クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

ココ

2010-04-20 06:19:32 | ネコ
ココもこのブログの主人公の1ニャンである。そして、クーと同じく正確な生年月日と生まれた場所、母猫の事等は全く分からない。分かっているのは、06年11月13日に、神戸市東部の公園に箱に入れられて捨てられていたと言う事だけである。幸いにも、6ニャンと暮らす当時小学3年生の女の子、リングちゃんに助けられたのである。助けられた時、酷い猫風邪を引き、結膜炎を併発していた。助けられて1週間後の動物病院での検診時の体重が、360グラムと言う事で、生後3週間から4週間との医師の見立てであった。
僕がココの里親募集のバナーを見付けてクリックしたのは、11月の終わり頃である。テケトさんのブログ、ぐりぐら写の中で「だれかぼくの里親に」と叫んでいる姿に、すっかり心を打たれ「今行くよ~」と画面に向って話し掛け、後先の事を考えず、応答コメントを書いたのである。
ココはビート家の6ニャンに大変可愛がられ、この神戸での生活で、母猫程では無いにしても、ねことして生きる術を教えられたのである。大人のねこは怖くない事も。それであるから、東京に引き取った後もクーに積極的に近付こうとするのだ。ところが、クーは仔猫と暮らした事が無く、戸惑いがありココが近付くと威嚇してしまった。しかし、時間と共にココの事を家族として認めたのだ。最近の2ニャンのバトルは、兄弟喧嘩に近く、毎日の恒例行事である。
ココは幸せな事に写真の上手な、やましたさんとテケトさんに多くの写真を撮って戴いた。その中には、お兄ちゃんのユッキーに抱かれて眠る姿が何枚もあり、2ニャン共ヘソ天である。ココのヘソ天で眠る姿は、生後1ヶ月半頃から見られたようである。
大人になった今も陽気な性格は変わらず、本当にねこと暮らしているのかと、思ってしまうことが多々あるのだ。

クー

2010-04-19 06:57:29 | ネコ
このブログの主役中の主役は、クーである。僕がブログを開設しようと思ったのも、クーの可愛らしさを多くの方にお伝えし、日記形式で残しておきたかったからである。
クーは03年9月23日・秋分の日我家の家族となった。その前夜車庫で泣き続け、息子の後追いを始めた瞬間、僕は生まれて初めて仔猫を抱き、心底可愛いと思った。片手に乗る程小さく、しかし懸命に生きようとしている。「ねこがこんなに可愛いとは」全く思わなかった。「あの仔猫を家に入れよう」。僕は家内に宣言した。詳しくはブログ開設時の頁をお読み戴きたい。
クーは捨て猫か野良の子供か全く分からない。家に入れた直後から、排泄の躾だけは出来ており、我家に来る直前迄母猫の側に居たと推測出来、人間がもてあまして捨てたのであろう。それ故、正確な誕生日は分からぬが、体の成長から見て、7月7日・七夕の日を誕生日と決めた。
オチビの頃はお転婆娘で、可愛いおイタもしていたが、今は「凛」としたねこになり、悪戯とは無縁である。食べ物ではお魚や海のものが大好きである。僕は深夜クーとココに夜食をあげ、幾つかのニャン子ブログを見ながら、寝酒を一杯するのが楽しみだが、寝酒の友は、とろろ昆布、焼き海苔、鰹節を摘む事も。昨夜も焼き海苔を缶から出すと、居間の椅子で寝ていたクーが目を大きく・パッチリと明け、テーブルに上がり「美味しいの一人で食べるのずるい。クーちゃんにも頂戴よ」と顔を近づけ、小さいかけらを手の平に置くと「このお海苔美味しいわね」と満足げな顔をした。
夫婦の夕食で鰹節を納豆やおひたしに入れる時も、その袋を出しただけでクーは気付き、台所に走り、家内の足元で「クーちゃんにも頂戴」と大騒ぎとなる。鰹節の時はココも一緒に「僕にも」と言い続け、一摘みづづ貰うのであるが、彼らは「にんべんのフレッシュパック」以外には見向きもしない。昨夜僕も食べてみたが、確かにこの製品は香も味も良く、家で削った直後の物と変わらない。ここが猫と犬の違いなのだろう。
ブログを始めてからの4年で、クーの周りにも大きな変化があり、孫が産まれ、やんちゃなココが弟として一緒に生活するようになった。戸惑いもあっただろうがそれを乗り越え、受け入れた。ココにとっては大好きなお姉ちゃんである。

