ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

幕末・明治の気になる御仁の顔(かんばせ)

2014-05-31 08:21:52 | きものの本&本


このところ、朝ドラからの刺激もあり、白蓮さまなど古い時代の女性に興味がそそられています。

そんなとき見つけた「幕末維新明治・大正美人帖」(新人物往来社」

興味を持っていると、書店に行っても、なぜかそちらのほうの棚を覗いてしまいます。

本のタイトルからしてまた「美人かい」とがっかりする人もいると思いますが~~、今回は、書籍やお芝居、ドラマなどでお名前を知っている人の写真を取りあげたいと思います。

その方々がたまたま美人であったとしても、私の責任ではありません~~。

まずは、若い頃に没頭して読んだフランスの作家サガンの日本語訳をなさった朝吹登水子さんの母堂、朝吹磯子さま。

もう若い人は読まないのでしょうか。

「悲しみよこんにちわ」なんかすごく面白いです。

P5263403え、なに、北川景子似のすごい美人じゃん。

陸軍中尉の五人兄弟の長女として生まれ、18歳のときに日本銀行勤務の朝吹氏と結婚。

英語が堪能で、テニスの腕は全関東で優勝するほどだったとか。

こういう方を母に持った登水子さんは、五人きょうだいの末っ子。

「母といえばアールデコの美しい洋装姿が目に浮かぶ」そうです。



で、次なるお方は、NHKドラマ「龍馬伝」で香川照之さんが演じて、強烈な印象を残した岩崎弥太郎さま関係です。

三菱の創始者ですね。

この方の奥様の写真ではなく、三菱を継いだ息子久弥の奥様がこちら。

P5263407武田氏に由来する保科家の血をひく、江戸時代ならお姫さま、でございます。

眉目秀麗、才色兼備。

「龍馬伝」での弥太郎はすごい貧乏生活だったけど、三菱財閥の御曹司となると、才色兼備のお姫様をお嫁にもらえるのです。



久弥の容姿も立派で、家族写真はまさに美男美女揃い。

ドラマのイメージが強い私としては、「そうなの?」って感じ。

出世すると美人を嫁にもらえるので、どんどん美男美女が増えていく仕組み。

弥太郎と妻の喜勢

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経済面だけではなく、こちらでも格差出てくるのかな。

二代目になると品が出てくる~~?

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で、このくらいでいいじゃないと思いますが、もう一人。

悲劇の女性を。

舞台では佐久間良子さんが演じていた「唐人お吉」

テレビで放送されていたのを観ました。

幕末の伊豆の領事館、ハリスに無理強いされ、初めて外人のお妾さんになった女性です。

P5263402

可愛いです。

こちらは美人に生まれて目を付けられて、一生をめちゃくちゃにされたケース。

訂正・この写真の女性、「唐人お吉」ではないそうです。あとでわかったそうです。

それにしてもこの写真の女性、間違われて迷惑な話ですよね。

あとで差し替えます。

きれいに生まれて玉の輿に乗るより、「静かに、自分の思い通りに生きたほうがいいよ」と娘に言いたい紫苑でした。



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トンボの刺繍半襟を作る

2014-05-29 08:29:48 | 手仕事 和裁


何か考え事をしたり、ちょっとした時間ができたとき、なんとなくテレビをみるとき、

手仕事は気持ちを落ち着かせてくれます。

そろそろ衣替えとあって、きものの出し入れをしているとき、トンボの帯を見付けました。


P5263395

トンボは勝虫。

何かに勝ちたいというより、むしろ生まれてすぐにいなくなるはかなさに惹かれます。この形も好きで帯留やらバレッタやら集まってきました。

P5263410


でも残念ながら(?)半襟がありません。

簡単そうなので、自分で刺繍して作ることにしました。

「ルーズベルトゲーム」を見ながら一匹。

真木よう子さんの「MOZU」を見ながら一匹。

そしてたまたまBSで放送していた原田知世さんの「時を駆ける少女」を見ながらチクチク刺していきます。

大林監督のこの映画は大好きで、筒井康隆さんの原作も、少し前には「ときかけ」なんて略してアニメも評判になりましたが、やはり大林監督のこの作品がユーミンの歌とともに私にはベスト。

子どもの頃に遊んだ狭い路地は、尾道同様、まさに異次元の世界に人を誘う魅力に満ちていたものだなあ、と思いながらチクチク~~。

文には関係ないけど可愛いから写真載せちゃいます。

春信描くところの「笠森屋のお仙ちゃん」はこんなタイプ?

