ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

有吉佐和子「青い壺」50年前の70代って&魔窟の整理&ひき肉味噌

2024-03-04 11:11:19 | きものの本&本
本日はよいお天気。
明日から雨模様らしいので、
昨日と本日まとめ洗濯。

暖かついでに布類と魔窟の整理も。
魔窟はシンク下。

いつのまにか、こんなにグシャグシャ。
床シート類がどんどん出てきた。

シート類はなくなると困るからと
余分に買っていたのね。
これで当分は持ちそう。


ここには買い物袋、ごみ袋と
あまりいらないのに、
嵩張るものが多い。
捨てると、
こんなに少なくて済むのね。

さて、
有吉佐和子「青い壺」を読みました。
50年近く前の作品ですが、
どこかに紹介されて、
いきなり図書館でも予約数が激増。

「青い壺」(文春文庫)
「三千円の使い方」の原田さんが
推薦しているからというのもあるのかな?

有吉佐和子はすごい名分家で、
若い頃にはよく読みました。
特に、
「華岡青洲の妻」は何度か再読したくらい
すごい作品でした。
映画もすごかった。

着物にハマっていた頃には、
江戸時代の豪華衣装比べ
「真砂屋お峰」
江戸の呉服商が節約に節約を重ね、
名だたる呉服商になるものの~~。
当時は「節約」には興味がなかったので、
「衣装比べ」のすごさに目を奪われた。
それも、また意表をつく方法で。

で、この「青い壺」
期待が大きかっただけに、
えっという感じ。
「無名の陶芸家が生み出した青磁の壺。
それが次から次への人の手に渡り、
人生に変化を生み出す~」
とありますが、
特別な変化が起きるわけではなく、
青い壺は結構、
置かれっぱなし?

昭和51年、有吉が45歳の作品。
なぜか老人の話が多く、
定年退職したものの無聊をかこつ、
70代になっての同窓会。
そこで、
「お婆ちゃん、お婆ちゃん」と
呼ばれて怒るシニアとか~~・
「入れ歯と腰の痛み」とか。
「~こんな姿は見たくもない」と著者。
はい、わたしもぜひ見たいとは
思わない~~。

それにしても
50年前の70代の現実は
こんなに豊かだったのね、
とはいっても、登場するのは
恵まれたシニアがほとんど、
それでもある意味キツイ。

わが母も3年近く前に、
今の私と同じ年に胃がんで
亡くなったけど、
やはり老けていた~~。

面白かったのは、
退職したサラリーマンが
会社に挨拶に行き、
そのまま元の自分の席に座ったまま、
「仕事を始める」との話や、
病院の掃除婦が枯れかけた薔薇の花を
患者からもらって花の枕を作る話。
これはいいお話でした。

当時の有吉は、
「恍惚の人」を書くためか
老人の生態を観察していたのかも。
さすが、だわ。
→「恍惚~」はボケの話。
1976年でした。
この作品と同じ頃の作品です。


倹しい話の方が今では
現実味を感じる~~。

傷みの早いひき肉を炒め、
肉みそを。
厚揚げとブロッコリーで麻婆豆腐風、
サバの塩焼きと味噌汁。

というわけで、
20代だった頃には
70代の人のことなど眼中になかった私も
いつのまにか70代に。
意外に若いものです。
これからのシニアは
もっと若くなると思うよ。

最後までお付き合い
ありがとうございます。
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子ども向けの本はためになる&激安本舗の

2024-02-29 10:33:25 | きものの本&本

だんだん暖かくなります。
本日は曇りながら風もなく、
過ごしやすくなりそうです。

昨夜寝る前に
「正直不動産」をHNKプラスでみたら、
山Pの夢を見た(笑)
この人なんで山Pというのか、
それはともかく、
あの童顔顔で大人になっても、
顔保っているなあと。
童顔って大人になると~。
どんな風に年重ねていくんだろう。

週一か10日に一度行く商店街。

「激安」の野菜をゲット。

今はブロッコリーとほうれん草が安い。
100円、70円。

ベーコンと炒めランチに。
スパと絡めてもよし。
ベーコンはたまに買います。

さて、
商店街は娘の家の近くにありますが、
孫の本を借りてきました。


「小学生がたった一日で二けた暗算ができる本」
(ダイヤモンド社刊行)
50万部突破。

これは前にみんなと集まったときに、
息子が孫に買った一冊。
「まだ早いでしょ。九九もできないのに」

こういうの買いたがるんですよね。
買う人の望みがこもっているんでしょうね。

まだ早いので、
私が脳トレの代わりに借りてきました。
「本に書き込みしないでよ」と娘。
まだ何年も先のことなのに、
「また買えばいいでしょ」とは言わない。
「母こそ、買えば」と言われるから。

こんな感じ。

おみやげ算というそうです。
最初はすべてを10の単位にして
計算しやすくします。
10×30くらいだったらまあ、
私でもできる。
ええと~~。
これがだんだん難しくなっていく~。

「13歳から鍛える具体と抽象」
(東洋経済新報社・2023年刊)
こちらは図書館本。

具体と抽象っていうと難しそうだけど、
電気マメに消したり、
食費はこうして減らすといった
日々の実際の行いが具体的?
それを抽象化すると「節約」になる?
もっといえば、
電気や食費などを減らすことで
何がどんな風になり、
生活がどんなに風に変わるかということ?

歴史など、
もう過去のことなのに習ってどうするの?
と思ったとき、
過去の具体的な出来事から、
今役に立つことを引き出す。
それは人によっていろいろ、
ということですね。
節約も具体的なあれこれから、
「自分にちょうどいい」を引き出す~~?(笑)

大人でも難しいことを、
やさしく教えてくれるのが 
子ども向けの本ですね。
脳トレにとてもいい。

というわけで、
寝る前に映像を見ると、
夜必ずといっていいほど
その関係者が出てくる。
夜は見ないようにしよう。
山Pくらいだったらまだいいけど。

本日歯のメンテに行くので
早めアップです。
最後までお付き合い
ありがとうございます。
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ブログ、しばらく飛び飛びに&11月の電気代&40代の性の葛藤「甘いお菓子は食べません」田中兆子

2023-11-25 10:50:28 | きものの本&本

本日、
パソコンを開いたら
作家伊集院静氏が死去されたとか。
73歳、
夏目雅子さんなど女優との
話題の多い方でした。
一歳上、
そんな年齢なんですね。

いきなり寒くなりました。
風も冷たく、
でもお日様が出ているので
気持ちがいい。
朝散歩、
どこまで歩いていきたくなります。


11月の電気代がきました。

先に10月の電気代、
7357円とアップしました。
エアコンも使っていないのに
高いなと思っていたら、
間違っていました。
5803円、
エクセルでグラフまで作ったのに。
いつからか、二か月に一度の
郵送お知らせになっていたのですね。
ネット閲覧に変えたから
手数料も戻ってきました。

8561円はWIFI&テレビ&電話
合わせての料金です。

テレビ壊れたままで見ていませんが、
テレビだけ除くという料金がなく、
料金もあまり変わらないので、
そのままに。
そろそろ買おうかな、
年末年始に面白い作品どんどん流される。

このところ、
落ち着かない日々が続いています。
まとまったことが手に付かないので、
この際、軽そうな小説をと
手に取ったのですが。

「甘いお菓子は食べません」(田中兆子著)


初めて読む作家。
この方の新刊が出ていて、
でも予約いっぱいで、
タイトルに惹かれて借りたら、
アル中、いきなり性に目覚める、
いきなり結婚したくなる、
夫から「もうしたくない」と
言われるなどなど、
40代女盛りにまつわるあれこれ、
そんな話でした。
女性の本音が下品ではなく
描かれていて、
久しぶりに読みふけった。

「女による女のためのRー18文学賞」
受賞した方なんですね。
「甘いお菓子を食べない」のは
アル中だから~~。
健康志向の本ではありません(汗)


諸処あり、
ブログしばらく
飛び飛びになるかもしれません。

よろしくお願いします。

最後までお付き合いありがとうございます。
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風俗と貧しさの質「東京貧困女子」&たんぱく質の値段&窓掃除

2023-11-18 10:52:56 | きものの本&本
昨日の雨もからりと上がり、
本日は気持ちのいいお天気。
ゴミ収集の日、
最近は生ゴミがぐっと減った。

ゴミ袋が半分も満たず
モッタイナイ(笑)ので、
古いTシャツを捨てようとしたけど、
そのまま捨てるのも
モッタイナイので
雨で汚れた窓を拭き始めたら、
止まらなくなりました。


お風呂場やリビング、
二階の窓まで、
やるのが面倒だなと思っても、
やり始めると次々とやることになる。
これを作業興奮といいます。

シンドイのは、最初の一歩です。
あまり考えこまずにやるのがいい。
節約もね。

昨日は雨が激しく寒いので
ベッドにこもって読書、
と企んだはいいのですが~~。

「東京貧困女子。」(中村淳彦著・
東洋経済新報社・2019年刊)

映像にもなっているし、
今の貧困女子の現状も知りたいと
読み始めたのはいいけど~~>

メゲました。
最初の章、
「パパ活」「風俗」に
関わっている人から入ったせいで、
余計にメゲた。

これはもう「貧しさの質」というものが
私ら世代、私?の常識とは
全然違う。

たとえば、
国立大の医学部進学の女性、
彼女は体育会系の部活に入っていて、
すごくお金がかかるとか。
夏冬合宿などなど。
そのために「風俗」「パパ活」

「風俗関係の取材をすると、
当たり前のように
現役大学生が現れる。
難易度は関係ない、
早慶上智、MARCH,
どちらかというと真面目寄りな
普通の女子が性を売っている」

東洋経済オンラインで連載、
記事には中傷のコメントがすごくて、
「部活やめれば」
「体育会系の部活は時時間もお金もかかる、
普通の大学生でもやらない。
部活と売春を天秤にかけるなんて
どうかしている」

いや、私もそう思っていたら~~。

「~論点はそこではないでしょう、
国立に通う貧困学生でも
性をお金にするしか
勉強を続けられない、
そんな国に未来はあるのでしょうか」
なるコメントも。

いやあ、参った。

奨学金もらいながらでも、
あとで大きくのしかかってくる~~。

気分を変えるため、
ほかの本を開くしかなかった~~。

小腹が空いたけど、
買い物に行く気になれず、


プライドポテト。

そんな日の夕食は

豆腐とほうれん草、しいたけで鍋風に。

胡麻タレにお酢を足したタレでマジウマ。
これはもう豆腐の力です。
娘からの冷凍サバ。
冷凍サバの値段と
たんぱく質量を計算してみた。
冷凍サバ36切れで2500円、
一切れ20gおよそ70円。
20gでは物足りないので二切れ、
たんぱく質含有量百g26gとして
140円で10gのたんぱく質。
夕食たんぱく質は
豆腐170g、タンパク質20g
合わせて30g摂れたことになります。
たんぱく質お値段、200円ですね。
ご飯と合わせると250円です。

たんぱく質摂りましょう。
少ないとお肌ボロボロになります。
豆腐やはり最強です。

貧困女子、WOWOWで配信。

編集者を演じる趣里と三浦貴大。
二世の富裕層
二人が演じるのが皮肉です。
二人ともうまいよね。
この作品は見ていませんが。

趣里の役は「慶応を中退~~」
「富裕層まみれのお嬢様学校から
慶応に進学しているような人が
悲惨な貧困の世界に
首を突っ込むのは無理だ」
との筆者に
「はああ、何言ってんの?
慶応も中退して、
この年まで正社員になったことない、
低所得すぎて貯金ゼロ、
上流とかふざけたこと言わないで」

貧しさのイメージが大きく変わる、
少なくとも私は~~。
この国、大丈夫か、

娘や孫の未来が心配~、
貧困シニアにまで先を
心配させるこの国って。

気分転換しないと。

残りはお天気のいい時に
読むことにします。

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→こちらはフィクションだったせいもあり、
救いがあった~
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「あなたが嫌いです」の言語化&10月の変動費をエクセルで表にしてみた

2023-10-30 11:08:58 | きものの本&本

昨日の雨のせいもあり、
本日の快晴はなんとも
気持ちいいです。
とにかく掃除。
一軒家は掃除始めると
どこもかしこも汚れている~~。
寒くなる前に、
とにかくきれいにできるところは
きれいにしておきます。

台所の換気扇も。
端にまで汚れがあるけど、
やりだすとキリがないので、
ここは目をつぶる。



「雪と珊瑚」(梨木香歩著)を読みました。

広告表現や美とは何かを読んでいると、
活字が小さいせいもあり、
頭が痛くなったので、

小説を読みたくなって。

主人公は21歳のシングルマザー。
子どものときに
母親のネグレクトから、
自分を「普通」ではないと認識している。

「自分はおかしいのだろうかと思う。
でも、自分の育ちのなにもかもが
「普通」ではないのだから、普通の心情に
なれないのは普通だろう」とも思う。

つい笑ってしまいました。
こういう考え方っていいなと。

そんな彼女が赤ん坊を通し、
いろんな人と関わっていくのですが、
みな親切で~~。
「疲れた人に元気の出る総菜屋カフェ」を
開くことになる。

トントン拍子だなと思いながら、
主人公の心の繊細さ、

「自分は人の親切さを
利用しているような気がする」とか。

に導かれて読む進むのですが。

休憩、


自家製パンラスク。
蜂蜜をかけてカフェオーレと。

総菜屋カフェが順調に行きはじめたとき、
前に勤めていたパン屋の同僚から
いきなり手紙が来て、
「~~私はあなたが嫌いです。
逆境にもまじめに生きているとのポーズ、
周りから同情と親切をかすめ取る~~」
延々と記述が~~。

主人公はもちろん
大きなショックを受けるのですが、
「それは違う」と思う記述もあったが、
彼女自身がうすうす感じていたことでも
あるんですね。

ここまで
「あなたが嫌い」を言語化すると、
それはもう「嫌い」を超えた
別の感情になる~?
それが何かかわからないけど。

そのせいか主人公は傷つきながらも、
いつかこの人はカフェに来てくれる
ような気がすると書いています。

映画化するとしたら、
主人公はのんさん?
強くしなやか。

「モノクロの街の夜明けに」
「ルータ・セペティス著・2023年刊)

こちらはルーマニアの暗黒時代、
チャウシェスクの独裁時代、
17歳で「密告者」にならざるを得なかった
主人公の葛藤を。

まだ途中ですが、
もう息が詰まる不自由さ。
いつも人に見張られていて、
一言何かをいうと反動的と逮捕!される。

「嫌いです」
でも、
それを口にできることは、
まだ救いがあるんですね。
まして、
手紙で詳しく書くってすごい。
試しに
嫌いな人(今はいないから)
イヤな人を頭に浮かべ、
その人に
「あなたが嫌いです」と言語化して
みようとしたけど、
ばかばかしくなりました。


10月の食費を含めた変動費を
エクセルで表にしてみました。

書く時間がなくなったので、
こちらはもう少しあとで、
固定費と一緒に。

「嫌われる勇気」との本がありますが、
「嫌う勇気」もあるかも。
嫌いの言語化、好きより難しいです。
「悔しい」「気持ち悪い」
これは言語化ではなく単なる悪口。

というわけで、
本日は嫌いの言語化は難しい、でした。
最後までお付き合い
ありがとうございます。

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毒親、家族関係で悩んでいる人必読「上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください。&檜まな板の使い心地

2023-10-16 10:45:33 | きものの本&本

昨日の雨と打ってかわり、
本日は気持ちのいい
お天気です。

さて、
ほんの二日の旅ではありましたが、
やることが溜まっているような。
お天気がいいと、
片付けなどやりたいことが
結構出てきます。

飛騨で買った檜のまな板。
余計なものを買ったかと
少し後悔していたのですが、
使ってみると、
これが気持ちがいい。



ハスのきんぴらを作ってみました。
包丁が落ちるときの
しっかりと受け止めてくれる頼もしさ、
トントンとの音も気持ちがいい。

今まで使っていたのは
百均三百円くらいの竹のまな板ですが、
やはりこちらのほうが、
料理が美味しくできる気がします。
気がするだけなんですけどね。

行く前に読んでいたのですが、
面白くて、やめられなくなった一冊。

漫画家の田房永子さんが
上野千鶴子に、
「フェミニズムについてゼロから
聞いた」一冊。
まんまですね。
「生きづらさは私だけの問題では
なかった!」とあります。

中国ではベストセラーになったとか。
2020年刊行なのに、
早くも古典の雰囲気が~?

何が面白かったかというとですね。
これは
たとえば、
母親や父親との、
あるいは夫との
姑との関係に苦しめられた人が
なぜ、そんなに目にあうのか、
なぜこんなに生きづらいのか、
その背景をうまく説明しています。

漫画家の田房さんは、
毒親に苦しめられ、
「母がしんどい」なる
コミックエッセイを書いています。


関係ないけど、これは富山での看板。

なぜ、恋は終わるのか?
うまくいっていたはずの結婚生活は
なぜ壊れるのか~?

