も。今日は相模大野で下車。
相模大野、僕が高校生の頃は住宅も少なく、畑の方が多かったが降りて見てビックリ。駅は高層ビルになり、街の姿も大きく変わった。待っていてくれたYさんと出会い、彼女のお店へ。駅から数分のビルの中。ご長女と一緒に営む。この夜は少人数の高校同級の集まり、誘ってくれたS君も見え、飲みながら話が弾む。S君は20年前屋敷で仔猫を拾い上げ、僕と同じようにネコに魅せられたと言う。自宅では6ニャン暮らし、外ネコの世話もしているとの事。他のメンバーはゴルフ談議に咲かせていたが、2人は猫談議。結論は「一緒に暮らせばその魅力に人はメロメロになる」であった。約3時間の楽しい一時であった。写真はS君宅のチビにゃん。名前を聞くのは忘れた。

クーたんまでも

2010-01-24 07:05:58 | ネコ
このブログは我家のニャンズが中心のブログ。昨日の御殿場行きの話しはサラリと流し、昨夜のクーとココの事から書き始めよう。
昨晩僕が帰宅したのは、深夜11時一寸前であった。居間に入ると、ソファーの上に僕の部屋着が盛り上がって置いてあり、家内と話をしだすと、盛り上がりの底から顔を出したのはココである。昨晩は夕食後何時ものように寝室に行かず、ソファーで大人しく眠ったとの事である。ココは僕の顔を見た途端元気になり、テーブルの上に乗ったりし、嬉しさを身体中で表現した。「ココこれを少し食べてお部屋で寝よう」と言い、カリカリを食べさせた後寝室に入ったが、目が冴えさえとなったココは、寝ている僕の体の上でジャンプをしたり、顔を舐めたり、障子を揺すったりしての実力行使。そして居間に戻り、普段のように夜食を食べて遊び始めた。この音を効き付けたクーたんまでも起きて来て、夜食を食べ、遊びまわった。このニャンズに付き合った今朝の僕は、瞼がチチチと痙攣し、部屋の明かりが眩しく感ずるのである。
御殿場へは新宿を11時丁度発の、新宿湘南ライン小田原行き特別快速で出発した。川口駅でホームからの転落事故があり、この列車も7分送れでラッシュ時のような込み様。しかし、渋谷で沢山降り、座る事が出来、3月に開業する武蔵小杉駅の工事箇所を徐行で通過後、速度を上げて横浜へは5分遅れで到着。遅れの回復をしている最中、辻堂手前で急停車。座っていても体が前のめりになった。踏み切り警報が出たとのアナウンス。二ノ宮を通過頃から、右手車窓には湘南の海が見え隠れし、国府津には送れたまま到着した。
乗換えた御殿場線は、2両編成のワンマン列車で座席が全て埋まっていた。1つ目の下曽我は小田原梅干の産地で、早咲きの白梅が転々と可憐な姿を見せていた。山北を過ぎると急勾配に差し掛かるし、正面には富士山の雄大な姿が望めるはずであったが、中腹より上は雲に隠れて残念。
御殿場では、温泉会館行きのバスが分からずウロウロと。季節外れのせいか観光案内所も無い。分かったのは、新宿から出る小田急箱根高速バスに停留所がある事だった。待つ事無く箱根芦ノ湖行きバスが到着し、次の停留所が温泉会館前で運賃は350円。そこは乙女峠の登り口であった。急坂を200メートル程下ると温泉会館はあった。2時間迄500円の入浴券を自動販売機で購入し、温泉に。普通の公衆浴場位の広さで、透明な泉質、温度も丁度良い。入っていた顔ぶれは、50歳以上の地元の方が大半であった。ここへは秋の紅葉見物のドライブの帰りに立ち寄る事にしたい。
明日は同級生のS君との猫談議を。

お山の大将

2010-01-23 05:24:00 | ネコ
今日の写真、ココが台所に置かれた、オーブントースターの上に陣取っている1枚。ここで何を見ているかと言えば、居間の本箱の上で食事後のお化粧をしているクーである。クーが動けば、ココも付いて行く。この写真を見ていると、幼子と言っても3,4歳の子供が、滑り台の天辺でバンザイをしている姿を想像してしまう。孫のコーとココの行う事には、色々と共通している。精神年齢が同じなので、行動も似てしまうのだろう。真に「お山の大将我一人」と言ったところか。しかしこの大将も、決して強い大将と言う訳ではなく、ココの場合クーに高速パンチを連打されると、怯んでしまい1歩退くし、孫はママに叱られると大声で泣く事になる。だがこの2人の可愛らしさが、大人を慰め、それを赦す事になる。
さて、今日は高校時代の仲間から新年会の誘いを受け、相模大野の同級生の店に出かける。その前に、寒中の富士山を見るのと、久しぶりに御殿場線を乗りたくなり、軽く1デートリップ。10月に日光にドライブをして以来の遠出となる。ネットで検索をすると、御殿場にも温泉が涌いており、市の施設の温泉会館があるとの事だ。その日帰り温泉にも入り体を温めてから、新年会に向う事とする。新年会では、幹事のS君も僕以上の愛猫家である。ネコ談議となるだろう。
と言う訳で、明日のブログは御殿場紀行となり、明後日はS君宅のネコ家族の紹介となりそうである。

昨日は暖か今朝は?

2010-01-22 06:07:15 | ネコ
昨日は朝から暖かで暖房要らず。今朝は北風が強く、体が縮こまる位寒い朝に戻ってしまった。
そんな昨日、ソファーで僕の部屋着の中に潜って寝ていたココは目覚めると、温かな日の光に包まれたオルガンの椅子に乗り、顔をお日様に向けてマッタリ。本箱の上に香箱姿で伏せて見ていたクーは、さも残念そうに「私が座りたかったのに、ココ君に取られちゃった」と言う顔を見せ、床に飛び降りると、庭に面したカーテンの中に潜り、おやじ座りで胸の白い毛を盛んに手入れをしていたのである。
午後のクーは普段通り出窓で日向ぼっこ。暫らくすると曇り空に変わり、風も北風になってしまった。出窓も日が陰り寒くなったのか、クーは何時もより早く居間に戻って来た。居間に戻ると早速「ご飯頂戴」と家内にねだるが「まだ早いでしょ」の一言で諦めた。クーは目覚めたり、居間に戻ると必ずご飯のおねだりをする。ねだって貰えれば見っけ物と思っているのか。それと幼い頃からのダラ食いの癖が抜けぬのか。クーのねだり声は、何とも可愛い声を出し、ついつい負けてしまう僕である。