Ltokiwokakeru


特にラスト、少し大人になった知世さんが、少女時代に「未来から来た少年」と出会い、記憶は消されていながら、「どこかで会ったことある人」という感じでちょっと振り向くシーンが大好き~~。

私もどこかで記憶消されているのではないかなと思うことあったりして(笑)

何度も見ているから、もういいかなと刺繍を持ちだしたものの、つい見入ってしまいました。



そんなこんなで少し時間がかかりましたが、まだ夏には間があります。

ゆっくりゆっくり刺していきます。

出来上がったのがこちら。

P5263400

いつもながら、荒い刺繍ではありますが、自分の愉しみなので、これで十分~~。

とはいえ、もう少しきれいに作りたいなあ。

やはり集中してやったほうがいいかも~~。

下手なので写真は小さく(汗)


頭の部分は簡略化?のためビーズにしました。

次は懸念の(?)蜘蛛の糸でも刺そうかなあ。

刺繍部分は木綿糸と絹糸の併用です。

そんなこんなで、初夏の夜は更けていくのでした。

蜻蛉生るかなしき翅をひろげつつ(夢香)

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紅花紬・「色っぽいキモノ」講義

2014-05-27 08:23:57 | きものコーディネイト


「色っぽいキモノ」講座、今回の着物は単衣の紅花紬でした。

琉球燕柄の帯を合わせました。

P5243373usiro

紅花の花は黄色。

これを摘んで水に晒して乾燥させ、これを繰り返すと紅色になります。

黄色は花の最初の色です。

きものには少し紅色も入っているかな。

紅花の別名は「末摘花」

源氏物語の「末摘花」はお鼻が赤いことからこの名がついたそうです。

これは「日本のおしゃれー七十二候」(上野淳美著」で教えていただきました。

季節ごとのおしゃれを教えてくれる本」

そう、この時期はまさに「紅花栄う」、花が咲き始める時期です。

しかし、当日は薄物でもいいくらいの暑さ。

単衣でも暑いくらいでした。

その日の講義は、なぜか着物率いつもより高く10人近く(?)の方がお召になっていました。講義はアンティーク好きな方が多いようです。

ご一緒してくれた方もアンティーク。

P1090454光が強くて外ではあまりよく写らないのですが~~。

浅葱色にピンクの縞というきれいな組み合わせに、博多帯をあっさりと締めていらっしゃいます。

この色の組み合わせ好きです。

年齢的に着物ではもう使えませんが、帯揚げなど小物周りで使いたい組み合わせの一つです。

別冊太陽の「昔きものを楽しむ」に同じ色使いのコーディがあったので載せてみました。

P5243390

着ることができなくてもアンティークの色使いには惹かれます。

そもそもきものに惹かれるようになったのは、こんなアンティークの色つかいからでした。

年を重ねても小物など、どこかに生かして、コーディにパンチを利かせたい。

それが課題の一つです。

Nさん、ありがとうございます。

 

帯周りです。

P5243385 P5243389benibana_2

琉球燕柄帯

絞り茶色の生地を帯揚げに。

帯揚げ「フリマ&ショップの戦利品」です。

帯締め・赤系

これは先のブロ友さんの色使い「黄色に赤」のささやかな応用です。

ブロ友さんのキルト展へ」

帯留・林檎ですが、桜桃<さくらんぼに見立てました。



というわけで、残すところあと一回の「色っぽいキモノ講座」

今回もお付き合いくださりありがとうございました。

 手を戦(そよ)がせて紅花を摘む娘かな(楠本憲吉)

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「色っぽいキモノ」講座4 江戸のお嬢様は大忙し

2014-05-25 19:12:21 | アート・文化


井嶋ナギ先生の「色っぽいキモノ」講座も4回目。

残すところあと一回になりました。

ずっと行きたいこの講座、ずっと続けてほしいこんな講座。

さて、今回の講義は「娘と妻」です。

うーん、「色っぽい」からは一番遠い~~?

