ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

ブログ着物警察・ケチは自分に&茶系こぎん刺繍帯

2019-05-06 15:26:09 | しきたり、ルールについて考えた

 

着物を着るようになって

おおよそ七年。

プロではないので、

少しづつ自分で学んできました。

お陰で間違われて「着付け」の依頼!

をいただくことまで!!

嬉しい

 

それでも、いまだに、ときにやってくる、

「こうしたほうがいい」

「ああしたほうがいい」

着物警察はブログにまでやってくる~~.


長い連休もようやく終わりに近づいてきました。

子供たちが海外から帰ってきました。

まずはハワイ組。

 

このところ、少し派手に?アップするせいか、

 その派手さにつられて拙ブログを見て、

ご自分の好みではないので

一言書きたくなる、のではないでしょうか。

 

これは、前にも書いた

通りすがりにつば吐くようなもの。

あのね、

目に入ったものにケチをつけるのは

自分の精神状態を、す~~ごく悪くするよ。


あっ、これは嫌だ、とか、

ケチ付けたいと感じたら

すぐにスルーしたほうがいい。

 

こんな内容だけではあまりに寂しいので、

前の生紬着用お出かけのときに、

迷った刺し子帯をアップさせていただきますね。

これは、前に東京ドームの

「パッチワーク展」に行ったときに、

求めたものです。

色も赤茶と好みではなく、

また刺し子も、前に持っていた橙色と比べると

貧相~~?


「橙色こぎん刺繍帯で東京駅泊」

「アッ、失敗したな」と箪笥の中に。

このたび出してみると、

結構グッド!

 

きものに関してワタクシ、

自己流で、プロになる気もないのです。

だから、多少崩れていようが、

どうだろうが、自分が楽しければいいの。

相手に不愉快な思いをさせない程度にね。

あっ、してる??

「もの好きに着させてもらえません?」

 

皆さま、一人ひとり好きな着物やコーディが

ありますよね。

だからって、それを押し付けるのはもういい、

と思いません?

相手が望んでいない場合は。


 

もちろん、誉められるだけがいい

というものではないけど、

ブログでもなんでも、

気に入らないブログや記事、情報は

遮断、カットしたほうがいいと思います。

特にブログはしょっちゅう見ているうち、

無意識に影響やら刺激やら受けてるよ。

自分にとってプラス感情を得るものを

見たり、聞いたりいたしましょう。


 初ハワイの初初プール。

近所のプールと変わりないね。

どちらでも癒される。


 もう誰かが見ているから、

ましてやみんなが見ているから見る、

というのは、

時間もエネルギーも無駄。

「他人を思い通りに」はエネルギーの無駄」

楽しいな、いいなを毎日積み重ねて

自分のワクワクで構築された明日を

創っていきましょう。

 

ポチを押すと完ぺきな着物が

見られますよ。

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50年前の塩月弥栄子の「きものの本」お役立ち情報

2018-12-20 12:08:18 | しきたり、ルールについて考えた

 

年末、本を整理していたら出てきた

塩月弥栄子先生のおおおそ50年前の

きもの大ベストセラー

「きものの本」

ずっと前に「390!」ものルールがあり、

この一連の本が、きものを窮屈にしたのではないかと

犯人扱い?された本です。


「着物と高度成長と390の窮屈ルール」


破棄しようとしたけど、その前に

ざっと目を通してみました。

すると、ですね。

なんてことはない、

お役立ち情報がいっぱい。

こういう本は貴重なので

本棚にバック。

で、そのなかからいくつか

お役立ち情報を。

着物って、人によって習熟度が違いますが、

まずは基本の足袋をはくところから。


① 足袋は半分に折っておきますね。

② 足袋はきものを着る前、一番最初です(笑)

基本過ぎる?

