ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

お太鼓の大きさを考える~~ずっしりとすっきり

2017-06-29 18:58:23 | 着付け、試行錯誤

 

先に紹介した三冊のきもの本。

拝読していて気になったのはそれぞれの

お太鼓の大きさです。

「YOKOMORI流スタイル」(主婦の友社)に

載っていたこんなページ。



お尻が大きく見えるのはどっち?」との

見出しで、お太鼓の大きさ&垂れの長さで


左・お太鼓大き目・垂れ長め(8~10センチ)と

右・お太鼓小さめ。垂れ短め(5・6センチ)


でどちらがすっきり見えるかを比較、検討。


いや、私には右の小さめのほうが

すっきり見えるんですね。

小さめの方は、垂れがヒップラインの上にあるので、

お尻が隠せず、ずっしり見える、と横森さまは

仰るのですが。

ちなみに横森さんは13号サイズ。

銀座結びは似合わないそうです。


三原さんの「シンプルきもの」(文藝春秋)では、

大きいお太鼓は箱を背負っているように見えるので、

帯は小さめを提案。

きものと個性~三原佳子さん



「一人でできる着付け」(世界文化社・笹島寿美)には

格調高い装いにはお太鼓を大きめに」とあります。

まさに箱?


ちなみにこのお太鼓の大きさ、おおよそ

40センチプラス10センチで、50センチ近く?

昔の方、平均身長が150センチくらいですから、

後ろ姿の三分の一がお太鼓になります。

写真の方はモデルですから、背が高い。

 

三島さんは、フォーマルでも

小さめです。

脚が長く見える。


「一般的なお太鼓結びも、

そもそも明治時代に定着。

スカーフの結び方も30年前と今では

違ってくるように、

帯結びも時代とともに更新して

いいのではないでしょうか

とおしゃっています。


私はこぶりな銀座結びが好きなのですが、

これを見て、「紫苑さんはお尻が小さいから~~」

とのコメントいただいたことがあります。


でも、三原さん、結構立派な体格ですよね。


一方「毎日、きもの」(講談社)の河村さんは

すごい細い体型。


フォーマルでも、お太鼓は小さめですね。


垂れが短い~~。

ヒップの一番大きいところより

上にあるので、足が長く見えます。

もともと長いのね。ミス日本だもの。


 


お見苦しいながら、マイ帯結び、

先の紗紬で、お太鼓結びと銀座結び、比較です。


左・お太鼓プラス垂れ=おおよそ43センチ

右・角なし角出し?全体の長さ=37センチ

その差、おおよそ6センチ。

 私としては、右の角なしのほうが

すっきり見えると思うのですが。

お出かけ前に、試してみたのよ。


 まあ、これは体型や好みもありますが、

 要は、教えをそのままなぞるのではなく、

 やはり自分の体型を考えて

 ベストな結び方を知っておく、

 ということでしょうか。

きもの、後姿目立つのよ。


関連記事

「男も女も、きものも洋服もやはり後姿でしょう

 

ということで

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知人との食事紗紬&娘の酵素断食

2017-06-28 18:02:08 | きものでお出かけ

 

東京は梅雨空が続いていますが、

激しい雨は降らず、曇り模様、

涼しいうちにきものと、梅雨の合間、

知人と食事をしてきました。


 

このところやることがあって、きものお出かけ

出来ませんでした。

チョイスしたのは、この何年か手を通すことの

なかった紗紬。

いまの時期を逃すとまたタンスで眠ったままに

なるなあ、と。

 

 

私、雨の日でも雨コート着ません。

 

この蒸し暑さのなか倒れてしまう。

 

小雨くらいなら、ささっとこれで。

 

でも降らなかった

 

色無地なので、帯を選ばないと重くなります。

そこで帯は木綿のバティック。


反対色のブルーグリーンの帯揚げに

同系色に白の入った帯締め。

さや豆の帯どめ。

最初はなし、だったのですが物足りないな、とプラス。

中に真珠の豆が入っているブローチです。

 

 

先の三原さんの「シンプルきもの」に載っていた

角なし結び。

 

そうそう、娘が「酵素断食」なるものを始めました。



先の私のワンデイ断食であまり調子がいい、と

知らせたからか


初めてのことなので、我が家に帰って。

倒れる?といけないからね。

で、母は外でスイーツを堪能。



ときどき甘いものが無性にほしくなる。

しかし、一日とはいえ、断食経験のあとでは、

味覚が少し変わったのか、甘すぎる~~。


というわけで、


週の後半は暑くなるそうです

体調にお気をつけください。

今からストレッチして汗をかこうっと。

とにかくこの夏を元気で乗り切りたい。


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薄ものでも、透けない半襦袢・黒地の紗

2017-06-27 10:18:09 | 着付け、試行錯誤

 

 

先に「薄物・半襦袢にご用心

 

との記事をアップしたところ、

あこさまから

貴重なコメントいただきました。

以下、転用させていただきます。

 

半襦袢の裾ラインを、後ろの方にいくにつれて

ぐいっと短くすると良いと、

ある人に教えてもらったのよ」と言ってたんです。

前は長め、後ろは短めの、

ボブヘアーみたいな感じになります。

半襦袢の後ろは、おはしょりの長さぐらいに

収まるようにすると、線が出ないのだとか」


仕立てやさんから教えていただいたそうです。

 

拙ブログを読んだ方に

いろいろことを教えていただける。

有難いことです。

ありがとうございます。


早速試してみました。

作るのは大変なので、手持ちの半襦袢の裾を

おおよそ7.8センチ上に縫い留めました。



後ろと前の分け目にスリットが入っていますので、

そこから後ろ側を8センチほど縫い上げます。


で、早速試着。


黒地芭蕉模様の紗に

暖簾から自作した麻帯です。


黒のほうが透け具合、わかりますね。

線、見えません。

考えてみれば、当然ですね。


梅雨で小雨の日ですが、

時折日差しが~~。

日の当たる窓辺で。

アップです・

見えそうで、見えない。

というか見えるもんがない~~。


では、先の絽の小紋と同じ場所で。


 

大丈夫、見えません。

夏の薄物用襦袢、これで行きます。


そうそう、エアリズムなどの下着を

着ける場合、やはり下着の裾の線が

浮くので、この場合も、裾を帯線より上に

織り込んでしまいましょう。

それでも気になる方はカットするとか。



暖簾麻帯なので、前帯には模様は

ありません。

外出するときには、帯どめをします・

博多帯締めで。


お尻周りばかりで失礼いたしました。

しかし、きもの、ヒップライン大切なのです。

あとは、もう堂々と歩きましょう。


というわけで、

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きものと個性2~三原佳子さんの「シンプル」

2017-06-26 09:32:11 | きものの本&本

 

先の続きです。

 

この方、最初に拝見したのは「クロワッサン」の

「着物の時間」

右の写真です。

 

2003年刊ですから、今から14年前。

当時30代、今はアラフィー。

「こんな雰囲気でずーと行きます。

白髪になったときがまた美しいと思う」

とキャプションに。


確かに、より落ち着いた美しさが出ています。

お召しの着物は、

ご主人の「マルファクトリー」のもの。

刺繍作家として働いているとき、知り合い、

めでたくゴールイン。

右の写真のきものは、披露宴でもお召しに。



シンプルきもの」でのきものと洋服。

ワンピースを着るようにきものを、コンセプトです。

こちらはもうグレーとこげ茶の世界。


なにより素敵だと感じたのは、帯。



いや、もうグレーの濃淡の切りばめ、やら~~。

それを小振りに結んできりり。

一冊が同じ色調ながら、

どれだけ眺めていても飽きることがないのは、

墨絵の世界を垣間見るようだから。


横森さんとの違いは、色を抑えた着こなし。


「凝りすぎず、もの足りないくらいが

ちょうどいい。おしゃれに余白があると

気負いがなくなる」


確かに着物はそれだけで「気負い」が前面に

出るものですが、「余白」を作ることで、

それを打ち消すわけですね。

 

それに、着物は、それだけで見せるものではなく、

やはり動いたり、背景の場所を加味して

完成するものなのかもしれません。


う~~ん、背景とマッチした世界。

東京と関西の、沖縄の光も違うしね。

 

この方の帯結びは、「角なしの角出し」。

ご主人の「お太鼓結びは、

中に箱を背負っているようでおかしい」との言葉に、

いつも角出し、だそう。

ご主人のへの尊敬と愛がいっぱいなのね。


 外国の人がお太鼓を見て、同じこと言っているのを

読んだことがあります。


私も小振りな帯結びが好き。

それに、羽根出しもあまり好きではなかったので、

わが意を得たり。


この本には、三原さんだけではなく、

知人の方の着物も載っていて、

もちろん「マルファクトリー」のものなのですが、

これがまた素敵。


木綿着物だそうです。

同系色の帯に、足袋も黒っぽい。

半襟だけキリリと白っぽさで。


「一時のおしゃれを楽しむものは

もう買いません」ときっぱり。

もう一人の30代の方は浴衣を紹介。

「でも主婦ですから無駄遣いはしません」と

こちらもきっぱり。

きものって、数持つ必要ないのよね。

反省==。


さて、

河村さんの本と三冊続けて見てきましたが、

どの着物も考えも素敵で、紫苑は

「目移りがクセなのさ~~、シャララ」♬。


どんな着物を選ぶにせよ、

皆さんに共通していることは、

ご自分をよく知っていること。

この方たちと着物をシャッフルしても

どの方も、どのタイプの着物も似合いそうです。

しかし、「好きは自分だけのもの


横森さんは

「小金持ちのきもの道楽マダムにはなりたくない」

仰るけど、一方では、

そう見せたい方もいるわけで。


「人妻が昼顔しにいくイメージがいい」(笑)

なんて方もいますよ。

姐や風がいいとか、極道妻風がいいとかね。


河村さんのセレブきものなんて無理だわと

思うかもしれませんが、河村さんのキーワードは

清潔・清楚・上品

横森さんは「色と楽しさ

三原さんは「ハンサムウーマン」とモノより

精神を学べばいいわけで。

今は昔と違って、まだお安く楽しめる。

きものには、「コスプレ」の楽しさも加わるから、

余計面白いのかも。

女は女装で遊ぶ」→湯山さんの本。


いやあ、着物って、楽しいですね。


というわけで、長くなってしまいました。

最後までありがとうございました。


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きものと個性~~対照的なお二人

2017-06-25 17:39:00 | きものの本&本

 

ファッションは結局のところ、

人にどう見られたいか」を自分で演出することだと

思いますが、きものとて同じ。


対照的な二人の本を読みました。

きもの YOKOMORI流スタイル」(主婦の友社)

「シンプルきもの」(文藝春秋)



ご存知、ファッションデザイナー・横森美奈子さんと

日本刺繍作家三原桂子さんです。


横森さんは、雑誌などで「気軽なきもの」を提唱。

オークションで安くゲットしたものを

自分流に着こなしています。

ファッション関係の人だけあって、

その着こなしは人気がありますね。



一方の三原さんは、きもの着始めた頃

確か「クロワッサン」でこの方の

着姿を拝見、

「わあ、シブい!!」と思った覚えがあります。


まずは横森さんの本から。

この本がこれまでのきもの本と違うのは、

買ったときのお値段が書いてあること

きものへの高い敷居をクリアすべく、

「洋服感覚の値段で、遺すことを考えずに

どんどん新陳代謝」

この辺りは紫苑と同じ?

きもの新陳代謝」

「プチプラ」派(とは言っても~~)ではありますが、

安くゲットしても、仕立て直したりするところは

さすがセレブ?


きものが安い分、「演出には凝る」そうで、

パーティなどには着付けを頼む、

タクシーで行き「あたふた感」は出さない。

などなど、きものの後先にお金を遣う派。

そんな部分を除けば、私らにも

もちろん通用する工夫がいっぱい。

「小顔に見せるには」とか

「太って見えるのはどっち」とかで、

いろいろ工夫を。


 


「見える部分の手抜きはしないけど、

見えない部分はこう~~」と

襦袢を紹介。

これがすごいというか。

「透けないきものなら、これでOK」。

でも残念ながら「透けるきもの」のことは

書いてない~~。



帯に関しても、もちろん、

好きな布を使って二部式、とかね。



きものは遺すもの」とか考えず、

洋服と同じように?どんどんチェンジ。

だから「処分するのも楽」

季節柄もつけない、となれば、

それこそ気軽に楽しめる、という具合。


「小金持ちのマダムのきもの道楽とは

思われたくない」と、

色を楽しむ」のが彼女流。


で、もう一方の三原さんは~~。

書ききれないので次に~~。

すぐにアップしますね。


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薄物・半襦袢にご用心・絽の同系色コーディ

2017-06-24 18:21:38 | 着付け、試行錯誤

 

ブログ、少し間があいてしまいました。


このブログを書いたあと、なるほどなコメントを

いただきました。

ぜひご覧ください。

コメントのほうが役に立つ~~


梅雨の合間、明るい日差しの日を選んで、

気になっていた、薄ものに半襦袢の検証

してみました。

というのは、先に銀座に行ったとき、

半襦袢だったのですね。

写真で見ると~~。


お尻の下の部分に半襦袢の線が浮き出ています。

このときは、単衣で夕方から夜にかけてだったので、

そのまま出かけたのですが。


夏には暑いので半襦袢が便利という記事を

読んだことがあります。

えっ、えっ、これって透けるよなと、

思った覚えがあったのです。


きっと着物には居敷当てをつけて、

裾除けも着けてと何重にも防備した上だと

察するのですが、半襦袢は単衣でも

何かの拍子に線が浮き出てしまいます。


まして~~薄ものには。

で、検証。


向こうが透けてみえる薄もの。

これを日差しの強い日に半襦袢で着用。


湯文字と半襦袢の下の裾除けだけです。

そうそう、湯文字、紅茶染めしました。

「湯文字を作りました。そして検証」



帯は同系色の木綿です。

垂れの下側に半襦袢が白く

浮き出ています。

写真ではまだ薄いですが、実際は

もっとくっきり。

近づいてみます。


浮いています。

というわけで、薄ものに半襦袢はご用心!


居敷きあてやら湯文字やらで何重も

防備するのは暑苦しい。

夏はできるだけ軽くいきたいですね。


で、やはり長襦袢に湯文字、

下着はなしがマイベスト。

もちろん、人それぞれに慣れと抵抗が

あるわけで~~。

自分のベストをさがしましょう。


木綿のパッチワーク帯。

同系色の帯締め。浅葱の帯揚げ。

半襟は細めで涼しく~~?


小林麻央さん、お亡くなりになりましたね。

乳がん遺伝子を持つ身としては娘の今後も

心配で、他人事とは思えません。

34歳、二人の可愛い盛りのお子さんを残して。

どんなに無念だったことでしょう。

心より冥福をお祈りいたします。



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わが家は麻&芭蕉布

2017-06-20 09:13:39 | 暮らし

 

