ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

グレー単衣紬を自分で洗う

2015-06-16 07:54:35 | きものを自分で洗う

 

先日着用のグレーの単衣紬、納めようと畳んでいたら、襟に汚れが!

この紬二回しか着用していないのに、なぜだと思いながら、これはイカンと汚れを取ることにしました。

P9206015kaeru12

 

 

「上野公園・風俗資料館に」

 

とにかく、襟汚れを取りたい。

本当はベンジンとかリグロインなどを使えばいいのでしょうが、あいにく、持っていません。

薬局にもなかなか売っていないようで、ネットで買うしかない。

せっかちな紫苑のことです。すぐに取りたいと、汚れの個所に例の「奇跡の洗剤?オブリージュ」を少しかけて、しばらく置いておきました。

いい紬だからエマールより高級な洗剤を使ったのよ。

結構な汚れ。いつ着いたのかしら。

上が汚れ。下がオブリージュをかけて、その部分だけを水につけた写真。

でも、これでは水に浸かっていない部分に水染みができるのではないかと心配になって、それじゃあ、もう全体を水染みにしてしまおう、ということで全部を水に浸けて洗うことにしました。

お気に入りの一枚、まだ新しいので少し心配です。

サイズも測っておきました。

身丈158センチ

裄 65センチです。

やはり襟の汚れの部分にオブリージュを多めにかけておきます。

そのまま10分から15分浸しておくとありますので、待つことしばし。

あとは通常の洗いと同じように押し洗い。

いつもより丁寧に。

ゆすぎは二回して(そんなに洗剤使っていないけど)、30秒くらい脱水しました。

その時点でサイズを測ると、おお、縮んでいます(汗)

身丈4センチ

裄は1センチくらいかな。

縦方向の縮みが大きい。

懸念の衿汚れは、襟全体が湿っているので、取れているのか、いないのかわかりません。

ああ、これはダメだ。もったいないことをした~~と思いつつ、とにかくそのままアイロンをかけていきました。

紬(きもの)を洗ったときの大きなポイントはアイロンかけだと思います。

伸ばすように力をいれて、一回。

裄の縮みは元通りになったのですが、丈は背中心など縫った個所がシワになっているので、2センチくらいしか戻りません(汗)

あ-あ。

ざっとアイロンをかけて半乾きになったので、しばし休憩。

お茶でも飲みましょうか。

 

カフェオーレだよ。

しばらく休んだら、後半戦に入ります。

今度は和裁のキセをかける要領で、背中心や脇などを、後ろからしっかり押しアイロンをしていきます。

おお、どんどんきれいになっていく(喜!)

サイズも元通りになりました。

襟汚れ、取れています!!

全体はこんな感じ。

前に使ったときには、効果実感できなかったのです。

単衣大島を自分で洗いました」

これって部分汚れにも効果あるのね。

さっぱりしたけど、アイロン掛けが大変。

全部で一時間くらい格闘。

でも和裁をやっている人ならキセをアイロンでかけるやり方に少しは慣れているので楽勝?かも。

 キセをかける要領でアイロンをかけていくといいのね。

 

今回は夢中でやったので、アイロンかけの写真撮るどころではなかったけど、次には記録として写真撮ってみます。

この紬は秋までお休み。

次はどのきもの、洗おうかな。

なぜきものを自分で洗うのかというと、きものはもっと気軽に楽しめるのではないかと思い、それを実践するためです。

きもののハードルを高くしているものを、一つ一つ検証、できればハードルを低くしていきたいと考えております。

 きものを自分で洗う」いろいろ洗っています。

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木綿きもの&ダンガリーを洗う

2015-06-05 08:22:08 | きものを自分で洗う

 

先日渋谷で着用の木綿きもの、渋谷の汚れと匂いを落とすために洗いました。

 

P1050512yuuki2

このきものは、二年前に結城の里に行ったとき以来。

そうだ、結城の里行こう」

その前は5年前。「5年後の自分を考える」

そのときは、自分で洗うなんて考えもせずに

クリーニングにだそうかなあ、と思いながらずっと仕舞ってあったのです。

渋谷の匂い落とすためにも、そろそろ洗ったほうがいいよねということで。

じゃぶじゃぶ。

洗濯機でも洗えると思うけど、ワタシ手洗いが好きなのです。

気持ちいいから~~。

汚れはあまり出ませんが、色落ちしているのがわかります。

記念写真を撮る(?)ためにあえて外に。

光が透けてきれいだから。もう「うっとりしちゃう」というのは、娘がきれいなものを見たときの口癖。

縮みはなし。

まっ、あってもミリ単位、裄だけ測ったけど、ほとんど変わらず。

 

NHKの「アサイチ」でアイロンのかけ方を教えていました。

ワイシャツの襟など、二重になっているところは、裏からもしっかりかけるといいそうです。

アイロンは後ろ(お尻)の方に力を入れて、とも言っていました。

仰せの通り、きものの襟部分に裏からしっかりアイロンかけて、表からもまた。

 

 

もう一つ洗っているのは、生地で購入したダンガリー。

6OZくらいの生地です。

くるりさんのジーンズきものが、この厚さだと書いてあったので~~。

これでジーンズきものを作るつもりです。

生地が少し固いので、とにかく暇をみては洗っています。

石鹸洗剤がいいと聞き(苛性ソーダは生地を柔らかくするそうです。でも薬局で買うの大変なのです。石鹸の原料の一つだから)、ほかのものと一緒に洗ったり、掃除に使うクエン酸溶液に浸けておいたり、もう5回くらい洗ったかな。

生地の古さを出したいと思っています。

棒で叩く、固いものにぶつけるーなど、いじめれば、いじめるほど優しくなるなんてステキ

尊敬しちゃう。

 

古い布、色褪せが、好きなのです。

なぜなら優しくて、懐かしい感じがするから。

いま、木綿のきものを縫っていますので、それができるまで何度も洗うつもりです。

着心地のいいジーンズきものができるといいな。

私のジーンズきもの・くるり遊び」

 

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プロが教える長襦袢の洗い方

2015-05-23 08:04:55 | きものを自分で洗う

 

先に長襦袢、単衣なら正絹だって自分で洗えるとの記事をアップさせていただきました。

で、このときにはすっかり忘れていましたが、ブログ友達にいい本を教えてもらっていました。

「悉皆屋さんが教える着物まわりのお手入れ」(高橋和江・河出書房新社)

「わたしは悉皆屋の女将ですが、現場の人間ではありません」という自己紹介のあと、

着物が嫌いでした。嫌いで面倒でどうしようもない私でもできる工夫を重ねてきた結果がこの本」とあります。

この中では絹の長襦袢単衣の洗い方を紹介しています。

 

「--正絹を洗うのは勇気がいるかもしれませんが、慣れればいつでもさっぱり着られます」

として、

簡単に説明すると、

1 中性の洗濯洗剤で手洗いする。

2 よくすすいだらヘアリンスを水に溶かして浸ける。

3 そのあと脱水。

この脱水の秒数は書いてないのですが、私は30秒から40秒、つまりすぐです。

4 脱水のあと、すぐにアイロン。

5 半乾きになってから干します。

アイロンは高温で。生地が濡れたままなら高温でも大丈夫。シワが簡単にとれる。

★私はリンスでの仕上げはしていないのですが、これにはどんな効果があるんでしょう。

ヘアと同じに光沢がでる、手触りがよくなるのでしょうか。

それは書いてないから、今度試してみます。

 脱水してすぐに半乾きの状態(まで)アイロンをかけるのですね。

というわけで、絹の長襦袢水洗い、プロもちゃんと大丈夫と教えていただきました。

 

 

で、ワタクシは、帯皮を洗いました。

出るわ、出るわ、アンティークは汚れの宝庫?

刺繍のジャンク帯。捨てようかと思ったけど、裏が可愛いので、別の帯に使おうかなと。

でも、刺繍も特に痛みなく大丈夫。

 

 

長襦袢、自分で手入れしやすいように、やはり「水通しをしてからお仕立てをお勧め」だとか。

これって、もっと浸透すると、着物はもっと気楽に着られるものと思ってもらえるのにね。

 

「着物嫌い」の女将さんでもできるなら、「着物好きな」人は、もう喜んでできますよね、いや、着るのは好きだけどお手入れは~~??

ベンジンのよりリグロインのほうがお勧めとか、きもの自分でお手入れしたい人には役立つ一冊です。

着物、着るようになって、着物を洗うの気持ちよさも知りました。

それも嬉しい

長襦袢洗い、実践している方から、すごく参考になるコメントいただきました。

ぜひ、参考にしてください。

 

きもの・襦袢を自分で洗う」

 

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長襦袢問題、現代のほうが厄介--無双襦袢を洗う

2015-05-12 08:36:29 | きものを自分で洗う

 

先に「長襦袢の洗い、昔の人はどうしていたのかしら?」

との疑問を書いたら、コメントをいただきました。

「祖母の話ですが~」として、

「大正生まれの祖母の話では、

「正絹の長襦袢なんて洗わないわよ」とのこと。

そもそも長襦袢はお出掛け着の為のものという扱いで、

時代的にも贅沢できなかったから

普段は木綿やモスの半襦袢だったようです。

衿だけは(着物も半衿も)

帰宅後すぐにベンジンで手入れしてましたっけ。

着たら洗う、という今の概念とは

まるで違うのでしょうね」(藤子さん)

丁寧なご説明、ありがとうございました。

 

長襦袢、洗いました。

今度は袖は無双で、居敷き当てがついています。

絞りは模様、平織りです。

 

そうですよね、思い出してみれば、

子どもの頃のわが家もフォーマルのきものは一年に何回か、

いや生涯に何回か、かもしれません。

ハレの日とケの日が分かれていた。

よそいきの着物は非常に高価なもので、

長襦袢とセットにして桐箪笥などに仕舞ってありました。

田舎の妹など、未だに着物一度着たら、

洗い(クリーニング?)に出しています。

あっ、クリーニング代で着物が何枚も!?買える、

と私は思っていましますが。

で、今の着物世界は、オークションなどで簡単にゲット、

ファッション化して、

着物愛好家のあいだではお出かけは、

昔より気軽になっています。

着物着たらハレ、お祭り状態(はい、私のことです)、

テンション上げたくて着ている。

 当然、絹の襦袢を身に着ける回数も増えている。

 

そんな中で、長襦袢の手入れだけは未だに、

昔ながらの感覚、つまり何年間隔で、

やはりクリーニング。

 

クリーニングでは汗の汚れは落ちないのです。

なのに、未だに「絹の長襦袢を手洗い??、まあ、」と

驚かれることが。


この襦袢はネットで落として、一度クリーニング。

汚れ、出ますね。

染料の色も出ているから水が汚い。



 着物周りのお手入れといえば、着用したら汚れは

「ベンジンで取る」

これもきもの雑誌によく書かれていますが、

最初の頃は一二回使ったけど、

あの匂いと化学薬品使うのイヤで

(身体によくない気がする)、

いつの間にかしなくなりました。

きれい着物(昔何十万、何百万、

いまプチプラ、いや私のことです)でのお出かけ増え、

しかも現代では、

冬でも暖房ガンガンきいて、冬のほうが汗かくくらい。

 

ふだん着は木綿の二部式か単衣襦袢にしよう。

こんな感じの二部式。(「デニム着物」より)

長襦袢は着ない、という選択」

 

 着たら洗うという今の概念とは、

(昔は)違うんでしょうね」と藤子さんのコメント。

これはきっと洋服のことですよね。

→これは「現代のきもの」のことだそうです。私の取り違い。

詳しくはコメントを見てね。

今はそれでも着物、よく洗うんですね(5・14日追記)

 

確かに、今や洋服やファブリック(ファブリーズ?など)

にはあれだけ気を遣っているのにね。

「襦袢だって、洗って欲しい」

(00だって洗って欲しい、こんなコピーあったね)

襦袢もなるべく、単衣襦袢を着用して、

とにかく洗います、ワタシ。

 

クリーニングでは汗汚れは落ちないとしたら、

そろそろ「年代臭」(加齢臭、いまはこう呼ぶそう)、

怖いし(笑、ではないぞ)。

 

→これもコメントいただきました。

「クリーニングにもいろいろ」参考にしてね。

(5・14日追記)

 

 

 

襦袢は下着、消耗品、

洗って縮んだら二部式にする

 

 

でも、平織りの襦袢は縮まない。

無双袖でも居敷き当てついていても大丈夫。

着丈、水の重みか逆に1センチ伸びた。

裄 最初65センチ→64・5センチ

袖たけ46・5センチ→47センチ(これも伸びた)

 

きもの、襦袢を自分で洗う」の項目作りました。

よかったら参考にしてください。

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襦袢を手洗い、袷も洗って~~

2015-05-07 09:55:50 | きものを自分で洗う

 

恒例の?襦袢手洗いです。

こんなにお天気続きだと、お洗濯も楽しい。

これから汗ばむ季節に向かうのにあたり、襦袢のお手入れ。

 

まず単衣はざんぶり水洗い。

これは前にも洗った単襦袢。

着やすい襦袢なので、冬でも使用頻度高し。

なぜ、この襦袢が着やすいのか調べてみよう。

サイズなど、ほかのとそれほど変わらないはずなのに。やはり単衣で、軽いからでしょうかね。

 

単衣と袷の襦袢を自分で洗いました」

単衣だと絹でも平織り(すべすべしたもの)だと、洗ってもほとんど縮みはなし。

木綿だって洗えば縮むでしょう、その程度。

で、袷は洗うの大変なので、解いてしまいました。

これがもとの長襦袢。

単衣にしようと解きましたが、また縫うの大変なので、単衣の二部式にすることにしました。

で、まずはじゃぶじゃぶ~~

袷のほうが汚れが出ます。

エマールで洗うと、ほらこんなに水が濁って~~。

前にも書いたけど、クリーニングでは汗の汚れは落ちません。

汗は水洗いじゃないとね、昔の人は襦袢の汚れ、どうしていたんでしょう。

じゃぶじゃぶ、かしらん。

 ちゃんと母に聞いておけばよかった。

 

陰っていたので写真撮影のため、敢えて、外干し。

にっこり、笑って、いや違った。

この美しさ

若い人だったら、もうこのままジーンズの上に羽織れそうです。

イッセイ・ミヤケ風に(?)、一枚の布シリーズ~~。

柔らかい布で、洗うと少し縮んだのですが、アイロンでしっかり伸びました。

帯にしようかと思ったけど、少し明る過ぎるので。

二部式襦袢にすると、一枚で裾除けとウソツキと帯揚げ、半襟が作れます。

大人の色半襟」

これから順次、単襦袢を洗い、袷は、二・三枚、フォーマル用に残して、あとは単衣か二部にするつもりです。

ああ、すっきり、チョー、気持ちいい(ちと、古い?)

 「単と袷の襦袢を自分で洗いました」→こちらはもう少し丁寧。

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単衣大島を自分で洗いました。

2014-09-08 07:05:30 | きものを自分で洗う

 

 

 

東京はあいにくの小雨模様ですが、そんなときこそ気分を盛り上げるためお洗濯と、単衣縞大島を自分で洗いました。

P8285529
旅行に行くときに、あまり暑くなければ着ていこうと思い、格子きものと一緒に出しておいたものです。

洗剤はご存じ「オブリージュ」

P9075800

「ブログ村きもの」でも何人もの方が使っていて評判がいいので、お試しで20ミリリットルを購入しました。二本で千円(送料六百円でした! 先に八百円と書きましたが。済みません、あとで気づきました。お詫びして訂正)



買ったからには使いたくなるのが人情。

壁にかかっている大島を見ているうち、まだ一度も洗いに出していない、単衣なので「これを洗おう」と思いついたわけです。

結城や黄八丈、絹芭蕉は洗っていますが、大島は未経験。

ちょうどいいではないの。


この鴇色縞・単衣はお気に入りなので、ダメにしたら惜しいな、もう一回、この秋に着てからにしようかなと、少し迷ったのですが、見ているうちに汚れているような気がしてきました。

まあ、同じ着るならさっぱりしたもののほうがいいなということで。

P9075789

まずサイズを測っておきます。

身丈が155センチ、裄が64センチです。

ぬるめのお湯に液を溶かし、そのまま軽く押し洗い。

何度がゆすいで、バスタオルに包み軽く脱水。



一度は外に干したのですが、小雨とはいえ雨なので、乾燥室に。

さすがにサイズが気になって、測ってみました。

ざっと測ったところ、裄はさほど 変わらないのですが、

身丈が2センチ短くなっています。

「やはり縮んだなあ。着てからにすればよかった」と少し後悔。



しかしですね、少しだけ時間をおいてアイロンをかけます。

縮んだようなので、縦方向に少しひっぱり気味にしてアイロンをかけていると、1センチほどは伸びました。

また少し時間をおいて、仕上げのアイロンをかけます。

すると、縮みも伸びて、それでも全体としては5ミリくらいの縮みです。

P9075797裄は3ミリくらい縮んでいました。

許容範囲だと思います。

 