③片膝をつき、もう一方の片膝を立てて、

立てた足の方から履きます。

まっ、一応、自分でも。


足袋の洗い方


足袋を洗うときは履いたままブラシで洗うと

隅々まできれいに洗えます。

それに履いたまま洗うと足袋が足にぴったり

密着してくる。

これは幸田文さんもい言ってました。

「幸田文の小石川家の家周辺」



次はきもので階段を昇り降りするときには

裾を片手で押さえて、

少し身体を斜めにすると、裾が乱れませんね。

きもの着たら、両足開きをお忘れなく。

「スタスタ歩ける両足開き」

 

そのほか

ミセスの着物は小紋と訪問着と紬と

三着あればいいとか、

豊満な人、痩せた人の着付けとか

次はこれをやってみます。


窮屈ルールというよりむしろ日常的な

着物基本情報満載。

もちろん古いものもあるけど、

今はもうこんな風に一冊にわかりやすく

多くの情報まとめてある本は少なくなったから

便利かも。


では窮屈ルールは、この本の前の

こちらでしょうかね。

読んでみよう。

というわけで、きもの窮屈ルールならぬ

基本情報でした。

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「装道」の始まり。きもの警察は邪道なのね。

2018-08-26 09:02:06 | しきたり、ルールについて考えた

 

先の「黒留めに刺繍半襟はOK?」の

記事で、黒留の刺繍は「鷹」ではなく

「孔雀」ではないかとのご指摘をいただきました。

確かに!

訂正しておきますね。

ところで「間違い」は

自分の密かな願望を潜在意識がキャッチして

表に表したともいいます。

「ミス」を起こしたとき、

即訂正するのは無論ですが、

自分の「ココロの内側」に分け入り、

検討してみるのも面白いかもしれません。

ーーーーーーーーーーーーーー

さて、「着付けのルール」、

先日「着付けの変遷」をアップしましたが、

今回は、「装道」の創始者、山中典士氏の言葉を

見つけましたので、それをご紹介しておきます。

 

「入門 初修課程・理論編」(装道出版局)

 

この本には、

「装道」の創始者山中氏の簡単な経歴とともに、

きもの教室を開く経緯が記されています。


山中氏は15歳のときに海軍の飛行士を

目指したが、幸い無事に帰還。


無事に帰還なさらなかったら、

現在のきもの事情もかなり

変っていたでしょうね。

いまの私が着物に興味を持てたのも~~。

 

復員後間もない昭和23年に呉服業界に。

帯やきものの販売に携わり、

あるきものの会社の重要なポストに。

昭和39年、

「このままではきものは滅びる」

と危機感を持ち、

 

きものの着装を指導する専門家を養成する

学校」を創設。

の記事と日本で初めて着付け教室が

できた年が違っています。

あとで調べてみます)


そうなんですね、

一般の人相手ではないんですね。

「専門家育成」だったんですね。


最初は生徒7人、次は二十人、

そして朝日新聞に「女性の新しい職業」として

紹介されたことから一気に広がった。


講演する山中氏。

 

開設にあたり、

「このままではきものは滅びる」

との危機感を抱いた理由を四つ

あげています。

①時代の変化。

洋装全盛の時代。

②生活環境の変化。

生活は合理化され、新幹線などができて

スピード化。

③ 女性の体型の変化。

現代女性の身体にメリハリができはじめ、

これでは着崩れるとずん胴体型を作るため

補正。

④価値観の変化。

きものを買う歓びから車や海外旅行にお金を

使うように。

これからのきものは

「温故知新」ではなく

「知新温故」、つまり時代にあった

新しい着付けをしなければと、

おっしゃっていますよ。


ここでは②のスピード化と③の体型の変化に

伴う補正について述べてみます。

 

② 黒留10分?で着るなどの

レッスンがありますが、

これはそのせいなんですね。

ゲームじみたレッスンかと思っていました(笑)

ファストファッション

(ファストの意味は違うけど)を

目指していたのですね。

早いほうが着付ける側も着付けられる側も

どちらも楽ですが、


ゆっくり着るからこそのきもの

ではないのですね。

私はゆっくり派です。

慣れれば、それなりに早く着られるけど。

 

③の体型の変化に伴う寸胴体型作りは、

これは着る人の個性をなくすのでは?

と思っていますが、

着せる側にすれば、着崩れないのが

大切、ということでしょうか。

同じような体型にしたほうが

着付ける側は楽、

ということはあると思います。


今ではフォーマルでも

楽で着崩れない着付けを

なさっている方も大勢

 

おはしょり三角折り上げにしても、

衽線にしても、どなたかが

「先生、こうすればおはしょり、

すっきり見えませんか」

「そうね、見える!見える!」と

試行錯誤を重ねられた結果なんですね。

私の試行錯誤と基本、同じだわ(笑)

楽に着るためにやめてみた」

 

 

 普段に着る人のためではなく、

「着付けを職業にする人」

のための着付けだったのですね。

納得。

一般の普通の人は、

それこそ「お好み次第」で

よろしいのですね。

納得。

 

時代の変化に伴い、

着付けもどんどん変えていったほうがいい

いうことですよね。

納得。

 

きもの警察は、ある着付け教室の

やり方を「伝統」だとか「正しい」とか

勘違いした一部の人たちが行う、

むしろ邪道、だということが

よくわかりました。

 

読んでみるものです。

これまでの謎が解明。

いろいろすっきりしました。

手に取ってよかった。

私があまり知りたがるものだから、

山中氏が引き寄せてくれたんですね。

いずれにせよ、私がきものを楽しめるのは

これまでたくさんの素敵な着姿を

見せてくださったから。

それもこれも功罪はともかくこの方のお陰。

感謝です。

 

というわけで、

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着付けの変遷&黒留、私は昭和の母でいく

2018-08-25 08:11:41 | しきたり、ルールについて考えた

 

今年の二月、

「着物の堅苦しいルールはどのようにして

できたのか」の記事をアップ。

着物と高度成長と390の窮屈ルール」

 

その続きとして

「着付け」のルールの移り変わりを

アップすると書きましたが、

諸処の事情からそのままになっていました。

 

娘の結婚式にあたり、ファーマルのこと

いろいろ当たっているうちに、

その当時に書いたメモが残っていたので、

この際だからアップしておきます。

 

日本に始めて着付けの学校

「装道」ができたのが

1964年(昭和34年)です。

 

その課程のなかで、

① 1967年 初めて補正胴着を使用。

補正で寸胴体型を作ることが常識になる。

② 胸やおはしょりは整えられ、帯揚げ

帯締めもくずしがみられなくなる。

着付け教室はフォーマル着付けが中心で、

だんだん楽な着付けから遠ざかっていく。


とあります。

 


出典は、

「きもの宝典」(田中敦子・主婦と生活社刊)

(文中では着付け教室を特定していません。為念)


ラクな着付け(気付け)からと遠ざかっては

人を圧倒したり、遠ざけたりするので、

引き寄せからも遠くなりますよ(笑)


よく戦前はこうだった、それは違う、

おかしいとの意見が出てきますが、

それも道理で、

着付け教室ができる前は

礼装も自分で着付け。

少し丁寧にやるくらいで

基本はふだんと変わらなかった。


 

~40

礼装でもゆるい。昭和30~40年代。

 

 「おはしょりはこう」

「帯締めの位置はこう」

などのいろいろな決まり事は

伝統というより、

ある着付け教室のフォーマル用の

マニュアルなわけです。

それが権威を持つようになっていった。

フォーマル着付けを普段きものにまで

応用?(強制?)するようになった。


 

なぜここまで権威を持つようになり、

絶対感を持つようになったのか。

 

最近、古本屋で

たまたま手にした古本が

回答をくれそうです、


「装道礼法きもの学院テキスト」&「きものの本」

 

拝読してみると、

とても参考になることが書いてあります。

これはまた次に~~。

 

で、懸念の結婚式の

これまた懸念の黒留。

「ああ、きれい!」

「~~でもほかの人みたい」

と言われるより、

自分らしく出席したいので、

昭和の母、自分着付け。で行きます。

鋭意レッスン中。

 

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黒留に刺繍半襟はOK?

2018-08-22 09:13:04 | しきたり、ルールについて考えた

 黒留用の襦袢に半襟を付けようとしたものの、

「黒留」にはどんな半襟つけるんだろうと、

ネットで検索。

前に着用したときは、特に考えもせず

刺繍半襟。

これでいいんだろうかと思った次第。

なにしろフォーマルには疎いので。

 

鶴です。

長寿と繁栄のシンボル

 

「黒留袖には白の半襟にしてください。

刺繍半襟はお勧めしません」

開運きもの塾・千の花)

 

ふ~~ん、そうなんだと

半襟箱のなかを探してみたけど、

白の塩瀬、持ってない。

あまりに味気ない白、似合わないので

カットして半襟の力布に改造している~~

 

購入する前に

 ほかを当たってみると~~。

    ---

○色のこと
 礼装用黒留袖の半襟にお使いいただける

色といたしましては

「白」「金」「銀」のみでございます。

○格のこと
 刺繍が入っているかいないか、

また素材が絹なのか化繊なのか等の違いによる

「格」の差はございません。
 シンプルな真白な化繊の塩瀬調の半襟も、

豪華な金銀刺繍の半襟をされるのも

お好み次第でございます。

京都 ゑり正

 

そうなんだ、「お好み次第」なんだね。

 

創業1775年の老舗のお言葉

~~だからってわけでも

ないけど、こちらにしよっと。

ファーマルでも自由度高いね。

 

黒留の裾はびっしりの刺繍。

鷹ではなく「孔雀」でした。

鳥好きのあるばとろすさんから

ご指摘いただきました。

感謝。


なんだか顔だけみると鷹みたいだからつい。

またまた早とちりです。

 

鷹は、縁起のいい初夢の一つに

選ばれているように、

可能性の広がりや自由な行動力を

表し、開運や夢の実現につながる

 

ユングよりずっと前に日本では

夢について研究していた明恵上人など

いたんだよね。

 

 

「孔雀」の縁起は、もっともっとすごくて。

地球上に存在する鳳凰といわれ、

愛と美、

人気、幸福、富と繁栄、

夫婦円満を表すーー。

いや、こちらも今の私を~、

いえ、今以上になる将来を予言しているんだわ。


鷹のほうが私らしいけど。

だから間違えた?

間違いは、密かな願望を表す

深層心理の表れともいわれるんですよ。

 

やはり着物って「気もの」

スピチュアルを纏(まと)っている。

宇宙とつながっている~~?

乳がんときもの」


ということで、

 

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着物と高度成長と390!の窮屈ルール

2018-02-14 17:30:14 | しきたり、ルールについて考えた

 

先に紹介した

「きもの文化と日本」(日経プレミアシリーズ・

伊藤元重・矢嶋隆敏孝敏孝)

の矢嶋さんは

きもの「やまと」の方なんですね。


 

堅苦しいルールに捕らわれて、

きもの文化がどんどん衰退していくのを見るに

見かねて、着物人口増やしたいと

きものルールやら、

伝統や流通など、さまざまな面から着物文化を

見直し、盛り上げようとなさっている。


帯の後ろも可愛い。

後ろを見せる世界でも珍しいの衣服。

後ろ結びは、着物のファッション性重視から。

 

この本、着物を着たいけど邪魔な三つの

ハードル、

「わかりにくさ」「着にくさ」「買いにくさ

を、

いかに解消するかに焦点を絞っています。

で、着物のルールの「わかりにくさ」

これは、昭和45年(1970年)の

ベストセラー塩月弥栄子さんの

「冠婚葬祭入門」がもとになっているとあります。


なんと、この本370万部も売れた。


戦後、核家族化が進み、誰か権威のある人に

いろんなこと教えてほしかった。


で、冠婚葬祭のあとの「きものの本」(72年)