きものを着るようになって、布の肌触りに

敏感になりました。

特に梅雨から夏の蒸し暑い時期には

肌着からシーツ、洋服まで着るものが

べたっとしているのが気になる。

先に大量の麻の布を購入してから

あのぬめりがありながら、

さらっとしている感触がなんとも言えません。

これって着物になるかしらん」


ミシンを直す時間がないので、

無印で麻のカバーを購入。


これがもう気持ちいい。

一度洗うとしんなり。

ストレッチしたりヨガしたりするときには

床に敷く。


木綿はまだ湿りを含んでじわっとしてたのね、

と実感。


わが家は麻に占領されつつあります。


カーディガンもブラウスも

パンツも徐々に麻に移行中。


布巾も麻。

奥の薄紫はきものを解いたものを

布巾として使用。

煮洗いすると柔らかくなって

どんどん使いやすくなる。


麻はとにかく洗う。

洗えば洗うほどこちらの思い通りになる。



きものも、麻。

私は絹芭蕉も洗うのよ。

さらっと。

麻だと思ったら絹だった」

こちらについてはまた改めて。

麻ゲット。


&前に購入した芭蕉布。



買ったものの、ガン再発疑惑やら

引っ越しやらで、そのまま。

あの頃は、きものどころではなく

大量のきもの周りを処分。うう。


処分寸前までいったけど、

ちょっともったいなくて、そのままになってたのを

思い出した。


処分しなくてよかった。

時間を見つけて、

夏までにカンタンに帯を作りましょうか。

ぐるぐる巻くだけでもいい感じになるのは

布の力~~?

余計な刺繍などしないで、

潔く、無地で行く!


こうなる予定~~?


というわけで、できたら見てやってください。

小千谷縮やら麻帯やら、

さあ、麻の季節です!

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手にもPCってあるのね&胡粉ネイルとレースの手袋

2017-06-19 09:02:52 | パーソナルカラー・コーディ

 

昔見たミステリー映画に、

一人の老女がいつも手袋をしていて、

それが物語のカギ。


ほかの部分はどんなに隠せても

首と手だけは老いを隠せない」なんて

言われていて、「そうか」と他人事のように

思ったものです。


あれから幾年月経ち、いつからか手の甲だけは

人の目に触れさせたくないと思うようになりました。

シミ、色、ささくれ&関節~~。


ネイルアートがどんなに盛んになっても、

わざわざ手に視線を集めることはしたくない。

しかし、お茶のときは別にして、

手のひら周辺に色がないのは、殺風景。


そこで、見つけたのは

京都の老舗絵具屋さんから生まれた胡粉ネイル。

日本画の材料であるホタテガイの貝殻の粉末で

できた爪に優しいマニュキュアだと評判に。




塗っても乾きが早いので、きものに着く心配がない。

除光液がいらない、和色シリーズがあるので、

きものにぴったり。


最近になって痛感するのは、

手の甲の色がくすみを通り越して

濁ってきて、似合う色がなかなかない。


娘の手。

さすがにきれいだし、見せ方もうまい。


翻って母の手の甲。濁ってる~~

手のひらを隠すため、レースで手袋作りました。

半襟にしたレースの残り。手に合わせて端を塗っただけ。

親指部分は大変そうなので省略。

結構サマになる?



手にもPCがあるとわかったのは、

娘には似合う鮮紅朱 (せんこうしゅ)色をつけたとき。

まったく似合わない。


やはりマイPCのブルー系のミントアイスに。



手にもPCがあるということは、

口紅の色も考えた方がいいということかな。


着るものばかり気にしていたけど、

ネイルや紅の色も考え直さなくちゃね。


何年も前の口紅残っているのよ。

口紅にも賞味期限あるのよね。

質もそうだけど、色的にも。

もったいないからとつけるのはやめよう。


ちなみに最初に挙げたミステリーは、

若い女性が老人のふりをしていたというもの。

手袋は老いを隠すものではなく、

若さを隠すものだったわけ。



はい、わたくしも、若さを隠すために?