P1090446


今回はですね、日本髪を詳しく教えていただきましたが、とてもここでは説明できないのでパス。

江戸時代のお嬢様といえば、映画やドラマではおっとりしているとのイメージが強いのですが、実はいいうちのお嬢様方、その日々は結構ハード。

三味線にお琴、お習字に生け花、茶の湯、和歌などもお勉強していたようです。



その理由は、先の「御殿女中」にも触れましたが、今の家よりいいおうちにお嫁に行くための花嫁修業。

そういえば、学校を卒業したあとも、「お仕事は?」「はい、花嫁修業中でございます」なんて会話も、耳にした覚えがあります。(いつの時代だ? はい、昭和でございます)

江戸時代のお嬢様がたは、上昇志向も強かったんですね。


これがお仙ちゃん。 

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それで思い出したけど、先の「江戸の美人、移り変わり」の「原田知世ちゃん似」?の笠森屋のお仙。

彼女は、美貌が話題になり、武士の家にお嫁に行ったそうです。


それも「御庭番という当時のスパイみたいな役目をしていた家柄の人のところ」とこれはナビ先生情報。

水茶屋の娘が武家にお嫁に行くときには、まずほかの武士の家に養子になり、それからお嫁入り。

 

 身分制度にも抜け道はありますね。

シアワセな生涯を送ったのかな。

もう一つ「ふーん」と思ったのは、長襦袢。

これはもともと遊女のお仕事着です。

ゆえに普通の人は着なかったそうですが、江戸も後期の1800年代文化文政の頃になると、ようやく着用するようになったとか。

それまでは御殿女中も一般女性も半襦袢に裾除けだけ。

これって、今と逆? 

フォーマルに半襦袢など着用しませんものね。

一般女性もこの頃になって、ようやく「色っぽいキモノ」に目覚めたのかな。

長襦袢=お仕事着。

確かに、あの派手さ、色っぽさは、初めて見たときびっくりしました。

「上に着るきものよりきれいだわあ」「きものより襦袢着たい」と子供心に思ったものでした。

あの色合いって、今のアンティークきものに通じるものありますね。

というわけで、四回目の講座は終わったのであります。

きものコーディは次にアップさせてください。

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江戸の美人、移り変わり

2014-05-24 08:22:53 | きものの本&本

 


杉浦日向子さんといえば、江戸の風俗を漫画にして、江戸ブームを起こした一人ですが、彼女の「一日江戸人」(新潮文庫)を面白く読みました。

「色っぽいキモノ」講義で江戸時代のことも教えていただいたので、興味がわきました。

P5213332_2


長屋の生活から今の人が江戸人になるためには何をすればいいのか、あるいは現代人のための江戸めぐりなど、江戸もそう遠くないぞと思わせるのがさすがの腕です。

ぱらぱらとめくっていて気になったのは、「美人列伝」。

というのは、室町時代や戦国など、時代によって美人像って変わるようですが、

その移り変わりを知れば、どんな容姿でも美人といわれる時代はあるのではないかとはかない望みを抱いた?わけです。

P5213333

 

 

 


江戸の人って、一日五回も風呂に入ったとか、すごい清潔好きなんですね。

昔の人ってお風呂って週に何回とかしか入らないと思っていました。

フランス人が、お風呂に入らず、体臭をごまかすために香水が発達したといいますがやはり日本人はエラい??





そのほかお殿様の一日の生活とか、先の講義で習った「汚れた人」という言葉も載っていました。

字が小さすぎるから読むの大変だけど。


それはともかく美人もいろいろ、今と同じように美人もバラエティに富んでいるようで、やはりお化粧とか、簪などの小物の使い方、つまりファッションセンスが「女度」をあげるのも同じです。

時代は変われど変わらぬ女心です。

杉浦さんによれば、江戸時代の美人も移り変わっていったそうで、初めて錦絵の登場したのは、水茶屋で働くお仙という。「抱きしめれば折れそうな手足と幼さの残る顔」の清純派、現代なら原田知世さん.

次なる美人は切れ長の目と愛嬌ある口もとの若い頃の松坂慶子さん。

歌麿の時代になると、ぐっとグラマラスになり名取裕子さんタイプだとか。


例えに出る女優さんがちと古くいような気がしますが、まあ、美人もいろいろ。

今でいえば「なりたい顔一位」といった流行りの顔(ってなんだか変な言葉ですよね)はあるけど、知世さんタイプも松坂さんタイプも皆可愛い、きれいと思われていたのは、今と同じですね、きっと。

P5233371ikemen

 

 

一方イケメンのタイプはといえば、「男の中の男、男も惚れる男」を江戸の三役といったそうで、「火消しの頭」「力士」「与力」。与力とは町奉行の配下だそうです。

 

力は強いが、それをひけらかさない「不器用ですから~~」(チト、これも古い)というタイプが女にも男にもモテる~~、わかるような気がします。





しかしこちらは現代のモテる男とは微妙に違うような気もします。

当時は女性の数が少ない、殿様が何人も女性を独占しているなど、江戸時代の男性は、女性にモテるため並々ならぬ努力をしていたそうです。

うーん、これは羨ましいですね。

ここだけは江戸時代に戻りたい~??

いや、もう君、いまさら~~、ハイそうでした。

「色っぽいキモノ」(文化・アート)

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国立・菖蒲アンティーク帯&江戸小紋コーディ

2014-05-22 09:11:10 | きものコーディネイト


先の国立では菖蒲のアンティーク帯と両面染め江戸小紋でした。

P5163169_2

最初に用意したのは薄紫の袷小紋だったのですが、夏日だったのでこちらに変更。

両面染めで、着尽くしたら裏返して違う柄に仕立て直せるというものですが、あまりに地味で、とてもそれほど着尽くせるとは思えませんでした。

P5163193


裏は柳色。


着てみると、地味というより落ち着いて、年齢相応、 しっくりなじみました。

これは私が年取ったということか、案ずるより着るが易しということなのか、

本当に着物は実際に着用してみないと、馴染み具合、雰囲気がわかりません。

そこがまた面白いところです。

少し改まって席にも使えそうでこれも嬉しい発見でした。



帯は、この季節になると何度も使っていますが、前の写真、探してもみつかりません。

P5183318



大雨の亀戸天神などに行き、もうこの帯もおしまいかと思ったのですがしぶとく?生き残っています。

染め帯をオークションで購入し、藤の花のところだけ自分で刺繍しました。

いつもながら稚拙な刺繍ではありますが、

 

アンティークの帯はこんな風に遊べるが楽しみの一つです。

 

 

半襟も自分で刺繍したバラ。

おうちで薔薇の花刺繍」

P5163298



ご一緒しくれたRさんの半襟は蜘蛛の巣刺繍です。

P5163192kumonosu



蜘蛛の巣刺繍は、半襟のほかにも、アンティークの小紋に繍ってみたいもののひとつです

 








 

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帯周りは紫とベージュのツートン帯締めに薔薇の珊瑚の帯留。

帯揚げは、先の黒の小紋をほどいた生地です。

黒の帯揚げってなかなかないような気がしますが、引締め効果があり結構便利です。

P5163191_2Rさんの帯周り。

赤が利いています。

帯揚げは濃いグレー。

帯締めはグレー濃淡の格子。

帯留は琥珀?




ヘアは、束髪風アレンジです。どう違うかというと、前髪全部を上げず、片方はひっつめ、上げたほうの前髪は少し横に流しています。

後ろからみると束髪、前は少しカジュアルだし、全部上げないのでより簡単にできます。

P5163173sionn12

そうそう、襦袢は黄色、帯の菖蒲の色と合わせたつもりです。

お読みいだだきありがとうございます。

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ブロ友さんのキルト展&一ツ橋大学撮影会?

2014-05-20 07:48:00 | きものでお出かけ


ブログで知り合いになった方が、ご自分のキルト作品を発表されるというので行ってきました。

こんな風にお声かけいただけるのは、とても嬉しいことです。

ブログで広がるご縁です。

場所は国立。

まずはランチ。桜花という和食です。

安くて美味しい。珈琲とデザートまでついて1300円はお得です。

ランチのあとは路地にある、染めものの作品やバッグなどのシャレタお店を覗いたあと、展示会へ。


P5163183
先生の作品と同時に発表されているだけあって、素晴らしいものでした。

写真を撮影できないのは残念ですが、明るい色の生地をいくつも重ねた彩りがとても可愛くポップで、作品を見ているだけで元気をもらえました。


好きな布を集めて、それをご自分の手で縫いついで色のハーモニーを作っていく~~、それだけで楽しく布からのパワーをもらいながらの手仕事、一度始めるとやめられないのでは?