お日様の力は

2010-04-18 06:03:17 | ネコ
昨日の午前中は、何と言う寒さであっただろう。日も出ない午前中、クーとココは気に入った場所で、猫丸になり体温の放出を極力防いでいた。その賢さに敬服だ。気温の乱高下は60歳過ぎの体には少々厳しく、今朝は鼻水が止まらず、体の節々も熱っぽく、煙草も珈琲も美味しくなく、風邪の初期症状が出ている。こんな日の朝ご飯は、梅干茶漬けの素に鮭のフレークを入れ、七味を掛けた雑煮で、体の芯から温めるのが1番。昨日大人しかったココは今朝は元気に飛び回っている。今も台所で悪戯をし、家中を駆け回り、パソコンテーブルの上で寛いでいるクーの尻尾にチョチョイとチョッカイを出した。昨日の静かさとは全く違う。お日様の力はねこに元気を与えるのだ。
今週の金曜日、23日はこのブログを開設して4周年を迎える。金曜日迄の間、この4年間を振り返りながら、このブログに出て来る人とねこを改めて紹介する事にしよう。明日は主人公のクーについて書く事に。

ビックリだ~

2010-04-17 06:06:24 | Weblog
ビックリだ~。天気予報大当たり。4月なのに雪の朝となり、居間のカーテンを開けると庭が白くなっていた。5時45分の今も雪は降り続いている。カーテンを開けた途端、クーとココはガラス戸に顔をくっ付けて外を眺め、クーは窓辺にある小引き出しの上から外を見続けている。
声が聞こえた野良さんが「寒いよ~」と言っていた。外の気温は多分1~2度程度しかなく、真冬の寒さだろう。カーテンを開け暫らくすると、隣から息子の咳払いが聞こえて来た。仕事に向うようだ。こんな日外での作業は過酷だ。怪我をしないようにと祈る。会社勤めの頃、年末の雪の朝クレーン作業の立会いをした事があるが、重量鳶の職人も寒くて思うように体が動かず、機械へのワイヤー掛けに苦労していたのを思い出した。
長野の中でも寒い事では、2、3番といわれる所の生まれの家内も「寒いよー」と体を震わせながら起きて来て、保温のためカーテンを閉めてしまったのである。

会話が増えた

2010-04-16 06:22:18 | ネコ
昨日の日刊現代を読んでいると、内閣府の調査では、ワン・ニャンと暮らしているのは、50歳代夫婦の家庭が圧倒的に多いとの事だ。単身者でもワン・ニャンと暮らす家庭が大変多くなっていると言う。そして、この熟年夫婦はペット暮らす事で、夫婦の会話が増えてくる
と言う。
僕達夫婦もそれに当てはまり、全て頷くものである。55歳にしてクーと出会い、猫の素晴らしさを知り、その晩から夫婦の会話の中心にクーが入り、新婚の頃のように話す事が多くなった。それから2年後息子が結婚し、別棟に移ったが寂しさを感ずる事は無かった。これもクーが側に居てくれたお陰である。我家のお嫁さんと実家の人々は大のねこ好きで、僕たちよりその歳月は長い。
ブログを書いている今も、ココが僕の目の前に座り、盛んに手を出して僕の顔を撫ぜている。これは朝ご飯の催促。家内が「ココ、ご飯食べるの?」と言うと、ココは台所に飛んで行った。夕べは椅子の上で毛繕いをしているクーに「クーたん可愛いよ」と手を出すと、僕の腕を自分の手で押さえてじゃれ、甘噛みまでしたのである。
人生の最後の幕に入った今、その生活に潤いと慰めを与えてくれるのは、クーとココなのである。

ココの怖いもの

2010-04-15 06:15:03 | ネコ
一見すると奔放で怖いもの知らずのココであるが、2つだけ苦手がある。1つはお客さんと言うよりも、僕達夫婦以外の人間。息子一家が来ても隠れようと、あたふたする。それでも最近は嫁や孫の声を覚え、遠くで見ていられるようにはなったが。先日、火災報知機の取り付けで、電気屋さんが来た時は、隠れる場所を探すのにあたふたとし、最後は僕が抱いて締め切った廊下で過ごさせた。神戸に引取りに行った時は、ビートさんのお宅で、玄関迄テケテケと出迎えてくれ「この子は人見知りをしないのでわ」と思ったが、それから3ヶ月程の生後半年位になると、人見知りが始まったのである。クーも人見知りであるが、それでも火災報知機の取り付けでは、時々工事の様子を見ていたのだ。やんちゃ坊主なのに。来客が少ない我家では、ココも人見知りのねこに育ってしまった。
2つ目は、外を怖がる事である。廊下のガラス戸を開けていても、廊下の一番奥に座ったままであり、決して廊下の渕に近寄ろうとはしない。僕に抱かれていても、一歩玄関を出ただけでも、しがみ付いて耳を寝かせ、顔を引きつらせて仕舞う。考えてみればココは、拾われた後も高層マンションで暮らし、我家に来てからも外に連れ出す事がなかった。外は自分とは全く無関係だと思っているのだろう。完璧な「家ねこ」に育ったのである。家の中ではやんちゃで、クーや僕にチョッカイを出すくせに。それも現代のねこの生き方としては、一番良いのであろう。

強いのはクー

2010-04-14 06:13:42 | ネコ
複数のねこと暮らしていると、日々必ず起きるのがバトルと言うか小競り合いである。昨夜も「捨て猫むっちゃん」に、ルコちゃん、風花ちゃん姉妹の、小競り合いの様子が載っていたが、例え普段仲良しの兄弟・姉妹であっても、感情の行き違いから喧嘩は起こる。人間と全く同じ。
ましてや、血の繋がりも無く、年の差もある猫どおしならなおさらである。我家のクーとココは年齢差が3年で、生まれた直後の環境も全く違っていたようだ。クーは社会性が身に付くと言われる、生後2ヵ月位迄は母猫と一緒に過ごしていたようだ。一方ココは、生後3~4週間で母猫から引き離され、捨てられてしまい、母からは何も身に付けなかった。それ故、大人の猫や人間と接する時には、甘えて可愛い姿を見せる事が一番良い保身術と思い込んだのだろう。それは3歳を過ぎた今も変わらず、クーにも甘えに行く。しかし、大人のねことして自立しているクーには煩わしく、バトルが起きてしまう。ココに挑まれるとクーは耳を寝かせるが、ココにはその意味が分からないようで、近寄って行く。最後はクーの高速パンチを浴びるのだが、全くめげない。
昨夜もクーに甘えようとして、腰と尻尾にパンチを受けたが、キョトンとした顔をしていた。2ニャンのバトルを見ていると、やはり強いのはクーなのである。その証拠に、ココはクーの寝ている椅子の下で、ヘソ天になり「クーちゃんには勝てないよ」と言う仕草をするのだ。

お化粧

2010-04-13 06:05:26 | ネコ
ねこは綺麗好きな生き物である。目覚めていて、遊んだり、外を観察したり、追い掛け合ったりしない時、毛繕いをし、手に唾液を付けて顔を拭いたりと、絶えず体を綺麗にしている。こればかりは、人と違って男女の区別は無いようである。
我家ではクーもココも、目覚めた直後と食事後にする事が多い。あのやんちゃ坊主のココも顔や耳の後ろを綺麗にしている。クーの胸の白い毛は風呂に入らなくとも純白である。2ニャン共風呂に入れ、体を洗った事は一度もない。口の周りにカリカリの粕が付いただけでも、気の済む迄顔を拭いている。尻尾の先も手入れを怠らない。クーと暮らすようになり、毎日の猫化粧を見て感心した次第である。

元気なココ

2010-04-12 06:00:03 | ネコ
今朝は昨日に続き暖房要らずの朝を迎えた。しかし天気予報では、このまま気温は上がらず、10度以下のままの寒い1日になりそうだと言う。
家の中で暮らすクーとココには無関係。今朝もココは5時前に目を覚まし「お父さん時間だよ」と僕の顔をペロリと1舐め。居間に入れば大きな声でご飯の催促。朝ご飯を2,3口食べ、パソコンの椅子に手を掛け、熟睡しているクーの顔にチュ。「クーちゃん朝だよ」と起してしまった。クーにチュをした後は、台所に駆けて行き、荒い桶で水遊びをし、オーブントースターの上からクーが起きるのを待っていた。クーは何をされたのか分からずキョトン。でも目は覚めて、朝ご飯を少し食べた。
クーが居間に戻ろうとすると、ココは後ろをつけて行き、尻尾にチュ。クーは怒り振り向きざまにココにパンチを浴びせたが当らず、パソコンテーブルに駆け登り、やれやれと言う顔をした。
起きていれば絶えず動き回り、元気なココなのである。

春の朝

2010-04-11 06:02:10 | ネコ
今朝は暖房要らずの、春らしい朝を迎えた。現在の室温は18.8度。パジャマにセーターを着ただけでも寒さは感じられぬ。そして、静かな朝である。クーとココはカリカリを少し食べ、バトルをする気配もなく、クーは「今朝は小鳥さんも来ないし、コー君の声も聞こえないのネ」と欄間から庭を見ている。
昨日の午前中、近所のスーパーマーケットに出かけたが、深大寺に向う、神代植物公園通りと呼ばれているバス通りの桜の古木は、まだ花を散らす事無く満開のままである。この通の桜のトンネルも散ってはいまい。
以前にもお伝えしたが、植物公園の正門近くには数ニャンの野良さんが暮らしており、公園内を流れる小川には、カワセミも生息している。春の花見をと考えておられる方にはお勧めのスポット。