では

なんと390ものルールがあるそうです。

皆さん、守っているかい(笑)


一冊にするのに編集者も苦労したんだね(笑)。

とにかくたくさんルールあると

有難いと思う人がいる。

 

 

ルールや儀式って複雑になるほど、

有難いような気がしてくる。

 

 しきたり、儀式、ルールって、キビシイほど、

「ははあ」と有難いと錯覚を

抱かせるところもある。

もちろんその反動もあるけど~~。


 

 

それに高度成長の時代って、

もう一億総中流化に向かって

皆が上を上を目指していた。

男も女もいい学校や、

いい男、女やらを目指してまっしぐら。


それが悪いと言っているのではないのです。

このとき多くの人が着付けを習ったお陰で

今の私たちは着付けを習うことができます。

本やユーチューブだって、着付けを習った人たちが

教えてくれるんだもんね。

私の母はきもの着ていたけど、

着付け教えてくれなかった。

そりゃあそうだ、誰でも着れると思って

育ったから。



デザイナー稲葉賀恵さんの

文藝春秋のエッセイには、

「仕事のためには

和のたしなみが必要だった」とあります。


売れに売れた和服。

昭和42年。


だもんで、

学費」や「習い事」にはお金を惜しまなかった

「着付け教室」もその一つ。

もちろん、名のある学校に行けば

権威だけではなく、

そこの講師にもなれる可能性があるから

「手に職を」との

女性の職業志向にも合致。

 

きもののルールの煩雑さ、

例の一つとしては、

 

黒留め、色留め、訪問着、付け下げと

細かい序列を作ったのは、

きもの業界の策略に近い。

場面ごとに着物を買わせようという戦略

だそうです。

さもありなん。

七緒でもこんなするので、こんな特集」

 

まとめると、

① ある程度豊かになると、

 格付けが欲しくなる。個人でも~~ね。

そこで権威ある人に教えを乞う。

②教える側も、ルール厳しくすれば有難がられる

ので、どんどん細かいルール作った。

③きもの業界、売る側も教える側も、それに

  乗った。

当時はいいビジネスモデルだった。

女性のお仕事も増えたしね。

そのおかげで今の私たちも着付けを習える


④ルール、疑いもなく守る人が増えていき、

ある時期から多数派になっていった。

 

⑤今や、この煩雑なルールがだんだん着物

離れを引き起こしている。

 

「伝統」という言葉を強調しすぎたため、

動きが取れなくなった。

自分で自分の首を絞めることになった。

ビジネスや単に技術だとすればいいのにね。


でも今は、しきたりに捕らわれず

ファッションとしての着付けや

コーディ教えて人気になっている方、

どんどん出てきてますよね。

 

塩月さんの厳格なルールって、

最初はお茶の世界のことを書いていたんだって。


最近では、そのお茶の世界も~~。

少しずつ変化が。


本によると、

 結婚式、お葬式だって紬でOK、だそうです。

紬で、親族の披露宴~美しいキモノ」


この本、「着物警察」につかまったとき、

役に立つ一冊です。

次は、「着付け」編です。

もういいって??

いえ、タネ本あるから。

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長襦袢はチラ見せ下着、だと思う

2018-02-02 18:49:39 | しきたり、ルールについて考えた

 

先の「色っぽい長襦袢」で質問があったので、

追記しておきます。

襦袢をカットの裾除けの上につけるのは

晒を半分に折っただけ。

輪の部分を襦袢に縫い付け、

上部そのまま開けておくだけです。

紐も付けず、そのまま両端を折りこむだけで

止まります。

Tさま

ポケットを付けるわけではなく、縫いっぱなしで

自分に合った場所に補正タオルを入れます。


また、

胸用補正は、特に補正用下着に付けなくても

これだけで使えますね。

本では面テープで固定していましたが、

これも付けるのが大変。

両端を折りこめばとまりますよ。

 

さて、長襦袢について思いをはせながら?

過去の映画などを

あれこれ見ているうちに、

長襦袢って、チラ見せ下着ではないか

と思いました。

あるいは「だった」の

過去形かもしれませんが。


襦袢は、着物の汚れを防ぐためとの

実用的な意味もあり、

コメントで教えていただいたように、

後ろから襦袢の襟を見せてもおかしくない、

とのことです

☆以下コメントからです。

祖母は、襟が汚れないように、

肌襦袢の襟は長襦袢の襟から少し出すとか、

足さばき良く裾は短くとか言ってましたね。

本来下重ねは、表を汚さないためですから

納得してたけど、

今では真逆を教えているのですよね


Aさんからは~~。

「出して着る人に男性が多い」

ということがわかりました。

なぜかというと、

男性は「皮脂」が多いからみたいです。

男性や女性よりも概して衿が汚れやすく、

ましてや衣紋を抜かないので、

襦袢の衿は後ろまで出して着る人が

多いようなんです。

(男性全員がそうだとはもちろん言いませんが)

はい、この映像は「小説吉田学校」(森谷司郎監督)の

森繁久彌さん演じる吉田茂です。

紋付の礼装ですが、襦袢の襟、

出していますね。


なるほど、

Aさん素晴らしい。

ありがとうございます。



で、長襦袢、汚れを防ぐという実用面も

あるけど、一方では「ちらりと見せることで

色気を出す」効果もあるあったのでは

ないかと思いました。


「古都」の芸者さん。

「細雪」でおなじみの市川崑監督は、

実家が呉服問屋だったので、

着物にはとても詳しい。

だからこの方の映画のきものは

とても参考になります。


少しオーバーにしても、「おはん」では

二人の女優の長襦袢が色気の大きな要素に

なっています。

吉永小百合、大原麗子のきもの対決」


この手の襦袢映像、

映画では事欠かないわけで、

しかし、戦後、というか

着付け教室で教えるとき、

この「チラ見せ襦袢」は

封印されてしまった~?

衿やら袖やら裾やらから

襦袢見えていると、それこそ飛んでくる人も。

夏キモノ・カンペキじゃなくても許してね」


これは「長襦袢」=下着=見えてはいけない、

との思いからではないでしょうか。

だから注意してくださるのはある意味、

親切。

洋服では故意見せファッション以外、

下着見えていたらちょっと、

という感じだもんね。


京都踊りの師匠。という設定。

こういう方には誰も何も言わない。



ではなぜ、襦袢を見せない着付けが正しい?と

思われるようになったでしょうか。

まるで着物で身を守るがごとく

きっちりした着付けを

教えるようになったのは~~?


ある推測ができます。

少し長くなったので、この件については、

もう少し調べて書きます。

いや、調べているうちだんだん面白く

なってきました~~。

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着付けに正解ってあるのかなあ~~。

2018-01-29 11:21:25 | しきたり、ルールについて考えた

 

このところ、昭和のドラマや映画のきもの姿を

見ていて、

「いいなあ」と思っていたところ、

マイ着付けに

「襦袢が見えています。残念」との

コメントいただいて、

「またか」と、心のなかでカット、

なかったことにしようとしたのですが、

いや、これは大事なことかもと、

この際調べてみることにしまいした。


着付けに正解ってあるのかなあと。

 

市川崑監督の「古都」の岸恵子さま

設定は昭和38年頃?


