山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

上野不忍池

2009-04-05 00:53:12 | 風景
 何年ぶりだろうか、上野不忍池に行った。サクラも見事だったが、キンクロハジロをはじめとする水鳥たちの羽根の鮮やかさに見とれていた。世俗的な風景や泥水の中にあってこの斬新な色合いと毛づくろいに鳥の誇りを感じた。
 
 国立博物館の「阿修羅像」と再会した。西アジア・インドの信仰が混淆して、日本に伝わったのが面白い。それを精神世界まで高めた匠のスピリットに感心する。「ニュース23」の膳場貴子さんに似ているなと一瞬思った。
 飛鳥・奈良に辣腕をふるった藤原不比等の凄みも感じるが、反面、権力をかさにした僧侶の退廃も進行する。権力闘争の闇が偉大な寺院や仏像を産むこともある。
しかし、阿修羅は時代を越えた。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする