フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

土屋耕一さん

2009-03-31 20:30:59 | Weblog

回文作家というかコピーライターというか土屋耕一さんが亡くなりました。78歳ということです。「キミの瞳は、1万ボルト」とか、「A面で恋をして」とか優れたコピーでいわゆるコピーライターの仕事が,かっこいいと言う世代の走りの存在だった。鉛筆1本で,たったの10数文字で何十マン何百万と稼ぐんだ。30秒の狙撃手なんて言葉もまかりとおっていたね。あの頃の、マジソンスケアの映像も今では、懐かしい。栄枯衰勢の感はあるけど一番力があった時の広告界のビッグスターだった。もう何十年も前のことだから忘れてしまったけど「コピーライターの発想」という彼の著作があって当時は読みふけったものだった。あれから時間がこんなにたっているとは思わなかった。78歳か。でも彼の残したコピー、全然色褪せてないね。やはり,思いつきでなく発想だったんだね。行き詰まったら,
「石鹸で丁寧に手を洗うんだ、それもいい石鹸でね」と彼の本に書いてあったからそれだけは,いまも守っている。アレッポの石鹸でね。合掌。

コメント (1)
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