フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

ヴ-ヴクリコ

2009-03-17 19:45:12 | Weblog
桜の開花宣言があって、暖かい日。僕は,バジルと一緒に、お昼ご飯に「桜飯」を作った。下々では、「タコ飯」というらしいけど。どうして「桜飯」というのをメジャーに選択しなかったのでしょう。日本の伝統や文化、呼称まで破壊し尽くすのが某国の使命ですからその策略にのった売国奴の仕業としか思えない。「タコ飯」というと醤油味で炊いたタコご飯がすぐ想像できるけど炊き上がりがほのかにピンクな「桜飯」なんてどんな味か想像もできないよ。日本の呼称は実際は,何だこれのことかというものが多いんだが、その感性が、奥ゆかしくていいんだよ。例えば,「雪隠」だなんてなんて綺麗な表現でしょう。実際は,便所のことだけど。それでもって,タコ飯が,いや,桜飯が炊き上がった頃、ヴーヴクリコがあるというので早速開けてみた。これがまた,美味しいシャンパンで飲みやすいものだから、ついつい2杯も飲んでしまってこっちのホッペが桜飯になってしまった。ヴ-ヴクリコは、ジャックヒギンズの小説で知ってからのご贔屓でそれほど勿体がついてなくてちょっと洒落ているところがいい。だけどアルコール度数が12どあるから、ビール感覚で飲むとひどいことになってしまう。夕方,犬の散歩に公園に行ったら花見でもあるまいに、男4人と女1人のグループが木の下で敷物広げて宴会をしてた。良く見るとみんなワイングラスを持っていた。ワインで宴会なんて珍しいから少し見ていたら、みんなオシャレな人ばっかりでなんやら楽しそうだった。僕らは,桜の下で、ヴ-ヴクリコだなと今年の静かな花見を想像した。
コメント (2)
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