宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「魔法の粉が運ぶもの」

2007年01月31日 | Weblog
「魔」そして「白い粉」と言えば、誰でも
非合法薬物を連想してしまいますと思います。
「魔法の白い粉」と聞いて、わたくしも
一瞬身構えてしまいました。
でもこの場合は違い、実は「重曹」でした。

この重曹に関しては汚れを浮き上がらせる効果や
天然のクレンザーとして利用出来る事で知られ、
料理以外にも、食器や鍋の汚れ落とし、カーペットを
はじめとして各所の掃除、消臭、そして女性が
天然のスクラブとして顔の皮脂を洗い流す場合にも
利用されています。

重曹を使用する掃除法は、こちらでも詳しく紹介されて
いますが、非常に効果的で、安価で、皮膚にもやさしく、
そして自然環境に影響を与えないという大きな利点が
あります。

わたくしの周囲にこの様な利用法をしている人は
なく、わたくし自身もはじめたばかりでありますが、
必ずしも「泡立つ=きれいになる」ではないという
事を改めて認識させられました。

現在は「重曹マジックで楽しいお掃除」という本も
出されています様で、読みたく感じています。
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「仏教的方式」

2007年01月30日 | Weblog

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中国の有名なと禅匠が仰山と茶園で茶摘を
していた。

禅匠が言った。
「今朝からお互いに茶摘だが、わしはお前の
声は聞こえるが、姿は見えぬ。
どうしたのかね。」

仰山がこれを聞いて、茶木を揺すった。

禅匠がまた言った。
「お前はただその用を得ているが、その体を
得ていない。」

すると仰山が言った。
「和尚さん、どうです。」

禅匠がそれに答えないので、仰山は続けて
「和尚さんはその体を得ていらっしゃるが、
その用を得られていない。」と言った。

禅匠はうなずいて言った。
「何だかわかった事を言う奴だ。
二十棒は許してやる。」

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「石の良し悪し」

2007年01月29日 | Weblog

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「七年ばかり前になりますが、貴金属を扱う
知人の勧めで、かなり大きなアメジストの
指輪を購入した事があります。

当時35万円という、私にとっては大変高価な
買い物だったわけですが、『この様な逸品は
商売人でも入手し難い』という言葉と、何となく
ゾーと寒気をおぼえる様な深い紫色に魅せられて、
衝動買いをしてしまったわけです。

左手の薬指にそれをはめた時、何となく妙な気が
しました。
サイズは私の指よりも一回り上でゆるいほどなの
ですが、締め付けられる様な感覚を覚えたのです。
石があまりにも大きいのでその感覚なのだろうかと
首をかしげたのですが、それでも妙です。

その後忙しさにまぎれて指輪をはめたまま床に入り
眠ってしまいました。
その夜半、急に心臓が苦しくなって、冷や汗をびっしょり
かいて目が覚めたのです。
初めて経験する苦しさで、心臓が強い力に握られている
感覚で、狭心症ではないかと怯えました。

ふと左薬指にも同様の圧迫を感じて、明かりをつけて
よくよく見ますと、その指が紫色になって、強力な
力で締め付けられている感覚なのです。
慌ててその指輪をはずしてケースに収めました。

翌日心臓の検査のために病院を訪れましたが、異常は
全くみとめられず、やはり原因は指輪にある事を確認
せざるを得なかったのです。
他人に話しても信じてもらえない事はわかりきって
います。

私は他の理由をつけて、別のものと取り替えてもらい
ました。」
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「本当の味覚」

2007年01月28日 | Weblog

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ソ連医学科学アカデミー老人研究所のチョポタリョフ
博士によると、長寿地帯の食事の特徴は、
①人工添加物のない自然食である。
②新鮮な野菜や果物を主体とした植物性食品で、
動物性脂肪は殆ど取らない。
③低カロリーである。
④酸乳をよくとる。
⑤食塩、砂糖を殆どとらない。
である。

この事と合わせて興味深いのが、日本の長寿村と
言われた山梨県棡原(ゆずりはら)村で起きている
「逆さ仏」という現象である。
20年間に渡ってこの村の巡回検診をしている古森
医師は、これを食の近代化がもたらしたものだと
言う。

かつて村で食べていたのは麦を中心として、芋、
野菜、山菜、穀類(アワ、ヒエ、キビ)であった。
朝はジャガイモに味噌をつけたもの、昼は麦飯、
夜はほうとう。
時には三食と間食が芋という事もあった。
そういう食生活で、夫婦揃って健康で長生きしていた。

しかし現在では、老人は元気なものの、現代的な
食生活を送った50代、60代の人達が先に死んでいる。
100歳の祖父母や80歳の親が、その看病をしたり、
葬式を出したりしている。
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「青年社長の挫折」

2007年01月27日 | Weblog
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Aさんは28歳の若さで健康器具販売店の社長と
なり、何不自由ない大変恵まれた生活を
送っていた。

ところがある年に部下に会社の金を横領され、
更に折からの不況も手伝って会社は急転直下、
借金は8千5百万円、あえなく倒産してしまった。
家財道具は全て他人の手に渡り、風体の悪い男が
毎日Aさん宅に押しかけるようになった。
Aさんは毎日金策に駆けずり回ったが金を貸して
くれる者は見出せず、奥さんはノイローゼとなって
子供達を連れて実家に帰ってしまった。
Aさんは後悔の念を抱き、死を決意した。

その時ドアを静かにノックする者がいた。
「また債権者か!」と一瞬身構えたが、どうも
様子が違う様である。

Aさんが恐る恐るドアを開けてみると、そこには
一人の老人が立っていた。
Aさんはこの老人の顔には見覚えがあるが、挨拶
さえした事のない老人が何故今頃忽然と現れたか
首をかしげた。

「色々と御苦労されて大変でしょうね。
でも気を落としてはいけませんよ。あなたは未だ
若い。これから充分やり直しがきく。
決して早まった事を考えてはいけませんよ。」
まるで老人はAさんの心を見透かしている様だった。

「突然私の様な者が現れたのでさぞ驚かれたでしょうが、
私の方ではあなたの事をよく存じ上げているんですよ。
あなたがあまりに羽振りが良かったので近所では有名
だったのです。
こんな事を言っては申し訳ないのですが、あなたの噂を
耳にする度に、私はあなたがいつかこんな目に合うの
ではないか、と心配しておりました。」

老人にこの様に言われた時に、突然これまで自分が
とってきた行動が、一つ一つ走馬灯の様にAさんの
脳裏をよぎった。

Aさんは高校卒業と同時に就職し、貯めた資金をもとに
独立、開業。
事業は恐ろしいほど順調に進み、二つの工場を持ち、
数千万円をかけて自宅を新築した。

この頃になるとAさんは傲慢な心が鎌首をもたげ、会社
ではワンマンぶりを発揮し、社員を平気で怒鳴り散らす
様になり、自分の意に沿わない社員は次々と首にした。
遊びにも熱中し、賭け事なら何でも手を出した。
夜は夜で毎晩の様にクラブやキャバレーをはしごし、
札びらを切りまくった。
自宅に帰るのは月に2、3度。
たまに帰宅して奥さんが少しでも文句を言おうものなら
顔が腫上がるほどぶんなぐり、きまって言うセリフは
「一体誰のお陰でこんないい生活が出来ると思って
いるんだ!よく考えてみろ!」であった。
Aさんの噂は町中に知れ渡っていったが、乱行ぶりは
収まる事がなかった。そして益々激しくなっていった。

Aさんは完全にのぼせ上がっていた。
事業の厳しさも忘れ、代わってAさんの心には
我欲と傲慢と利己主義が渦巻いていた。
「盛者必衰」の原理によって、登りつめた者には
あとは下りが待っているだけである。
青年社長には、それがわからなかった。

ある日出社してみると、経理担当者がいない。
担当者は無断出勤が続き、姿を現さなくなった。
不審に思ったAさんが自宅まで行ってみると、そこは
もぬけのカラだった。Aさんは事の重大さに気づいた。
会社の帳簿を調べてみると、案の定会社の金を
使い込んでいた。総額3千5百万円である。

折りしも多額の支払いが迫っており、何とか急場は
しのいだものの、後が続かなかった。
折からの不況に加え、もともとの放漫経営である。
上り調子の時はいいが、下降線を辿り出したらもう
いけない。
会社は8千5百万円の借金を抱えて、あえなく倒産して
しまったのである。
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この話しはその後、老人が個人的に行っているという
仏教信仰をAさんは教え、Aさんはその信仰を心のより所
として様々な誹謗中傷に耐えて死に物狂いで働き、やがて
各面からの助けを得て立ち直り、その恩に報いながら
堅実な方法によって再び社長の位置に立ったという事で
結ばれています。
「もしあの老人に合わなかったら、この信仰を教えて
頂かなかったら、今の自分というものはなかった。」と
Aさんは語っています。

最近各方面でいわゆる「不祥事」、それも先に手を
打っておけば防げたものの報道が相次いでいます。
経営のみならず各人の人生にも言える事なのでしょうが、
これらはまた上り調子の時にこそ堅実に、また軽薄に
ならぬ様にするべきであるという教訓である様にさえ
感じます。
上り調子の時にこそ傲慢にならず堅実な基礎を築いて
おくならば、何かの拍子に下り調子に向かったとしても、
経営や人生を根底から脅かすものまでにはならないの
かもしれません。
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羽のゆくえ

2007年01月26日 | Weblog

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「うちの短大は地方からきた裕福な子が多いの
ですが、入学してすぐに知り合った良子もその
一人でした。
彼女はお父さんが病院を経営しているとかで、
自由が丘の2LDKのマンションに住み、身につけて
いるものは全てブランドもので、それらをさりげなく
着こなすセンスはとても素敵でした。

東京生まれではありますが、平凡なサラリーマンの
家庭でろくに遊んだ事もない自分が急に恥ずかしく
なり、良子のようにならなきゃ、と思いました。
そして私達はすぐに仲良くなりました。

良子は遊びに行くのも六本木や銀座などが多く、
洋服も高い御店でしか買いません。
私は予備校で事務のアルバイトをしていましたが、
とても間に合いません。
彼女はよく奢ってくれたり、服やアクセサリーを
くれたりしたのですが、それも何となく惨めで、
また欲しいものもどんどん増えていきました。

無理はしたくなかったのですが、合コンをする事に
なり、どうしても新しい洋服が欲しくて初めて
カードを使いました。
それからはカードを使う事も平気になり、陰でどんどん
増えていく借金の額に怯えながらも、良子にバレるのが
嫌で誘われると断らずにどこでもついていきました。
私は熱に浮かされた様に遊びまくり、買いまくりました。

ある晩私達はいつもの様に六本木で遊び、知り合った
男の子達と歩いていると、辻占いが出ていました。
占いが大好きな良子はすぐに見てもらおうと言い出し
ました。

その人は薄汚いマントを頭からかぶっていて、なんだか
恐い感じがしたのですが、私も見てもらう事にしました。

占い師は名前も生年月日も聞かずに私の顔を見て、
いきなり『今のあなたは真の姿ではありませんね。』と
言いました。
『その服やバッグはあなたのものではないでしょう。』

私はびっくりして口がきけませんでした。
『気持ちが悪いから帰ろう。』と良子が私の服をひっぱり、
抱きかかえられる様にしてその場から歩き出しました。」
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この話しはその後、占い師が歩き出した彼女に簡潔な
アドバイスを伝え、翌日彼女はこの占い師を数時間にも
渡って探し続けましたが結局見つける事が出来ません
でした。

彼女はそのアドバイスを思い出しながらアルバイトを
掛け持ちして大変ながらも借金を少しずつ返済し、
また学業に精を出して成績も上昇し、更に遊びまわる
よりも資格取得などのために努力する事の方に楽しみを
感じる様になったと結んでいました。

最近「自己破産」に対するメリットを強調した案内などが
数箇所で目についたのですが、安易な考えで行われる事ない
事を願いますし、またデメリットも同様に強調されるべきで
あると感じています。

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「コーランの読誦によって加持を受ける」

2007年01月25日 | Weblog
コーランの「中傷者 (アル・フマザ) 」を誦す事で 貧と呪詛が除かれるとされる。 http://www.way-to-allah.com/jp/quran/104.htm ○中傷者 「災いなるかな 凡ての悪口を言って 中傷する者。 財を集めて計算する(のに余念のない)者。 本当にその財が 彼を永久に生かすと考えている。 断じてそうではない。彼は必ず業火の中に 投げ込まれる。 業火が 何であるかを あなたに理解させるものは何か。 (それは)ぼうぼうと燃えているアッラーの火 心臓を焼き尽し 彼らの頭上に完全に覆い被さり (逃れる事の出来ない)列柱の中に。」
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生姜御飯レシピ

2007年01月24日 | Weblog



本日作りましたのは、動物性の具材を加えない、
またどちらかというと日本的なものの様です。
レシピはこちらを参考にさせて頂きました。
http://www.okagas.co.jp/cooking/
recipe/gohan/shogagohan.html

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米 2と1/4合
新ショウガ 70g
油揚げ 1/2枚
黒ゴマ 適量
出し汁 450cc
塩 小さじ2/3
薄口しょうゆ 小さじ1
酒 大さじ1

