フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

やめられない

2019-04-28 08:35:57 | Weblog

今日は寒い。10℃くらいしかない。何でこんなに寒いの?もう5月だっていうのに。ロングTの上にフリースのベストを羽織った。ベストって便利だね。すぐに背中が温かくなってこの寒さもしのげれる。昨日は図書館に行ってドローイングの本を借りてきた。今やってることはカズカズの絵を描こうとしていることだ。「モナカズ」だ。デッサンは中身と外身って言うじゃない、外身はナントか近づけるけど中身がねぇ。「その外身じゃないんだ」って僕の中のイメージが叫ぶから。ほんとうはそんな思い込みは無くして淡々と描かなくてはいけないんだろうが「そうじゃないんだ」ってイメージが強すぎて上手くいかない。野田さんのアトリエみたいに部屋中にカズカズの写真を置いてその中に身を置いてるけど今回は自分のカズカズに対するイメージが強すぎるのか上手く心が調和しない、勿論カズカズがカズカズに対するイメージとボクがカズカズに持ってるイメージとはだいぶ違うだろうけど今回は僕のイメージを絵にしたいんだ。これは多分、時間かかるだろうなとブツブツ。水彩だから2時間もあれば出来るだろうと言われればそれまでだが、それは塗る時間のことだから。そこまで行くのには油絵も他の画法も同じだと思う。何を心はそんなにこだわっているのでしょうね。実力以上のものは出来ないと分かっているのに。「自分の描きたいものはこれじゃないんだ」って何枚もの下描きに向って言ってる自分がいるじゃぁ「何を描きたいんだ」って言われてもなんかモヤモヤしている。恋じゃなくて愛じゃなくて彼女が持ってる優しさのようなものというのかな。そんなものを表現出来たら多少本人に似てなくてもどうと言うことはないんだ。と思ってるが・・・・。ひょっとしてオレは実力以上のことを考えてるのかもしれない。野田さんの仕事を見たからだろうね。なんであんなに上手く描けるんでしょうね。野田さんのような雲の上の人は別にして、そこら辺でいいから早く何でも描ける実力がこの手に備わらないかなぁとじっと手を見る。それも備わりそうもないなぁ。と頭を掻く。「わかっちゃいるけどやめられない」と昔そんな歌があった。オレの絵もそのレベルだろうね。好きこそものの上手なれか。ガンバロウ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする