わが家の畑の隣にある荒野は猪の国の支配となった。ランダムに耕作したかのように一面に凸凹した荒野が出現した。当局は猪の国撲滅のためまずはススキや雑草を刈り始めた。そこのススキになんと、ソフトボールくらいの球巣を発見。久しぶりのカヤネズミの巣だった。
日本で最小のカヤネズミは500円玉(7~8g)くらいの重さしかない。赤ちゃんは1gだという。カヤネズミは巣の周辺のイネ科植物の葉を裂いて巣を作る。野鳥は素材を運んで来て巣を作る。草の上に球巣を作るのは日本ではカヤネズミしかいないという。県によっては絶滅危惧種に指定されているほどだんだんと個体数は減ってきている。
猪の国の戦士はカヤネズミの存在を知っていたのだろうか。逃げるのはカヤネズミのほうが早いのは言うまでもないね。