ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

心に灯

2018-11-28 | アメリカ事情

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落ち葉が地面を覆いつくし、ピリッとした寒気の寄せてくる季節、疲れて、あるいは失望しているかもしれない心に灯をともすために。



  • 化学療法は、私の自慢だった長い赤みがかったブロンドの髪の毛を束で失なわせます。今日の午後、信じられないくらいに頭髪が無残になってしまったので、かっこいい男性の看護師が私の頭を剃ってくれました。私は、髪の毛の束が床に落ちるのを見るのが辛くて、つい涙ぐみました。すると、その看護師は私の目の前に腰を下ろし、真面目な表情で言いました。「わぁ、あなたは世界中で一番美しい瞳をお持ちですね。」

 

  • ちょうど十五年前私は極貧のうちにあり、娘のペンや紙などの学用品を買うことすらできませんでした。すると地元の慈善団体が学用品やその他の消耗品、そして衣服を入手できるよう助けてくれました。今私の娘はイェール大学を卒業し、成功しているビジネスを始め、私はその会社で働いています。そして他の困った方々のお手伝いをするため、以前私を助けてくれた同じ慈善団体に寄付しています

 

  • 最近、86歳の母が、大学三年生だった時に記した手書きの覚書を見つけました。それは彼女がいつか伴侶となる人に見つけたいと望んでいた資質のリストです。このリストは、基本的に、私の父についての正確な説明で、そんな父に母は39歳の時出会い結婚したのです。

 

  • 6回流産が連続して起こり、もう子供を持てないだろう、と言われました。私の体は12週間以上の赤ちゃんを保つことができない、とのことでした。それから十年後の今朝、8歳の息子のベッドに座って、 私は「お誕生日おめでとう、さぁ、起きなさい。」と話していました。そこに座って、私の息子と同じように呼吸して、私に起こった奇跡を思うだけで、毎日を最高の日にしたい、と思うのです。






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