レースの手袋購入しました。

自作レースは繊細すぎてすぐに

破れそうなんだもの。


これで、事を起こす準備は整った、って~~、

今回は、指先まで神経使ってみました。


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アンティーク傘の刺繍帯・気軽な飲み会

2017-06-18 16:51:12 | きものコーディネイト

 

猛烈な暑さが続いたと思うと、

今度は肌寒い日が続きます。

本日日曜日も、東京は小雨が降りはじめました。


寒さより暑さのほうが好きだった紫苑ですが、

この頃は暑さが身体にコタエる。

きもの着用も、肌寒いくらいがちょうどいい。

 

先週のことですが、友人と気軽な飲み会に

行きました。


市松小紋にアンティーク傘刺繍の帯です。

帯揚げは水玉のスカーフ。

帯締めは臙脂色。


最近はずっと帯板なし。

だいぶ楽ですよ。


季節より早めに着用がきもののルールですが、

塩瀬帯なので、暑い日には着用できず、

梅雨に入ってからになりました。

アンティークものはほとんど処分したのですが、

この傘は、シックなのでいくつになっても使えると

大事な一品(逸品というより一品)



緻密な刺繍が気に入っています。


後ろはこんな感じ。


梅雨の一文字の「梅」の花も。

この「梅雨」という言葉

中国から来たそうで、もともとは

「黴の雨」=かびの雨(ばいう)だったそう。


それが文字としても、

言葉としてもきれいではないので、

同じ読み方の「梅」が当て字され、

日本に伝わってからは、

「雨」が草木に作る「露、つゆ」にかけて

梅雨=つゆと読むようになったそうです。

本人って、語感一つでも

美しい言葉にする才能がありますね。

 

 

久しぶりにお寿司も。



単衣も時期も終わりが近いですね。

きもの処分と夏物の用意に

忙しい紫苑です。


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「毎日、きもの」~~河村公美さんの本

2017-06-15 18:28:52 | きものの本&本

 

アーティスト河村隆一さんの奥様

河村公美さんの、きもの本です。


「毎日、きもの」(講談社刊)


「美しいキモノ」の連載を一冊にまとめて、

いわゆるセレブ・きもの。


紫苑には縁のないきものではありますが、

ぱらぱらめくると、うなづけるところが

いっぱい。



たとえば、きものルールとして

「似合うを極める」

「自分のベーシックカラーをもつ」など、

まあ、当たり前といえば当たり前のことが

書かれているわけですが、

なかには「人様から似合うといわれても、

それは私じゃないと思ったら、ばっさり切り取る!」

と頑固なところも。

そう、どんなにいいきものでも、自分が好きじゃないと

楽しくない~~。

賛成です。


きものって、自信ができるまでは、

どうしても、いわゆるブランドきものや

先輩などの言葉に左右されがち、

でも、結局は「自分が好きが一番」

 

こちらの写真が好き。


「きものは汚しそうで心配」という質問には

「パールトン加工をすれば意外に大丈夫。

むしろ帯の汚れに気を付けて

 

 

子どもの頃からミス・日本時代の写真も。


お直しおばさんにはにっこり笑って対応。

暑さ対策には、

「肌襦袢などの下着を冷蔵庫にいれて

冷やしておく。身八つ口から手をいれた

辺りに、さらしで包んだ保冷剤を入れておく」

まさに「暑いところに手が届く」。

 

さすがに子供時代から結婚、妊娠中まで、

そして子育ての最中も木綿きもので

一緒に遊んでいただけあって、

説得力ある言葉がほかにもいっぱい。

 

 

この浴衣も好き。


この方のPCはブルーとクリーム。

紫苑と一緒ね、お値段を除いては。


それだけにこの二色の写真が多い。

ベーシックカラー決まったら、

あとはそれを着まわせばいいもんね


私、きもの処分します、となぜか、

セレブきもの本読んで、数少なくても

いいことを確信しました。

柔らかもの見たい方は書店でね。



紫苑ランクのきものは下の

「自由にいこう、男きもの」

(鴨志田直樹氏著・河出書房新社」

著者にコメントいただいたのと、

季節的にもぴったりなので載せますね。

女着物だって、自由にいこう」いい本です。

 

 というわけで

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