①米をとぐ。
②新ショウガは洗って千切りにする。
③油揚げは油抜きをして細く切る。
④出し汁に塩・薄口しょうゆ・酒を加える。
⑤鍋に米・ショウガ・油揚げ・④の調味料を加えて炊く。
⑥器にご飯をよそい、上に黒ゴマをふる。
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不正直の「値」

2007年01月23日 | Weblog
ニューヨーク・タイムズのコラムの一つに、
一人の専門家が地元のレストランを数回に
渡って訪れた上でその店の評価を掲載する
というものがあります。
ニューヨーク・タイムズはL.A.タイムズと
並んで国際的で最も有力な新聞の一つであり、
その影響力は計り知れないものがあります。

ところがその専門家による所謂「暴露本」が
出版され、一部の「店の評判」というものがどの様に
出来上がるかが知られる所となってしまいました。

そのコラムを担当した女性は常に私人として
数回に渡って入店し、サービスや食事の内容と
味の良し悪しを総合的に判断し、最高は4つ星と
して記載されたそうです。
そしてその仕事の中で、非常に有名な、各国の
貴族や有力者が折々に訪れる某フランス料理の店に
行く事になりました。

彼女は家族や友人と共に一般客として入るのを
常としており、最初の2回の入店では、ウェイターの
マナーは悪く、料理も評判とはまるで違い、とても
賞賛出来る店ではなかったそうです。

ところが3回目の入店で、彼女の正体に気づいた店の
責任者が、彼女の食事中に打って変わった態度を示し、
彼女を特別なテーブルに着かせ、またメニューには
ない特別なデザートなどを提供しはじめ、更にそれらの
味はかつて提供された料理の質と全く異なるものであった
そうです。

4回目の入店では、他の客が数十分も待っており、また
訪米中のスペイン国王も待っていたにも関わらず優先的に
中に通され、メニューは渡されずに特別な料理やワイン、
洗練されたウェイターが給仕し、あたかも国賓の様な
待遇を受けたそうです。

彼女はこれらのもてなしを喜ぶどころか、その不正直さに
憤りを感じたそうです。
つまりその店のこれまでの高評価は、そうした取材者や
有力者に対する同様の不正直な扱いよって得られたもので
あり、その様にして店は高い評判を得続けていただけの
事であった様です。

この彼女に対する応対も結局表面的な取り繕ったもので
あり、彼女の立場に置かれるならば誰でも、慇懃さの裏の
実質的軽視や軽蔑を感じるでしょう。

この様な事例があったからと言って全ての評判が疑われる
わけではありませんが、それでもこうした事例も存在する
という事は憶えておくべき事なのかもしれません。

また近年日本国内で米国の「和食ブーム」「韓国料理ブーム」
についてニュースなどで取り上げられており、確かに一部には
該当する事なのですが、実際このコラムで欧米以外の料理の
店を取り上げると、直ちに苦情が殺到したそうです。
ニューヨーカーであるから視野が広いという事はなく、
却って狭いという事もある様です。
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様々な「裏表紙」

2007年01月22日 | Weblog


現在我が家にはこの「バーコード」の記載の
ない書籍がいくつもあります。
その理由は主に
①一般書店の店頭に並べられない書籍であること
②バーコード制の普及する以前に出版された書で
あること
③バーコード制の普及以後の出版でも、印刷されて
いないもの
です。

「バーコード」は商品以外にも物流や郵便、製造
工場などで使用され、そこでも効率性や簡易化と
いう利益を多くもたらしましたが、「バーコード」の
記載がある書籍と無い書籍の裏表紙を比較すると、
無いものの方がわたくし個人の感覚的力学において
好ましく感じられてしまう事があります。
わたくしは以前よりある「バーコード」に付随する
個人情報管理の陰謀説
に関しては否定的な方なのですが、
それでも単なる懐古趣味ではなく、視覚・感覚的に
「バーコード」というものに違和感が感じられます。

日本の店頭における制度で個人的に好ましく感じられる
のが「基本的に現金払いが多い」という点でしょうか。
こちらはカードや小切手の支払いが多く、日本もカード
払いの機会が増加していますが、それでもアメリカと
比較すると現金払いの機会が非常に多いです。
金銭を「不浄」として自身が触れる事を拒否したという
ごく一部の仏者とは意見が異なりますが、わたくし自身は
「地に足が着いている」様に感じられる「基本的に現金払い」
という制度を好ましく感じています。

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