このオブリージュの良さは、それほどわかりませんでした。

前に黄八丈を洗ったときはエマールでしたが、それほど縮まなかったので。

ただついでに洗ったカシミアのストール。

これは前にクリーニングに出したのですが、驚くほど汚れが出ました。

クリーニングって、きれいになるの?と逆に疑問が~~。

P9075794_2

風合いもそれほど損なわれず、毛玉もできず、きれいになったのではないでしょうか。

説明書を読むと、「カシミアの洗い方」が一番丁寧に書かれています。

あとは丁寧にアイロンをかければ、あと二冬くらいは使えそうです。

 

P9075799

左の写真は半月くらい前に、エマールで洗った木綿の反物。

全体では2センチくらいしか縮みませんでした。

 

 

 

 


次は、結城を洗ってみます。

少し汚れのある母のものがあるので、解いて洗い、自分で単衣に仕立て直そうかなと考えています。

後生大事に残しておいても仕方がないので、どんどん事件、もとい実験したほうが面白いので。
いい紬ほど水に強いのではないかと、これは希望的憶測。

 

その前に、順次夏物を洗っていかなきゃね。

 

旅先で撮った一枚。P8305539

関連記事

黄八丈を自分で洗う

結城など自分で洗った体験が入れ子になっています。

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きものを洗いながら、サッカー観戦

2014-06-16 10:47:54 | きものを自分で洗う

 


昨日のコートジボアール戦、ジャパン、負けてしまいました(涙)

わが家では地方にいる息子や友達と一緒に観戦している娘とメールでやり取りしながらの観戦。

本田が一点いれたときには「やった!すごいね」と興奮のあまり息子から電話。

娘からはメール~~。

私は、画面の前でじっとしていることができないので、「そうだ!」と思いついて

先日雨の日に着たきものを洗うことにしました。

雨の日の蛙帯&~」

これなら多少、乱暴でも耐えてくれると思ったからです。


P1090494



まあ、一応身丈だけは測っておくことにします。

木綿といえども、どのくらい縮むかなと。

155センチとちょっとです。

1点入れたまま折り返し、ハーフタイムの合間に洗って、脱水かけて、これはもう木綿の洋服と同じくらい5分以上かけてます。

脱水かけたところで、干します。

バスルームは乾燥室になっていますが、お天気がよかったので、外干しします。

P6153659_4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もののお洗濯の醍醐味はこの瞬間です。

外からの光が生地を透かして、とてもきれい。

この生地は洗うほどに色褪せいく感じが、といってもそれほど洗っているわけではありませんが、

うっとりするほどです。

P6163661

 

この色あせを見ると、竹内まりあさんの歌「人生の扉」の一節を思い出します。

「~~気が付けば五十路を超えた私がいる~~

デニムの青が色あせていくほど味わいを増すように~~輝く何かが誰にでもあるさ~~」

 



うっとりしている間に、サッカーの試合は進み、

あ~~あ、一点取られた!

 

息子や娘から「あ~あ」メール。

同点、まだ希望はあると思った矢先のまた失点~~。

息子や娘からはシーン~~。

私もシーン。

というわけで、初戦の日本は残念~~(涙)

次こそは頑張れニッポン。



そうそう、木綿きもの、縮はまったくありません。

普通のきものも、こんな風に気軽に洗えるといいのにに。

元気を出していただくために、さきほどの「色あせた~~デニム、ならぬきもの」つながりで、今回は「人生の扉」、このお二人の歌で聞かせていただきましょう。

P6163663

P6163662

黒木瞳さんと大地真央 さんです。

ユーチューブにつながります~~。

関連記事

ヨルダン戦観ながら刺繍したら」

絹芭蕉自分で洗ってみました」

洗って育てる小千谷縮」

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薔薇小紋を自分で洗う&伸子張りの道具

2014-05-04 11:23:38 | きものを自分で洗う

 


天気がいいとお洗濯をしたくなります。

日常のお洗濯と違い、きものの洗いは、気分が乗ったときだけやればいいので、とても楽しい。

で、今回は仕事の合間を縫って薔薇柄の小紋を洗いました。

袷だったので、ほどいての洗いです。

きもの着始めた頃に一度だけ着ました。

034bara4

 