背景がわかったからと言って、
問題が解決するわけではありませんが、
少なくとも、
自分と親、家族との生きづらさを
自分ひとりの問題だととらえ、
苦しまなくても済む。

私自身、
両親との葛藤が嫌で、
故郷から飛び出してきたわけですが、
両親の育った時代背景、
その影響を受けた考えと、
私の育った時代と時代背景の違い、
それらが影を落としていたんだと
今更ながらクリアになりました。

鶏むね肉のハム。
きれいなピンク色で
塩麹に漬けただけで湯せん。
いつもはあれこれいじるけど、
今回はシンプルに美味しかった。

ハスのきんぴらとお味噌汁。

たとえば、
なぜ昭和初期の女性たちは
男の子ばかりをかわいがるのか、
なぜ、
父親が浮気しても、
別れないのか、
それを「子どものため」などと偽善的な
言葉を吐くのか。

私が子供二人を保育園に預けたとき、
「保育園に預けてまで働くなんて」などと
言われるのか。
なぜ家庭内暴力は起きるのか?

そして専業主婦の潜在的優秀さ~~。

「花嫁候補から戦力になった女性社員」
「私たちは山ほど洗脳されている」

いろんなことがわかりやすく
すっきりする一冊でした。

「ユーミンの罪」
酒井順子も面白かった。
この人、
対象を褒めるとみせて、
正体?を暴き出す、
逆に暴くと見せて、褒める。
その塩梅が絶妙にうまい、
あまりユーミンの歌を聞かなかったけど、
むしろ、
酒井氏の文章のリズムに惹かれる~~。
ユーミンのせいで、
人生変わった人もいる~~。

私たちは、
誰しも時代の洗礼を受けながら
生きているわけで、
それを少し意識するだけで、
いろんなことがわかるかも。
親への恨みを持って逝く前に
すっきりしてよかった。

もちろん、
モノを買うか
買わないかにも
大いなる影響はありますね。

最後までおつきあい
ありがとうございます。

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明るいジジイと暗い少女「ジジイの台所」と「ガール・イン・ザ・ダーク」&豆乳

2023-09-07 10:50:23 | きものの本&本

朝晩だんだん涼しくなってきました。
それでも昼間は汗びっしょり。

バスパスポートで
娘の家の近くに行けることが
わかって嬉しい。

今回は娘の家には寄らないで。
近くにある図書館の予約本を取りに。
&豆乳。

わが家の近くの豆腐屋さんには
残念ながら豆乳は置いてない、
だから娘の家の近くに
行ったときには、
買って帰るようにしています。

200mlで120円。
食費にプラスするのを
忘れないように(笑)
本当に美味しい。

さて、
借りてきたのは、


「ジジイの台所」(沢野ひとし・集英社)

これがもう面白い!
役に立つ、
ほろりとさせられる、
つい笑ってしまう>

実用書なんでしょうが、
もう文章がうまい~~。
台所関係を
こんなに魅力的に書けるなんて。

79歳の著者
台所に立つ様子をあれこれ。
「ジジイにとって台所は
上昇志向の場であり、
瞑想にふける茶室である」

役に立つ健康法をひとつ、二つ
ご紹介します。

起きたら、洗面所まで
つま先立ちでいく。
つま先立ち、
いいですよね。

「ジジイになることは
たえず病魔に冒されることである。
時間もお金もかけない
健康法を身につけたい

あれこれあって、
ユニークな便秘解消法を。
カップに豆乳をいれ、
小さじ1のショウガのすりおろし、
弱火で5分、
そのあとが面白い、
それから
思い切り身体をそらせて、
後ろ向きで机の角で両手を支え、
お腹を突き出すようにして、
パピプペポを繰り返す~~。

友人たちのあいだでも
評価は高いそう。

豆乳あったので、
早速やってみました(笑)
もうお腹はきれいなのか、
豆乳が足りないのか、
パピプペポを噛んだせいか、
失敗に終わりました。


アスパラと余りの豚肉と厚揚げ、
じゃがいものサラダ。

ジジイの献立は定番を決める、
作り置きはしない、
調味料はいいものを、

好きな料理本も
土居善晴さんの「一汁一菜」
ウ~・ウエンさんと
趣味傾向は私と同じ~。

さて、
もう一冊借りたのは
「ガール・イン・ザ・ダーク」
高原英理のよる
「少女のためのゴシック文学館」
少女とはなんと
魅力的な響き&言葉でしょう。
ガールは軽い~、

ホラー、ゴシック小説はよく読んだ、
いっときハマった。
最初の掌編と小川洋子さんの
「美少女コンテスト」なる一編を
読んでみた。

ゆっくり読みたい。

年を重ねると
ジジイから少女まで
興味は広がる、
それは楽しみが増えるということ。

「ジジイの台所」は
もちろんババアにも、
美魔女にも役に立つ。

母親が53歳で乳がんで
なくなった話は、
自分と息子が重なった。

私も彼の母親と同じ年に
乳がんに。
命落とさずに済んだ~~。

というわけで、
本日は
明るいジジイと
暗闇の少女の話でした。
私、少女の頃は暗かった。
年を重ねるにつれ、
明暗グラデーション、
もう明るく、元気に過ごすが勝ち!

というわけで、
本日は
明るいジジイとババア、
暗い少女のお話でした。
最後まで
ありがとうございます。

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人はいつまで若さと美にこだわるのか、ジェーン・スーの本三冊&映画「ある男」

2023-06-30 10:46:18 | きものの本&本

本日もやはり蒸し暑い。
ぬるま湯の中で動いているようで、
体力、消耗します。
とにかく水を飲む、
水を摂ると、
お腹がチャプチャプ。
腹筋が弱いせいかな?

アマゾンプライム、
本日が最終日。
過ぎると4千円取られるので、
観たい映画を何本か。

「ある男」
原作を読み、あまりに面白かったので、
映画館に行こうと思っていたので、
アマゾンで5百円出しました。
→拙ブログです

もちろん、
平野さんの原作のほうが深みというか、
考えさせられる。
映画には映画の良さがありますね。
登場人物は、みな適役。

ルネ・マグリットの象徴的な絵画が
ラスト、
これがよかった。

というか、この人たちをイメージしながら
読んだからかな。
「愛したはずの夫は全く別人でした。
いわゆる「なりすまし」。
これには宮部みゆきの傑作「火車」が
あります。
ミステリーとしては宮部さん、
純文学的思考を好む人は平野さん、
とは私の意見。

もう一つ

ジェーン・スーの著書3冊を読みました。

あさイチ出演で話題になったとのこと。
わが家はテレビ壊れたままなので、
見ていないのですが、
前から少し興味がありました。

「年齢=若さと美しさと勝ち組」に
こだわる~~?

美や若さを保つためにまっしぐら、
というわけではなく、
「面倒くさい」「大変だ」
でもやらねばと
いわゆる世間評価と
自分の本来の怠惰?との闘い、
その闘いぶりが、多くの女性
(バリキャリ女性)の共感を呼ぶ。


「丁寧な暮らしオブセッション」では
「丁寧な暮らし」なんてしたくない、
あっちにふらふら、こっちにふらふら。
この時期、忙しい女性たちは
丁寧より時間が優先。
そこで出てくるのがタイパ。

「完璧」な料理にインテリア、
ああ遠い~~のは私も同じ。
丁寧ではないが、
掃除は運動、
料理は安く美味しいもの食べたい一心で。


仕事をせねばならない女性は、
「丁寧な暮らし」をしている時間は
あまりない==。
そして、
40代、50代、60代もかな?
女は「若さ=若く見られる」
一見美しく見られる、ことにこだわる?
エステにボトックスに高級化粧品?
お金がかかってしょうがないね。

美にも「勝ち組」と「負け組」が。
だからお金が欲しいのか?
お金のために美が欲しいのか?
卵と鶏の闘い。
ああ、しんどい。

1973年生まれ。
50歳。
今の50代は若い、
ついてに言うなら60代も若い、

70代くらいになると、
いわゆる「壁」
人によって違いが出てくる~?

でも、70代の人の顔を
細部までじっと見て、
「ああ、この人劣化している」という人は
あまりいない。
「劣化」以前を知らないから(笑)

女優さん相手なら別だけど。

自分で鏡を見たって、
目が霞んでいるので、
あまりはっきりと見えない。
それはまたサイワイ?