不肖紫苑の推測とは外れて、

「正解ってあるらしい」。

というのは、着付けって

国家試験があるんですね。



この試験制度ができたのは

平成21年、

最近です。

 ああしろ、こうしろという方々が

 この国家試験を持っていらっしゃるのか、

というとビミョウ。

 

「きもの警察って?!きもの都市伝説」

 

戦後きもの生活がすたれ、ある時期に

「このままでは日本の文化伝統がすたれる」と

大手の着付け教室ができたのは、

1963年昭和38年。

はい、「装道礼法きもの学院」ですね。

次にできたのはハクビ京都きもの学院5

こちらは1969年(昭和44年)。

そのおかげで着物着る人が増えたのは確か。



それまでは、きもの着る人は自分で着ていた。

着付け教室ができても、自分で着る人が

多かった。


たとえば、こちらは昭和45年放送の

ドラマですが、

結婚式のファーマルでも自分で着たらしく、

きものの襟から襦袢の襟が出ている。

袋帯もざっくり。

いいですね。


で、これら大手の着付け教室が

全国を席捲するようになり、

「この着付けが正しい、正しくない」

とルールを決めるようになった?



 その教室の生徒が先生になるには、

このルールを覚える必要がある。

それは今でもそうですね。

着付け教室によって、着付け微妙に違う。

しかし、それは学校の校則みたいなもので、

絶対ではない~~。

と私は思うけど。

でもその着付け教室で教えるには

そこのやり方を覚える必要がある。

ある意味当然ですね。

しかし、それはその教室のルールであって、

すべてが絶対ではない、と思う。


私は国家資格の着付けがどんな内容なのか

知りませんが、

資格がないと着付けの仕事ができない、

ということではない」とあります。


まあ、ステータスみたいなもの?

きもの文化検定みたいなもの?

持っていること自体は素晴らしいことだと

思いますが、検定で一級取っても、

取ってない人に

ええ!!こんなこと知らないの~」とは

言いませんよね。たぶん。



「残念」なマイ着付け、

いっぱいありますよ。

 

着物の袖と襦袢の長さがあっていない

 

それでも、「着付け試行錯誤」と名付けて、

いろいろ試しているのは、

試行錯誤が楽しいから、

自分の着付けの正解を見つけたいから。

どなたかの言う正解じゃないと

着物着られないとなったら、

いつまでも着られないもの、わたし。


どこの着付け教室のやり方でも、

「そうだな」と思えばやります。

それも当たり前。


細かいこと除けば

着付けにそれほど大きな差はないもの。

裄が短いので袖から襦袢が見えています。

 

自分に不都合なことはカット、

と言いながらも、心に残るモノはある。

それは建設的、前向きに

使わせていただきます。

その方も親切で言ってくれたんだから、ね。


特定の着付け教室を非難するものでは

ありません。着付け教室の歴史を

知りたかっただけです。念のため。


まっ、長い目で見てやってくださいませ。

残り少ないかもしれないけど。


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セミファーマルには着物が一番

2017-10-19 17:38:24 | しきたり、ルールについて考えた

 

このところ、ファーマルというほどでもない

セミフォーマル、あるいはカジュアルフォーマル

カジュアルほどラフではなく

セミフォーマルほどファーマルではない)

といった場に行くことが増えました。


この年代ならではのコードで、

こんなとき、

「ああ、着物を着ていてよかった

と思います。

 

洋服でのフォーマル、かつては入学、

卒業式などに着用しただけ。

なんといっても、

デザインも古くなっていくので、

とうに処分。

ところが、この年代になると、

また少し改まった席に

行くことが増えるのですね。

 

友人の退職会、慰労会、仕事ではなくても

たとえば子供関係の、少し改まった席などなど。

洋服新調するほどではないし

しかし相手への敬意も示したい。

フォーマルっぽい洋服は、

私にとって義務、みたいになって

楽しくない。


喪服ですか?

どこかダサい。


しかし着物ならば、

あまり気が進まない場所でも、

心弾んで行ける

そんなこんなで、ある席に大島紬。



 

大島紬に博多帯。

これは前の日の試着です。

紬は着物では普段着コードですが、

紺系のスーツと考えれば

十分着用できると思います。

流行もないし、相手にも喜ばれる。

当日は雨の上、写真を撮るどころではなく。

袷も今期初めて、

久しぶりにこの大島着用だったので、

試着してみたわけです。

 

帯揚げはブルーグレー。

帯締めは濃いグレーで

なじませて。

 

半襟はネクタイを使っています。

ネクタイ半襟&~~」

こちらは三年前、ブログでご招待を受けた

舞の会のときのセミフォーマル。

ブロ友からご招待の舞」

鮫小紋に龍村帯。

これからは少しこういう

少しフォーマルも増えるかな。

きもの、ホームとアウエイ

雨続きの日々が続いています。

ご自愛のほどを。

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きもの写真ポーズ&お辞儀の仕方への疑問

2017-08-26 11:17:57 | しきたり、ルールについて考えた

 

きもののときの写真の撮り方、

いろいろ学んでいる方もいると思いますが、

特に着始めの頃は

「どんな風にするんだろう」と悩みます。


私もその一人で、着始めの頃は洋服のときと

同じでいいわ、同じのほうがカッコいいわと

ばかりに跳んだり跳ねたり。

銀座で跳んでみた=木綿の着心地」

 

P5032121

で、まあ、ご注意いただいたり~~

 

きもの写真についてご質問というか

疑問をいただきました。

参考になるので、

ブログのほうにアップさせていただきます。


 お写真を見ていて一つ気になってしまったのですが、

 立ち姿の時に何故前で手を

 組まれるのでしょう

 紫苑さんだけでなく、

 最近は接客業の方やテレビなどでも、

 まるで強制されているかのように

 皆さん前で手を組まれていますよね。

 そして組んだままお辞儀をされる

 私はあれを見るととても気持ち悪いのですが、

 私が変なのでしょうか?」


こういう写真ですね。


確かに、デパートやCA(キャビンアテンダント)

の方など、もっと両手を上にして、

そのまま水平にして、お辞儀をしますよね。


着物写真では、手のやり場に困ることあります。

いまさら「ピース」でもないし。

私は、手を前で組むやり方は、

ここで教えていただきました。

沖縄展で教えてもらった二つのこと」

 

一般的には、

「これがきれいに見える」とのことでした。

 

加えて、私は帯周りの整え方が下手だったので、

アラを隠すためにも、ちょうどいいなと

私だけでは頼りないので、ほかの方の写真を。


 

前で手を組んいますね。

このやり方は、どこでどんな風に出来上がったのかは

浅学にしてわかりませんが、

マナー教室などで教えるのでしょうか。

私はきものでのお辞儀は、

前で手は組みませんけど。


能では膝辺りに手を置きます。

お辞儀のときも、そのまま頭を下げる。

 

バッグを持ったときには、私はこんな風になります。

 

この両手を組む写真、最近はぐっと減りました。

シナを作っている写真は別にして、

こういうほうが自然でいいかなと

思いはじめています。


今回改めて調べたところ、

こんな写真を見つけました。


借り写真です。

「この形はどこから来たの?」

「こんなポーズを考えだしたのは誰ですか?」

と本文にあります。

そしてユーチューブなどでは、

「両手を組む形のお辞儀の仕方」が

いいとっているものも。

どちらが正しいのか、

あるいは正解はないのかは、

これもわかりませんが、


思うに、どんなことでも、「自分が気持ち悪い」

と感じたら、「これが正しい方法」と教えられても

拒否していいと思います。


まっ、仕事で強制される場合は

あえて異議を唱えるかどうかは、

ご自分の判断で。


きもののマナーやしきたりにしても、

「変!」「おかしい」「もういいのでは?」と

いうことたくさんありますよね。

きもの都市伝説ってあるかも」


特に写真なんて、プロのモデルでは

ないのだから、自分が楽しくて、

これがいい、きれいかもと思えば、

それでいいわけですよね。


きものって、しきたりもマナーも着付けも

もっと柔軟で、着る人の都合によって、

どんどん変わってきたとモノの本にはあります。

逆に今現代のほうが「しきたり」などに

捉えられているのは、

それこそ、なぜでしょう。


この疑問コメントで、写真の撮られ方のこと

だけではなく、

ほかのことも考えるきっかけになりました。

ありがとうございます。


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