 

 

 

 

黒地に薄~い緑の薔薇模様が

とても可愛い小紋ですが、なにしろ身丈も裄も短い。

襦袢、袖から見えています。



「色っぽいキモノ」のナギ先生によると、かつては襟からも袖からも襦袢を「見せて」いたそうで、きものからちらりと見える襦袢が色っぽかったんだとか。

で、私も色っぽく、いや違うでしょう、単に短いのに気づかなかっただけでしょう、はい。

 

身丈、短いから、暇ひまに解いて、そのまま箪笥の肥やしになっていたのですが、整理をしていて見つけたので、洗うことにしました。

 

縮緬みたいなので、洗うとダメかなあと思ったで、最初は、おくみの部分だけをそっと洗ってみました。

しかし、縦横とも変わらず~~、勢いを得て、まずは身ごろを一枚洗います。

 

P1090403_3

 

 

 

 

洗剤が落ちたら、バスタオルに包み脱水を30秒くらい。

手で軽く伸ばしながら、干します。

そのあいだに、アイロンを適温(といっても最高温度ですが)にしておき、裏からどんどんかけていきます。


最初は掛け布をしていましたが、いつも通りだんだん大胆になって、そのままかけていきます。


別に変わりないみたい。

 

アイロンかける前です。

裏にシボが寄っています。

 

P5012891_2


アイロンかけたら、はい、出来上がり。P5012890









最初に測っておいた身ごろは155センチ(半分に折っての計測です)でした。

洗ったあとに測ったら、横は同じ(伸びたくらい)、縦は5ミリくらい(ということは1センチ)縮んでいましたが、アイロンをもう一度かけると前より伸びていました。155・5センチ、全体では1センチの伸びです。

 



絹は「濡れたときに一度縮み、乾くときにまた縮む」ように思います。

だからアイロンで伸ばしながらやると、布も驚いて?、ほとんど縮む暇がないようです。

濡れているときにアイロンをかけると、縮まない」

これは友禅の先生の教えです。

日頃から絹と水の関係を知っている方ですから、結構大胆なんですね。

「先生、今度単衣の紅花染めのきもの洗おうと思うんですけどーー」

「紅花だって、普通の紬だから洗ってもいいんじゃない」なんて。

まあ、そのはずですが、これは少し迷っています。



昔は、アイロンという便利なものがなかったから、伸子張りで、乾くときの縮みを抑えていましたが、

張っているところはいいけど、ほかの部分はやはり縮むはずです。

アイロンという便利なものがあるので、絹は昔よりもっと普通に洗っていいはずでだと思うのですが。

伸子張りの道具を購入しました。

P5012893_2 

 

 

 

 

 

少し前に、たまたまぶつかった骨董市で新古品す。

珍しいので、どんなものかと購入してみたわけです。


 

P5012892

 



 

 

 

で、小紋の少しシワっぽいとことに伸子張りをしてみました。


いまさらやってもと思われるでしょうが、こうしておけば、アイロンでのシワ伸ばしムラが少しは矯正されるのではないかと思って~~。



伸子張りよりアイロンが役に立つことがわかっただけでも、購入した甲斐はあるというもの?

箪笥の肥やし? いえ、これって友禅染めのときに、布が縮まないように使うんです。

アイロンかけたあとにこうして伸ばしていると、それだけで満足~~。

洗った小紋の生地、帯にしようかと思ったけど、足し布をして単衣の小紋に縫い直そうかなあ~~。

そんなこと考えながら作業する、とても楽しい時間でありました。

今度は襦袢でも洗ってみます。

いつもながら、参考に、いえ、「いい子はマネしないでください」、でしたね。

関連記事

刺繍帯を洗って染める」ほか

入れ子式になっています。興味のある方は参考にしてください。

 

 

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刺繍帯を洗って染める

2014-04-29 09:19:17 | きものを自分で洗う

 


オークションでプチプラでゲットした絽のあざみの刺繍帯。

刺繍の部分が気に入って購入したのですが、前帯に汚れがあります。

そこで、とにかく洗ってみることにしました。

汚れは落ちないまでも、少しはさっぱりするのではないかと思ったわけです。

帯をほどいて、帯芯を出します。

帯芯は別に洗います。

まあ、ダメになったら刺繍の部分を半襟にするつもり。

薄い黄緑に水色や白のアザミ、黒の葉が可愛いです。

 