40代、50代は若さが失われていく頃で、
世間的な視線も変わってくる~?
そこにいない、
透明人間のような存在になっていく~~?
でもそれって、
ある意味楽です。
あとは、もう自分の好みのままに。
そう、「甲冑を着ていようが、
ジャージーだろうが、あまり気にされない。

私も、
こんな風に世間の評価と
「こうなりたい」との自分とのギャップに
悩んでいたなあ。
いわゆる、観客のいない一人芝居~、
周りはそれほど気にしていなかった。

私の場合、世間とは「子どもの目」
だった気がします。
そして70代、
楽ですよ、
怖くないですよ。
いろんなもの脱ぎ捨てるが勝ち!
「負け犬」「勝ち組」も
年を重ねるうちに、評価規準は
変わっていくからね。

美しさも若さも、
シンプルに
健康が作るってわかってくる。

本日
6月30日、
アマゾン無料お試し期間終了、
といえば、
私の朝日カルチャーオンライン講座、
つまり本日までに申し込むと
WEB割があります。
よろしく~~(笑<か?)



「朝日カルチャーセンターでオンライン講座」
9月23日(土)
午後6時からです。
9月23日(土曜日)
18時(午後6時)~19時半
受講料(税込)会員 2,772円 
一般 3,267円

高い?
でも「プチプラ節約生活」は一生もの
財産になりますよ。
よろしくお願いします。

というわけで、
身体に気を付けて、
まずは元気に、
最高の70代を迎えるためにも、
健康がいちばん!。

最後までお付き合い
ありがとうございます。

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認知症を救う唯一の方法?「家事か 地獄か」稲垣えみ子&浮気は怖い「ゴーンガール」

2023-06-20 10:54:35 | きものの本&本

東京の天気、
また下り坂。
温度差も激しくて、
この状態が続くのか~~?

このところネットを賑わしている、
あっちではなく、
こっちのほう、
ものすごく怖い映画を見ました。

「ゴーンガール」(2014年)
アマゾンプライムです。
夫が浮気して、
その復讐のために、
夫が自分を殺したことにして
死刑にさせるため
行方不明になるというストーリー。

実際に怖いシーンは一か所。
こういう怖いは映画は
見ないのですが、
夫のベン・アフレックスの演技に
見惚れているうちに、
つい最後まで見てしまいました。

妻のロザムンド・バイクの演技も
鬼気迫っています。
子どもの頃から親の言いなり、
脚光を浴びてきた女性、
親にコントロールされているうち、
人が自分の思い通りにならないと、
我慢できなくなってしまった~~?
「人をコントロール」する怖さ、
「人からコントロールされる怖さ」
愛や結婚、恋愛は、
この「コントロール」の
別名かもしれません。

自分の思い通りになってほしい、
思い通りにならないと怒りが。

さて、
稲垣えみ子さんの新作。

「家事か 地獄か」(マガジンハウス社)
サブに
「最後まですっくと生き抜く唯一の選択」
とあります。

そう、これからの世の中、
高齢化や認知症や、
長生きしてもたくさんの課題が
待ち受けています。
そのなかで、
もっとも怖いのはやはり認知症でしょう。

それを解決する方法をいくつか提案。
私も同じ結論です。
幾つか述べてみます。
① 人生を左右するのは金でも名誉でもなく
家事力
 大いに賛成。
家事スキルさえあれば、お金が少なくても
地位はなくても元気にやっていけます。

② ごちそうを諦めたら
すべてが手に入った。
はい、仰る通りです。
私は「あきらめた」のではなく、
「やめた」んですけどね。
お金は貯まる、
健康にはなる、
料理の大変さは減る、
なかでも私の場合、
健康になったのがイチバン。
なにしろ
体内年齢58歳になったから。


簡素な部屋。

余計なものは何もない。
 ③料理は一汁一菜。
この方干し野菜や発酵料理レシピ。

魚と味噌汁という食事を推奨。
その理由は、
彼女の母親が認知症になって、
家事ができないことを、
母親自身が嘆く、
でもこういう簡単な料理を
認知症になる前に
作り続けていたら、嘆かず、
そのまま続けられたのではないか、
著者。
この辺りのつながりは少しややこしい、かな。


料理に関しては、
私はまだそこまで行けない。
もう少しバラエティーが欲しいし、
おしゃれももう少し
愉しみたい。

料理は
献立を考える
段取りを考える
実行する
食べる、
と脳活にはとても効果的だとも
言います。

こんな簡単料理でもね。

青野菜と豚肉の塩にんにく炒め。
厚揚げのチーズ焼き。

江戸時代の長屋の暮らしが理想、
とか、
確かに頭ではわかるけど、
まだまだ実行できないこともあります。
それでも
この人を少し遠くに頂いて、
少しずつ、近づいていきたい~~?