キルトって、細かい作業だけではなく、当然ですが、ものすごく色彩センスが必要なんですね。

技術より、むしろこのセンスが重要なんだと改めて思わされました。

お誘いくださった方は、その日、嬉しいことにお着物。


P5163176 P5163177


少し黄色の入った塩沢に茜がかった紬帯。
やはり茜色の入った更紗が切りばめしてあります。
そこにグレーの帯締め、帯揚げは苺色。

私には、こういう色のセンス、つまり黄がかった色に茜を合わせるというセンスはなくて、無難に同系色か紺、あるいは白といった色合わせしかできないでしょうね。

この色合わせには挑戦してみたいと思いました。

キルト、やると色彩センス磨かれるのでしょうか。

それとも才能あるからあれだけのいろんな色を集めてまとまった作品ができるのでしょうか。


付き合ってくれたのはいつものRさん。

せっかく国立に来たからには、一ツ橋大学までと行きましょうと、「レトロ散歩」&撮影会。

P5163187


こんな風な道が駅から大学まで続いています。

道の横にはベンチが置いてあり、そこで本を読んでいる人も。さすが学生街だわあ。

落ち着いた街並みに癒されます。

その日の私は、季節がら菖蒲と藤のアンティークの帯です。

P5163180



Rさんは、白黒格子のポップなきもの。

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一ツ橋大学

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国の有形文化財にもなっている東本館。

 

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その入口です。

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入口から庭を見たところ。

柱の素晴らしい彫刻。

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蔦のからまるチャペルで祈りを~~♪

ご存じかな??この歌~~。チャペルではありませんが。

単衣両面染め江戸小紋です。

最初は違うきものを用意していましたが、さすがに暑いので単衣に替えました。

コーディはまたすぐにアップしますね。

気が向いたら覗いてください。


関連記事

「きものでレトロ散歩

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「日本刺繍紅会展示会に」

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刺繍絵画でコツを学ぶ?

2014-05-19 08:17:49 | アート・文化



先日NHKの日曜美術館をたまたま見ていたら「刺繍絵画」の紹介をしていました。

これは、絵具ではなく刺繍糸で絵画を繍った作品のことです。

先日「紅会の刺繍展」に行ったときに、春信の浮世絵作品を、刺繍で繍った作品を目にして、すごいなあ、と思っていただけに、こういう分野があるんだと知りました。

毬刺繍帯で日本刺繍・紅会の展示会」


番組で紹介されてたい作品は、いま、三井美術館で開催されている「超絶技巧!明治の明治工芸の粋」のなかで展示されているものですが、これがまた素晴らしい。


P5113157



まず、この屏風の孔雀。絵具で描いても傑作ですが、近寄ってみると、これが

P5113158一針、一針繍 ってあるのがわかります。

番組では親切?なことに作り方まで説明していて、

この羽根の部分は、糸を何回も重ねあわせて立体感を出しているそうです。

P5113160

 

そして、まさに「画龍点晴」ともいうべき孔雀の目の部分。

P5113159

ここは、黒い部分を小さくすることで鋭さを出していとか。

なるほど、大きな黒目ではお人形でもわかるように可愛くなってしまうんですね。




これは化粧するときでも同じかも??

鋭さを出したいときは、あまり目を大きくしないとか~~??

色の複雑さは何本もの糸を撚りあわせて作るとか、刺繍をやっている人には常識的なことでも、シロウトはなるほどと思うことしきり。


P5113161
実際にできるかどうかとは別のことではありますが、

少しはわが拙い、拙すぎる刺繍にも役立つのではないかと思った次第でした。



三井美術館で展示している「超絶技巧!」は、幕末から明治にかけて、たとえば刺繍なら、先の大奥での着物のように刺繍を生かす仕事がなくなってしまった。そんな職人たちが、自分の技を生かすために発展させた分野だそうです。

ほかに刀剣やら甲冑やら、これもすでに必要なくなった分野の技術を生かすための工芸が展示されています。



ーー不必要になった技を「今」に生かす、これってビジネスにも通じることではあります。

7月の中旬までやっているそうだから、時間を見て覗いてみたいと思います。

関連記事

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つばめ帯で「色っぽいキモノ」講座&中野界隈

2014-05-15 18:35:34 | きものコーディネイト


先日の講義に続きです。

日に何度もお召替えをする御殿女中。

どんなに高価で素晴らしいきものでも、日に何度もお召替えなんて、毎日が「結婚式」みたいなもんじゃない?