 

P4182685


水につけると、黄緑の 部分が鮮やかに変わってとてもきれい。

きものや帯の布が、水のなかで濃い色に変わるのを見ると、いつもきれいだなあ、と思います。

これを見たいがために洗っているのかもしれません。

当然ですが、洗ったあとは刺繍と刺繍のあいだにシワが寄ります。

それをアイロンで伸ばして、やはりあまりきれいには伸びませんが、そこは妥協します。

刺繍と刺繍のあいだの布がシワが寄っています。

刺繍の部分は大丈夫です。

自分で刺繍を繍ったあとは、蒸気をかけながらアイロンで伸ばすのですが、洗ったものは新しいものと同じというわけにはいきません。

 

汚れがあるので、友禅染めのときに使った色で、汚れを隠そうと染めてみることにしました。

P1090391_2この緑では濃いので、水を加えてどんどん薄めていきます。

帯の締めても見えない部分で試し塗り~~。

 

P4212692someru_1

 

 

 

 




最初は用心深くやっていましたが、どんどん大胆になり~~、あげくの果てにーー、



P4282827

こんな風になりました。

技術が未熟で染めむらができたせいで(ぼかしと思うことにします)、汚れが浮きだしたようにも見えます。

前の方が汚れが目立たなかったような気もしますがビミョウ~~。

 

まっ、味わいができたと思えばいいんじゃないの。

遊びとしては楽しいものでした。

お太鼓部分です。

P4292885

 

 

 

 

刺繍の部分はそれほど変わっていません。

ちゃんと生きて?います。

刺繍と刺繍のあいだにシワがよっていますね。

緑の少し濃い部分は前帯との整合性(?)を持たせるためにいたずら塗りしました~~。

 

夏になったら、一度くらい遊びで締めて、あとは半襟にでもしましょうか。


皆さま、連休はどうお過ごしですか。

私は、せっかくの連休なのに仕事、しごと、シゴトです。

合間を縫って、衣替えの季節に向かっていることでもあり、気分転換のためにも、きものや襦袢どんどん洗うつもりです。

またアップしますから、成功失敗、どちらにせよ、参考にしてください。

いや、「良い子はマネしないでください」という方もいましたが。

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八丈を自分で洗う

2014-04-18 11:10:41 | きものを自分で洗う

 


骨董市で秋田八丈なる単衣のきものをプチプラでゲットしました。

鴇色と瑠璃色の縞、その瑠璃のなかはまた細かな格子、というところに惚れこみました。

秋田八丈は、八丈島の黄八丈を真似て秋田で作られたもの。

今はもうほとんど作られていないそうです。

黄八丈と同じような、大島に似たつるりとした感触で、水に強く洗えば洗うほど艶が出るそうです

P4132513_2

 「水に強く、洗えば洗うほど艶が出る」とあっては、洗わない手はありません。

ダメになったら、帯の裏にでもしようと思って水につけてみました。

こういうとき、単衣はホントにいいですね。

実験も兼ねていますので、どのくらい縮むものか洗う前に採寸。

身丈153センチ。裄64、5センチです。

サイズ的にはほぼぴったりです。

P1090372


汚れと染料がどんどん出てきます。

絹洗い洗剤でさらっと洗って、すぐにバスタオルに包み脱水40秒。

シワを伸ばしてハンガーにかけます。

洗濯日和だったせいか、裾部分はすぐに乾いてきたので、アイロンをかけていきます。



襟周りなどは湿ってジュワジュワと湯気が出てきます。

素材のせいか、だんだん手馴れてきたせいか、あっというまに出来上がり。

古着特有の匂いも消え、さっぱりしました。

 絹は縦方向に縮むと聞きましたが、見た感じほとんど縮んだようにはありません。

 測ってみると、身丈は5ミリ、裄はほとんど変わりません。二・三ミリくらいかな。


P4132515

藍の部分は黒と藍の格子、いいなあ。

すごく得した気分。

何回か着用したら、ほどいて今度は帯の裏に使おうと思います。



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きもの、よく自分で洗っています。

入れ子式になっていますので、よろしければ参考にしてください。

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