この人がいたから、
私も、
私なりの「プチプラ節約生活」を
工夫できた。
私には心強い存在です。
この方、
元気で90歳くらいまで生きるんだろうな。
それを見届けたいけど、
1965年生まれだから
私より14歳も若いのでした。

というわけで、
生き方のお手本、
稲垣さまの著書でした。
男性もぜひ家事スキルを!
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脱力&敵か味方か「考えの整頓」(佐藤雅彦)&食費プラス

2023-05-23 12:04:20 | きものの本&本

本日は雨で寒い。
それでも前のように低血圧状態に
ならないのは幸いです。
いいお天気のときのように
ぱっと目が覚める。

鶏レバーとほうれん草白和え&
さつまいものお味噌汁。

こんな身体にいいものを
食べているのだから、
元気なはずです。

このところ、
人に会うことが多く、
本日脱力デイ。
雨のことだし、
ゆっくりしよう。

少し前に読了。

「考えの整頓」(佐藤雅彦著2021年)

佐藤さんといえば、
「経済ってそういうことだったのか会議」で
経済の知識をやさしく、
「だんご三兄弟」の歌や
ピタゴラスイッチでおなじみの方です。
電通出身でよく知られたコピーもいっぱい。

本は、
「暮らしの手帖」の連載を集めた一冊です。
雑誌連載では
小難しそうで読まなかったのですが、
一冊になると、面白いコラムがいっぱい。
たとえば、
「敵か味方か」。
「~どんなに文明が発達しても
生存のためのプログラムには
野生を含んでいて、
立派に機能を果たしている」

誰かを見たとき、
言葉やしぐさなどなどから、
この人は「味方」「敵」と判断する。
それって、
「いけない」ことと思っていましたが、
自然にやっているかも。
かつての「嫌な雰囲気と似ている人」とか。
職場などだと、「判断保留」?
それが苦しいことも。
でも、それをわかってくれる味方がいれば。

「もう一人の佐藤雅彦」
「ゴルゴ13の防衛法」
「何もしない中田英寿のスルーパス」
などなど、
もう、繊細なセンサーを駆使した
文章には「あるある」と痺れる。

買いの一冊ですね。

東京都からいただいたお米を開封しました。
5キロが3袋。
いつまであるんだろう。




今月最後(予定)の買い物です。

ナッツ三種。
これはお買い得。
楽天で1230円だったかな。
850gもあり、
2、3か月くらいモツかな。
タンパク質、百gで17・7g
これをおやつ代わりに食します。

牛乳、卵が切れたのでスーパーに行ったら
案の定、ほかのものも買ってしまった。



1728円。
コーヒーや便利なヤマトイモなど。
まだ
卵、鶏むね肉、レバー&野菜があるので、
あと一週間は大丈夫な予定~~。
牛乳、ヨーグルトは買い足しかな。

1728円+1230円=2958円
これまでの合計
4470円+2958円=7428円

まだ十分に余裕があるなあ。

さて、
佐藤雅彦さんの本には、
お巡りさんの帽子の話から、
こんな一節があります。
「~私はその人なりの工夫が好きです。
人は一人ひとり違った暮らしをしており、
~どんなにモノが流通しても、
すべてを網羅できない。
そこに個々人の工夫の余地が生まれる。
そして、こう結びます。

「~その便利さはもとより、
それを考えること行なったりすることが、
暮らしを生き生きとさせる。
そこに向かっているとき、
その状態を前向きにとらえているのです」

いや、ほんと、
我田引水ながら、
節約生活始めて、
いろんな工夫を考えているとき、
ほんと、楽しい。
節約生活を前向きにとらえているので、
楽しいはずです

この人、私の「味方」です。
孫もピタゴラスイッチ、大好き。

そんなわけで、
本日ベッドとお風呂で脱力デイ。

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