「大奥は女の理想郷か、地獄なのか」って、映画「大奥」のキャッチコピーだけど、まあ、それは立場によりますわいなあ。



エクステンションセンターでは同じ日に「豊かな老後を送るために~~」という講義の掲示が出ていて、そちらのほうがふさわしいかなあと一瞬、足が向きそうになりました。

でも、きものさえ、着ていれば気持ちだけは豊かじゃわいのお、思ったのであります。



いきなり町方の、それもうんと下のほうのきものになって恐縮ですが、その日の

きものは紺の大島につばめの帯です。


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その日は日差しがきつい割には風は冷たいという予報だったから袷の大島。ものすごい強風で、行く途中に吹き飛ばされるかと思いました。

無事に着いたものの、ヘアはグシャグシャ、教室のクーラーの風が襟から入って、途中から気分が悪くなってきました。

ナギ先生の講義が面白いのが救い~^。


P5103128obi1
帯揚げは青空のイメージにしたくて

露草色の帯揚げ。

帯締めは、「LANCO]で購入した道明。

襦袢は紅絹にしました。

左に挿しているのは、風がキツイのですぐ髪直せるように、鼈甲の折り畳みの櫛です。




講義の前に中野を散歩。

P5103134

中野レンガ通り。

なんということのない通りですが~~。

P5103131mizuasobi

あまり暑いので公園で子供たちが水遊び~~。

私も飛び込みたかった~~。

でも、この辺り帝京に明治に早稲田のエクステンションセンター、大学が増えたにも関わらず書店が見当たりません。


P5103123sionn3_3




四季の森界隈はまだ発展途上?

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P5103142




写真、先に撮っておいてよかったわあ。

半襟は爽やかにしたくて、水色に四角い模様。

その日の講義では、アンティークの方が多くて、とても華やかでした。

私はもう女中の気分~~、いえもちろん、御殿女中のほうではなく、でございます。


調子を崩したので、いつものNさんの写真を撮る余裕もなく早々にお暇したのでございます。

楽しみにしていた方、ごめんなさい。

関連記事

「藍大島にこぎん風帯で銀座」

原由美子の大人のアンティークVS藍大島」

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「色っぽいキモノ」講座3・大奥はナゾの場所

2014-05-14 09:24:38 | アート・文化


井嶋ナギ先生の「色っぽいキモノ」講座三回目に行ってきました。

今回のテーマは「お殿女中」です。


P5103129_2

 

お殿女中とは江戸城をはじめ、大名屋敷などで働く奥女中のことです。

彼女たちは、いわば女性たちの憧れの存在、
いまでいえば女子アナ?

勤めを終えたあとの「御殿下がり」の娘は良縁が殺到、当然ながら狭き門で、

まずコネがないと入れない、「御殿下がり」のときには口外しないなどの掟があり、余計に「奥」はベールに包まれ、人々の想像を掻き立てたようです。

仲間由紀恵さんが総取締役を演じた「大奥」

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当然着るものにも数々のしきたりがあり、有職模様とか四季の花とか御所解きとか、多くのきものの模様
はここからきているようです。

いったん奥に入ると、ほとんど外部との接触はないため、町方の流行が入ってくることもなく、そこがもう一方の憧れの存在「花魁」とは違いますね。

将軍の正室(済みません、前には側室と書いていました)である「御台(みだい)さま」は、なんと一日五回もお召し替え。出世すればするほど「きれいがお仕事」になりますから、身支度は大仕事。

これらの衣装、結構重いと思います。

それを何回も着替えるなんて、「きれい」もこうなると重労働です。

ドラマではそれほど着替えているように見えませんが、そこは予算の関係が大きいようです。

なにしろ、幕府がどんなに「質素倹約」を旨とする「改革」を打ち出しても、大奥だけは別格。

「そのようなことは致しかねます」と蹴っていますものね。

とまあ、今回も髪型とかファッションとか、いろいろ教えてくださったのですが、

面白かったのは、「将軍のお手が付いた女性」を正式に「汚(よご)れた方」といっていたそうです。

「汚れた」方ですよ、「汚れた」方~~。

「汚れた方はいずこへおらっしゃる」

「はい、汚れた方はご不浄に~~」なんて言っていたのかしらん。

一方、まだお手付きになっていない女性は「お清(きよ)の方」

将軍はゴミか、ほこりか、泥か?

大奥の女性たちのやっかみの気持ちが込められているのかも?



もう一つ「御所解き」といえば、きものの代名詞になっているほどですが、

A0158805_2281334goshoこのネーミングは、幕末、幕府が解体して大名たちが国元に帰るとき、屋敷にあったきものを布として「バラして」売ったとか。



本来は「江戸解き」が「御所解き」と呼ばれるようになったのです。

結構セコいというか悲しい由来があったんですね。



今回の講義も、矢羽根や総刺繍といったファッション、ヘアのしきたりなど盛りだくさんの内容で講義はあっという間に終わったのでした。

大奥、そこは女の理想郷か、地獄か~~。

コーディはすぐにアップしますね。


気が向いたら覗いてね。

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